トスカーナ辺りの休日 その19

2017/08/09 - 2017/08/14

日程
8/9深夜羽田空港発　フランクフルト経由フィレンツェ着9：30頃
8/9　フィレンツェ
　　　シエナ
　　　サン・ジミニャーノ（泊）
8/10　サン・ジミニャーノ
　　　サン・クイリコ・ドルチャ
　　　ピエンツァ
　　　（モンテプルチアーノ）
　　　キウージ（泊）
8/11　カスティリオーネ・デル・ラーゴ
　　　コルトーナ
　　　アレッツォ
　　　フィレンツェ
　　　ボローニャ（泊）
8/12　モデナ
　　　ボローニャ
　　　ラヴェンナ
　　　ブリジゲッラ(泊）
8/13～8/14　帰国　ボローニャ発フランクフルト経由羽田着12：00頃(今回はここ)

「終わり良ければ総て良し」！？

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

「～休日その18」はこちら→https://4travel.jp/travelogue/11293349

前回書かなかった宿の紹介からです。
ブリジゲッラ駅に近い”Modus Vivendi - Room E Relax”↓に宿泊。
　　　　　http://www.trattoria-lacasetta.it/modus_camere.php
夕食をとったトラットリア「ラ・カゼッタ」と同じ系列です。
”Room E Relax（部屋とリラックス）"とあるように
地下にスパ施設もあります。

さて、19：00近くにチェックインしようと宿に行くと、
入り口前のテラス席に10名近い人々が寛いでいます。
それを横目に入り口を開けようとすると、鍵がかかっています。
呼び鈴を押しても誰も出てきません。
テラス席の人々が何か言っていますが、よく分かりません。
「もしかして臨時休業？」
系列のレストランの「ラ・カゼッタ」まで行って、
そこの従業員にも尋ねますが、結局どういう状況なのか分かりません。
ボローニャに戻れば、メルキュールホテルにも部屋があります。
しかし、列車の本数は少ないので、もう最終便は出たはず。
再び、宿の入り口前に戻ります。

19：10頃だったでしょうか、ようやく受付の女性が現れます。

朝食付きで1泊49ユーロでした。
お部屋はかなり広く、ソファーなども置かれていました。
入り口側（白い椅子のある方）にはキッチンスペースもあります。
キッチンスペースは仕切りで隠れています。

紅茶のセットもあります。

バスルームも広いけど、シャワーのみ。

地下のスパ施設は有料なので利用しませんでしたが、
そちらにはジャグジーやサウナがあるようです。

広々としたダブルベッドでした。

この数日間、堅い石畳の上などを歩き回って足の裏がかなり痛みます。
「これは歩きすぎて足裏の筋肉が壊れたのだろうか？CPK（CK=クレアチンフォスフォキナーゼ＝基準値は200未満で筋肉が壊れると上昇）が1000くらいまで上昇していそう」と、考えます。
しかも、蚊に刺されてしまいました。
痛みとかゆみの二重苦です。
その上、土曜日の夜だったせいか、
深夜までレストランの方からは賑やかな音楽が聞こえてきます。
そんなこんなで、なかなか寝付けませんでした。

それでも6：30頃には起き出して、朝のお散歩です。
足が痛いのにね。

朝日を浴びて城塞が黄金色に輝きます。

後ろの方に小さく教会も見えますね。

ブリジゲッラの集落も夕方とはまた少し違った雰囲気です。

反対に時計台の方は逆光になります。
白い石灰質の岩の上に時計台はあります。
この岩がブリジゲッラに繁栄をもたらしたのです。

「足が痛い」と言いつつ時計台のあるところまで登りました。

朝日に照らされるブリジゲッラの村と周辺の丘陵。

右の道を進めば城塞の方に行けますが、階段を降りて村に戻ります。

前回でも紹介した「ロバの道」の建物です。
あの建物の2階部分の半円形の窓の内側に、
チョークなどの原料の石灰質の岩をロバが運んでいた通路があるのです。

前回の旅行記にも出しましたが、これが「ロバの道」です。

昔はこんな風にロバが荷物を運んだのね・・・
あれ、何故かロバではなく牛が描かれています。
（牛の角に見えるのが耳で、やはりロバかな・・・）

1泊49ユーロの宿としてはなかなか充実しています。
（写真がちょっとボケてしまいましたが）
宿の朝食は朝8：00からでした。
私は8時過ぎの電車に乗る予定でした。
その次の電車は9：45頃発で、ボローニャ着が11：30頃になり、
ボローニャのホテルで荷物をまとめたりする時間がギリギリです。
宿から駅まで走れば3分ですが、さすがに食べる時間はありません。
宿の人に宿泊代を渡し、
クラッカーを一袋とパンを持って駅に急ぎます。
ゆで卵も持っていけば良かったかしら

ボローニャ中央駅前のチョコレート屋でお土産を購入。
1878年創業の”Venchi"チョコ。
高級チョコなので良いお値段でした。

手前のクッキーはボローニャのコープで購入。
アーモンドの粉を使っているので独特の食感と味でした。

ボローニャからフランクフルトを目指します。
ボローニャ周辺は平地が広がっています。
奥にはアドリア海も見えます。

パルマハムやパルミジャーノチーズ、ボローニャソーセージ等々、
その名は日本にも知られていますが、
このエミリア・ロマーニャ州の名産品です。

フランクフルト空港のラウンジです。
ドイツビールとソーセージ、マウルタッシェ(ドイツ風餃子)と、
ひと時ドイツ気分を味わいます。

フランクフルト国際空港 (FRA) 空港

フランクフルト空港なので、
ルフトハンザドイツ航空の飛行機が並んでいます。

機材はルフトハンザドイツ航空ですが、全日空との共同運航便です。
帰国翌日から通常の仕事なので、
ビジネスクラスで旅の疲れは残さないようにします。

備え付けのスリッパもありますが、100円ショップで購入したビーチサンダル(ビニール袋の中)を持参していて、機内ではそちらを履いて過ごします。

前菜は鶏肉です。

メインはエビ。

デザートの果物。

朝食は和食にしました。

定刻通り、お昼に羽田空港に到着。
無事に日本に戻ってきました。

携帯電話の電池がもったので、
写真を最後まで撮ることができました。

持参したビーチサンダルを機内に忘れてしまいましたが。

おまけ。

ラヴェンナの教会でデジカメを落として途方に暮れていると、
神様が現れてこう言いました。
「お前が落としたのは壊れた黒いデジカメか？
　それとも黄金色に輝くデジカメか？」

「壊れた黒いデジカメです」と答えると、

「おお、なんと正直者なのだ。
　そんな正直者にはご褒美として特別に14800円(税抜き)で、
　この黄金色の高級デジカメを販売しよう。
　ヤ〇ダ電機に急ぐが良い」

そんな神様の計らいで、元のデジカメと同じタイプのデジカメを
安く手に入れることができました。
めでたし、めでたし。

終わり。

この旅行記へのコメント （14）

• rukoraraさん 2017/10/31 11:09:25

  トスカーナ辺りの休日ありがとうございました☺

  ほんとに楽しく、興味深く、読ませていただきました。ありがとうございました。
  できれば、弟子にしていただきたい心境です(笑)
  これからも楽しみにしています。

  ミータさん からの返信 2017/10/31 20:44:11

  Re: トスカーナ辺りの休日ありがとうございました☺

  お褒めの言葉ありがとうございます。
  
  弟子ですか。
  自分で計画しておきながら、「なんで休みなのに仕事より忙しいの。苦行か！」とぼやいています。
  そんな厳しい世界でよろしければどうぞ。
  

  rukoraraさん からの返信 2017/11/02 07:57:44

  m(__)m

  ありがとうございます🍀
  では、勝手に弟子にさせてもらいます。
  
  わたしは、いつかラヴェンナに行きたいと思っています。
  
  ミータさんは、旅の計画をする時、何を参考にされますか？

  ミータさん からの返信 2017/11/02 13:59:06

  RE: m(__)m

  ラヴェンナはこじんまりした町に見どころが多いので、観光しやすいと思います。
  
  旅の計画は最初に「この辺り」を決めて、ガイドブックや他の方の旅行記などをネットで検索します。大体決まったら、交通機関を調べるのですが、これはグーグルの検索機能で地名を入れるとバス会社などが出てきます。イタリアのバス会社のサイトは英語表記がないものも多いですが、何となく勘でやっています(時期や曜日によって時刻表が変わるので大変です)。鉄道が使えるところだと、ドイツ鉄道のホームページで途中の立ち寄りも含めた大体の計画が立てられます。そんな感じで、何カ月も計画に費やしています。
  
  

  rukoraraさん からの返信 2017/11/03 22:23:20

  ありがとうございます🍀

  ありがとうございます。
  師匠にならって、計画してみます。
  
  バスはわかりにくいです。
  フィレンツェからシエナに行った時、帰りのバスがわかりにくくて。
  バス停に立派な電光掲示板があるのにフィレンツェ行きは掲示されないようで。着いた時に運転手に確めたら、帰りのフィレンツェ行きもこのバス停から出ると言うし。バス停に時刻表もある。でも、様子をみてると次発のフィレンツェ行きが電光掲示板に掲示されない。不安でしたが、いざとなれば、電車にしようと決めて街歩きしました。予定してたバスに乗ろうとバス停に行くと人がいっぱいいて、フィレンツェ行きのバスはきました。しかし、くどいですが、立派な電光掲示板には掲示されない。なぞです。バス会社がちがうというわけでもなさそうで。
  しかし、そのなぞを解き明かすだけの語学力はなし。
  でも、石畳の街歩きはやめられない、多少の不安はあっても、語学力がなくても、旅したいので、なぞはなぞのまま思い出に保存してます。
  長くてごめんなさい。

  ミータさん からの返信 2017/11/04 08:14:50

  RE: ありがとうございます🍀

  個人で海外旅行をする場合、移動手段が問題ですよね。
  特にバスの車内で次の停留所が表示されないことが多く、困ります。
  不安な場所については日本にいる間に時刻表をプリントアウトして、
  乗車時に運転手に降りたい場所を伝えるようにしています。
  シエナのバス停の電光掲示板にフィレンツェが表示されなかったですか？
  それは確かに謎ですね。
  
  語学力は私もありません。

• くろねこだりゅんさん 2017/10/23 16:17:21

  ロバの道

  前回の旅行記を拝見していて、「この天井高だとロバがぴったり」と思ってましたが、まさか壁画に牛とは…途中で載せ替えたのでしょうか。
  夕日と朝日の関係での写真撮影、あまり考えた事なかったです。反省…
  携帯電話、何とか大丈夫でしたね。スマホだと電池を食うのでこれだけ持たなかったかも？
  
  同じ機種のカメラだと使い勝手が解っているので使いやすいですね。
  お疲れ様でした。
  私の元にも神様が来てほしい～(^_^.)
  
  
  

  ミータさん からの返信 2017/10/23 19:40:32

  Re: ロバの道

  牛の角に見えるのは、良く見ると耳の様です。
  耳が立っているのならロバで良いのですが(牛の耳は横向き)、
  どうしてもロバではなく牛に見えます。
  体つきのためでしょうか。
  
  写真の時間帯を気にするのは逆光かどうかですが、
  最近のデジカメは逆光でもそれなりに撮れますね。
  携帯電話は使わない間は電源を切っていました。

• ほいみさん 2017/10/23 09:16:00

  神様が

  の本当粋なのは、
  「あなたのデジカメはどちら・・・？」と言って、ミ～タさんの壊れたデジカメと、高価なデジカメを並べなかったことですね。10万円以上のデジカメなら「私のはこっちです」だよね～。　それで高いデジカメ貰えればラッキーだし、両方とも取られちゃっても損は無いし。
  
  実は先日、正直者の私に神様から、デジカメ割引券のプレゼントがありました。パナのLX9ってやつなんですけどね。

  ミータさん からの返信 2017/10/23 19:31:15

  Re: 神様が

  神様は無料でカメラをくれる訳ではありません。
  〇マダ電機さんには10万円くらいの高価なカメラもありました。
  同じ機種にしたのはバッテリーとか付属品がそのまま使えるし、
  機能を覚えなくて良いからです。
  黒いデジカメを買ったときより1万円程安くなっていました。

• クリスさん 2017/10/22 21:53:11

  お疲れ様でした

  携帯でもなかなかな写真撮れましたね。疲れてへとへとでも、最後の日になるとあとひと踏ん張りだと思えると頑張ってしまいますよね。
  ミ～タさんの場合は仕事が待ってるから戻って休めばいいとも言えないし。
  ホテルもいい感じだけれどバスタブが無いのは田舎らしいなと、田舎でもバスタブがあると私など逆にビックリしてしまいます。

  ミータさん からの返信 2017/10/23 07:08:25

  Re: お疲れ様でした

  最初から朝の方が良い写真が撮れそうだと思っていたのですが、
  何故か前日の夕方にも高台に登ってしまいました。
  だから朝から高台に登るのは予定通りでした。
  
  今回の旅ではこの宿だけバスタブがなかったです。
  地下にスパ施設があるので、
  それを利用すれば旅の疲れも癒されたかも。
  
  あれこれ詰め込み過ぎでしたが、無事に旅を終えることができました。
  

• gontaraさん 2017/10/22 21:38:34

  終わり良ければｓ

  最後の行は笑ってしまいました。
  僕もありますよ、購入して２週間の防水カメラをヨットから海中へ落としてしまいました。
  きっと、同じ海面を通ったら、神様が出てきてくれるだろうな～
  その時は、新しいモデルだと・・・
  
  朝日に輝く城塞素敵ですね。

  ミータさん からの返信 2017/10/23 06:58:50

  Re: 終わり良ければｓ

  ラヴェンナにヤマ〇電機はなかったので、
  帰国してからデジカメを購入しました。
  
  買ったばかりのカメラを海に落とすとは、
  何と不運なことでしょう。
  しかし、新しいモデルだと値引いてくれないと思いますが。
  
  城塞、足が痛いのに高台に登った甲斐がありました。