ジャーマンレイルパスで巡るドイツ10日間の旅⑧　クレーマー橋のかかる街エアフルト

2016/07/12 - 2016/07/12

ドレスデンからエアフルトに移動するころには暑さもおさまり、ドイツの普通の夏（多分）になり、観光するのもずいぶん楽になりました。

エアフルト、アイゼナハとゲーテ街道の街を進んでいきます。出かける前に読んだ書物では、このゲーテ街道の街は、文学、音楽、宗教の偉人たちにゆかりあるドイツ文化の凝縮された街・・とのこと。にわか勉強が追い付かなくて、帰ってから、改めて調べなおすことばかりでしたが、ドイツらしさに触れたひと時でした。

表紙の写真がクレーマー橋です。橋の上にびっしりと木組みの家が建ってる様子は素敵でしょう！


(旅程)☆がこの旅行記
7月9日(土）　0:50　羽田発ＮＨ203便　6:00フランクフルト着
6:43　フランクフルト空港駅発　ICE18　7:40ケルン中央駅着
11:18　ケルン中央駅発　IC2013　12:15コブレンツ中央駅着
15:02　コブレンツ中央駅発　16:34フランクフルト空港駅着
17:02　フランクフルト空港駅発　Sバーン　17:10フランクフルト空港駅着
(フランクフルト泊）

7月10日(日）7:13フランクフルト中央駅発ICE874　11:28ベルリン中央駅着
(ベルリン泊）

7月11日(月）6:58ベルリン中央駅発EC171　8:56ドレスデン中央駅着
13:37ドレスデンノイシュタット駅発　14:06マイセンアルトシュタット駅着
17:49マイセンアルトシュタット駅発　18:27ドレスデン中央駅着
(ドレスデン泊）

☆7月12日（火）6:20ドレスデン中央駅発ICE1654　8:16エアフルト着
12:18エアフルト発ICE1650　12:49アイゼナハ着
17:07アイゼナハ発ICE1653　 17:37エアフルト着
(エアフルト泊）

7月13日(水）6:18エアフルト発ICE1656 7:42フルダ着
10:59フルダ発ICE91　11:30ヴュルツブルグ中央駅着
(ヴュルツブルグ泊）

7月14日(木）7:39ヴュルツブルグ中央駅発(シュタイナハ乗換）8:49ローテンブルグ　オブタウバー着
13:05ローテンブルグ発(ロマンティック街道バス）ディンケンスビュール経由　15:25ネルトリンゲン着
(ネルトリンゲン泊）

7月15日(金）6:00ネルトリンゲン発　ドナウヴェルト経由7:42ミュンヘン中央駅着(ホテルに荷物預け）8:04ミュンヘン中央駅発　8:46アウグスブルグ中央駅着　13:03アウグスブルグ中央駅発　14:35レンゲンヴァング駅着(代行バス）15:08フュッセン着　17:05フュッセン発17:13ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ着
(ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ泊）

7月16日(土）
午前　ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ城　ﾉｲﾝｼｭﾊﾞﾝｼｭﾀｲﾝ城見学
12:53　ﾎｰｴﾝｼｭﾊﾞﾝｶﾞｳ発　DBバス　14:19オーバーアマガウ着
15:38　オーバーアマガウ発　ムルナウ経由　17:26　ミュンヘン中央駅着
(ミュンヘン泊）

7月17日(日）
午前　レジデンツなどミュンヘン中心部観光
午後　ニンフェンベルグ城見学
17:45　ミュンヘン中央駅前発空港行バス　18:25空港着
21:25　ミュンヘン発NH218便　

7月18日(月・祝）
15:50　羽田空港着



　　　　　　

エリア エアフルト(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

今朝も早朝出発です。出発の30分前には駅にやってきました。

6時20分ドレスデン中央駅発　ICE1654号でエアフルトへ移動。

駅のホームには列車編成表がありますので、それで指定席の位置を確認します。
わたくしたちは21号車。

指定券は、出発前にDBのサイトから購入済みです。
指定券購入1回につき1人分4・5ユーロ。

連続した区間の指定券なら、サイトのチケット予約画面Stopoverの機能を使うと、1回に3区間まで買えます。
フランクフルト→ベルリン、ベルリン→ドレスデン、ドレスデン→エアフルトの指定券を一度に購入したので、2人で9ユーロで済みました。

さらに、鉄道旅行のサイトで、どこのシートを予約するとよいか（飛行機のSeatguruみたいな）調べました。1人掛けのシートの横はスーツケースが置けるからgoodだそうです。

たしかに。

この席はDresden→Erfurtは指定ずみ・・という表示です。

表示のない席や、表示区間以外は、いわゆる『自由席』になります。

車掌さんが検札に来ました。

日付を書き入れたレイルパスを見せればOK。
（万一書き忘れると不正乗車とみなされますのでご用心）

朝、ホテルを出る前に日付の記入を確認するのが日課になりました。

8:16　Erfurt中央駅着。

まずは、ホテルに行き、荷物を預かってもらいましょう。

本日の宿　B&B　ホテル　エアフルト。

地図でみていたよりも、駅から近く感じます。

早い時間でしたが、部屋が空いているとかでチェックインさせてもらえました。
鍵の代わりに暗証番号をもらいます。

B&B Hotel Erfurt ホテル

ツインのお部屋はこんな感じ。

駅近、エアコン完備、で選びました。

さて、荷物を置いたら街歩きの始まり。

まずは、ホテル近くのHaupht Bahnhofからトラムに乗って・・・。

きれいなトラムがやってきました。

運賃は1.7ユーロ。
中もきれいです。

ドーム広場で下車。

大聖堂の前はとても広い広場。

こちらのクリスマスマーケットはドイツの中でも美しく有名とか。

移動販売車が出ています。

こちらのソーセージもおいしそう。

広場に向かいあって建つ建物も美しいです。

テューリンゲン州・・なんてドイツらしいんでしょう！

八百屋さん。

キャベツも緑が濃いですね。

花屋さん。

トマトを買いました。

明日の朝食用。

必要な分だけ計って売ってくれます。

ベリー類もいろいろ。

ジャムにするのかな？

イチゴも買いたいところだけれど、夕方ホテルに帰り着くころにはつぶれてしまうでしょうね。

残念！

移動店舗を冷やかしながら、広場を横切ると、ピータースブルク要塞への入口です。

だらだら坂を上っていきます。

あら、あそこで誰かが見張っていたりして・・・？

橋を渡って、第一の関門を通り抜けます。

今、通ってきた道を振り返ると・・。

上を見上げてびっくり。
こんな仕掛けが。

敵が来たら、即座にこれが降りて門が閉まるのでしょうね。

要塞の概略図です。

エアフルトの町を見通せる、見晴らしの良いところにあります。

建物の老朽化は否めません。

まだまだ修復中なのか、割れかけた窓のガラスには素敵な絵が・・・。

教会と緑の美しい街並みです。

はるかかなたに、ドイツではすっかり見慣れた風力発電！

こうして、敵がくるのを監視していたのでしょうね。

こんなに見晴らしがいいのですもの。

さて、要塞を後にし、大聖堂に行ってみましょうか。

壊れた自転車？

でも、荷台のお花が素敵。

大聖堂とセヴィリ教会は隣り合っています。

大聖堂はただ今修復中。

この大階段はエアフルトの名所なんですって。

大聖堂は742年に宣教師ボニファティウスによって設立された礼拝堂が始まり。

聖セヴェリ教会の有名なオルガン

大聖堂内部にあるルーカス・グラーナハの聖母マリアの板画。

12世紀にロマネスク様式の教会になり、ゴシック様式になったのは14世紀前半のこと。

大聖堂前の広場に出ている移動販売車は先ほどよりもまた増えました。

ちょっと覗いてみます。

お肉屋さん。

香辛料屋さん。

こんな木組みの家の前のオープンカフェでお茶を飲みながら一休み・・と行きたいところですが、残念ながら時間の余裕がありません。

スーッと速そうな色のトラム。

ビール屋さんかしら。

もうちょっと街探索しながら市庁舎目指します。

なんだかおいしそうなお肉屋さん。

無意識にシャッターを切りお店のおじさんに怒られました。

「あのー、おいしそうなのでこれください!」といったら、おじさんの表情が変わります。

そうでした。注文してからお断りして写真を撮らせていただくべきでした。深く反省。

お店の自慢のチューリンゲンソーセージ。

この旅でベスト５に残るお味だったかも。

「おいしい」と二人で声をそろえて言ったら、

おじさん「どうだい!うまいだろ！」って顔。

おなかが満足したら、次の目的地。

ラートハウス。

エアフルト市街の模型。

左上部が、先ほど行った要塞。

これは大聖堂とセヴェリ教会のあたり。

さて、市庁舎に来たのはこの絵が見たかったから。

宗教家になることを父に反対され苦悩するルターを描いた壁画です。

ルターはエアフルト大学の出身です。

もっと何か見るべきものがあるのかなと歩いているうちに、市庁舎の執務室部分に迷い込んでしまい、スタッフに出口を教えてもらいました。

エアフルトのツーリストinfo。

市庁舎の隣にありました。

素敵なディスプレイ。

次に目指すのはアウグスティナ修道院。

建物を見ながら歩いているだけで楽しい町。

写真の中心に写っているのは門だったと思います。

アウグスティナ修道院は、少し街の外れにあります。

ルターが1505年から1511年までここで修道僧としてくらしていたのですって。

テューリンゲン州に入ると、ルター、バッハ、ゲーテ・・の名前がいたるところで出てきます。

アウグスティナ修道院の礼拝堂のステンドグラス。

アウグスティナ修道院を見学した後は、ゲラ川に沿って歩きます。

あら、郵便配達のお姉さん。

ドイツのポストは黄色。

配達のお姉さんも黄色いTシャツ。

川に沿って、心地よく歩いておりますと見えてきました。

クレーマー橋です。

橋の上に建物が立っている珍しい橋は、橋を渡っていてもその特徴が感じられません。

こうして、橋の北側のゲラ川沿いから眺めるほうが良く見えます。

川と一緒に暮らしている感じ。

どこかで見たマークだと思ってカメラに収めておきました。

一昨日、ベルリンで飲んだノンアルコールビールのマークでした。

近くから見たクレーマー橋です。

クレーマー橋の上を歩きますが、どう見ても普通の小道ですよね。

この道やお店の下を川が流れているとはなかなか想像つかないものです。

橋の上の31番地の家は、クレーマー橋資料館になっていて、無料で中を見せてもらえます。

お部屋はこんな感じ。

玄関から地下に降りてきました。

この階段を降りると川につながります。

さて資料館を後にしもう少し、橋の上のお店を見て歩きます。

昔、この町では藍染が盛んだったので、藍染のお土産品も。

エアフルトの街歩きを午前中楽しんだので、午後は次の街を観光します。

アンガ-広場を通り抜け中央駅に向かいます。

12時18分エアフルト発のICEで、お城で有名な次の街へまいりましょう。

めざす列車が来ました。