ジャーマンレイルパスで巡るドイツ１０日間の旅⑲　最後は「厳戒」のミュンヘン

2016/07/16 - 2016/07/17

土曜日の夕方ミュンヘン入りしました。駅前のホテルにチェックインした後、少し街歩きして夕食に・・。

今まで訪れたどの町よりもピリピリして警戒が厳しい感じでした。特に中央駅の周辺は警官があちこち立っています。昨年、移民の問題で報道されていましたが、まだ問題は山積みなのでしょう。

土曜の夜ということもあるのか、一晩中ホテルの周辺では、パトカーのサイレンが聞こえていました。

２０１２年に訪れたスペインのマドリードやバルセロナ、２０１３年のモスクワに匹敵するくらいかそれ以上の警戒態勢のような気がしました。

そんなミュンヘンのショッピングセンターで銃乱射事件が起きたのは、帰国後１週間もしない７月２２日のことでした。
旅程)☆がこの旅行記
7月9日(土）　0:50　羽田発ＮＨ203便　6:00フランクフルト着
6:43　フランクフルト空港駅発　ICE18　7:40ケルン中央駅着
11:18　ケルン中央駅発　IC2013　12:15コブレンツ中央駅着
15:02　コブレンツ中央駅発　16:34フランクフルト空港駅着
17:02　フランクフルト空港駅発　Sバーン　17:10フランクフルト空港駅着
(フランクフルト泊）

7月10日(日）7:13フランクフルト中央駅発ICE874　11:28ベルリン中央駅着
(ベルリン泊）

7月11日(月）6:58ベルリン中央駅発EC171　8:56ドレスデン中央駅着
13:37ドレスデンノイシュタット駅発　14:06マイセンアルトシュタット駅着
17:49マイセンアルトシュタット駅発　18:27ドレスデン中央駅着
(ドレスデン泊）

7月12日（火）6:20ドレスデン中央駅発ICE1654　8:16エアフルト着
12:18エアフルト発ICE1650　12:49アイゼナハ着
17:07アイゼナハ発ICE1653　 17:37エアフルト着
(エアフルト泊）

7月13日(水）6:18エアフルト発ICE1656 7:42フルダ着
10:59フルダ発ICE91　11:30ヴュルツブルグ中央駅着
(ヴュルツブルグ泊）

7月14日(木）7:39ヴュルツブルグ中央駅発(シュタイナハ乗換）8:49ローテンブルグ　オブタウバー着
13:05ローテンブルグ発(ロマンティック街道バス）ディンケンスビュール経由　15:25ネルトリンゲン着
(ネルトリンゲン泊）

7月15日(金）6:00ネルトリンゲン発　ドナウヴェルト経由7:42ミュンヘン中央駅着(ホテルに荷物預け）8:04ミュンヘン中央駅発　8:46アウグスブルグ中央駅着　13:03アウグスブルグ中央駅発　14:35レンゲンヴァング駅着(代行バス）15:08フュッセン着　17:05フュッセン発17:13ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ着
(ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ泊）

☆7月16日(土）
午前　ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ城　ﾉｲﾝｼｭﾊﾞﾝｼｭﾀｲﾝ城見学
12:53　ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ発　DBバス　14:19オーバーアマガウ着
15:38　オーバーアマガウ発　ムルナウ経由　17:26　ミュンヘン中央駅着
(ミュンヘン泊）

☆7月17日(日）
午前　レジデンツなどミュンヘン中心部観光
午後　ニンフェンベルグ城見学
17:45　ミュンヘン中央駅前発空港行バス　18:25空港着
21:25　ミュンヘン発NH218便　

7月18日(月・祝）
15:50　羽田空港着

エリア ミュンヘン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

17時25分ほぼ予定通り、ミュンヘン中央駅に到着。

旅の最後の夜に泊まるのは、NHミュンヘンドイチャ―カイザー。

写真中央、グレーの背の高い建物です。中央駅（道路左側）の真向かい徒歩数分。

では、夕食をとりがてら街に繰り出しましょう。

あらあら、果物屋さんはそろそろ店じまい。

バーゲンの時期のようです。

夕食は、こちらハッカーハウスにて。

ブルーのパラソルが目印。

ミュンヘンについてから、さあどこで食事しよう・・とさまようのも大変なので、前もって、ネットで席の予約をしておきました。(便利な世の中になったものです）

土曜の夜で満員・・なんていうこともあるかもしれないので・・。

メニューが運ばれてきました。何をいただこうかな。

「とりあえず、ビール！」と旅の最後の晩、ここまで大きな事件もなく来たことをお互いに感謝しあいながら乾杯します。

もっとも、ホテルに戻って、帰国準備の荷造りがありますので、ノンアルコールです。

壁はこんな感じ。

民族衣装を着たウェイトレスさん。

人手が足りないのか、なかなか注文取りに来てくれません。

（少し離れたテーブルにいらしたご夫婦は、放置され続け、怒ってお店を出ていってしまいました。）

わたくしは、バイエルン地方料理の盛り合わせ。

見た目はきれいでおいしそうだけれど、中に脂肪が多すぎてどうしても食べられないものありました・・。

（どうも食べ方を間違えていたみたい。そのまま食べるのではなくて、添えられているパンに薄くつけて食べるのでしょう。）

夫はチキンのロースト。

おいしかったとのこと。

おなかもいっぱいになって、ホテルに帰ってきました。

途中、中央駅の近くでなんとなく不穏な雰囲気。

警備の警官の数も多いし、パトカーがサイレン慣らしているし・・。

そんな中、部屋に戻って一安心。

立地がいい分お部屋はコンパクト。

シャワーのみですが、夏なので問題ありません。

今日も、朝のホーエンシュバンガウ、昼のオーバーアマガウ、夕方のミュンヘン、最後の最後まで密度の濃い行程でした。

連日の早朝起床、早朝出発でしたが、明日朝は、すこしゆっくりできそうです。
おやすみなさい！

おはようございます！

ゆっくりできそう・・といいつついつものように5時過ぎには目覚め、支度が済むと開いたばかりの朝食会場へ。

一晩中、ひっきりなしにパトカーのサイレンが聞こえ、疲れてぐっすりのはずなのに、何度か目を覚ましました。

チーズやハム、いろいろあります。どれにしましょう。

帰りの飛行機は夜の9時25分発。

逆算して、それに合わせて昼食は少し遅めにするから、朝食はしっかり食べておきましょう・・と、このくらい。

朝食後、階段のところで、このホテルの昔の写真を見つけました。

NHの傘下に入る前、由緒あるホテルだったのでしょう。

そういえば、ネルトリンゲンで利用したホテルも今はNHですが、やはり町で一番古いホテル　でした。

あっという間に、帰る日が来てしまいました。
最終日の観光、まずはミヒャエル教会。

心を映すかのように空が今にも泣きそうです。

それからマリエン広場、市庁舎の前を通り過ぎます。

だいぶ雨が降ってきました。

目指すは、レジデンツ。

ここは、ヴュルツブルクで購入した、バイエルン州城めぐりチケットが使えます。

レジデンツにはいり、カメラを構えた瞬間赤ランプ。

データ容量がいっぱいです・・ですって。

仕方がないので、初日に撮った写真から見返し、いらないのは削除、削除、削除。

その合間に、空いたデータ分めがけて撮影。

そんな合間に撮ったここは先祖の間だったと思います。

宝物館にて。

眩いばかりの青い天井。

祭壇でした。

金ぴか！

つい、天井を見上げてその繊細さにパチリ。

まだ、開館したばかりなので人は少ないです。

祭壇でしょうか。

ルパンが狙いそうだよねなんて言いながらお宝を見ていきました。

レジデンツに入る前は結構な雨でしたが、見学中に雨が上がりました。

ああよかった。

二つの塔はフローレンス教会。

ただ今修復中で塔には上れません。

市庁舎前にやってきたときにはそろそろ11時。

みんな待ち構えています。

目的はもちろん・・・。

さあ11時になりました！

お人形さんがでてきましたよ。

時計も素敵だけれど、それを見る人、人、人。

こちらも面白い。東洋の人も西洋の人も同じ表情で一心に見つめます。

すりにご用心あそばせ。

新市庁舎の時計を見た後は、ペーター教会。

この教会に来たお目当てはもちろん・・・・。

「タワーはこっちですよ。」の矢印が目に入りました。

この旅の登り納めになるのかな

ミュンヘンの街並みを見下ろします。

ドイツ第三の都市とは言うけれど、観光スポットは、どことなくのどか。

ただ、昨日の駅周辺の様相や、夜通し聞こえたパトカーのサイレンには、この街も大変なんだろうなあと推察いたしました。

昨秋あれだけ移民流入のニュースが報道されていたことを思うと、少しは落ち着いたほうなのかもしれませんが・・。

先ほどあんなに人が集まっていた新市庁舎の前も、今はがらがら。

小学生くらいの女の子と競争するように階段を降りてきて、（もちろん、かないませんでした。身軽だから速いこと速いこと）

最後に目指すのはアザム教会。

時折、みかける民族衣装やさんのショーウィンドウをちらっと眺めつつ。

アザム教会の入口で目を奪われました。

天使さまがかわいい。

アップで撮ってみます。

このあと、いったんホテルに帰り、休憩。

ＮＨドイチャ―カイザーは、土曜日の宿泊だとＬａｚｙ　Ｓｕｎｄａｙというキャンペーンで、無料で、チェックアウトを延長してくれ、最長午後5時間までＯＫとのことでした。

あいにく、今晩満室とかで、５時までとはいきませんでしたが、それでも、２時までチェックアウトを延長してくれました。

休憩して、チェックアウトして荷物を預けます。

夕方の空港バスの時間までまだだいぶありますので、旅の最後の最後に、あそこへ行ってみましょう。

トラムに乗って着いたのはニンフェンベルグ城。

こちらも、バイエルン城めぐりチケットで入場できます。

駆け足旅行でしたが、ヴュルツブルクの要塞とレジデンツ、ノインシュバンシュタイン城、ミュンヘンのレジデンツ、そしてここ、と５か所で使ったので２人分４４ユーロの元は十分取れたと思います。

お城というよりも、宮殿という感じの豪華な内装です。

有名なルードヴィヒ1世の美人画ギャラリーにやってきました。

連れは楽しみにしていたのか、ここでは丁寧に写真を撮っていました。

好みの方はアップで!(笑）

建物内部の見学を終え庭園の方に行ってみます。

日曜日でくつろぐ人たちでいっぱい。
駅近くの、不穏な雰囲気とは大違い。

結婚したカップルの記念撮影も・・。

式に参列する方かしら？

さて、そろそろホテルへ戻りましょうか。

この自販機でトラムのチケット購入。

無事ホテル到着。

最後にミュンヘン中央駅の地下にあるコンビニ（Newdaysみたいな感じ）にはいり、お水と、お土産になりそうなコーヒーや紅茶など買いました。

おにぎりが売っている!

しかも、セロファンをはがして、パリパリの海苔を巻き付けられるおにぎりだわ。

名残惜しいですが、ホテルで預けていた荷物をピックアップし、空港へと向かいます。

NHホテルの目の前からバスが出るので楽ちん楽ちん！

空港につきました。

バスを降りてから、チェックインカウンターまでだいぶ歩きます。

ANA218便のゲートはH32.

遅延もなさそうでよかった。

では、ゲートへ・・・。

まだ、帰りたくないなという気持ちと、留守宅がちょっと心配で、さあ帰ろう帰ろうという気持ちが、頭の中でぐるぐるとしています。

あの飛行機で日本に帰ります。

３連休の最終日に日本に着く便ということもあり、満席。

1回目の機内食。

ドイツ時間でもう午後11時近かったでしょうか？

和食・・にしたら、シーフードカレーでした。

夫の選んだ洋食は、チキンだったかな？

2回目の機内食。

梅がゆにしました。疲れた胃腸に優しい！

夫のチョイス。

オムレツだったかな？

もうすぐ、東京です。

10日間の旅が無事おわりそうです。

早々と飛行機のチケットを買ってから準備期間は9か月。

4トラベルの皆様のドイツ旅行記をずいぶん参考にさせていただきました。

この場を借りて御礼申し上げます。

さて、次はどこへ？