2015/02/05 - 2015/02/16
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Salaamさん
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久々にタイへ行く事になった2015年2月。
彼女(当時)との国際結婚に必要な書類を取得しに行かなきゃならなかったのですが、時を同じくして従兄が出家するのでその儀式に合わせて渡タイ。
前回の旅行記にも書いた通り、タイでは成人男性が一時出家する事は一般的、むしろ当たり前な事で企業の休暇制度にも出家休暇があるほど。
この出家式は人生の一大イベントで結婚式かそれを凌ぐ程の大切な通過儀礼。しかも大家族制度を取っているタイでは本人より回りの家族が祝いに対してお祭り騒ぎになります。
前述の通り、大家族なタイでは親族間の繋がりが非情に強く、従兄と言えど日本人家庭の兄弟並みの繋がりがあります。だから彼女もこの式は我が事のように喜んで大はしゃぎ(笑)
前日は俗世の人ではなくなる為の儀式がメイン、そして二日目のこの日はいよいよ仏門に入る儀式。
日本の出家式とかは見た事ないですが、違うのかな?やっぱり南伝仏教と北伝仏教ではだいぶ違うのかな?
早速様子を見てみましょう!
注:説明文は私の初級未満のタイ語、タイ人僧侶の所々あやふやな英語、しきたりや儀式礼節については一般人レベルの知識であるワイフから仕入れた内容です。もし説明に間違いがあったらご容赦下さい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エアアジア JAL バンコクエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝早くからドンチャン騒ぎでお寺に向かいます。
みんな手分けして新たに僧侶として必要な物をもって行くのですが、なんとなーーくどんな物をどんな人が持って行くか決まっているそうな。
大きな花(中央少し右にある網状にデコレーションされた物)はお母さんが持ち、枕は彼女や許嫁さんの様な愛しい人が持つそうです。
しかし、ベンさんの彼女は先頭で躍り狂うの専門。結局妹が持っています。 -
今日も楽団さんがお出まし。
朝からすんげー大騒ぎです。
そうそう、出家式の枕トーク繋がりでもう一つ。
その昔、我が彼女のお兄ちゃんが出家式をした際、みんな兄彼女さんが枕を持つんだろうなーと予想していた所。兄彼女さんの事がお気に召さない我が彼女は早々に枕を持ってしれーっと行列の先頭に行ってしまったそうな。
うーん、なんかタイのドラマでありそうな女同士の闘いみたい…。さすが気が強い我が彼女…。くわばらくわばら。 -
相変わらすギャルな従姉は躍り狂っております。音楽のボリュームもなかなかで、一時的に難聴になるかと思う程。でもこれがいいんですね。
-
お寺の本堂の回りに入ってきました。
儀式とは無関係ですが、この本堂をぐるりと囲む壁、これ、お墓です。よく見ると写真や名前が飾られています。
金色に装飾された逆U字型の後ろは小さい小部屋みたいになっていて、そこに納骨するそうです。
墓場でバカ騒ぎと考えると不謹慎な気がしなくもないですが、まぁここはタイなので大丈夫でしょう! -
ここの本堂回りも躍りながら爆音で三周位したのかな?
従兄のベンさんはお婆ちゃんが楽団を準備してましたが、他には台車に巨大スピーカーを乗せて爆音の音楽を流す方等様々。 -
前方の楽団や躍り狂う彼女さん方と裏腹、後ろの行列参加者は落ち着いた様子。そして主役のベンさんは相変わらず無表情。もともと寡黙な人なので緊張しているのかなかなか伺い知れませんが、多分緊張しているのでしょう。
-
この日は従兄含めて3人の若人が出家します。お寺にご挨拶。
あれ?もう一人はどちらかな? -
本堂のテラスから綺麗に包んだお金をばらまきます。その様子は正に成田山の節分豆まきのごとく。
ボイターンと言う儀式でタンブンの一種だそうです。タンブンと言うのは「徳を積む」と言う意味なのですが、タイ仏教に於いては一番重要な行いで、托鉢に喜捨したり、祠や寺院を建てる、お寺の仕事を手伝う等様々な形態があります。
このタンブンをどれ程するかによって、来世(仏教では輪廻転生が信じられていますからね)が決まる、と信じられているから、タイ人のタンブン熱は中々すごいです。
そのタンブンと同時に欲を捨て、持てる全てを捨てる、と言う意味もあるとかないとか。 -
踊れ騒げのお祭り気分も一段落。いよいよ仏門に入る儀式が始まります。
ちなみに手前にある丸い包みの中には僧侶が托鉢する際のお鉢が入っています。
自分で料理をしたりする事が禁じられている上座仏教は人からの喜捨により食いつなぎます。だからこの托鉢の鉢は命の次に大切な持ち物になります。 -
僧侶になる為にはちゃんと仏教の知識を持っている事を確認するテストみたいなものを受けます。その主たるものがお経理解チェック!
ちゃんとお経を暗唱できますか?と何種類かのお経でチェックを受けるのですが、タイの学校では仏教のクラスがあるので、ちゃんと授業を受けていた人であればある程度解るハズなのです。 -
無事僧侶の証であるオレンジ色の糞掃衣、ジーウォンを手に入れ、白い俗世を捨てた後の服もここまで、これから糞掃衣に着替えます。
-
先ほどまで緊張の面持ちでしたが、糞掃衣に着替えた後の顔はご覧の通りなんとなく安堵感さえ感じさせられる笑顔。その昔、なかなかやんちゃで知られたベンさんなのにこの穏やかなほほ笑み。
-
着替え終わった後には僧侶としての生活に必要な物をもらう儀式。基本的に僧侶は糞掃衣と托鉢の鉢意外何も持たない事になっていますが、実際には生活に必要な様々な物を持つ事になります。大きいものではこの写真で見ての通り扇風機から、糞掃衣を洗う為の洗剤やタオル等々。意外と色々な物もお持つんですね。
そもそも最近では僧侶も色々な物を持っていて、父が一番驚いたのは携帯電話。最新のi-Phoneとかが糞掃衣から出てくるとなかなかびっくりします。僧侶は金銭授受をしてはいけないのですが、実際には携帯電話代を払ったり電気代を払ったりする必要があり、お寺にはそういったお金のやり取りをする為の人がいます。面白いですね。 -
そしてお寺の住職さんからお経をあげて頂いております。
何度もお経を読み上げるのですが、パーリー語(古代サンスクリット語の親戚)でのお経につき何を言っているのかさっぱり解りません。もっとも、日本で聞くような阿弥陀経とかを聞いた所で意味は全く解らないですけど。 -
出家式最後の関門、名付けて「あなたは人間ですか?」チェック。
なんとも当たり前な質問な気がしますが、その昔、仏陀に弟子入りを志願した仏教に熱心な白い蛇がいたそうです。しかし、人間しか僧侶になれないのでその蛇は出家(出巣?)できなかったそうです。
この蛇はナーガと言う名前で、僧侶にこそなれなかったものの、修行する仏陀を守り続けたそうです。海外、特に南伝仏教系のお寺では橋の欄干の装飾であったり、座禅する仏陀を雨風から守るように広がって覆いかぶさる7頭の蛇として描かれています。是非、チェックしてみて下さい。 -
全てのチェックやテスト、儀式が終わると晴れて僧侶となります。これで立派なお坊さんの仲間入り!
何かの書類を貰っていますが、なんだろう?貴方は○○寺の僧侶と認めます、的な書類かな、と推察しますが正確には不明。ワイフに聞いても「私はお坊さんになった事ないから解る訳ないでしょ!」と。ごもっとも。 -
僧侶になってから受ける最初のタンブンです。
僧侶になってから間もないので、悪い事をまだ何もしていない、一番いい状態の僧侶、と言う事でこの時にする功徳はとてもご利益がある、と考えられているそうです。
まぁ裏を返せば修行も良い事も何一つしていない、と言う状態なんですけど、そこまで新米僧の方に求めるのは無理難題ですね。 -
僧侶になったので我々世俗の人とは別な世界にいる偉い人。
しかし元々は寝食を共にした家族なので、やはり親近感は持ってしまいますよね。行列で踊り狂っていた従姉も、敬意を示すべきこの場面でちょこっとだけ肩を揺らして皆の笑いを誘っていました。
隣のお坊さん、従姉をガン見(笑) -
イチオシ
なんとも凛々しいお姿。
-
自宅に戻って昼食の用意。
僧侶には無事なったのですが、まだまだこれから色々と儀式は続くので、集まった方々に食事を振る舞うので準備に大忙し。
料理が得意な彼女のお母様も大忙し。 -
緑と紫の丸い野菜は茄子。日本の茄子とはちょっと違うのかな?
ちなみに私の一番好きな野菜は茄子。要らぬ豆知識でした。 -
魚を揚げたもの、味付き豚焼き肉、キノコと豚肉のスープ、野菜炒め等々。
どれもウマイ!こんだけ旨かったら誰も外食なんてしなくなるわな。
特に豚焼き肉は美味しかった!
何でも辛いんじゃないかと思われがちなタイ料理ですが、実はそうでもない料理も多くあります。
まぁ基本的に味ははっきりした物が多いですね。 -
家長のお婆ちゃんが壺からお椀に水を注ぎます。
これはクロヮッナームと言う儀式と言うか行動で直接出家式には関係ないのですが、死んだ人に気持ちを合わせてタンブンする意味を持っているそうです。
まぁ家族から僧侶を出した功徳を祖先と分かち合いましょう、と言うような事なのかな?
皆がお婆ちゃんの身体に手を添えているのは、功徳を行う人に触れていると自分も合わせて徳を積む事ができると信じられているからです。
決してお婆ちゃんが自力でクロヮッナームできない程のご高齢だからとかではありません。 -
既に僧侶になった従兄ですが、この後もちょっと儀式が続きます。
イマイチ内容は解りませんが、先輩僧侶の皆様が重要なお経を言ったりする時に立てる団扇を全員立ててお経をあげています。
後ろでは親族がみんな合掌して真剣な眼差し。 -
出家式は以上。
渡航前にやろうと思っていたのに、なかなかできなかったので髪を切りに行く事に。
ジップ伯父さんに連れて行ってもらいました。髪切りたい、と言ったら一緒に行こうとなったのですが、結構遠くまで…。てっきり近くなのかと思っていたらやたらと床屋だらけのソーイ(横道)にたどり着きました。 -
2015年バンコクトレンド最先端の坊主です。
決して出家式で坊主頭に感化された訳ではございません。
ちなみにノーヘルですが、一応タイでもヘルメットは着用義務ありですが、現実的には着用率は半分以下。警察の取り締まりが減る夕方以降はほとんど誰もヘルメットを被っていません。
被っている人も「自分の身を守る」と言うより「100バーツ前後の罰金を払いたくないから」。
日本の田舎の国道における速度制限厳守率と同じくらい誰も守っていません。さすがタイ。 -
太陽が沈みます。
黄色、オレンジ、赤の三色グラデーションがキマッたでっかい太陽は東南アジアなんだなぁ、と実感する瞬間。
日本でも同じ太陽なのに、何故か違うんだなぁ…。 -
流石に夕食までは友達やご近所さんまで押し寄せる事はありません。
手前のラープ、激辛でうまーーーい! -
タイの深南部に赴任している軍人の叔父さんも出家式に駆けつけて下さいました。この叔父との昔話に花が咲きます。
お婆ちゃんや若い子供がいる家族の方々はお休みかご自宅にて夕食を食べていますが、大家族なタイ、大勢で食卓を囲みます。
日本で言う家族単位で言うと5家族くらいから集まっているのかな?
やはり食卓は大勢で食べると楽しいですね。なかなか会話に参加できないでいる私にも話を振ってくれる心遣いも有難い限り。
ちなみに実家では犬を三匹飼っているのですが、遊び盛りで一番落ち着きのないビーグル犬のトンホーム(長ネギ)は出家したベンさんが大好き。
出家したベンさんはもう家にいません。お寺で寝泊まりします。
寂しかったのでしょうね、夜中に脱走してお寺の敷地にてクーンと鳴いていたそうです。
いたずらばかりで怒られっぱなしのトンホーム。可愛いところもあるのね。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ムロろ~んさん 2016/08/21 20:46:10
- 出家得度
- Salaamさん
こんばんは、ムロろ〜んです。
タイに行かれた旅行記を拝見しました。
親戚に出家得度された方がいらして、実際に得度式もご覧になれたのは結構なご縁ではないかなと思いました。タイでは人生の儀礼化されていることもあるようですが、日本だとなかなか見られないですよね。
特に実際にどのように得度されて僧侶になって行くのか?知らない方が大半だと思います。
実際に私もタイの方がどのように出家得度されるのか?興味はある物の知らなかったのです。
とても参考になりました。
ちなみに私は得度前はスポーツ刈りでした。
出家得度式の前に1000円床屋にて丸刈りにしました(;^ω^)。
でも真ん中だけちょこんと残して切るようにお願いしましたよ。
今でも家の仏壇に大切に髪を残しています。
ムロろ〜ん(-人-)
- Salaamさん からの返信 2016/08/24 14:36:27
- RE: 出家得度
- ムロさん
いつもコメントありがとうございます。
得度、と言うのですね。出家式以外に正式な名称があるとは思っておりましたが解らず、改めて自分の語録乏しさを実感した次第です(汗)
しかしこう言った名称が浸透していないのが正に現代の日本の宗教への関わりを表しているのかな、とも勝手に想像しております。
仰せの通り、得度を日本で見る方は殆どいらっしゃらないでしょうし。
金額の大小ではありませんが、1000円カットで剃髪されたとはなんとも財布にお優しい…。日本の得度式はだいたいそうなのでしょうか。
もっとも、貧乏性な私は毎回自前で髪を刈っておりますが。
縁、本当にそうですね。タイでは身近な儀式でも日本人で参加する方は圧倒的に少数でしょうから。
宗教的な背景は詳しくなくとも、(仏教に限らず)このような宗教儀式に参加できるのは一重に縁の成した事ですね。
salaam
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