2013/11/22 - 2013/11/22
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旅遊de美食散歩さん
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好調に飛ばしている北京への里帰り旅行。3日目は朝から桂林餐庁へいき八大胡同への歴史散策。
大急ぎで時間の許す限り散策した後は、家族ぐるみのおつきあいの中国人一家のお宅へいって妹分と一緒に餡餅づくり。
そのあと懐かしいエリアを再訪し懐かしい物業のおじさんと再会!なんとおじさんに摩托車で送ってもらって、北京の友人と食事会。
当初からはしごにつきあってくれる予定でいたので、まずはベトナム料理、それから鶏翅と食べるたべる!いや?3日目も大満足。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
-
11月22日
北京3日目の朝です。毎日すっごく早起きしてるけれど、こういう時は早起きまったく気にならないわたくし♪
今朝の朝食は積水譚で食べようと思っていたので、早朝の胡同を散策しながら地下鉄の駅へ。毎日こういうところを歩きたいなあ・・。
侶松園賓館付近は北京でも昔の面影を色濃く残すエリアなので、散策しがいがあります。こちらは四合院のある邸宅の門。でも位はそんなに高くなさそうですね。 -
人通りも少なく、すんだ空気の中北京の香りを思いっきり味わうことができます。胡同の木々に差し込む朝の光もまた美しい。
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こちらのお宅はちょっと門から中へ入らさせてもらいました。笑
門の目の前にあるのは「影壁」。目隠し用に建てられたもの。 -
こちらはまた別のお宅の門にある『門敦』です。一時期この『門敦』に凝って
この写真ばかり取り集めたことがありました。笑
本来は観音開きになる門の扉を支えるものですが、このお屋敷に住んでる人の家柄や職業的な地位などを彫刻していたそうで、それぞれに意味がありかなり奥深い存在なのです。 -
そして地下鉄で積水譚まで。地下鉄の駅の入り口にはこんな朝食屋台もできてました。なんだかすっかり現代的。笑
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目当てのお店が開店前だったので、ちょっとだけおなかにいれようと、すぐ隣にある華天新城小吃店へ。花巻をいただきました。芝麻醤が練りこんであってふんわりやさしい味わい。
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そうこうしてるうちにようやくお店が開店!朝いちばんでやってるとばかり思っていたけど、はじまりはそんなに早くないらしい。
『天順老 桂風 桂林米粉』
西城区板橋三条(新華百貨対面胡同口) -
ああ〜〜これが夢にまで見た保飯(保は正しくは下に火)!!
”酸笋蝋肉保”は、発酵させた筍と蝋肉がどっさりはいってます。ご飯にもその味わいがしみ込んで、底にはおこげもあって、あ〜〜最高に幸せな瞬間。
これが食べたかったのでございます。
独特の酸味と香ばしさにけっこうな量あるごはんですけどぺろっといけます。 -
そして地下鉄で珠市口まで。お目当ては景徳鎮のお店!ここ、行ったらなかなか出てこれないくらい私にとってはワンダーランド。もう楽しくって仕方ない。でも今日はまったく時間がなかったので、欲しかったものだけをぱぱっと大急ぎでお買い物。
『景徳鎮陶器商店』
北京市宣武区珠市口120号太豊恵中大廈1楼 -
今回の戦利品。小さめのお皿と蓮華。もっともっといろいろ欲しかったけど、とにかく重すぎて持って帰れん・・・。
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そして『八大胡同』を散策。ここは清末期から民国期にかけて、北京最大といわれた遊郭街です。北京在中は何度となくここへ遊廓跡の建物を見に来てました。
八大胡同一帯全部を散策してる時間はまったくないので、今回は拆”チャイ”されてないか一番心配だった賽金花の『怡香院』を見に行くべく高級妓楼が集まったとされる陝西巷へ。
陝西巷の珠市口側には1934年創設の歴史ある徳寿堂薬店があります。修復してすっかりきらびやかな感じになってしまいましたが、いい目印になるといえばなりますね。
『徳寿堂薬店』
北京市宣武区珠市口西大街175号 -
陝西巷、どんなに変わっちゃったんだろう・・とびくびくものでしたが、いってみたらほとんど変わってなくてほっとしました。下町感がなんともいい感じ。
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前門一帯のあきれるほどの変貌ぶりと比べると、ここのうらさびれた感は相変わらずといったところ。でもさらに取り残された感じがするなあ。
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百順胡同入口。ここも歩いてみたかったけど、今回は我慢我慢!
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陝西巷をすすむとみえてくるのがこちら『雲吉班』跡。名妓 小鳳仙がいたとされる高級妓楼です。外からはまったくそんな様子はみれませんが、ちょっと
お邪魔させてもらって中に入ると・・・ -
当時の面影を色濃く残す木造の建物が現れます。とはいっても建物には手が加えられていたり増築されていたりして、それらをなかったことにして想像するのはなかなか難しいですが・・・。
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他人の家の敷地内にお邪魔させてもらってるのであまり長居もできないのですが、以前訪れた時と変わらない建物の姿に大興奮。
ここで小鳳仙はどんな風に時をすごしたのでしょう。命がけで助けた蔡鍔とのロマンスもここで生まれたのでしょうか・・。いろいろ想像するだけでワクワクします。 -
観光客はまったくいなく、若干自分が場違いな気がしなくもないけれど、でもこの澄んだ青空とぴきーんと冷たい空気、練炭の匂いに胡同の風景・・
ああ、北京に生きている!!と強く実感。 -
道端には肉まんも売ってます。ほかほかと湯気があがってなんともおいしそう〜!
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通りの向こうに見えるのは『上林賓館』。宿泊客以外は内部を見学するのにお金をとられるのですが、内部はすっかりきれいに改装されていて私からしたらワクワク感はありません。
説明にあるここの歴史も、あとからとってつけたようにいやに華やかでなんとも信じがたく・・・。笑 なので今回はまったく立ち寄りもしませんでした。 -
陝西巷からちょっと奥まった胡同の中にはいると、お目当ての『怡香院』がみえてきます。一応歴史的文物に指定はされているようだけれど、修復もなんにもされてる気配はありません・・・。
ここは名妓であり女傑でもあった賽金花の建てた妓楼『怡香院』の跡地と言われています。賽金花は才色兼備の妓女で、妾となった洪鈞の第二夫人としてヨーロッパにも滞在したことのある女性。
義和団事件の時にはヨーロッパ滞在時に習得したドイツ語を生かし、八か国連合軍から北京市民を守った女傑でもあります。 -
そんな彼女だからこそ、この装飾の美しい西洋風の建物が建てられたのではないかと想像してしまいます。
ただ、こちらも歴史的文物ではあっても一般の人が普通に住んでる民家なので、建て増しも多くあちこち老朽化がすすんでいて、昔の面影を想像するのは大変厳しい。 -
でもこの天井部分のラティスの美しさといったら!木彫りの装飾も見事でうっとりしてしまう美しさですよ。
住人の人には”こんな古く壊れた家を撮って何が楽しい?”と聞かれました。
散策してると必ず聞かれますね。笑 ぼろくて壊れた家でも私にとってはこれがロマンの対象でありぼろさよりも美しさのほうが印象に残ります。どんどん想像がかきたてられるし、ずっとみていてもあきません。できることなら建物内部をみてみたい。きっと外観と同じようにあちこちに美しい装飾があるに違いありません。 -
一階部分のアーチ型の入り口。いろんなものに邪魔されてほとんど見えませんが、一つ一つが美しい入口だったに違いありません。当時はあでやかな妓女たちの美しい歌声があふれていたことでしょう。
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二階の廊下部分はてすりもボロボロでいまにも落っこちてきそうですが、それとは対比して上部の彫刻がなんともいえない優雅さを醸し出しています。
これが『怡香院』として現役だったころの姿を見てみたかった・・・ -
住人の方にお願いして二階に上がらせてもらいました。そこからは平屋の灰色の屋根が見渡せます。昔もこんな感じの眺めだったのかもしれません。
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後ろ髪をひかれつつ、散策を終わりにしてこんどは中国人の友人宅へ。家族ぐるみのおつきあいですが、今回は妹分に餡餅の作り方を教わりました?♪
まずはお肉をよ?くこねます。絶対に同じ方向にこねないといけないんですって。しゃもじを反対に回したら怒られました・・・笑 -
そしてびっくりするほど大量のにらをいれます!にらでお肉がみえなくなるくらいのたっぷりの量!!
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もちろん 餅 も手作り。これが難しいのよね〜これが。
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餡をた〜っぷりいれて・・・
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くるくるっと手早くくるんでできあがり。私がやるとこんなに綺麗にできません。くすん。
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フライパンでこんがり焼いてできあがり!家中に餡餅のい〜〜〜い香りが広がります。あ〜幸せ!!
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ご飯とおしゃべりを楽しんだあとは、懐かしいエリアへ。なつかしの物業のおじさんと再会して、最近大々的に改装された建物をみせてもらいました。
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物業のおじさんがちょうど下班時間だったこともあって、”「我的車」で送ってやる!”とおじさんがいうので、”車を買えるほど出世したのねえ・・”と思っていたら、現れたのは摩托車。ま、嘘ではないわな。車は車です。笑
で、北京で初めての摩托車二人乗りでホテルまで。いや〜怖かった!!!!
ホテルで荷物をおいてから、再びバスで夜の食事場所へ移動。今夜は当時よ〜く食事会を開いていた日本人のお友達M嬢と久々の再会!
今回どうしても行ってみたかったレストラン『SUSU』を彼女が予約してくれました。たどりつくのはそんなに難しくなかったけれど、四合院の入り口にはお店の看板も何もでてないので本当にここ?と一瞬不安になりましたよ。まさに隠れ家的レストラン♪
『SUSU』
北京市東城区?粮胡同西港10号
?:010−84002699 -
予約が非常に困難だという人気の『SUSU』はベトナム料理のお店です。
中に入るとかなりスタイリッシュな空間で、ここが胡同のなかにある建物だということを忘れてしまいそう。
着いたばかりはそんなにお客さんはいなかったけれど、時間がたつにつれてあっというまに満席に。それもほぼ西洋人! -
久しぶりにあうM嬢はあいかわらずバリバリのキャリアウーマン。かっこいいな〜♪
まずは生春巻きから。ハーブがきいててさっぱりおいしい! -
こちらはベトナムで非常にポピュラーな料理らしい。たっくさんのハーブの上にソテーしたお魚がのってます。このハーブもベトナムから取り寄せてるとかっていってました。なるほど、このハーブは美味であります。
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どうやって食べるかというと、このソテーしたお魚と春雨やピーナツソース、ハーブをまぜてえびせんべいに乗せて食べるんですって。これ、いろんな味がしてでもどれも絶妙にマッチしてものすごくおいしいっ!初めて食べました〜♪
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こちらは揚げ豆腐。かりっとしてビールによく合います。他にもいろいろと食べてみたいものはあったのだけれど、今日ははしごをする約束なので、第一弾はこのくらいで。
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そして本日の第二弾は『五哥鶏翅』。『SUSU』から歩いていけました。
こちらも夢にまで見た鶏翅ですよ〜。あ〜これだから北京って幸せ。
美食の天国であります。
五哥も変わらないっ!わんちゃんも健在!ちょ〜っとお客さんが減ったかな〜。昔はここも予約しないと入れなかったものだけれど今は必要ないみたい。
「催促してはいけない、逆らって文句言ったり、残してはいけない、わがまま言うと怒鳴られる!」という頑固一徹親父風の五哥ですが、いったん懐に入ってしまうと本当〜に優しい北京のおじさん。
『五哥鶏翅』
東城区南板橋胡同5号 -
ここはやっぱり『北氷洋』!でしょう〜。この怪しそうな色合いと、決して超おいしい!というわけではない昔っぽいあか抜けないジュース、ちょっと飲みたくなってしまいます。ただ懐かしいだけ?!笑
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五哥の焼く鶏翅は本当においしい!私の好みであります。1本2本じゃ注文できなくて、まずは10本から。笑 はじめ、これから10本はきついかな〜なんて思っていたけれど、でてきたらぺロッ。
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辛さは好みを調節できますが、山椒と唐辛子がぴりりときいて大変美味!でも
香ばしいけれど蜂蜜をぬってあるとかでほんのり甘い。お酒のつまみにはあまりむいてないらしいですが、私は好きだなー!
店内にはあいかわらずトイレがなく、外の公衆トイレを使用。これも変わってない。ここのトイレはびっくりするほど昔のまんまで水栓にはなったものの仕切りもドアも一切ない。こういうトイレも最近はめずらしいんじゃない?笑 かなり勇気がいるけどね。まさに旅の恥はかきすて!なのじゃー♪
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