ジャーマンレイルパスで巡るドイツ10日間の旅①　深夜便で飛ぶフランクフルト！

2016/07/09 - 2016/07/09

2年ぶりの欧州の旅、今回はドイツをジャーマンレイルパスを使って巡ります。

旅の計画を立て始めたのは昨年の秋のこと。休暇を最大限に有効活用するため深夜羽田発早朝フランクフルト着のＮＨ２０３便と、帰路の夜ミュンヘンを発つＮＨ218便の航空券を早々予約しました。

ミュンヘンを中心にドイツでは難民問題で揺れていました。また、その後、フランスやベルギー等で欧州で起きたのテロのニュース。送り出す家族は心配そう。

そして、旅行中にフランス・ニースでのテロ勃発と、トルコのクーデター。無事帰国したその週には、わたくしたちの旅してきたヴュルツブルグやミュンヘンでの相次ぐ事件。旅行中は、あちこちで現地の方々に親切にしていただいたので、思いは複雑です。

ロケーション重視でコストパフォーマンスのよいホテルを選び、観光第一(特に塔に上るのは必須）、食事や買い物はその合間にちょこっと・・と回った「早寝早起き型」の中高年夫婦の旅行記、同じような旅をされる方の参考になれば幸いです。

(旅程)☆がこの旅行記
☆7月9日(土）　0:50　羽田発ＮＨ203便　6:00フランクフルト着
6:43　フランクフルト空港駅発　ICE18　7:40ケルン中央駅着
11:18　ケルン中央駅発　IC2013　12:15コブレンツ中央駅着
15:02　コブレンツ中央駅発　RE2　16:34フランクフルト空港駅着
17:02　フランクフルト空港駅発　Sバーン　17:10フランクフルト空港駅着
(フランクフルト泊）

7月10日(日）7:13フランクフルト中央駅発ICE874　11:28ベルリン中央駅着
(ベルリン泊）

7月11日(月）6:58ベルリン中央駅発EC171　8:56ドレスデン中央駅着
13:37ドレスデンノイシュタット駅発　14:06マイセンアルトシュタット駅着
17:49マイセンアルトシュタット駅発　18:27ドレスデン中央駅着
(ドレスデン泊）

7月12日（火）6:20ドレスデン中央駅発ICE1654　8:16エアフルト着
12:18エアフルト発ICE1650　12:49アイゼナハ着
17:07アイゼナハ発ICE1653　 17:37エアフルト着
(エアフルト泊）

7月13日(水）6:18エアフルト発ICE1656 7:42フルダ着
10:59フルダ発ICE91　11:30ヴュルツブルグ中央駅着
(ヴュルツブルグ泊）

7月14日(木）7:39ヴュルツブルグ中央駅発(シュタイナハ乗換）8:49ローテンブルグ　オブタウバー着
13:05ローテンブルグ発(ロマンティック街道バス）ディンケンスビュール経由　15:25ネルトリンゲン着
(ネルトリンゲン泊）

7月15日(金）6:00ネルトリンゲン発　ドナウヴェルト経由7:42ミュンヘン中央駅着(ホテルに荷物預け）8:04ミュンヘン中央駅発　8:46アウグスブルグ中央駅着　13:03アウグスブルグ中央駅発　14:35レンゲンヴァング駅着(代行バス）15:08フュッセン着　17:05フュッセン発17:13ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ着
(ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ泊）

7月16日(土）
午前　ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ城　ﾉｲﾝｼｭﾊﾞﾝｼｭﾀｲﾝ城見学
12:53　ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ発　DBバス　14:19オーバーアマガウ着
15:38　オーバーアマガウ発　ムルナウ経由　17:26　ミュンヘン中央駅着
(ミュンヘン泊）

7月17日(日）
午前　レジデンツなどミュンヘン中心部観光
午後　ニンフェンベルグ城見学
17:45　ミュンヘン中央駅前発空港行バス　18:25空港着
21:25　ミュンヘン発NH218便　

7月18日(月・祝）
15:50　羽田空港着



　　　　　　

エリア フランクフルト(ドイツ)

今回の旅の始まりは大井町から・・・。

仕事帰りの夫が汗をかいたまま旅に出るのも気持ち悪いでしょうからということで大井町集合！！

こちらの大井町駅前にある「おふろの王様」で汗を流し、さっぱりとしました。ぬるめのお湯にゆっくりつかり、飛行機の中でもよく眠れそう。

おふろの王様の目の前、大井町駅西口からは京急の羽田空港リムジンバスが出ています。(所要約30分、580円）

乗り換えなしで、人込みも歩かず、空港に行かれるのは大きな魅力です。

21時25分発の冷房の効いたバスで空港に向かいます。

途中停まるのは品川シーサイド駅だけ。国際線ターミナルが終点です。

22時少し前に空港について、宅急便で送っておいたスーツケースを受け取り、全日空カウンターでチェックイン。

あとは飛行機に乗るだけとなったらおなかがすいてきました。

出発は午前0時50分ですから、乗り込んだらもう眠る体制に入りたいです。
というわけで、こちらで腹ごしらえ。

麦とろ定食をいただきます。

さて、おなかもいっぱいになったから出国手続きをしましょうか。

お江戸日本橋ならぬ、羽田日本橋にやってきました。

外国からのお客様が増え、あちこち「和テイスト」が。

羽田の国際線は初めてなのできょろきょろしてしまいます。

トイレに行こうとしたら、こんな飛行機の模型が並んだショーケース。

羽田空港に乗り入れている航空会社の飛行機がずらり。

さて、出国手続きを済ませたら早めに搭乗口に向かいますか。

待っている人はそう多くはありません。
夏休みには少し早いのかしら。

心配していた現地のお天気はまずまずのようです。

あの飛行機でしょうか？

たしか777-300ER。

無事搭乗。座席は2-4-3配列。

機内左側後部2人並びの席を予約してありましたが、後ろの方は7割くらいの搭乗率？

夫は空いていたすぐ後ろの2人掛けの席に移動し、1人で２席ずつ使いゆったりとできました。

真ん中の４人掛けのシートも通路側に１人ずつ、反対側の３人掛けのシートも真ん中を空けて２人ずつと割り振られていて、みなさんゆったりと座っています。
(結構体格のいいドイツ人男性だと、満席の状態はきついだろうなあ！）

先ほど、夕食は済ませてありますので、すぐに寝る体制に入ります。

そうそう、この便は、搭乗するとすぐに夜食のサンドイッチとお水が配られます。

おふろにゆっくりと入ったのがよかったのか、よく休みました。

到着まであと２時間くらいというところで、朝食が配られます。

肝心のメインがフタがしたままで、わかりづらいですがこちらは夫の選んだ洋食。ポーチドエッグベネディクト風・・だったかな。

わたくしは、和食にしました。紅鮭の彩ごはん。

予定より早く５時３５分にフランクフルト着。
入国審査では、珍しく「入国の目的は?」「滞在日数は?」「どこに泊まるの？」と英語検定のような質問がありました。

滞在は10日間と答えると、入国管理官のおじ様「Only　10days！！」ですって。わたくしだってもう少し滞在したいですけどね・・。

入国審査を終え、バゲージ受け取り場所に行くとすでにわたくしたちのスーツケースはぐるぐる回っていました。引き取ったら今度はすぐに空港内の荷物預けに行き、夕方まで、スーツケースを預けます。

身軽になってDBのinfoを目指します。

たしか午前6時からだったはず。

開いたばかりですいています。
整理券ももらわなくてすぐにカウンターに呼ばれます。
ああよかった。

「ジャーマンレイルパス、2等、7日間、ツインパス」と
「今から乗車可能な中でケルンに最速で着く2等の指定券」というメモを作っておきました。

まずは、ジャーマンレイルパス無事買えました。
事前にネット購入も考えましたが、万一キャンセルの必要が出てきた場合や、旅行日程を短縮せざるを得ない場合などもあります。いずれにしても使用初日にバリデートをするのなら、当日空港駅で買いましょう...となりました。

これは使用後の画像です。
(名前などの個人情報は加工して消去してあります。）

毎日使う前に日付を入れて、検札時に日付印を押してもらいます。
(検札時に日付が書いてないと不正使用とみなされますのでご用心）

6時43分発ICEブリュッセル行きの指定券が買えました。

2人分で手数料が9ユーロです。

他の区間(フランクフルト―ベルリン、ベルリン―ドレスデン、ドレスデン―エアフルト）は、出発前にネットで予約しましたが、初日ばかりは飛行機の到着時間や、入国にかかる時間の予想がつかないので当日買いです。

フランクフルト空港駅の遠距離線は、少し歩きます。(infoのお姉さんは10分も歩けば着くわよ・・といっていましたが、慣れていればの話）

あら、おいしそう・・なんて見とれている暇はありません。

無事ホームにたどり着きました。

7番線ブリュッセル行です。

こちらの遠距離駅からは、ケルンやミュンヘンなどへ・・。

RBやSバーンは1，2，3番線の近距離駅から乗ります。

乗る列車がほぼ時間通りやってきました。

まずは最初の目的地ケルンに向かいます。

初めて乗るＩＣＥにドキドキ、ワクワク！！