春のポーランド・リトアニア・ラトビア三国巡り その２　シフィドニツァの平和教会の美しさに酔いしれる

2016/05/22 - 2016/05/22

昨日は1日かけて日本からワルシャワまで移動。
そして今日は朝からヴロツワフへ移動。
遠いわぁ～。
なので実際の観光初日はこの日。
本当はこの日、ヤヴォルとシヴィドニツァの平和教会の両方に行くつもりだったけど乗継ぎがうまくいかずヤヴォルの平和教会は断念。
いつかは行きたいけど…ポーランド…立て続けに来たからしばらくは来ないだろうなぁ…。
いつかヤヴォルの平和教会にも行きたいなぁ。

エリア その他の観光地(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0

5：30起床。
朝食なしのプランなのでそのまま身支度を調えて6：30のホテルのシャトルバスで空港へ。
シャトルバスには私1人だけ。
こんな朝早い人はいないのね…。
5分ほどで空港到着。

この旅行記は↓の続きです。
http://4travel.jp/travelogue/11251477

チェックインは昨日済ませているので今日は荷物を預けるだけ。

さて、まずは腹ごしらえ…と思ったけど選択肢が少ない…。
結局のこのベーグルを頂く。
中にはベーコンと目玉焼きが入ってます。
ちょっとだけ温めて出してくれた。
中までは温かくなってなかったけどね（笑）
まぁ美味しかった。
ちなみにこれで19.9ズロチ。
１ズロチ＝28円位。
はっきり言って…高い！
見事な空港価格。

空港のお店が高いからかそもそも空港に来る人が少ないからか人は少ない…。
一応首都なんだけどね。
ワルシャワ。

お腹も落ち着いたところで手荷物検査を受けてゲートへ。
空港自体は綺麗だよね。

ちゃんと免税店もあるけど出国する訳ではないので免税にはならないのだ。
ワルシャワ空港は小さい空港だからか搭乗ゲートが国内線、国際線一緒くたで買う時に見せる搭乗券で免税価格で買えるかどうかを判断しているみたい。
値段も免税価格と普通価格の２種類が表示されていたしね。

搭乗ゲートに来たものの飛行機は影も形もない。

大丈夫？？と思ってたら搭乗時間にちゃんと搭乗は始まった。

どうやら沖止めでバスで飛行機に移動するらしい。

これが搭乗機。
え～～～と…プロペラ？？？
ポーランド航空のはずなんだけど…まぁよく見たらLOTって書いてあるけどさ。
ちょっとびっくりしたよ。
ワルシャワからヴロツワフまでは電車も無い訳じゃなかったんだけど、ものすごいこと時間がかかったので飛行機で移動することに。
チケットはポーランド航空のHPで予約したけどなんとお値段4250円。
安っ！！
LCCか？？って思っちゃった。

座席はこちら。
2-2配列だったけど…ガラガラ。
朝早いからかな？

離陸は予定通り…だったと思う。

機内ではお菓子が出た。

で、水が出た。
これ水をくださいって言ったのではなく飲み物は問答無用で水だった。
聞いてはいたけどびっくりした。
まぁ値段を考えれば飲み物が出るだけでもいいのかな？

綺麗な田園風景を眺めていたら…

あっという間にヴロツワフ。
飛行機の足が出て来た～。

ヴロツワフ空港では沖止めなのでまたもやバスに乗る。

ターンテーブルで荷物をピックアップして…

バスで市内へ向かおうと思ったんだけど…バスの表示がないよ？
どっちに行けばいいの？
空港の人に聞くと出て右がバス停って事なので…

言われたとおりに行ってみるとバス停発見。
でもね、このずっと左方向にどう見ても市内行きっぽいバスが止っているの。
なのでちょっと不安になって左に行きかけると…そのバスがこっちに向かって動き出した。
どうやら時間まで待機してたっぽい。

ちなみにこれが時刻表。
基本106番のバスが市内行き。

ということでやってきたバスに乗り込みます。

市内までは３ズロチ。
約90円。
安いわぁ～。
約40分で市内到着。
ちなみに終点だった。

が、到着した場所がよく分からず…車窓から一瞬駅は見えたのでその方向に歩いて行くと無事ホテル発見。
まだチェックインは出来ないので荷物だけ預かってもらって…

ヴロツワフ駅へ向かいます。

と、言っても目的は駅ではないので駅の中を通り抜けて…

駅の裏手にあるバス乗り場へ向かいます。
ここからシフィドニツァ行きのバスに乗ります。
最初に見つけたこのバスにシフィドニツァと書いてあったので乗ったのですが…なんか思っていたより出発時間が遅いし、他にも誰も乗ってこない…と思ったら…

もう１つシフィドニツァ行きがあった。
私が事前に調べていたのはこのバスだ。

切符は車内で購入。
このレシートだとちょっと分かりにくいけど運賃は6.5ズロチ。

9：55バスは出発。
乗車率は半分くらい。
のどかな田園風景を眺めていたら…寝落ち。

１時間ほどでシフィドニツァ到着。
バスターミナルはシフィドニツァ駅のすぐ横だった。

まずはヤヴォル行きのバスをチェック。
13：45のがあるみたい。
これに間に合うように戻ってこなきゃね。

で、平和教会はどこかな？
実は最近行く場所がどんどんマニアックになってきたのかちゃんとした地図がガイドブックには載っていない(^_^;)
それでも見当を付けて歩いていたけどなんかおかしいなぁ…と思って聞いてみたら…英語通じない(;_;)
でもみんな親切で言葉分からないからって無視する人なんていない。
一生懸命どこに行きたいのか汲み取ろうとしてくれる。
が、平和教会の写真を見せるとみんな同じ方向を指さすのでその方向に行ってみる。
するとなんか街っぽい所が。

そんな感じで人に聞きながら平和教会を目指します。
多分5人くらいに道を聞いたけど英語が通じたのは学生カップルのみ。
１人「ドイツ語は分かる？」って聞いてくれたおばちゃんもいたけど…無理～～。
でも写真でみんな分かってくれたから良かった。
行きたいところの写真って大事！

そんな風に迷いながらもなんとか平和教会到着。
この入口が平和教会だとブログなんかで知っていたので見つけたときは嬉しかった～。

入口を入って歩いて行くと…

あった！
これだ！！
とても教会には見えないけどこれが平和教会。
知らなかったらペンションかなにかに見えてしまう。

えっと、これ入口だよね？
何で閉ってるんだろう？

時間的には開いてるはずだよね？？

と思って入口付近をよく見ると…こんな張り紙発見…。
ポーランド語だから全く分からないけど数字は分かる。
きっと都合により5/22は14：00～18：00が開館時間で～す、って書いてるんだよね…。
で、今日は5/22。
え～～～～！！！
どんだけ運悪いんだ、私(;_;)

今の時間は11：30を少し過ぎたところ。
周りにもなんで開いてないのか分からなくってうろうろしてる観光客の方がいてたので張り紙の事を教えてあげるとみんなあら～みたいな反応。
この人たち私より前に来てたのに気づいてなかったみたい。
まぁそんなもんよね。

さて、ここでどうするか？
せっかくここまで来たんだから見たい！
でも14：00までは結構時間がある。
じゃあヤヴォルに先に行くか？とも思ったけどバスは13：45までなさげだった。
それじゃ意味ないよね。
しかもヤヴォルとシフィドニツァは片道１時間かかる。

なので取りあえずシフィドニツァの平和教会の開館を待つことに。
思いがけずに時間が空いてしまった…。

取りあえずさっき見かけた街の中心の広場まで戻ろう。
ちなみにこの街の中心の広場は市場広場というらしい。

歩いているとこんな看板発見！
どうやらこれがシフィドニツァの観光スポットらしい。
取りあえずこれを観光していたらいいのではなかろうか？

ということでまずは大聖堂を目指します。
あの奥に見えるのがそうだよね？

到着！
大きい！

で、早速中に入ってみたら…ミサ中。
ということですぐさま回れ右。

で、歩いているとアイスをを食べている人とすれ違う。
どこにあるのかなぁ？と思って歩いているとジェラート屋さん発見！

これは食べなきゃでしょう。
どれにしようかな？

ラズベリーとバニラにしてみた。
これで5ズロチ。
約150円。
安いわぁ～。

美味しい～。
そして見てください。
コーンの一番奥までしっかりジェラートが詰まってる！
こんなの初めて。

ちなみにジェラートは市場広場のベンチに座って食べてました。
このベンチじゃないけどね。
だってほら他の人が座ってたし（笑）

さてまだ時間があるしお昼ご飯でも食べようかな。
でも市場広場の近くのお店はぴんとこなかったので…

駅の方に戻ってみることに。
そこで見つけたのがこのレストラン。
なぜここに惹かれたのかというと、外に置いてある看板に「Pierogi」って書いてあったから。
確か餃子みたいなやつでポーランドの名物料理だよね？

ということでピエロギを注文。
ついていたサワークリームを付けて食べても美味しかったんだけど、昨日JALで使わなかったお醤油をカバンに入れていたので浸けて食べると更に美味しい！！
ピエロギが10.5ズロチ、アイスティーはネスティで4ズロチ。

食事も終ったけどまだ１４時にはなっていないのでさっきミサ中だった大聖堂へ。
が、さっきより人は少ないもののまだミサ中の模様。

後ろの方は大丈夫そうだったので静かに見学。

早々に撤退。
さっきからもう１時間たってるのに…長いなぁ。

まだ１４時には早いけどすることもないので平和教会に行ってみると…

入口開いてる！
よかった。
早速中へ。

入場料は10ズロチ。
入ってすぐのところに…。

洗礼盤。
これがないと普通の部屋みたいでとても教会とは思えない。

日本語の解説書を貸してもらえたのでとっても助かります。

入っていきなりこの空間に圧倒されます。

この福音アウグスブルク派の教会が建てられたのは、17世紀半ばのことです。

カトリック派のハプスブルク家の支配下にあったボヘミアでプロテスタントが反乱を起こしたことをきっかけに勃発し、ヨーロッパの殆どの国と地域を巻き込んだ「三十年戦争」（1618～1648年）終結後のことでした。

ヴェストファーレン講和条約（1648年）に基づき、オーストリア皇帝はドルヌィ・シロンスク地方のプロテスタントたちに対し、ヤヴォル、シフィドニツァ、グウォグフの三箇所に「平和教会」を建てることを許可しました（グウォグフの教会は後年火災により消失してしまったため現存するのは二つ）。

大規模な破壊と荒廃をもたらした醜い戦争・宗教紛争の終結の象徴となるべきものでした。

ただし、これらの教会の建築には様々な条件が課せられました。
・ 耐久性のない建材しか使用してはならない、
・ 市壁の外側で、なおかつ大砲の射程距離内になければならない、
・ 伝統的な教会建築様式をとってはならず、塔や鐘も備え付けてはならない、
・ 一年以内に建設し終えなければならない、
などです。

伝統的なカトリック教会のような頑丈で立派な建物を建てることは認められなかったのです。

このようにして、木材・藁・粘土を用いたハーフ・ティンバー（木骨）造りの建物が完成することとなりました。

こうした事情を知らなければ、一見シンプル極まりなく、教会にすら見えないこれらの建築がなぜ世界遺産に値するのかと疑問に思われる方がいたとしても不思議ではありません。

しかしこれら二つの教会は、それ自体が大変に価値のあるものである、というのも事実なのです。
木造建築の教会としてはヨーロッパ最大のものですし、また数千人を収容することができる木造建築物というのは大変に貴重で稀少なものです。

また、外観こそ質素に造られていますが、一歩中に足を踏み入れれば、バロック様式の豪華できらびやかな内装が訪れる者の目を奪います。

この教会をいつまでも守り続けて欲しいです。

すごい教会だった。
見た目だけではなくこの教会が出来たいきさつがとても大事だと思う。

さて３度目の正直で再びの大聖堂。
さすがにミサは終っていたので今度こそゆっくり見学。
ミサの間は照明が灯されていたけど今は消えている。

説教壇。

大祭壇。

ステンドグラス。

なかなか見応えのある大聖堂。

平和教会に来たら是非こちらの大聖堂も見学をオススメします。

さてでは次はもう１つの平和教会があるヤヴォルへ向かいます。

で、バスターミナルに到着。
時刻表を見るとヤヴォル行きのバスがあるはずなんだけど時間になっても来ない…。
たまたま来たバスの運転手さんに聞いてみたら「今日はもうヤヴォル行きのバスはないよ。電車なら有るんじゃない？」とのこと。
え～～でも時刻表にはあるのに…
日曜だから？
よく分からない…。

が、実際にヤヴォル行きのバスは来ないし電車にチャレンジ！
と思ってホームに行くと蒸気機関車がやってきた。

え？え？何？？

どうやらイベント的な蒸気機関車みたい。
車体にJaworの文字も見えるしもしかしてヤヴォルに行くの？
と思って運転手さんに聞いてみたけど行かないらしい…。
じゃあヤヴォルに行く電車は来るの？と聞くと今日はもうないよ、とのこと。

本当にもう無いのか、運転手さんが知らないだけなのかはよく分からないけど…行く方法が無さそうなのでヤヴォルの平和教会行きは諦めてヴロツワフに戻ることに。
ヴロツワフ行きのバスは割とあるんだよね。

この旅行記の続きは↓
http://4travel.jp/travelogue/11253473

この旅行記へのコメント （2）

• まほうのべるさん 2017/07/09 07:25:01

  残念でしたね

  おはようございます、Rinさん。
  
  シフィドニツァの平和教会とても美しいですよね。
  自分が行った時のことを思い出して見ていました。
  
  シフィドニツァとヤヴォールの教会を１日でまわろうと、インターネットで情報を探したっけ。たまたまフォートラ以外でとても参考になる旅行記と出会い無事にまわることができましたが、情報は少なく大変ですよね。
  
  シフィドニツァ平和教会では係の方が１人でべるの行った時も閉まっていました。
  その時は用事があって？閉めていたようで、少し待っていたら戻ってきました。
  教会内はとても豪華でただただ美しさに圧倒されるばかりですね。
  
  ヤヴォルまでのバスが何故か来ないうえ、電車もなかったなんて本当に残念でしたね。
  立派なバスターミナルが出来たのですね。
  でもヤヴォルまでバスは６本あったと思うけど１本しかなく、その１本も運航されていなかったのか。
  
  でも予想以上に素晴らしい大聖堂が見られたのは良かったですね。
  
  　まほうのべる
  

  Rinさん からの返信 2017/07/09 07:54:24

  RE: 残念でしたね

  べるさん
  
  書き込みありがとうございます。
  
  シフィドニツァに行く前にはべるさんの旅行記も参考にさせていただきました。
  べるさんの時はバスターミナルがまだ出来てなかったんですよね。
  べるさんの乗ったバスターミナル(？)の辺りも通りましたよ。
  駅のすぐ近くですよね？
  今はバス停はなかったですが、通った時に見覚えがあったのですぐ分かりました。
  
  私もおそらくべるさんと同じ旅行記を見て参考にしたのですが、多分日曜日だったのが痛かったんだと思います。
  シフィドニツァの教会は本当に素晴らしかったですよね。
  ヤヴォルは残念でしたが、これもまた旅、と思う事にしてます(笑)
  
  Rin