自力で乗り継ぐ北京～古北口～金山嶺～承徳～北京♪良い人ばかりの河北省 〈北京の下町、胡同でまったりの巻〉

2016/06/16 - 2016/06/20

承徳からのバスを最初に停車した地下鉄駅で途中下車し、複雑な地下鉄路線図と長い事にらめっこした結果、2回の乗り換えで宿泊先最寄り駅の安定門へ行ける事が判りました。地下鉄駅で降りればどうにかなると思ったPHOの予想はバッチリ。距離的には結構遠そうですが、北京は縦横無尽に地下鉄が走ってるので、中心部なら行けないところは無いと言っても過言では有りません。
宿泊先は市の中心部からやや北、安定門近くの胡同に在るYH。Booking.comで個室を確保してあります。
かなりゴチャゴチャした路地の更に奥、駐車場の裏的ロケーションにそのYHは在りました。バーも併設されてて、ゆるめな雰囲気でした。フロントの兄ちゃんの1人は英語がそこそこ判るので助かりました。ダメな場合でもYHなら宿泊客が助けてくれたりします。
周辺には安い飲食店がいっぱい在って良かったのですが、何故か夜中まで同じ曲を延々と繰り返し歌うオジサンの声。しかも下手くそで聞いてられません。完全に安眠妨害★でもYHの敷地内からでは無さそうです。
今までが静かだったから余計にうるさく感じるのかもしれませんけどね。

最終日はお昼前に空港へ向かう予定だったので、YHの周辺を散歩程度に歩きました。
北京オリンピックの開催が決定して以来、ドンドン取り壊されてった胡同ですが、地名としてまだ残ってるのが、安定門内のこの地域です。さすがに中まで入って見る事は出来ませんが、適当に角を曲がりつつ目的無く歩き回ってみました。

で、胡同って何？
主に中華人民共和国の首都北京市の旧城内を中心に点在する元統治時代の名残である細い路地の事です。
更に詳しい背景はこちらをどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E5%90%8C

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

承徳からのバスが北京市内に入って最初に停まったのが此処、地下鉄東風北橋駅でした。地下鉄14号線ですよ、もう網の目状に走ってますね。
向かうのは一番中心で紺色の円（四角）を描いてる2号線の安定門。
どのルートを通ったかと言うと、まず否応無く14号線に乗る訳で、2つ目の駅、金台路まで南下します。其処で6号線に乗り換え、中心部へと向かいます。3つ目の朝陽門で2号線に乗れば、4つ目が安定門です。
因みに丸囲みの数字はその駅までの運賃です。5元、約80円程度で行かれます

切符の自販機です。
お札を入れる所は在るのですが、大抵受け付けてくれません。両替してくれる所（両替機など）も近くに無いので、最低1元コイン3枚が必要です。
PHOも5元は無かったので、取り敢えず3元の切符を購入し、降りる時に精算する事にしました。
去年上海浦東空港では3元が無くて（と言うか、お札が入らないので）大いに焦ったモノですが、今回はもう大丈夫

ホームの表示、2016年6月19日（日）。18時31分34秒。
後1分で電車が来ます。その次は7分後です。

電車とホームの写真を撮ろうとしたら、女性の駅員さんが飛んで来て、ダメだって。そんな事言われたの初めてでしたが、おとなしく従いました

1乗車で回収され、再利用する乗車券です

安定門駅の出口。上りエスカレーターが在って良かったけど、帰りはこの階段スーツケース引きずって下りたくないな

地下鉄2号線に沿って走る北2環（状道路）。
7時なったけど、まだ明るいです。1年で一番日が長い時期だもんね。

安定門内大街を南下して、国子監街の反対側がこの路地。胡同って呼ばれる一帯です。小さな飲食店がひしめいています

ホームユースホステルこと、北京富山国際青年旅舎。
赤い建物ではなく、此処から入って行って、駐車場を横切った突き当り

これ、入り口はバー併設

手前でスーツケースを広げると、それで部屋はいっぱいになりますが、何より個室なのがGood、それなりのお値段します

リノベーション済みの個室が在った廊下

フロントは8〜24時まで対応してくれます。8時前にチェックアウトする人は前の晩のうちに知らせておいてね。
シーツの交換はお申し出が無い限り4日毎です。
チェックアウトは12時までで、以降18時までの延長は半額、18時以降は全額の宿泊料金を申し受けます。

とか色々書かれています

此処にも在りました、壊したり持ち去ったりしたらお金がかかるんですよってリスト

夕飯食べに出ました。
さっきの路地の1軒です。蓋洗飯って言うのは、いわゆる白飯の上におかずを載せた（ぶっかけた）ひと皿で掻っ込める食事です（と言うのは知ってたし、ドアに貼られた品書きで安いのも判ったし）

カレー牛肉を注文したら失敗。てか、この店失敗。ご飯がちゃんとほぐれない酷いモノだっただけじゃなく、玉ネギ生に近いしさ、牛肉硬いし、カレー味がろくにしないのに油っこい。結構お客さん入ってたんだけど・・300円しないから、何か口直し探そうっと

あ、これ大好き。1個100円以上するけど、美味しいのは間違い無いと思える蓮蓉蛋黄酥

安定門内大街沿いのお店は綺麗

またもヨーグルトはじめ、ドリンクをゲットして部屋へ戻って来ました

何が楽しみって中国の朝ご飯は好き嫌いのメッチャ激しいPHOなのに大好きなモノがいっぱいです。
メニューが店の前に置かれてたこの店に入ってみる事にしました。最悪これを指差せば、食べたいモノが手に入ります。
（文字を見て、大体どんなモノかは想像出来るのですが、読めない＝発音出来ないの）

豆漿さえ有れば良いと思ったのですが、まぁ大抵の店がそうで有るようにメニューは無く、たまたま同時に入って来たオジサンの卓に運ばれて来たのが見た事無かったので、思わず「それ！」と指さしちゃいました。
結果、温かくて柔らかい豆腐に醤油ベースの餡がかかっているモノでした。朝に胃には優しいです。
値段忘れちゃった、4元だったかな

それがこのお店。店の前でご主人が油條を揚げています

ほらね、これだけをテイクアウトしてく人も居ましたよ

食後のお散歩開始

むむっ、いきなり衝撃！何故此処で洗髪？？

この奥に更に胡同とか？

ねっ、絶対行ってみたくなるでしょ

新たに建てられている住居も沢山。やはり昔からの土地は離れられないのかな。てか、敢えてレトロな平屋建てにするって？

中国の新学期は9月からですからね〜っ。新一年生に対しての通告

すっかり新しくなった胡同もあちこちに在りました。
PHO的には北京オリンピックの開催が決定した時点で政府が取り壊し、再開発させた胡同って聞いてた気がするんだけど、ただ建物が新しくなっただけ？

何か面白くないよね、こういうのじゃ

こういう微妙な密室感が・・

胡同にはそれぞれ名前が付いています。
この標識って駐停車禁止、中国も同じ意味かな？

胡同から一歩出ると安定門内大街。並木道に自転車専用路まで完備

で、一本向こうの胡同へと曲がってみると・・

こんな入り口も

また安定門内大街に出てみると、トロリーバス走ってる

最初の文字は「車」、次判んない。
YHの在る胡同がこれ

果物屋さんの店先

此処だけは安定門内大街の東側、国子監側の胡同

西側とちょっと雰囲気が違う

へぇ〜っ、スイカってこうやって売ってるんだ（試食用じゃないの）

こういうのに惹かれるんだよね。
でもPHOの興味は凉皮。って何？

餡餅（焼餅）も食べたいな

YHに戻って食べた凉皮と言うのはこれでした。
幅広のうどんみたいな面に千切りキュウリと油揚げみたいなのが加わった胡麻味噌味の、冷やし中華っぽい食べ物。
PHOは油揚げの代わりに鶏肉が入っててくれたら良かったのにと思ったの。
朝ご飯からあまり時間が経ってなかったから、半分くらいしか食べられなかったです。

この後、もう1つだけYH近くで観光してから空港へ。
それは次の旅行記でご覧ください