2019/05/02 - 2019/05/09
33位(同エリア183件中)
cokemomoさん
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- 旅行記83冊
- クチコミ7件
- Q&A回答4件
- 106,498アクセス
- フォロワー35人
この旅行記のスケジュール
2019/05/06
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電車での移動
トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ13;20--ミラノ・ロゴレード14:33
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電車での移動
ミラノ・ロゴレード15:01---ピアチェンツァ15:43
-
徒歩での移動
ピアチェンツァ駅から10分でB&Bへ
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16:30---サン・サビーノ教会
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17:00ドゥオーモ観光
2019/05/07
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バスでの移動
ピアチェンツァ・バスターミナル8:55---ボッビオ10:05
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10:20ドゥオーモに到着
-
10:30サン・コロンバノ修道院
-
12:00頃、ポンテ・ベッキオ、その後休憩
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バスでの移動
ボッビオ13:20---ピアチェンツァ14:35
-
16:00過ぎから町歩きへ
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この旅行記スケジュールを元に
トリノからピアチェンツァに移動してきました。
ここからボッビオという町に行くバスが出ています。
イタリアの美しい村(町)にも登録されているボッビオに、とても良さそうなモザイクがあることを知ったので遠足です。
そして2年前ピアチェンツァに半日遠足でやってきた時にうっかり見落としていたモザイク、今度はちゃんと見るぞ~!
5月の
2日(木)羽田からフランクフルト経由でミラノへ ミラノ泊
3日(金)ミラノからスイス・ツィリス へ日帰り、トリノへ移動トリノ泊
4日(土)ノヴァレーザへ遠足 トリノ泊
5日(日)アオスタへ遠足 トリノ泊
6日(月)トリノ観光、午後ピアチェンツァへ ピアチェンツァ泊
7日(火)ボッビオへ遠足 ピアチェンツァ泊
8日(水)ミラノへ移動、夕方リナーテ空港より出発
9日(木)羽田空港着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
<イル・コルティレットIl cortiletto>
トリノ13:20発のフレッチャに乗車、ミラノ・ロゴレード駅でICに乗り換えて15:43にピアチェンツァに到着しました。本日もありがたい定刻運行でした。
ピアチェンツァ駅から歩くこと10分弱、2泊する宿に到着です。
集合住宅の二階部分の数部屋をB&Bとしているようです。中庭に面したテラスに直接出られる部屋と、反対側の通りに面した部屋とがあります。
エレベーターはなしです。
宿の人に到着時間を知らせておく必要あり。
部屋にポットとネスプレッソマシン、袋入りのパンが置いてあってそれを朝食とする「お構いなし」タイプのB&Bでした。
おばちゃんはバールの朝ごはんが好きなので問題ないのですが、朝食重視の方はやめておいた方がいいですよ。 -
<イル・コルティレットIl cortiletto>
おばちゃんの部屋は中庭に面したバルコニーではなく通りに面した方の部屋でした。
ダブルのシングルユース、2泊で142.8ユーロ。
あっさりした部屋で居心地良かったです。湯沸かしポットがあったし♪ -
<イル・コルティレットIl cortiletto>
水回りは新しく清潔でした。 -
<サン・サヴィーノ教会>
今回泊まっている宿のすぐ近くにある教会。
ここに見落としてしまったモザイクがあります。
開いている時間は9:30--12:00、16:00--18:00です。
前回訪問時の旅行記、後半がピアチェンツァの部分でこの教会やドゥオーモを訪れています。
https://4travel.jp/travelogue/11315127 -
<サン・サヴィーノ教会>
正面ファサードと内部のロマネスク様式の差が大きい。
前回は正面の祭壇上にあるモザイクを見るのを忘れてしまったのだ~~。 -
<サン・サヴィーノ教会>
祭壇下に当たるクリプタの床モザイク。降りていくと自動で灯りがつくのも2年前と同じ。このモザイクが本当にかわいくて写真を撮りまくってしまったなあ。
見学していると後ろから声がかかった。
トリノの「別れた人に会った」夜以来の友人だった。彼女はこの日ミラノからピアチェンツァを経由してボッビオに行っており、帰りにこの教会に立ち寄ったところでした。
おばちゃんは翌日ボッビオに行くつもりなので、バスターミナルやバスの切符、街の大きさなどなどレクチャーをしてもらった。 -
<サン・サヴィーノ教会>
なぜか10個しかない月と星座を表すモザイク達から1枚。
8月の獅子座です。 -
<サン・サヴィーノ教会>
主祭壇にやってきました。ここは見学者も入れるのが嬉しい。早速モザイク発見。
なぜこんな首輪を作ったんだー? -
<サン・サヴィーノ教会>
ややや・・っ!?
見残していた床モザイクのところにカーペットが敷かれ説教壇が置かれている。
チェスをしている場面のモザイクはチェス盤しか見えないじゃん。 -
<サン・サヴィーノ教会>
諦めの悪いおばちゃんは人がいないのを幸い、カーペットをめくってみたりする。
チェスをしている人が現れました。
友人が写真を撮る間カーペットを押さえてくれました。ありがとー。 -
<サン・サヴィーノ教会>
同じく~~で写真を撮ったのがこちら
座っている人はREXとあるから王様、しかし従者が掲げているのは何だろう。
IUDEX?? -
<サン・サヴィーノ教会>
そして、おそらく壇が置かれている中央辺りにこのモザイクがあるはず。
アオスタで見たように、中心円の中には時間を表す男性が月と太陽を手にして座っている。周辺部には犬、馬、翼のある謎の生き物などが対になっているようだ。
良識にあふれたおばちゃん達なので、説教壇を動かしてカーペットを大胆にめくる蛮勇は持ち合わせていない。あきらめよう。
これは教会の入り口付近に飾られていた写真を撮ったものです。 -
クリプタの灯りのお礼と祭壇での無礼のお詫びに、少しばかりお布施を置いて教会を出ました。
友人が近くにあるドゥオーモにも寄るとのことで、おばちゃんも何となくついて行きました。 -
<ドゥオーモ>
ポー川の水運要衝地として栄えたピアチェンツァにふさわしい大きく立派なドゥオーモです。
先ほどリンクを貼った旅行記には、
ファサードのイエスの生涯を描いたレリーフ、内部の柱頭の「働くおじさん」のレリーフなどを載せているので、今回は違うものを。
クーポラに描かれているのはグエルチーノによる預言者のエピソードなど。
天井がとても高いし暗いし・・もっとよく見たいですか? -
<ドゥオーモ>
そんな方のために有料で灯りをつけることができます。主祭壇の手前辺りにスイッチがあり一回2ユーロ。教会の灯り代としては高いが、せっかくの機会なのでコインを投入。ほぉ・・。
しかし、3分くらいで消えてしまった。2ユーロ投入した身としては「まじかっ!?」と思うほどすぐ消えた。
実はこのクーポラの近くまで螺旋階段を(おそらく絵の下に見えている回廊辺りまで)登ってこの絵画を間近に見たり街を眺めたりできるツアーがある。
興味はあったがおばちゃんが調べたときは土日祝日の10~19時の毎正時のみ。
ノヴァレーザの修道院も土日だけだったし、、アオスタも行きたかったし。
8日間の旅行では土日が足りない!
クーポラ見学案内のページはこちら
https://cattedralepiacenza.it/museo/la-salita-alla-cupola/ -
<ドゥオーモのクリプタ>
前回は時間切れで入れなかったクリプタへ。
ちなみにドゥオーモが開いているのは
7:30~12:30、15:30~19:30です。
そういえば、このドゥオーモには「クロノスKronos」と呼ばれる美術館も併設されている。
こちらは土日は10:00~19:00と火曜~金曜の9:00~12:00のみ入場可。季節もあるし変更もあるかと思うので、クロノスとクーポラの時間表のページを貼っておきます。
https://cattedralepiacenza.it/museo/orari-e-biglietti/ -
<ドゥオーモのクリプタ>
イタリアで古寺巡礼の真似事をしようと思うと、土日が全然足りない。
そして午前中が勝負のところも多い。
ついでに書くと、ピアチェンツァにあるファルネーゼ美術館も火曜~木曜は9:00~12:00しか開いてなくて(金土日は午後もやっていた)、今回は時間が合わなかった。
う~~むむむ・・・ -
<ドゥオーモのクリプタ>
「くすくす・・また来ればいいじゃん」と言われているような気がした。
その後、電車でミラノに戻る友人と一緒に駅まで行き、明日遠足するボッビオまでの切符を往復買っておいた(駅のタバッキにて)。
さらに宿近くのケバブ屋さんでドネルケバブセットを買い込んで、部屋で夕食とした。9時頃から好きなドラマの再放送があるのでご飯もお風呂も済ませてテレビの前へ♪
なんて書くとイタリア語のドラマを楽しむ語学力があるように聞こえるが、日本で日本語字幕付きのものを見まくった結果、始まって5秒後にはエピソードも犯人も思い出せるという仕組みです。 -
おはようございます。今日はボッビオへ遠足です。
ピアチェンツァから乗り換えなしのバスで1時間5分でボッビオです。
駅から少し歩いた(800m、約10分)バスターミナルから乗車。
地図の右上にある鉄道駅の近くにもバス停マークがたくさんあるのに、数年前にはこの駅前から乗車できたようですが、この時点ではバスは駅に近寄ることもありませんでした。
前日にボッビオに行った友人から、このグーグルの経路上で右折して線路に近づくルートはだだっ広い駐車場を通って裏口から入ることになるので、道なり(黄色い道)に進んで左折した方が分かりやすいとアドバイスがあり、その通りにしました。 -
<ピアチェンツァのバスターミナル>
広いスペースにバスがたくさん並んでいます。
敷地内に大きな電光掲示板があり、行き先と発車時刻、乗り場の番号が示されているので分かりやすいです。
ピアチェンツァ~ボッビオ間のバス時刻表はこちら
http://www.setaweb.it/linee_pc/Linee_dal_07_Gennaio_2019/E17.pdf -
<ピアチェンツァのバスターミナル>
入り口近くに待合室がありました。 -
<ピアチェンツァのバスターミナル>
ターミナルの入り口を背に左に切符売り場がありました。
おばちゃんは前日に駅のタバッキで買っておきました(往復で9ユーロ)。 -
ボッビオに到着です。
バス停は中心地区の入り口といった感じのPiazza San Francesco。戻りのバスもここから乗車です。バールやエディーコラ(雑誌や切符を売るキオスクのようなもの)があります。
ピアチェンツァ8:55発、ボッビオに10:05着でした。 -
<ボッビオ>
金沢百枝先生のツィッターに上がっていたこの町のモザイクが気になって、調べるとどーーしても行きたくなって、最初の旅程を変えての今回の遠足です。
ボッビオはWikipediaによると人口3600人の小さな町で、「イタリアの最も美しい村」にも登録されている。町とか村とか言葉が曖昧なのだが、comuneとかborgoの訳が難しいので・・ま、小さい町だなとおばちゃんは思ってます。 -
<ボッビオ>
おそらくボッビオのメインストリートを歩いてます。
どこかで右手に曲がればモザイクがあるサン・コロンバノ修道院、道なりに進めばドゥオーモがあります。 -
<ドゥオーモ>
思ったより小さな町で、右折するタイミングを逃したままドゥオーモに着いてしまった。 -
<ドゥオーモ>
内部はこのような感じ。
美しい、しかしおばちゃんの好みではないので何か書こうという意欲がわかない。 -
<サン・コロンバノ修道院>
アイルランドの聖人コロンバノさんが612~614年に設立したとwikiにあるが、現在の建物は1456年から1522年にかけてのものだとか。
恥ずかしいがおばちゃんの中ではざっくり「中世っぽい」で片付けてあります。 -
<サン・コロンバノ修道院>
お目当のモザイクは修道院内の聖堂(上の写真がそれ)のクリプタにあるのだが、おばちゃんは最初この修道院にある美術館の方に移されていると勘違いしていた。
調べるとこの美術館にはまたしても「土日だけの壁」が立ちはだかっていた(7~8月は水曜~日曜までOK)。
唸っていると友人が迅速に問い合わせをしてくれました。
美術館を見たい方へ、時間表のあるページを貼ります。
http://www.comune.bobbio.pc.it/sottolivello.asp?idsa=55&idam=&idbox=20&idvocebox=166 -
<サン・コロンバノ修道院>
結果、床モザイクは聖堂のクリプタにあり毎日8:00~19:00昼休みなしでいつでも見学できるという素晴らしい回答を得られた。友よありがとう。
さらに地下のクリプタの灯りを点けるのは一回50セント(50セント硬貨)という情報までご親切に追加されていた。ので旅行中おばちゃんと友人は各自50セント硬貨は使わずしまい込んでました。
写真は聖堂内です。 -
<サン・コロンバノ修道院>
主祭壇の下、クリプタへと続く階段。
床モザイクの一部がポスターになって貼られていました。いざいざいーざ♪ -
<サン・コロンバノ修道院>
クリプタの様子(といっても暗いじゃん)。 -
<サン・コロンバノ修道院>
あらかじめ案内があった点灯機です。一回につき何分点灯かまでは分からなかったのでおばちゃんは硬貨をジャラジャラ持っている。チャリ~ン。
(・・・もちろん前日訪問済みの友人からかなり長く点灯されたとは聞いていた)
余談ですが、手持ちの本の中に、以前この機械を壊して不埒な賽銭泥棒を働いた輩がいたという記載を見つけました。イカンよ。 -
<サン・コロンバノ修道院>
灯りがつきました。
右側の柵の向こうに床モザイク、左側にも部屋がありこの修道院ゆかりの聖人の聖遺骨が安置されています。が、おばちゃんは床モザイクにかじりつきます。 -
<サン・コロンバノ修道院>
ジャジャーン!
12世紀のモザイクが照らされています。「ひゃ~~。」感動を言語化できないタイプの人間だよな、まったく!
クリプタには、ゴシックやバロック式の教会に建て替えられる前のこのような床モザイクや柱頭装飾のある空間が広がっていることが、少なからずあります。
おばちゃんが昨年秋にトラーニで「クリプタ見せてあげるよ」のロマネスク詐欺にコロッといってしまったのも無理からぬことではあるまいか。
その時の顛末はこちら終盤に。
https://4travel.jp/travelogue/11428035 -
<サン・コロンバノ修道院>
黒、白、赤(煉瓦色)、茶色、灰色といった色しかないのですが、その配置で描き出される世界は楽しく想像力が刺激され、往時の職人さん達の姿までが思い浮かぶようです。
残念なのは近づけないこと、見学者からは絵柄が逆になっていること。
奥の方にあるモザイクはよく見えないのです。
この鉄柵が恨めしい。おばちゃんはドローンになりたい!!(ドローンが欲しいわけではない) -
<サン・コロンバノ修道院>
この不思議な生き物は「キメラ」とあります。
アオスタのドゥオーモの床モザイクでもこの生き物が描かれていたけれど、こちらはほっそりスリムで胴体から生えた首が本体と逆を向いてます(正しいぞ)。
本体の生き物の顔はオジサンっぽい。 -
<サン・コロンバノ修道院>
ボッビオのコムーネのサイトでは「善と悪との戦い」と「月暦の象徴」と2つの部分に分けて描かれたモザイクとの説明があった。
前の写真のキメラやこの写真の下半分が戦いの様子、上が月暦になります。
戦いの部分は人間同士の戦い(ローマの騎兵隊の様子と解釈をしているものもある)と怪物たちの戦いと分かれているような気がしました。 -
<サン・コロンバノ修道院>
柵から手前にあるモザイクはまだこんな風にちゃんと(?)撮れるんですがーー -
<サン・コロンバノ修道院>
奥に当たる月暦図の方はよく見えなくて(涙)。
これは11月で、何か(木の実?)を竿で叩いて収穫中。人の足元には射手座を表すのだろう、矢をつがえたケンタウロスのような絵もあります。
絵柄の向きを変えると天井モザイクのようになってしまった。 -
<サン・コロンバノ修道院>
これは8月と読める。何をしているのやら?ピアチェンツァのサン・サヴィーノ教会でも8月は樽に何かを刺していたのだが。。
下には女性の絵があるから乙女座を表してるのか、えーーっつ?8月なら獅子座でしょ!(←おばちゃんは獅子座だからちょっと面白くない)
友人からの伝達通り、1回50セントでかなり長い間灯りがついていました。20分くらい?しつこくしつこく見物したおばちゃんも2回1ユーロで大満足でした。(それを思うとピアチェンツァのドゥオーモの灯りは高かった・・)
数人の見学客がやって来て、写真を数枚撮って反対側の部屋をさっと見てすぐ帰って行くのが信じられない。
「せっかく灯りを点けたんだからもっとちゃんとよく見て行ってよ」。 -
<サン・コロンバノ修道院>
この騎士達はくっつき過ぎ!写真判定なら内のアオ(黒い馬のこと)が一位入選♪この写真も向きを変えてあります。壁モザイクみたい。
楽しいモザイクだけに、全てをちゃんと見ることができないのが尚更残念でした。
こちらのモザイクの全体像をこのリンク先から見ることができます。
中に入って脚立を立てライティングにもカメラにもこだわると「こうなるのか~」と唸るようなクオリティです。正直、おばちゃんが見たもの撮ったものと同じとは思えない画像なんです~。
モザイクが好きな方はぜひご覧になってくださいませ。
https://www.marcostucchi.com/Articoli/SanColombano/MosaicoSancolombano.html -
<サン・コロンバノ修道院>
一応、床モザイクと反対側にある部屋も。
安置されている聖遺骨は聖コロンバノ、聖アッティルラ、聖ベルタルフのものだそうです。どんな聖人だったかはちょっと・・・ -
<サン・コロンバノ修道院>
聖遺骨を納めた石棺の下のタイル装飾が可愛い。
コースターを並べたもの、昭和のお母さんが鍵編みでしていたモチーフつなぎなどを思い出します。 -
<ボッビオ>
事前に予習で見た映像のようにはいかなかったけれど、満足して修道院を後にしました。「もっとも美しい村」に登録しているだけあって、道にゴミがなく花の植え込みなども手入れされています。 -
<ボッビオ>
町のそばを流れるトレッビア川にかかる橋に向かっているところ。感じのよい石造りの家と坂道。 -
<トレッビア川とポンテ・ベッキオ>
この橋はドゥオーモの東側にあります。町側から対岸を眺めたところ。川向うのリストランテは(春だからか平日だからかは不明)休業でした。
橋は欄干が低く、不規則な勾配があります。
おばちゃんも渡るよ。 -
<トレッビア川とポンテ・ベッキオ>
橋の途中で振り返って、山あいにある姿の良い小さな町を眺める。
はて、あの一番高い塔はなんだろう?ドゥオーモの鐘楼でした。間近で見たときはこんなに高いとは思わなかった。 -
<トレッビア川とポンテ・ベッキオ>
対岸の川沿いを少し歩いて橋を見る。
この橋は「悪魔の橋」とも呼ばれている。ある説では川向こうの人にも神の言葉を届けたい聖コロンバノが悪魔と取引をして、最初に橋を渡った人の魂を報酬に一晩で橋を作らせた。そしてその橋を作るためにアーチを支えていた悪魔の背の高さがまちまちだったから、不規則な勾配を持つものになってしまった・・・とか。
おばちゃんは川に横たわる竜の背中を思い浮かべた。蛇だと渡りたくないじゃん・・イメージって大事。 -
<ボッビオ>
朝メインストリートを歩いた時から気になっていたお店
La casa del porcino(ポルチーニ茸の家)小さくe del tartufo(トリュフもね)。
トリュフはともかくおばちゃんはいつもイタリアで乾燥ポルチーニを買っているので入ってみました。
季節柄、乾燥したものかペーストなどの加工品だけでしたが種類が豊富でお店中いい香りでした。 -
<ボッビオ>
量り売りで買ったものを持参のジプロックに詰め直したところ。
左、白いところが多く一片が大きいもの100g(13ユーロ)、パスタに。
右、少し黒っぽく一片が小さいもの100g(10ユーロ)、リゾットやソースに。
合わせて200g購入です。
半ばお約束ながら、店主がウィンクしながら多めに入れてくれるのが嬉しいんだよね。 -
<ボッビオ>
13:23のピアチェンツァ行きバスに乗ることにして、少し時間があるのでお昼ご飯を兼ねた休憩。重厚な石造りのポルティコをテラス席にしたバールへ。
一日一ジェラートのおばちゃんが気になったジェラテリアもあったのだが、午後営業のみらしく開いてなかった。残念。 -
<ボッビオ>
朝ごはんと同じカプチーノとコルネットで2.4ユーロ。テラス席に座っても同じ値段でOKでした。おばちゃんはちっとも少食ではないが、帰りの電車やバスの本数が少ないので遠足先でしっかり食べることは少ない。イタリアのレストランって料理が出てくるのが遅かったりして時間が読めないのである。
このバールは13:30で一度閉めて夕方からまた営業するようで、店主のオジサンが「良かったら持って帰って食べな。こっちの方が美味しいよ」と残っていた別の菓子パンを袋に入れて持たせてくれた。ありがたく頂戴して後で食べたら本当に「こっちの方が美味し」かった。ごちそうさまでした。
おばちゃんの「ボン・バール」に登録されました♪ -
山に囲まれたボッビオから平地にあるピアチェンツァに向かうバスの車窓から。
おばちゃんは乾燥ポルチーニの匂いを振りまく迷惑な乗客になってしまった。紙袋に入れられただけなので・・
温かい551の豚まんやケンタッキーを新幹線に持ち込むのと同じくらい威力があったかも。 -
<カヴァッリ広場とイル・ゴディコ>
ピアチェンツァに戻ったら何はさておき宿で乾燥ポルチーニをジプロックに詰めた。そして散歩へ。
ピアチェンツァの中心広場です。
白と茶色の二層になっている建物はイル・ゴディコと呼ばれる市庁舎。
(騎馬像があるのでカヴァッリ広場ということなのだが、この写真には写ってません) -
<ピアチェンツァ>
夕方近くになると街に人々が出てきます。
駅の方から見るとドゥオーモ、カヴァッリ広場をすぎてさらに歩いて行きます。
少し気になっている教会があるのです。 -
<サンテウフェミア教会>
中世の教会を取り上げているサイトで知った教会です。
土曜16:00--18:00、祝日8:00--12:00にだけ開くと知っていたのですが、ナルテックス(入り口のある正面壁とファサードの間にある空間)の柱頭が好みだったので、柵の外からでも見てみようとやって来ました。 -
<サンテウフェミア教会>
マヌケでかわいいもの達。頭上にあるのは鳩除けですよね。 -
<サンテウフェミア教会>
絡んで噛み付くもの達。うわぁ、こう書くとひと昔前のヤンキーやチンピラみたい。 -
<サンテウフェミア教会>
人間も怪しいポーズをとっている。
柵の外から上の方ばかり写真を撮っていると、驚いたことに正面扉から老婦人が出て来た。おばちゃんは自分がやっていることが怪しく見えると自覚しているので、目が合うと気まずいものがある。
「こんにちは。きれいな教会ですね。柱頭がとても素敵です」と挨拶をすると、なんと老婦人が鉄柵を開けて中に入れてくださった。 -
<サンテウフェミア教会>
内部の様子。ロマネスク様式はあまり残っていないが老婦人のおかげで静かで気持ちのいい空間を楽しむことができた。 -
<サンテウフェミア教会>
祭壇近くに奇跡のように床モザイクのほんの一部がひっそりといた。
足と翼と尻尾と頭の向きが謎すぎる生き物。口から何を出しているんだ~~?
モザイクがあるとは思わなかったので、この一片だけでも本当に嬉しい。しかもこんな不思議怪獣♪中世のたくさんの怪しい生き物は、覆われたり剥がされたりして失われたんだなぁ。 -
<ピアチェンツァ>
おばちゃんは小さな(貧乏そうな?)教会で好きなものを見学できると、ほんの少し灯明代を置くことにしている。今回は教会の箱ではなく解錠して招き入れてくれた老婦人に感謝とともにお渡しした。後で彼女が小さなケーキとコーヒーでも楽しんでくれたら何よりだ。
ぶらぶら歩きを続けて、一度宿に戻ってから夕食に出かけます。 -
<オステリア・カルドゥッチ>
ドゥオーモとカヴァッリ広場の間くらいにあるお店。宿の受付係りさんオススメのお店にやって来ました。
イタリアでの最後の夕食、この地方の料理を中心に選びました。
前菜は生ハムの海に浮かぶ野菜のフラン。
プリモはリコッタとほうれん草を包んだ自家製パスタ。バターとセージの風味で。
ドルチェはベリーソースをかけたセミフレッド。
コペルト、お水、カッフェと合わせて31ユーロ。どれも美味しく、若いスタッフが愛想よくキビキビと働く感じのいいお店でした。
途中調理場からお肉を焼く猛烈にいい匂いがしてきて、セコンドも頼めば良かったと後悔したのはナイショだ(誰に?)。
翌日はミラノに移動して少し観光し、夕方にはミラノ・リナーテ空港から帰国です。
寂しいなぁ。
お店はこちらです。
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187805-d2388230-Reviews-Osteria_Carducci-Piacenza_Province_of_Piacenza_Emilia_Romagna.html
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この旅行記へのコメント (8)
-
- マリアンヌさん 2019/06/19 17:53:19
- 行けなかったボッビオ
- Cokemomo さん Buongiorno
やっぱりいいですね。ボッビオ。
秋に北イタリア行ったとき、行きたかったのですが、パヴィアからピアチェンツァの移動でリヴォルタ・ダッダやヴィゴレノ行ったら行けなくなっちゃいました。
翌日もグラッツァーノ・ヴィスコンティに遠足してしまって。
それにしても素晴らしいモザイク♪
いつか見に行きたいです。
悪魔の橋の伝説、同じような話をフランスでもイタリアでも何度か聞いてます(笑)
北イタリア、まだまだ行きたい場所がたくさんです。
マリアンヌ
- cokemomoさん からの返信 2019/06/20 10:20:55
- Re: 行けなかったボッビオ
- おはようございます。
昨日はお疲れさまでした~。
ボッビオはとても小さい町だったので、モザイクを見て橋を渡ってもあまり時間はかからなかったんだけど、そこに行くまでの時間が・・いろんな所をまわりたいとなるとやっぱり後回しになりますよね。
モザイク、面積も広くて謎の生き物、人間の戦い、12ヶ月の暮らしと内容も盛りだくさんだっただけに、ちゃんと全てを見られなかったのが残念です。
そしてマリアンヌさんのおっしゃる通り「水を流して色をキレイにして」です。
柵の中に入れてくれるなら私がウェットクイックルで拭いたっていいのよ!です。
ではでは。
-
- しにあの旅人さん 2019/06/10 12:39:45
- ピアチェンツァの
- イメージをつかもうと頑張っています。参考になりました。12世紀ごろの面影を残している町でしょうか。コスタンツァはハインリッヒ6世とミラノで結婚式を挙げているので、まんざらこの辺りに縁がないわけではないようです。
近頃は母親コスタンツァや養育係のコンラッド夫人に興味津々。さすがに資料が見つかりません。来年もう一度イタリアに行ってみようかなと思っています。
- cokemomoさん からの返信 2019/06/10 21:56:15
- RE: ピアチェンツァの
- シニアの旅人さん、こんにちは〜。
ピアチェンツァ、私は選んで中世のものを見に行ってるんですが、町全体のイメージとしては中世よりルネッサンスの感じが濃いような気がします。街の案内などもざっと見るとファルネーゼ家支配の頃のものが多いかも?
つい先日教えていただくまではコスタンツァが臨月間近で通ったことも知らなかったので、気をつけてもいなかったのです。
コンラッド夫人まで?
すごいです!もしかして凝り性でいらっしゃる?
イタリア再訪はもちろん、ドイツ方面にもこの先お出かけになるのかもしれませんね。なんといっても赤髭公の孫ですものね。
-
- PuellaApuliaeさん 2019/06/09 23:20:45
- ボッビオ行きます!
- cokemomo様、続編楽しく拝見しました。
私の頭の中のピアチェンツァはルネサンスの都市だったのですが、中世美術もいいものがあるので、次回は絶対見逃しません。
San Savinoのモザイクのあのわかんない絵、解説を見たところ、judex(裁判官)が王様にひざまずいて本を示しているところだそうで、本にはrexの文字が書かれてあるとのこと、えー読めないぞ。
ボッビオもいいですね。私のもっている美しい村ガイドブックにはモザイクのモの字も言及ありません。悪魔の橋は書いてありますが。宣伝したいものとこちらが見たいものが微妙にずれています。教えていただかなかったら知らないところでした。ここは絶対行くぞと決めました。
- cokemomoさん からの返信 2019/06/10 19:02:25
- RE: ボッビオ行きます!
- Fiorenzaさん、こんにちは。
旅行記もあとはミラノのことを少しとなりました。
(モザイクを見に行った2軒が両方修復中だった・・)
ご覧くださってありがとうございます。
私は逆にピアチェンツァではまだルネサンスをあまり感じてないんです〜。いつかまた行くときはファルネーゼ宮やドゥオーモの美術館とクーポラのツアーに参加したいです。
モザイクの文字はIUDEXじゃなくてJUDEXでしたか。王の心得とかレクチャーしてる場面なのかも?教えてくださってありがとうございます。本の中の文字、RとEとXの配置がひどいことを発見しました。Xが隣のページで全面バツに見える・・
ボッビオのモザイクは、リンクを貼った画像を見て行ったので少しだけがっかりだったんですが、でもやっぱりモザイク好きとしては「必訪かと」なものでした。ぜひぜひ訪れてみてくださいね。しかし奥の方までちゃんと見たかった〜。
美しい村のガイドブックにはモザイク出てなかったんですか?えーーって感じ。私としてはモザイクがなかったら行ってないと思います〜。
あまり有名じゃないモザイクは探すのが難しいですね・・レッジョ・ネレミリアの博物館に面白そうなものがかなりあるようなので、今度行ってみたいのですが、しかし南にも行きたいんですよねぇ。
夏はどちらに行かれるのでしょう?もしやそのまま長期滞在なさるんですか?
いい所があったら、カラブリアの時のようにぜひ旅行記にして教えてくださいね!
- PuellaApuliaeさん からの返信 2019/06/10 22:44:26
- この夏は居残りです
- cokemomo様、拝復
古代のラテン語は本来Jの文字がなかったので、iudexだったのですが、中世にはjの文字が使われるようになっているので、judexでもどちらでもいいのですよ。モザイクのはIのように見えますね。
上のシニアの旅人様もフェデリーコ愛好者で共感します。うんうん、こうやって足跡を訪ねたくなります。久々にカステル・デル・モンテに行こうかな。
今年の夏は残念ながら日本に居残りです。ビザを申請しているので、申請中には渡伊してはいけないそうで、もし行ってばれたら発給却下されるらしいのです。でも秋から晴れて長期滞在なので、辛抱して荷造り作業します。
- cokemomoさん からの返信 2019/06/11 16:40:21
- こちらもまたまた・・
- Fiorenzaさん、
秋から長期滞在なんですか。いいなぁ~。
もちろん生活するにはいろいろな厄介な案件がありそうな気もしますが、Fiorenzaさんは初めてではないから余裕がありそうです。言葉ができるのもご友人がいらっしゃるのも心強いし、何よりあの国の流儀に慣れてらっしゃる、これは大きいですよね。
しかし暑い最中に引っ越しの準備は大変そう、頑張ってくださいませ。
ラテン語にはJがなかったんですね。これは今のイタリア語でもJが継子みたいなことを考えると納得です。ありがとうございます。中世のモザイクは文字もちょこちょこあって楽しいです。読めたらもっといいのだけど・・
シニアの旅人さんも調査がすごくてフェデ公関連の街の旅行記が楽しみなんです、私は入れなかったイェージのフェデリーコ2世記念館(のようなもの)にも行かれたようですし。
私は次にプーリアに行くときはジョイア・デッル・コッレにぜひ行きたいです~。
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