202310 岩手旅行【宮古】

2023/10/12 - 2023/10/12

東北地方の日帰りができる日本百名山で登っていなかった早池峰山。公共交通のアクセスが厳しいことから見送ってきたが、登れそうな山も少なくなっていく中、天気の良い日を狙って実行を決断。
せっかくの東北旅行になるので2泊3日で行きたいところを訪問。初日は宮古。
奇岩が並ぶ浄土ヶ浜が有名なエリアで海岸沿いを散策してみた。

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 自転車 タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京から一番早く着く新幹線で盛岡に到着。盛岡から宮古へは路線バスが１時間に１本程度運行。主な便は１時間４０分で結ぶ。コンセントやフリーＷｉｆｉもあり便利だった。
並行して山田線という鉄道路線もあるが、本数が少ないうえバスより時間がかかる。沿線は市街地も少ないので鉄道は厳しそうだった。

盛岡駅 駅

途中、道の駅で５分程度休憩。物販では農産品の取り扱いもあり、県産のマツタケがたくさん並んでいたのが印象的だった。価格は相応で高級品であることには変わりなかった。

道の駅 やまびこ館 道の駅

１１時２０分ごろ、予定通り宮古駅前に到着した。遠いイメージのあった宮古市だが、バスに乗ってしまえば一本で難なくアクセスできた。

宮古駅 駅

今日は浄土ヶ浜周辺のアクセスがメイン。駅から５キロほど離れており、路線バスや３キロ近く離れた道の駅から遊覧船などの方法があるが、駅に隣接する観光案内所にて電動自転車を借りた。

途中うみどり公園に立ち寄る。２０２１年に開設した公園で、東日本大震災による津波で被災した市役所があったのだという。閉伊川に沿った立地で波が川を遡上してきたのだろう。

うみどり公園 公園・植物園

浄土ヶ浜へのアクセスはやや遠回りになるが、観光案内所の方に教えていただいた浄土ヶ浜大橋回りのルートでアクセスした。橋からは海がみられ、開けた眺望が良かった。ちょうど蛸の浜の浜辺の上に立地している。

浄土ヶ浜大橋 名所・史跡

橋を越え少し進んだところに、剛台展望台の標識があった。さっそく森の中の階段を上がってみることに。

剛台展望台 名所・史跡

こちらが展望台からの眺め。なかなか微妙な視界。
木々が成長しすぎたか、これでは展望台と呼べるような眺望は得られない。
木々の切れ目から辛うじてみられる島は砂島か。

浄土ヶ浜大橋から１キロほど、多少のアップダウンはあるも浄土ヶ浜ビジターセンターに到着した。ここで自転車を止め、海岸沿いを散策する。
ビジターセンターは３階建てになっており、海岸遊歩道に抜けられるようになっていた。途中、三陸海岸の自然などを扱う展示室も楽しむことができた。

浄土ヶ浜ビジターセンター 名所・史跡

海岸に降りた。遊歩道はよく整備されており、岩場の風景も素晴らしかった。遊歩道は震災後、再整備されたものだそうだ。

海岸沿いの遊歩道を歩くこと１０分ちょっと。浄土ヶ浜に到着した。
とがった岩が直線に並び、岩に生える松の緑も独特の景観だと感じた。

浄土ヶ浜 自然・景勝地

こちらはレストハウスの屋上にある展望台からの風景。遠めに見る景観もなかなか良かった。
このあと蛸の浜への遊歩道を進んだ。

浄土ヶ浜から１０分ほどで蛸ノ浜へ。頭上には浄土ヶ浜大橋。
海水浴場になっていたが、シーズン外でありここまで徒歩で来る観光客もなく静かな海岸だった。

蛸ノ浜 自然・景勝地

蛸ノ浜からは引き返し、遊覧船に乗るが時間までは海岸沿いの遊歩道を散策。いくつかある展望台を巡った。こちらは御台場展望台

御台場展望台 名所・史跡

浄土ヶ浜の展望台の中ではここが一番眺望が良かった。浄土ヶ浜と周辺の海の眺望を得ることができた。

遊覧船に乗車。１日７本の運行。浄土ヶ浜と出崎（道の駅）を結んでいる。
浄土ヶ浜発は３０分間の遊覧ののち、出崎に向かう。一方、出崎からは浄土ヶ浜に直行し１０分ほどで到着する。
停泊時間を含め、浄土ヶ浜を出て再び戻ってくる場合、所要時間は１時間。

みやこ浄土ヶ浜遊覧船 乗り物

遊覧船は浄土ヶ浜の岩の裏側など、陸側からでは見られない風景を見られる。また、ガイドの方の案内もテンポよく面白かった。遠くに汐吹岩がみられるが、こちらもかなりの高さまで波が上がっている様子が確認できた。

さて、遊覧船を下船し、再度海岸の遊歩道に。２つの展望台を訪れるが、まずは館ヶ崎展望台。こちらはコンクリート製の展望施設のある立派な展望台だったが。

やはり木々にさえぎられており肝心の海はごくわずか。
展望台ができた当時は木々も低く、いい眺めだったのだろう。

館ヶ崎展望台 名所・史跡

最後は竜神崎展望台。遊歩道の端っこのほうに立地している。

竜神崎展望台 名所・史跡

宮古港の展望。こちらは視界はまあまあだった。遊覧船が発着する出崎ふ頭のあたりも見られた。ここで遊歩道散策はおしまい。
今回は利用しなかったが、遊覧船は青の洞窟を訪れるざっぱ船というものもある。遊覧船乗り場からも近く、八戸穴と呼ばれる洞窟に入るもの。

ビジターセンターに戻り、自転車に乗り県立水産科学館に駐輪。
すぐそばには臼杵山がある。さまざまな桜が楽しめるようだ。標識のある所には５分とかからず着くことができた。

臼木山 公園・植物園

最後に岩手県立水産科学館を訪れた。

岩手県立水産科学館 美術館・博物館

縄文時代の魚の取り方、現代の様々な漁法。各水産物の紹介など漁業について様々な角度から学べる施設だった。入り口付近には水槽に生き物の展示もあり水族館的な要素もありボリュームのある展示内容だった。

本日の主な観光は終了。宮古駅に戻るが、途中道の駅に立ち寄って休憩とお土産品を調達する。

道の駅 みなとオアシスみやこ (シートピアなあど) 道の駅

道の駅は新しめの施設で物販コーナーも広い。品ぞろえも豊富で宮古のご当地の商品も見られた。

無事に自転車を返却。浄土ヶ浜周辺の観光なら５キロ程度の距離で自転車観光がちょうどよいかも。
バスが来るまでの時間駅周辺を散策。

鉄道歴史広場 公園・植物園

駅前にはモニュメントも設置されていた。

うみねこと乙女の像 名所・史跡

１６時５５分発のバスで盛岡駅に。途中道の駅で休憩あり。
往路もそうだったがこの便も特急便で山間部は信号のない直線道路のバイパス区間を走行するのでなかなかの走りっぷりだった。
朝夕を中心に山間部の集落に立ち寄る急行便もある。

宮古駅 駅

さて、盛岡に到着。今日は盛岡に宿泊するが、駅ビル内にあるお店で冷麺をいただいた。海鮮系の具材が入っており塩っ気がありおいしかった。

三陸和酒 磯乃 グルメ・レストラン

初日の行程は無事終了。盛岡駅から徒歩３分くらいのホテルに宿泊。
明日は新花巻に移動し、早池峰山に登る。

ホテルメトロポリタン盛岡　ニューウイング 宿・ホテル