ジャーマンレイルパスで巡るドイツ１０日間の旅⑬　ロマンティック街道バスでディンケルスビュール

2016/07/14 - 2016/07/14

ロマンティック街道バスで、ローテンブルクを後にし、本日の宿泊地ネルトリンゲンに向かいます。ロマンティック街道バスは途中ロマンティック街道の魅力的な街に停まり、３０分くらいその街を見ることができます。公共交通が便利と言えない地域なので、個人旅行者の強い味方ですね。

さて、ローテンブルクの次はディンケルスビュールと思いこんでいましたら、フォイヒトヴァンゲンにバスは停まり、３０分ほど歩く時間がありました。

地球の歩き方にも出ていない街ですが、帰宅後調べると第二次世界大戦で被災せず、１２世紀から１５世紀の建物が現存する古い街だということがわかりました。思いがけない名の知らぬ街での散歩と、買い物少々楽しみ、いよいよディンケルスビュールです。

７月中旬に子ども祭りが毎年開催されますが、今年は７月１５日。あいにく１日早くて「お祭り準備中」の街を駆け抜けました。


(旅程)☆がこの旅行記
7月9日(土）　0:50　羽田発ＮＨ203便　6:00フランクフルト着
6:43　フランクフルト空港駅発　ICE18　7:40ケルン中央駅着
11:18　ケルン中央駅発　IC2013　12:15コブレンツ中央駅着
15:02　コブレンツ中央駅発　16:34フランクフルト空港駅着
17:02　フランクフルト空港駅発　Sバーン　17:10フランクフルト空港駅着
(フランクフルト泊）

7月10日(日）7:13フランクフルト中央駅発ICE874　11:28ベルリン中央駅着
(ベルリン泊）

7月11日(月）6:58ベルリン中央駅発EC171　8:56ドレスデン中央駅着
13:37ドレスデンノイシュタット駅発　14:06マイセンアルトシュタット駅着
17:49マイセンアルトシュタット駅発　18:27ドレスデン中央駅着
(ドレスデン泊）

7月12日（火）6:20ドレスデン中央駅発ICE1654　8:16エアフルト着
12:18エアフルト発ICE1650　12:49アイゼナハ着
17:07アイゼナハ発ICE1653　 17:37エアフルト着
(エアフルト泊）

7月13日(水）6:18エアフルト発ICE1656 7:42フルダ着
10:59フルダ発ICE91　11:30ヴュルツブルグ中央駅着
(ヴュルツブルグ泊）

☆7月14日(木）7:39ヴュルツブルグ中央駅発(シュタイナハ乗換）8:49ローテンブルグ　オブタウバー着
13:05ローテンブルグ発(ロマンティック街道バス）ディンケンスビュール経由　15:25ネルトリンゲン着
(ネルトリンゲン泊）

7月15日(金）6:00ネルトリンゲン発　ドナウヴェルト経由7:42ミュンヘン中央駅着(ホテルに荷物預け）8:04ミュンヘン中央駅発　8:46アウグスブルグ中央駅着　13:03アウグスブルグ中央駅発　14:35レンゲンヴァング駅着(代行バス）15:08フュッセン着　17:05フュッセン発17:13ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ着
(ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ泊）

7月16日(土）
午前　ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ城　ﾉｲﾝｼｭﾊﾞﾝｼｭﾀｲﾝ城見学
12:53　ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ発　DBバス　14:19オーバーアマガウ着
15:38　オーバーアマガウ発　ムルナウ経由　17:26　ミュンヘン中央駅着
(ミュンヘン泊）

7月17日(日）
午前　レジデンツなどミュンヘン中心部観光
午後　ニンフェンベルグ城見学
17:45　ミュンヘン中央駅前発空港行バス　18:25空港着
21:25　ミュンヘン発NH218便　

7月18日(月・祝）
15:50　羽田空港着

エリア ディンケルスビュール(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

ほぼ定刻にバスはﾛｰﾃﾝﾌﾞﾙｸを出発。

車内で先ほど買ったシュネーバルをいただきました。

まあ、おいしいこと。もう一つ買えばよかった・・。

１３時４０分バスが停まりました。

あら、もうディンケルスビュールに到着?と思ったら、違う街でした。

地球の歩き方やるるぶなど日本のガイドブックには、ヨーロッパバスの「主な」停留所しか書いてありませんが、帰宅してから運行会社のHPを見るとﾛｰﾃﾝﾌﾞﾙｸの次は、ここフォイヒトヴァンゲンにとまることになっています。

いかにもドイツ！という屋根に目玉のような窓のある家。

フォイヒトヴァンゲンは、先の世界大戦で爆撃を受けなかった街だそうです。

町の起源は８世紀に修道院が建てられたこと。

この教会は修道院付属のもので９世紀にはじまり、建物は１３世紀のものとか。

こんな小さな町に（失礼！）素敵な教会がとしばし感動。

ロマンチック街道にはめずらしい後期ロマネスク様式。

停車時間が２０分くらいでは、街の中心バスの停まったマルクト広場を歩くのが精いっぱい。

あら、サーカスもくるみたい。

ＦＥＵＣＨＴＷＡＮＧＥＮに。

マルクト広場に面して建つ木組みの家。

街の中心マルクト広場。

野菜を売っているお店発見。

これは何だろう？

カリフラワーやブロッコリーニンジン、おなじみの野菜発見。

わあ、トマトもおいしそう。

明日の朝食用に、トマトとキュウリ,リンゴをお買い上げ。

どの町に行っても、こうして必要な分トマト１個キュウリ１本から買えるのはうれしいこと。

マルクト広場。青いヨーロッパバスが停まっているのが見えますか？

バスの奥が、修道院付属教会です。

バスでご一緒の三世代ファミリーの方が、ｉｎｆｏで見つけましたからどうぞ・・とこの街のパンフレットをくださいました。

もっと時間があれば、川べりまで行ってみたかったです。

１３時５５分、フォイヒトヴァンゲン出発。

こんな機会でもないと訪れない、歴史の重みがあるかわいらしい街でした。

１４時１５分ディンケルスビュール到着。

ローテンブルクからご一緒だった、三世代ファミリーはこちらで下車。今晩はディンケルスビュール泊だそうです。

「明日は子ども祭りのようですよ。よい時にお泊りですね。」と申し上げてお別れ。

ディンケルスビュールは、第二次世界大戦で破壊からのがれましたが、それより前,農民戦争、三十年戦争でも破壊を逃れ、あちこちに中世の雰囲気が残っているそうです。

木組みの家。

この街で有名なのはこのドイチェスハウス。１６世紀末の貴族の館。今はホテル。

この街の滞在時間は４５分。

まずはゲオルグ教会に参りましょう。

１４４８～１４９９年建造。

天井が高くて明るいです。

一つひとつ細部まで見事です。

この教会も塔に登れるようですが、バスに置いて行かれても困るのであきらめました。

お祭りの飾りつけでしょうか？

お店に貼ってあった子ども祭りのポスター。

残念だけど明日から。

看板も素敵だなあ。

この街は交通の便が今一つのせいか、ぞろぞろ観光客が来るわけでもなく落ち着いた雰囲気でした。

車の後ろにピタリとついているヤモリ？

クリスマスリース?ちょっと早いよね？

どうやら明日からの子ども祭り用の飾りみたい。

窓の下の花置きが素敵。」

馬のマークの看板。

下のリースも子ども祭り用？

ホテル　ヴァイセス　ロス。

１階はレストランになっています。

洋服屋さん？

ベッカライ！

パン屋さん発見。

イートインコーナーもあるので、ちょっと一休み。

中に入ってみると子ども祭り用のお菓子が・・。

これも子ども祭り用？

クリスマスの前に日本でもブーツに入ったお菓子が並ぶ・・そんな感じ。

あったあった。

先ほどﾛｰﾃﾝﾌﾞﾙｸで買ったシュネーバルがとてもおいしかったのにちょっと物足りなかったので、購入。

ローテンブルクの「ブロート＆ツァイト」のシュネーバルの方がおいしかったかな。
でも、満足。

雲行きが怪しくなってきました。

そろそろバスの出発時刻。

先ほどバスを下ろされたのはこの井戸の横。

バスは停まっているけれど、ドライバーさんがいません。

１４時３５分発なのに、時間を過ぎても空っぽのバス・・・。

心配してあたりを見回していると、「やあ」とドライバーさんにこやかに登場。

遅れているんですけれど！
ネルトリンゲンに早く行きたいのですけれど！
内心プンプンしながらバスに乗ります。


乗客はわたくしたち２名だけで、さあ次の街ネルトリンゲンに出発。