山陰ジオパーク海岸「浜坂温泉と歴史」の旅

2017/08/30 - 2017/08/31

　児童生徒諸君には申し訳ないが、夏休み期間中は観光地定番へは足が向かない。と云うより遠慮しています。高齢になり足手纏且つ出し惜しみするとなると、観光地もいい顔をしてくれないのも理由の一つ。これは、ひがみ根性ですかな。
　表題の浜坂温泉を始め、城崎温泉、七釜温泉。加えて鳥取市内の後藤又兵衛縁の景福寺、因幡国庁跡等記憶をなぞらえた様な小旅行をして参りました。道順程度のレポートをお読みください。
　城崎温泉は「鴻の湯」に限ります。他はと云うと何処も同じ湯（配湯）ですので、車が簡単に置けてしかも駐車料は無料、更に数少ない露天付きがその理由です。何故かよく空いているのもお勧めの理由の一つです。大谿川と柳に接してしていないという点が、城之崎情緒と云われる雰囲気に欠けるのでしょうか。
　浜坂は何度行ったことか勘定が出来ません。その殆どが七釜温泉でした。いわゆる「立寄湯」ですので、泊まったことがありません、今回意を決して泊まってみました。気に入れば連泊の予定でしたが、食事や施設は良いのですが、少々館内の移動動線が長くて困り一泊で帰ることとなりました。三朝や丹後木津等馴染みもありますので、探せば見つかりますが積極的にもならなかったのも事実です。
　代わりに鳥取砂丘でラッキョウの買い物。これは自身が参加している読書会のオーナーの好物、先の会合でもお土産としました。来月の例会にお持ちします、ラッキョウの連発ですな。更に鳥取市内で戦国武将になったり、大和政権の出先長官気分にとこの世を迷いつつ無事往還して参りました。そして気が付くと世間には秋の気配が。旅先のことと思っていましたが、河内でもバッタが飛び回るなど秋が迫っておりました。

エリア 浜坂(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

北近畿豊岡自動車道路、道の駅「青垣」で昼食。ざる蕎麦テンプラ付きが美味しかったです

外湯巡りの一番奥が鴻の湯です

右端のコウノトリが見えますかな

一宿二飯をいただいた「浜坂温泉保養館」ではステーキや造が美味しかったです

浜坂温泉保養館の風呂、眺めが良いですね

二日目は浜坂探検、最初は駅前に車を置きモニュメントから

足湯はお休みなのかお湯は出ておりません

戦国末期「芦屋城」と呼ばれた山城の麓の陣屋敷付近、但馬水軍と呼ばれ秀吉にも対抗した勢力だったらしい

屋敷跡なのか

武将「塩屋周防守」顕彰碑

水軍の末裔は明日解禁の、ベニズワイガニの海戦へいざ出陣

一般客は湾内遊覧にとお誘いが

山陰海岸ジオパーク館にて

新田次郎「氷壁の人」のモデルは当地出身の「加藤文太郎」とか

浜坂三山の一つ観音山

浜坂三山です

ぼちぼち七釜温泉へ

玄関には顔出看板ならぬ「釜ゆで看板」か

天然無添加完全掛け流しの源泉が溢れています

石川五右衛門も斯様な釜なら喜んだろうに

砂丘のレストハウスでは昼食と土産。いただいたシラス御飯の塩辛いこと、シラスの増量に漬け物を刻んで混ぜていました

砂丘近くの駐車料金が高いので脇から砂丘を見学です

鳥取市内の「景福寺」では後藤又兵衛一族の墓にお参り。彼の墓は九州耶馬溪にもありそこも参拝しました。関ヶ原での同じ負け組である薩摩を頼って鹿児島にも行ったと云う伝説があり、かの地にも墓があるすです

お墓の説明

墓石の一番左の碑には「この地で末裔が住んだ、後藤又兵衛は黒田官兵衛の児」だとも書かれています

次は「因幡国庁跡」です。戦国から万葉時代と自由に行き来できますな

同じく国庁跡。万葉集を編纂したと云われる大伴家持は、万葉集の最後に「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事」と新年の事始めに歌ったそうです。この歌以降、家持の歌は伝わっていないとか、良い歌ですね