遅い夏休み９連休！東北各地を自家用車で巡ります。 #02 2日目(岩手県 あまちゃんロケ地巡り 編)

2017/09/17 - 2017/09/17

2日目は、放送から約4年経った今、あえてNHKの朝ドラ「あまちゃん」のロケ地を巡りながら太平洋側を北上します。

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車

前の旅行記 #01は↓コチラ！
https://4travel.jp/travelogue/11285918


朝5時。

本当はすぐそこにある日本三大鍾乳洞の「龍泉洞」も入ってみたかったのですが、時間的に無理なので次回立ち寄ることにし、宿泊した「ホテル龍泉洞 愛山」を出発します。

ホテル龍泉洞愛山 宿・ホテル

5時半。
「田野畑駅」に着きました。

田野畑駅 駅

愛称は「カンパネルラ」。
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」の主人公・ジョバンニの友達であるカンパネルラから名前をとりました。

ドラマ「あまちゃん」では、ユイちゃんの自宅の最寄り駅の「畑野駅」として登場します。

空を見てください。
大型で強い台風18号の影響で、さっきまで晴れていたのに急に大雨が降ってきたりしますが、頑張って撮影を続けます。

ここは お座敷列車の折り返し地点でもあり、種市先輩がここで別れを告げて東京へ行くシーンもありました。

田野畑駅を出発します。

途中、三陸海岸を望む展望所があるので、海を眺めてみます。
真上の雲は分厚くて真っ黒ですが、遠く向こう側には きれいな朝焼けを見ることが出来ます。

三陸海岸 自然・景勝地

反対側を見てみます。
左端に「ホテル羅賀荘」が見えます。
4階まで津波が来たそうですが、現在は復旧し営業されています。

防潮堤の工事はまだ続いていますね。

ホテル羅賀荘 宿・ホテル

6時。
「北山崎」に来ました。

ここは「あまちゃん」のロケ地ではないのですが、ぜひ行ってみたかったのです。

芝生の中に遊歩道が整備された、とても気持ちの良い国立公園です。

さらに進むと「北山崎ビジターセンター」に出ます。

北山崎ビジターセンター 名所・史跡

その先に第1展望台があります。

北山崎展望台 自然・景勝地

目の前の分厚い雨雲の下は超豪雨になっているのがわかります。
そして画面左端の奥の方では綺麗な朝焼けが…

自然ってすごいですね。
そして台風18号、おそるべしっ！

これはポスター等でよく見かける風景ですね。

この第1展望台から736段(!)の階段を降りると波打ち際まで行けるらしいのですが、本日は台風接近で超強風なのでやめておきます。

次回、好天時にチャレンジしたいです！

北山崎を出発し、国道45号を進みます。

軽トラ1台しか通れないような狭い坂道を行くと、突如現れるコチラの駅「白井海岸駅」です。

白井海岸駅 駅

トンネルとトンネルの間にある駅で、鉄道好きの方々には「秘境駅」としても知られています。

しかし、以前訪れた静岡県の「奥大井湖上駅」 https://4travel.jp/travelogue/11227923 等は「あーここは完全な”秘境駅”だな」と思うのですが、こちらの駅は途中の道は狭いものの、ホーム横まで車で来れるので、それほど秘境感は無いです。

白井海岸駅 駅

またしても急に豪雨がきました。
シャッタースピード：1/80 秒なのに、この雨粒の長さ。
写真撮影しようとしたら この雨ですよ！

ここは「あまちゃん」最終回のラストシーンでアキちゃんとユイちゃんがトンネルの中をサイリウムを振りながら走るシーンが撮影されました。

アキちゃんとユイちゃんは、このトンネルの中からホーム方向へ走っていきましたね。

雨は強いままですが、まもなく列車がやって来るのでホーム先端で到着を待ちます。

6:40。
宮古行き列車は定刻に発車していきました。

続いてはコチラ「堀内大橋」です。
三陸鉄道の大沢橋梁を眺めるには絶好の場所です。

この風景は幾度となく出てきましたね。
観光バスツアーにも必ず組み込まれるほどの絶景ポイントです。

7:15。
白井海岸駅から堀内駅へ向かう三鉄の車両を撮りました。

陸中海岸 自然・景勝地

撮影後、海側へと車を走らせ、大沢橋梁を見上げる場所に来ました。

そうです。
ここは「夏ばっば」が春子やアキちゃんを送り出すときに大漁旗を振っていた場所です。

次に「堀内駅」にやってきました。

堀内駅 駅

ここでもロケ地であることをアピールする横断幕が掲出されています。

ホームから階段で国道45号に出られるようになっています。
そこからのホームと海側の眺めです。
これもお馴染みのシーンですね。

堀内駅 駅

新しい駅名標です。

ドラマ内では「袖が浜駅」として登場し、夏ばっばの家や 袖が浜海岸の最寄り駅という事になっています。

ユイちゃんがドラマ初期の頃「アイドルになりたーい！」とか、ドラマ終盤で「東京なんか行かない！」と叫んでいた場所です。

朝早い(7時半)のと、さっき列車が行ってしまったせいで周りに人がいないことを確認、尚且つ大雨が降る音で多少声を出しても周辺に迷惑が掛からないと判断し、オッサンの私もユイちゃんのように「アイドルになりたぁーい！」とトンネルに向かって叫んでみました！←アホwwwwwwwwww

服装が派手なのは、趣味の洋裁で自分好みの生地を買ってきてパンツを縫っているからなので、深くツッコまないでおいてください。

国道45号には車を停めるスペースが無いので、海側に置いてある車のところへホーム下の函渠を通っていきます。

相変わらず雨が凄いです…

次は「野田玉川駅」です。

ドラマでは、アキちゃんがウニ丼を売るシーンで使われていました。

このようにホームから海が見える素晴らしい駅なのですが、何分雨雲と大雨で どんよりしたショットしか撮れませんです。

レンズも拭いても拭いても水滴が付きまくりで申し訳ないです。

久慈行きの車両が入ってきました。

8:15。
定刻発車です。
いってらっしゃ～い！

8時半。
「道の駅 のだ」にて休憩です。

道の駅 のだ 道の駅

ここは道の駅と三陸鉄道の駅「陸中野田駅」が併設されています。

陸中野田駅 駅

休憩後出発します。
これから進む久慈方面が見えます。

反対側です。
手前には玉川漁港、その奥には黒崎と北山崎が見えます。

まもなく次の目的地です。

小袖海女センター 名所・史跡

9時半。
「小袖海女センター」に着きました。
朝から豪雨だったのですが、上がったようです。

小袖海女センター 名所・史跡

すぐ横には海女さんが海へ入るための階段がある入り江があります。

久慈海岸・小袖海岸 (あまちゃん街道) 自然・景勝地

アキちゃんが初めてウニを採った！…と思ったら500円玉だった時も、海からこの階段に上がってきましたね。

入り江の横には「夫婦岩」があり、そこに架かる注連縄は東日本大震災の津波でも切れなかったため「奇跡のしめ縄」として、縁結びの神様になっているようです。

説明書きの看板もあります。

「北限海女の里」の碑もあります。

ここも見ておきます。
「じぇじぇじぇ発祥の地 記念碑」です。

2013年の新語・流行語大賞を「今でしょ！」・「倍返しだ！」・「お・も・て・な・し」と共に受賞しました。すでに懐かしー！

少し移動して、例の坂道です。
袖が浜の海女さんたちが「♪星よりひそかに～♪」と歌いながら降りてきそうです。

坂道の横にはこの記念碑と…

その説明看板と…

ロケ地の説明書きがあります。

ヒロシ君がいた「監視小屋」も結構な階段を上っていくとあるようなのですが、ハンパではない強風のため断念しました。

また次回ですね！

少し離れたところに、あの灯台と堤防があります。

この堤防、私が想像していたのの6倍くらいの長さ(←あくまでも個人的感想です)があり、歩いていくと結構遠いので(苦笑)超望遠撮影で失礼します。

どうらやあそこへ行っても灯台の下にある「海死ね」・「ウニ死ね」の文字等は確認できそうもないですね。

堤防の上にも上がれないようになっているので、「あそこで全力疾走してやろう！」と思っていたのですが(笑)、これもダメそうです。

それでも皆さん、一応行ってみちゃいますよね～。

10時になりました。
この後10:20から海女さんの素潜り実演があるのでチケットを購入します。

そろそろ時間です。
海女さん、お二方スタンバイ中です。

大勢のギャラリーに見送られて入り江に向かいます。

「海女さん頑張ってー！」というギャラリーの声援に応えて手を振ってくれます。

いよいよウニ獲りに出ます。

水面からウニがいそうなところを探します。

見つけたようです！
綺麗な素潜りです。

水中作業中です。

獲れました！
しかも３つ同時です。

獲れると このように高く掲げてアピールしてくれます。
ギャラリーの皆様も拍手でそれに応えます。

こっちは同時に４つ獲りです。
大きな拍手が巻き起こります。

15分ほど潜っていたでしょうか。
お二人揃って あの階段から上がってきます。

あの腰に付けた網がパンパンになる位、ウニを獲ったようです。
凄いっス～！

上がってきた海女さんに「ウニ持ってコッチ向いてくださーい！」とリクエストの声がかかります。
一斉にカメラを向けるギャラリーの皆様。

さらには「一緒にウニ持って写真撮ってくださーい」という人続出。

激烈強風の中、濡れた服は容赦なく体温を奪います。
海女さんは慣れてらっしゃるのか、それとも「観光海女は接客業」の心からなのか笑顔で記念撮影に応じていますが、私が海女さんだったら「すいません、寒いんで何か羽織っていいですか？」とか言っちゃいそうです。

その後も「ウニを持ってみたいんですけど」というリクエストや…

他の観光客の方々との記念撮影にも笑顔で応じていましたよ。

海女さん、さすがです！すごいです！

11時。
次の目的地に向けて出発します。
こんな感じの岩場の間の狭い道を進みます。

10分ほどで「あまちゃん街道」の看板のある場所に着きます。

今年(2017年)の6月30日に指定されたのですが、「放送開始から4年後に指定」って遅すぎないですか？
http://www.city.kuji.iwate.jp/data/open/cnt/3/5923/6/170701p4-5.pdf

11時半。
久慈駅横の駐車場に着きました。

ここからホームがよく見えます。
「潮騒のメモリーズ」が駆け下りてきた階段もありますね。

久慈駅 駅

今日はこの後「久慈秋まつり」の「お還り」があるので、久慈の街はいつもより人出が多く、各所の駐車場も満車が予想されます。
なので、ここから折り畳み自転車を組み立てて、コレで街を回ります。

まずは三陸鉄道の久慈駅です。
ドラマでは「北三陸駅」として登場し、アキちゃんやユイちゃん、種市先輩が通う北三陸高校の最寄り駅という設定になっています。

駅内部です。
観光案内所や…

お土産売場と喫茶「リアス」ならぬ、夏ばっばのモデルになったといわれている「リアス亭」があります。

三陸鉄道の隣にはＪＲの久慈駅があります。

久慈駅 駅

ＪＲの駅の特徴は黒い３つのウニと、「久慈駅」と″Kuji Station″の各部分に埋まっている黄色い「琥珀」です。
本物かどうかは分かりませんが、勉さんも喜んでいるでしょうねー。

久慈駅前にある「駅前デパート」です。

ドラマでは「北三陸市観光協会」が入っていて、菅原さんや栗原ちゃん、ヒロシ君たちが勤務していました。

2017年9月現在、まだ「北の海女」・「北三陸鉄道」・「潮騒のメモリーズ」の大看板が掛けられています。

この建物も老朽化の為、取り壊しが予定されているようですが、市民の皆様の意見も分かれ、その他諸事情もあり未だに解体されずに残っています。

看板も大分くたびれた感じになってしまいましたね。

のんちゃんが描いたシャッターアートもありました。

「道の駅 くじ」に来ました。

道の駅くじやませ土風館(土の館) 道の駅

おおっ、駐車場も満車で新たに入ろうとする車が道まではみ出ています。
施設の中も人がいっぱいで、ゆっくり見ることが出来ません。

その横には「山車創作体験館」があり、実際に久慈秋まつりで運行される山車を作っています。

出番を待つ山車です。

こちらは山車創作体験館の前の道でスタンバっている山車です。

山車がスタート地点である本町へ移動を開始しました。

私も自転車で先回りします。

ドラマ内で、嘘メールで北三陸に帰ってきた春子とアキちゃんを車に乗せ、大吉さんが「人っ子ひとり歩いてねえべ。これがモータリゼーションの実情よ…」というシーンの場所が ここの国道281号です。

さらに先回りします。
久慈駅方面の県道124号に入ります。
見事な山車です！

駅前ロータリーを本町方面へ曲がっていきます。
いやー大迫力でしたね。

「あまちゃんハウス」にやってきました。

あまちゃんハウス 名所・史跡

入り口横のポスター掲出です。

岩手県内の各所にポスターが貼ってありますが、実は今回の久慈秋まつり、なんとゲストで のんちゃんが来るのです。
これも見ていきたいのですが、時間的制約があり泣く泣く諦めます。

久慈秋まつり 祭り・イベント

中には北三陸駅の書割やジオラマがあったり…

南部ダイバーのヘルメット潜水装備なんかもあります。

大吉さんの制服を着て写真を撮ったりできますよ。

劇中で使用された小物も大量に展示してあります。

続いて「喫茶モカ」に来ました。

ここは「喫茶リアス」のモデルになった店で、ドラマ出演者の方々も大勢訪れたお店なので ぜひ入店したかったのですが、お店の前が長蛇の列！
しかも12時半を過ぎているのに「準備中」の札がかかっており、先の時間が読めないので諦めて帰ります。

最後に三鉄の車庫に来ました。
敷地内には入れないので、外から望遠で撮影します。

北鉄の車庫で車の中で話をしていると列車がソロソロと入ってきて、あわや衝突！みたいなシーンでも登場しました。

「久慈秋まつり」も、ゲストの のんちゃんも見ずに久慈駅を後にし、ＪＲ種市駅に到着しました。
ううううぅぅ…。

13時半です。

種市駅 駅

さすが種市駅、南部もぐりのヘルメット潜水の顔ハメ看板があります。

駅前はこんな感じになっていて、種市の海を表現しているのでしょうか？

駅前広場の端には南部もぐりのヘルメット型の公衆トイレがあります。

その横には種市駅がある洋野町のシンボルキャラクター、南部もぐりのダイバー「ダイちゃん」がいます。
ちゃんと手のひらにウニを乗せていますね。
種市で獲れたウニがダイちゃんの大好物だそうですよ。

さて、あまちゃんロケ地巡り最後の場所はコチラ、「岩手県立 種市高等学校」です。

ここは磯野先生と種市先輩が実習していた潜水土木科のプールがあります。
種市先輩の役名はこの地の「種市」から来ているのですね。

敷地内には入れないので、外から望遠撮影します。
壁面のアップです。

南部もぐりのヘルメットが展示されています。

建物を横から。
私も高校受験の時、種市高校を知っていたら、この潜水土木科に入学したかったなーと思いました。

さて、ここからはロケ地とは関係ないのですが、個人的に「あまちゃん」に親近感を覚えたことについて少々記します。

この写真のドライスーツ、私が普段のダイビングの際に使っているものなのですが、ドラマの中で潜水土木科の磯野先生・種市先輩・アキちゃんが着用しているヘルメット潜水用のスーツと同じメーカー(ZERO社製)・同じ材質(ラジアル)・同じ色なので嬉しくなってしまいました。
http://zero-zero.co.jp/lineup/sports_dry

そして私の旅の相棒、HONDA N-BOX カスタム＋ ですが、特別仕様車で その名も「ターボＳＳパッケージ」といいます。

この”ＳＳ”なんですが、”スズカ・スペシャル”の略なんですよ。
ホンダは1962年に鈴鹿サーキットを建設し、今でも本田グループの会社が運営しています。

さらに鈴鹿には埼玉・熊本と共にホンダの製作所があり、ホンダにとっては切っても切れない場所なのです。

で、何が言いたいかと言うとですね、あまちゃん的には”スズカ・スペシャル”というと、大女優 鈴鹿ひろ美が毎朝飲んでいる「声がよく出るドリンク」、飲むと「あ"あ"～」と勝手に声が出てしまうドリンク、あれが”鈴鹿スペシャル”という事で…
勝手にシンパシーを感じております！

　次の旅行記#03は↓コチラからどうぞ！
https://4travel.jp/travelogue/11289133