2017/10/26 - 2017/10/28
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河内温泉大学名誉教授さん
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紅葉たけなわの天竜峡、南アルプスの懐に分け入った鹿塩温泉(宿泊)そして中央アルプスに移り駒ヶ根高原早太郎温泉(こぶしの湯)更に中山道馬籠宿、恵那峡(宿泊)と久しぶりに遊んでまいりました。その様子を以下に纏めます。
鹿塩温泉はかなり以前からチェックしていました。アルプスの山中にありながら塩分濃度が濃い、農民歌舞伎が現代も受け継がれている云々がその主たる理由でした。温泉へ辿り着く前に天竜峡で家人は天竜ライン下り遊び、私はトレンクルで天竜川沿いを銀輪行へ。天竜峡駅の飯田線は開通して八十周年とかで、各種の催しがあったそうだ、その一部として我々が翌々日からも何やら催事があるようで準備をされている。次の台風を思うと気の毒になるが、これもお天気の神様のさじ加減次第でしょうか。
峡谷沿いには遊歩道が設けられていて、歌碑や句碑が建ち並んでいる。浅学のあかしか、聞き覚え場あるものとしては作詞者が当地出身の歌謡曲に因む「モンテンルパの碑」と七代目市川團十郎の句碑くらいでしょう。宿泊可能な旅館も数軒になってしまった今では、訪れる人は少ないのでひっそりと立ち並んでいて、それもまた趣が深いのですが。下流にある釣り橋「つつじ橋」の揺れる橋床の上で家人を待ち構えて手を振るも「そんな人影見えなかった」で決死の歓迎も空振りでした。林立する峡谷の石に比べると是非も無い。
ライン下り乗場に「りんごの湯」という足湯があります。付近はリンゴの名産地だったということから、名付けられているようですが、リンゴが浮かんでいるわけでもありません。足湯で待つこと半時間程で川を下った乗客はバスで戻されてきます。さあ、鹿塩温泉を目指して天竜川を遡ります。「松川町」で県道59号を再び南アルプスへ分け入ること50分程で大鹿村鹿塩温泉に。宿泊は山塩館という家族経営の旅館です。海水塩分濃度に近い塩湯が何故斯様な山中に湧出するかは、旅館のHPで学習して頂くとして、覚悟していた塩分の濃い温泉特有の「湯後のねばり」などは無くさっぱりしていて、何時までも暖かい。加温しない浴槽にも何度か浸かりましたが、湯あたりもなく熟睡できました。
翌朝、鹿塩温泉での浅塩漬けの目覚めはすこぶる調子が良い。ならば、と朝湯にも挑みましょう。私たちを含めて四組六人の宿泊客ですが、他は既に朝風呂を済ませたか入らないのか貸し切り。もっとも、女性は一人なので何時利用しても貸し切りです。秘湯の割りには少々広い湯桶はこういう状況だととても気分が良い。湯上がりに宿売店で、親爺が作るという「塩」を含めて土産も購入した。
ゆっくりと朝食を戴いて出発です。峠道を高遠へ抜けるルート秋葉街道の説明を聞いたが、寅号の車幅が広くてこれまで古道で何度か難渋した経験があり、元来た道を引き返すこととします。紅葉の峠の古道と云う印象に後ろ髪を引かれつつ・・・。しかし、記憶に新しい道は走りやすさでは勝り、ダム湖の紅葉を楽しみ天竜川に出て両側に南・中央アルプスを眺めつつ再び遡ります。
暫く車を流れに沿って進ませると、左手に木曽駒の独特な形状が見えて来ます。いわゆる千畳敷カールというデザインは、高名な芸術家でも作り得ない美しさです。国道を離れ吸い寄せられるように到着したのが、ロープウエイとの連絡バス乗り場。ここで家人を下ろし、私は温泉でフィールドワークです。利用したのが早太郎温泉こぶしの湯と云う三セクを指定管理舎が運営する温浴施設。もう1カ所三セクが運営していた施設があったようだが、いずれもバブル期の遺産処理に指定管理舎を導入しているようです。こぶしの湯露天から千畳敷カールが眺められるので、昨日の天竜峡の真逆をして下から手を振っても応答は望むべきも無い。
名古屋の会社をリタイヤして移り住んで十年以上という古老と、露天風呂で四方山話。当地は夏涼しく、冬に降雪が無い。物価は高いがリタイヤ組には住みやすい、毎日天気さえ良ければ温泉通いだという。彼にお教え頂いたのが、昼食の場所。候補としては「養命酒 健康の森」または「伊那食品 かんてんぱぱガーデン」。どちらも自然に溶け込んだ美しい立地で、美味だと良いいます。
「養命酒は薬っぽい」という家人の主張でかんてんぱぱのレストランとします。オーナー社長の考えで地元に貢献したいという趣旨で設けられた、工場見物や健康パビリオン、各種に利用できるホールなどを設けた企業メセナとでも云うべき施設内に「さつき亭」というレストランを見付けて遅い昼食です。これが実に美味い、そして客さばきも素晴らしい更に見かけもgood。
食後は今夜の宿泊地恵那を目指します。その前に中山道を味わおうという趣向です。ナビ頼りでどう走ったかは不明ですが、高速を下りて昼神温泉を過ぎて暫くすると左馬籠、右妻籠とある小さな交差点を左に曲がるとそこは中山道、くねくね曲がる坂道を登り切ったら馬籠宿です。旧東海道や他の古道によく見ることの出来る宿場町があり、昔風の店が並んでいる言わばパビリオンです。やや趣向が違うのは坂があり遠くに山の峰が眺められる。しかし、中国人らしい団体客は辻近くで写真を撮ると後は品定めしつつ騒ぎつつ坂を下っていきます。私たちはその団体を避けて、知人宛の酒を買って直ぐに裏通りから退散し宿へ向かいました。
恵那での宿は簡保でした。可も無く可も無いと云う感じでしたが、食料原価率が非常に低いと感じた。今時御飯を一杯で持ってこられたのには驚いた。居候で無くても「二敗目はそっと出し」と云う雰囲気です。老夫婦にはこれでも良いが、若い人には気の毒と思います。余り書き込むと悪口になるのでこの辺りで・・・。翌朝台風襲来の雨で、帰路を早めましょう。買い残した土産を購入するために道の駅おばちゃん市と云うのが比較的近いのでナビをセットします。しかし、これが意外にもヒットで野菜や寒天などの購入し品数を揃えることが出来た。また、何故か木製の巨大な水車がありフォートラベルの写真枚数を増やすことが出来たのも好感度増です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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天竜峡駅前で昼食を取る
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愚妻は川下りへ
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私は天竜峡谷MTB巡りへ
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モンペンルパの碑、歌詞を作った方が近くの出身とか
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川下り船が見えて来ます
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お^^^い
渓谷にて
揺れる橋 手を振る努力 献身か <偐献身家> -
ここから手を振りましたが・・・
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川下り船では投網を打って得た魚を鳥に食べさせるというアトラクションがある、それを狙った鵜の群れが船を追いかけるのか
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斯様な奇岩が続きます
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川下り帰りを足湯で待ちましょう百円なり
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木曽川から再び南アルプスに向かうと名も無き滝が、マイナスイオンを浴びて
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車内へも
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鯉や鹿なども戴く
塩湯
鹿が舐め 在りかを教え 鹿野湯で 紅葉カルパッチョ 恩を噛みしめ
<偐山頭火> -
秘湯の会の目印提灯
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塩湯源泉
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翌朝は浴室が変わります
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寅号さあ出発
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目指す北アルプス駒ヶ岳
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振り返れば南アルプスです
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僅かな時間と高額料金で手軽に登山です
千畳敷カール
空気さえ 無きに等しい 木曾の山 <偐カール叔父さん> -
私はその風景を露天風呂から眺めて手を振りましょう(こぶしの湯)
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こぶしの湯建物
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同入口付近、登山者向け注意には濡れ靴下ごめんとか
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昼食はかんてんぱぱの「さつき亭」にて
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亭内より
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馬籠、旧道と新道交点
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石畳の道に店が並ぶだけです
中山道
土産手に 品定めする 渡来人 <偐遣和使> -
裏道にも風情があります
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旧道外れの野道にも
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簡保の宿からの風景
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道の駅「おばあちゃん市・山岡」にて
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同所にて土産
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