2017/08/09 - 2017/08/14
109位(同エリア482件中)
ミータさん
日程
8/9深夜羽田空港発 フランクフルト経由フィレンツェ着9:30頃
8/9 フィレンツェ
シエナ
サン・ジミニャーノ(泊)
8/10 サン・ジミニャーノ
サン・クイリコ・ドルチャ
ピエンツァ
(モンテプルチアーノ)
キウージ(泊)
8/11 カスティリオーネ・デル・ラーゴ
コルトーナ
アレッツォ
フィレンツェ
ボローニャ(泊)
8/12 モデナ
ボローニャ(今回はここ)
ラヴェンナ
ブリジゲッラ(泊)
8/13~8/14 帰国 ボローニャ発フランクフルト経由羽田着12:00頃
マイナス思考は本当に不幸をもたらすのでしょうか?
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
「~休日その15」はこちら→https://4travel.jp/travelogue/11289334
4トラベルのシステムが変わり、
前後の旅行記が表示されなくなりました。
旅行記一覧を表示すれば良いのですが、
旅行記が増えると探し出すのが大変です。
後々、前後のつながりが分かりにくくならないように、
今回からはリンクを張ることにしました。
アルザスやバイエルン・ザルツカンマーグート旅行記では、
前後の旅行記のリンクを張っていたのですが、
このイタリア旅行記では面倒なので止めていました。 -
さて、10:00過ぎにモデナからボローニャに戻ってきました。
午後にはラヴェンナに出かけるので、
ボローニャ観光にかけられる時間は3時間足らず。
しかも、駅から市内の中心部まで徒歩で片道30分程かかります。
とにかく急ぎましょう。
ボローニャの街はポルティコ(屋根付き歩道)が張り巡らされています。
暑い日差しを避けることができ、真夏の観光も快適です。
でも、連日堅い石畳を歩き続け、足がかなり痛いです。 -
2本の塔が見えます。
少し傾いているのが分かりますか。
ボローニャの斜塔と呼ばれています。
右の高い方がアシネッリの塔、左の低い方がガリセンダの塔。
アシネッリの塔には登ることができるらしいです。ボローニャの斜塔 (アシネッリの塔 ガリセンダの塔) 建造物
-
10:35頃、ボローニャの中心、
マッジョーレ広場に到着しました。
サン・ペトロニオ聖堂です。
14世紀末から建造が始まり、今も未完成なのだとか。
下半分だけ大理石に覆われています。
時間がないので、中には入りません。サン ペトローニオ聖堂 寺院・教会
-
中央入り口の彫刻は、中央に「聖母子」、
左右に「聖ペトロニオ」「聖アンブロージョ」。
15世紀中頃のクエルチャの作で、
「初期ルネッサンスの傑作」と『地球の歩き方』にあります。 -
時計台のある建物は市庁舎(コムナーレ宮)だそうです。
中には市美術コレクションなどがあり無料で見学できますが、
時間がないので、ここも外観をチラッと見るだけです。
その隣の建物はグーグルマップで調べると「ノタイ宮」となっています。市庁舎(コムナーレ宮) 博物館・美術館・ギャラリー
-
再び、ポルティコの中を進みます。
-
カフェでのんびり休憩したいけど、時間がありません。
モデナに行かなければ、時間はありました。
自業自得です。 -
やっと目的の場所にたどり着きました。
旧ボローニャ大学(アルキジンナージオ宮)です。
ボローニャでは、何を差し置いてもここは外せません。旧ボローニャ大学 城・宮殿
-
ボローニャ大学は11世紀(1088年)に創設され、
ヨーロッパで最古の大学と言われています。
この建物は1803年まで大学として使われていました。 -
中庭を囲む建物の天井や壁には、
学生や教授たちの紋章が描かれています。 -
ヨーロッパ中から学生や教授が集まりました。
文学者や詩人ではダンテにペトラルカ、
科学者ではガリレオ・ガリレイ、コペルニクス等錚々たる顔ぶれです。
近年では『薔薇の名前の』ウンベルト・エーコも教鞭をとっています。 -
ヨーロッパ最古の歴史を感じます。
-
旧大学は中庭を囲むように建てられています。
-
あの扉の向こうから、長いマントを着た学生が今にも出てきそうです。
-
これは2階部分だったかしら。
-
サン・マルコのライオンです。
彼(?)は、本を抱えた姿で描かれるので、
大学にはぴったりの存在です。 -
2階の廊下も紋章がびっしりと描かれています。
大学の歴史を感じますね。
日本の大学など比べ物になりません。 -
何やら古そうな本の展示。
-
ここからは入場料が必要です。
17世紀に建築された解剖学教室です。
真ん中に解剖台があって、
教授が解剖するのを学生たちは周りの階段状の席から見学します。 -
解剖は見るだけでは理解できません。
実際に自分でやらないとね。
奥には「皮をはがされた人」の彫像があります。 -
筋肉など精巧に再現されています。
あそこまで筋肉が見えるには、
実際は厚い脂肪層を取り除く必要があります。 -
とは言え、本物の人体(筋肉)みたいです。
-
旧大学には図書館が併設されていますが、
そちらは観光客は入れません。 -
他にも展示室があったようですが、
解剖学教室を見たので満足です。
20分余で旧大学見学はお終いです。 -
ここにもポルティコ。
-
もう少しだけ観光する時間がありそうです。
-
旧大学から東に向かいます。
-
次にやって来たのはサント・ステーファノ教会群。
サント ステーファノの教会群 寺院・教会
-
「教会群」というだけあって、いくつかの教会が集まっています。
-
イタリア語なので良く分かりませんが、
4,5世紀頃から最初の教会建設が始まり、
11,12世紀の建物まであるということでしょうか。 -
ロマネスク、ビザンチン様式だそうです。
-
天井のドーム。
煉瓦が一つ一つ積み重ねられています。 -
中庭に出てきました。
-
壁の文様が独特です。
-
本当に色々な教会が集まっています。
-
回廊部分。
中庭に井戸も見えます。 -
ほとんど装飾のない建物の中、
十字架とその奥の祭壇が目立ちます。 -
ボローニャの斜塔の側を通り過ぎます。
ボローニャの斜塔 (アシネッリの塔 ガリセンダの塔) 建造物
-
中央の覆いが被されているのはネプチューンの噴水かしら。
すると左の修復中の建物はエンツォ王宮?
エンツォ王とは、神聖ローマ皇帝フェデリコ2世の息子(庶子)で、
教皇派の町ボローニャの軍との戦いに負け捕虜になり、
あの建物に23年間も幽閉された方です。
王と付いているのは、サルデーニャ王だったからです。
幽閉されていたといっても、ボローニャ大学で学んだり、
子供をもうけたり、それなりに生活を楽しんでいたようです。
エンツォ王宮と一体になってポデスタ館という建物もあり、
かつては神聖ローマ皇帝の任命した都市長官の住まいだったのですが、
ボローニャ市民は都市長官を追い出し、
自分たちで首長を選出したそうです。
中世の昔から大学があったり、自治を求めたり、
ボローニャは進歩的な気風の町なのです。ネットゥーノ広場 広場・公園
-
12:00過ぎにホテルに戻り一休み。
お茶を飲みながら外を眺めます。
目の前の建物がボローニャ中央駅。
これなら12:50頃の列車に乗ることができます。
それに乗れば1時間ほどでラヴェンナに到着します。
次の13:06の列車だと1時間20分かかるので、
30分ほど余裕ができます。
それにしても順調すぎます。
このまま旅が無事に終わるとは思えません。
嫌な予感がします。メルキュール ボローニャ セントロホテル ホテル
-
お昼を食べる余裕はないので、
駅の近くのチョコレート屋"Venchi"で、レモンシャーベットを購入。
イタリアに来てからまともな食事は何回あったかしら。
嫌な予感を抱えたままラヴェンナに向かいます。
続く→https://4travel.jp/travelogue/11291901
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ころちゃんさん 2017/10/11 08:10:26
- 解剖学
- あの・・・解剖学教室のくだり、ミ~タさんならではの視点で興味深いですね
でも、皮をはがされた人の彫像は一般人には不気味です(笑)
何世紀も前から医師を養成する立派な大学があった。
やはりヨーロッパ文化はすごいね!
- ミータさん からの返信 2017/10/12 08:10:51
- RE: 解剖学
- もう解剖学は忘却の彼方です。
だから筋肉の名前とか忘れてしまいました。
ご遺体の保存法もあまりなかったでしょうから、
あの時代に解剖を行うのは大変だったと思います。
感染症とかの危険もありますしね。
-
- クリスさん 2017/10/09 21:36:42
- 大聖堂が変わってる
- 驚いた。ボローニャにはまだ行ってないのですが、長年写真で見慣れていたので聖堂正面は未完のまま壁面が上と同じにむき出したったと認識していました。
工事が進捗して今、下が大理石で覆われてきましたね。
いずれはフィレンツェと同じようなファッチャートになっていくのでしょうね。個人的には出来ないうちに見たかったな。
- ミータさん からの返信 2017/10/09 22:53:24
- Re: 大聖堂が変わってる
- 何と旧大学でもサント・ステーファノ教会群でもなく、
そこに反応しましたか。
私のガイドブックは古本屋で買ったので10年くらい前の版ですが、
その中の写真でも下半分は大理石に覆われています。
そこで調べてみると、サン・ペトロニオ聖堂は大聖堂ではありません。
マッジョーレ広場より少し駅よりにサン・ピエトロ大聖堂があります。
そちらだと大理石の覆いはなさそうです。
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