2016/04/30 - 2016/04/30
163位(同エリア657件中)
kojikojiさん
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- 旅行記1760冊
- クチコミ1205件
- Q&A回答73件
- 3,462,402アクセス
- フォロワー169人
通年ゴールデンウィークは仕事をしているか家でじっとしていることが多いのですが、予定している6月の旅行が2週間ほどしか取れないのでどこかに行こうという事になりました。比較的早い時期にアクションを起こしたのでクラブツーリズム社の「九寨溝・黄龍・峨眉山・楽山8日間」の予約が取れました。ANA便でマイルが貯まるのも選選択肢の1つでしたが、近年値段が下がってきたのも魅力でした。今回のタイトルの「熊猫深山」は中国の民謡の題名からお借りしました。中国では廃れてしまった歌ですが、日本で唯一中洲産業大学森田一義教授が伝承されています。テレビ業界では「タモリ」として知られている方です。
旅行3日目にしてようやく山深くパンダが出てきそうな九寨溝の観光が始まります。この日もご多分に漏れず早朝に出発して公園の中に入ってしまわなければなりません。入ってしまえば広大な敷地に観光客は散らばってしまうのは、香格里拉の碧塔海(ピタハイ)で同じような公園を旅したことがあるので理解しています。便利なのは団体ツアーなので専用バスで自由にポイントを見学できることです。巡回バスではどうしても一筆書きのコースでしかルートを決められません。風が出る前の鏡海を見ることが出来たり、専門のガイドさんに優るものは無いと実感しました。またツアーが総勢18人だったというのは公園内の専用バスの定員が21名という所から決まっているようでした。九寨溝の大きく3つの渓谷の1つを午前中に廻って、バイキングの昼食を挟んで午後に残りの渓谷の観光になりました。残念だったのは公園内のチベット族の住宅の見学が無いことと、お昼休みが短いので買い物などが十分に出来ない事でした。8日間で予定表に載っている買い物が出来る時間は川主寺の鉱石店だけというのはフラストレーションが溜まります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
-
九寨溝で宿泊したハワード・ジョンソンの朝食会場は広くて席数も多くてストレスがありませんでした。麺のコーナーは2種類から選ぶと青菜と一緒に茹でてくれます。味付けは好みに合わせて自分で行いますが、全般的に辛い具材なので調子に乗ると食べられなくなりそうです。
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まだ3日目が始まる前なのに2人とも疲れが出てきました。普通「中欧3都市周遊」とか「パリ・ロワール渓谷とモンサンミッシェル」とか「ベルギー・オランダ」などの8日間くらいのツアーと同じルートを3週間くらいモタモタ旅行している身には辛いものがあります。「歳をとって自分たちで旅行できなくなったら添乗員さんが一緒のツアーだよね。」と言っていたのですが、これでは落伍者になりそうです。
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米の麺と青菜を茹でてもらって具材は自分でトッピングしました。
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コーン粥には油条とパクチーを入れていただきます。
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和食は全くありませんがウエスタン系の料理も中華料理も品数は多いです。問題が1つあって、レストランの奥がロビーの横と同じ吹き抜けのアトリウムになっていることです。こちらは表に比べて日当たりが良くないようで、しんしんと冷気を感じます。食事の際は表で食べるくらいの覚悟で厚着が必要です。そして冷気のせいか食べ物がすぐに冷たくなってしまいます。入口近くの席の方が幾分ましです。
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表のアトリウムは太陽が当たって気持ち良い空間なのですが。
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ロビーに貼られていた5日間の天気予報です。この日は天気は曇りで気温は23度!九寨溝は思っているより寒くないようです。朝夕は冷え込みますが日中は東京と変わらないです。持ってきたのはコーデュロイのシャツにユニクロのダウンに厚手のジャンパーは必要ありませんでした。
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成都から乗ってきたバスで10分ほどで九寨溝の駐車場に到着しました。そこからさらに10分ほど歩いて公園の入口へ向かいます。中国は5月1日の労働節の3連休で、この日は連休スタートの土曜日なので凄い人出です。何にも考えずに国慶節の連休に北京に行ってしまった事を思い出しました。
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入り口前のトイレに寄って入場券を買いに走ったガイドさんを待ちます。
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よく分からないのですがチュバと呼ばれる伝統衣装の上にダウンを着ているのでしょうか。腰にベルトを巻いて、ベースボールキャップの後ろから髪を出して、マスクをする姿はちょっとやさぐれたヤンキーのお姉さんみたいです。
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スケッチブックに貼りたいので本当は入場券欲しかったのですが、裏面が領収書になっているので、ガイドさんが会社に戻って精算するのに必要らしいです。
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「あとで回収しますから必要な人は写真に撮ってください。」とまで言われればさすがにくださいとは言えません。入場の際にはパスポートの提示が求められます。しっかりは見ませんが、中国の人も身分証明書を提示していました。
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各ゲートはすごい混雑ですが、VIPと書かれた1番左のラインに並びます。
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各ゲートを仕切るポールパーテーションのトップにはパンダが座っています。妙に人間っぽい表情がちょっと不気味ちゃんです。
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隣のレーンの中国人の人と話し始めたら、我々のレーンが一気に進んでお別れです。
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ゲートの先は駐車場を挟んで2列のバス乗り場の長蛇の列です。1台で50人くらい乗れるのですがかなり時間がかかりそうです。これは個人で来ていたら大変なことになったと思います。
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その人たちの脇を抜けて行くと地味なマイクロバスが我々を待っています。
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名かはこんな感じでツアー客18人と添乗員さんとガイドさん2人で1席空いたくらいです。このバスのサイズからツアーの定員が決まるのでしょうね。
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大きなグリーンバスもひっきりなしに出入りしていきます。ちなみにこのバスは天然ガスを利用したエコバスです。香格里拉でも同じでしたがこういった方面の中国の規制は日本より進んでいると思います。もちろん一般車両は公園内には入れません。入れるのは九寨溝に元々住んでいるチベット族の人たちのレクサスやメルセデスやBMWなどです。彼らはお土産物店などで財を成して、家の建て替えもかなり見られました。
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最初に連れて行ってもらったのは「諾日朗瀑布」です。Y字型の渓谷の中心まで一気に登ってきたことになります。
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瀑布の幅は320メートルで、これまでに中国で発見された最大幅のトラバーチン化瀑布だそうです。トラバーチンは石灰質化学沈殿岩のことで、名前はローマ郊外のティヴォリから来ています。テルミニ駅前の500人広場のバス停から1時間も走ると道路の横に採石所の巨大な穴に驚かされます。同じように大理石は雲南省の大理(ダーリ)の地名が由来です。
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「諾日朗」(ヌオリラン)とはチベット語で「男神」を指し、壮大とか雄大という意味だそうです。残念ながらこの時期は雪解けの水が渓谷に行き届かず寂しい感じがします。
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今写真を見て思い返しても滝の音が思い出せません。
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続いて同じ日則溝の「鏡海」(ジンハイ)へ移動です。同じような景色が続くので移動したら看板を撮っておかないと後で混乱しますね。
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日則溝ではこの鏡海が一番きれいでした。特に山桜が満開だったので樹種は違うけど桃源郷にいるようでもあります。
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今回4月末の旅でしたがもう1か月遅くしたほうが良かったかなというのが正直な感想です。ここのように大きな湖は良いのですが、小さい湖では水量が足らずに岩肌が露わになって痛々しいところも多かったです。
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ただ新緑の時期ではあったので萌黄色と言えばよいのか美しい姿を湖面に映していました。誰もが思うことですが東山魁夷の絵の中に身を置いているような気分に浸れます。
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倒木のある景色を見ていると上高地の明神池を思い出します。ちょうど50年前、ウェストンのレリーフの除幕式の前日に父と母と母の背に背負われた弟と4人で水面に渡された丸太2本の橋を渡りながら歩いたのを記憶しています。朝霧の中、幼心に「ここから落ちたら死んじゃうのかな。」と生まれて初めて死というものを意識した時でした。その後も父に連れられて小学生5年生で槍ヶ岳から奥穂高縦走をしたり、「ここから落ちたら死ぬな。」ということの連続の人生でした。
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北アルプスや南アルプスの主だった主峰はみんな登ったので、また登りたいとは思いませんが今では九寨溝の散策でへとへとの情けない体になってしまいました。妻に至っては富士山の麓に生まれながら一度も登ろうと考えたことが無い人です。
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鏡海の名のとおり湖面に風が渡らない時間に来ないとこの美しさは半減してしまうでしょう。何度の来ているガイドさんならではの心遣いでルートを決めているようです。個人だったらバスの効率を最優先してしまうでしょうから。
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倒木の根元から新しい命が芽生えています。広大な景色も楽しめるし、足元の小さいものにも感情を動かされるところです。しばらくするとさざ波が立って鏡のような湖面は消えてしまいました。
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「五花海」(ウーホアハイ)に移動しました。同じような景色でも湖底の形状や沈殿物によって景色は違って見えます。もちろん季節や天気にも左右されるのですから、何度もここを訪れる人の気持ちが分かる気がします。
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この湖に近づくと倒木の多さに驚かされます。そして朽ちることなく湖底に横たわる姿に自然の力の強さを感じます。
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4月末の穏やかなポカポカ天気の九寨溝では無く、荒ぶる九寨溝の姿を見たような気がします。
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雪山が綺麗でしたが万年雪ではないので夏を迎える前には消えてしまうそうです。そしてその溶けた雪が伏流水になって渓谷の湖沼を潤すのだろうと実感できます。
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この湖を上を通る道路から見ると孔雀の姿に見えるそうです。
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孔雀の首の辺りに小さな橋が架かっています。その辺りが一番倒木が多く見られました。
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橋を渡るとウッドデッキが広がり、チベット族の方が貸衣装屋さんを営んでいます。服装にはランクがあって10元から30元くらいで貸してくれます。中国の人はこういったものが大好きなので混雑しています。
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我々も貸衣装を着たかったのですが、どこも忙しそうで待たなければならないようでした。湖も少し歩いて見学しなければならないし、10分か15分で着替えて写真を撮るのは無理なので諦めました。布依族やいくつかの苗族の衣装に続いてチベット族と思っていたのですが。
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この五花海も心に残る美しさでした。何色と言えばよいのか、日本の伝統色の中で思いつく名前を言っても埋め尽くせない色の数です。
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そしてその色が水に映り込んで更に色数を増やしているのですから。
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そんな事を感じている脇ではお祭り騒ぎですが。シーズンの混んでいるときから比べれば人は少なかったのだと思います。
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水中の藻類にも春はやってきているようでした。
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そして満開の桜です。実家を建て直すときに切ってしまった庭の山桜の木のことを思い出しました。
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混んでいてもこんな程度で、中国の人も場所を譲り合い写真を撮るのにもストレスは感じませんでした。
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山々と湖、湖底の美しさを合わせるとここが一番だったように思います。
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春の一番美しい時を見た気がします。これで食事が山菜天ぷらだったら最高なのですが。
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「熊猫海」(シオンマオハイ)
かつて深い森に生息していたジャイアント・パンダが水を飲みに姿を現したことからその名前がついたとされています。まさに旅行記のタイトル「熊猫深山」です。ここでタモリの歌の歌詞を紹介しようと思ったのですが、でたらめ中国語なので書き表せられません。 -
しかも水が少なく周辺の岩が露出して悲しい風景でした。
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「箭竹海」(ジェンジューハイ)
湖畔に生い茂る竹林が湖面に輝く湖。張芸諜(チャン・イーモウ)監督の「英雄 HERO」の撮影舞台ともなったところです。秦の始皇帝と3人の刺客、そしてその刺客を倒したという無名(ウーミン)という男の話です。 -
劇中で張曼玉(マギー・チャン)演じる飛雪(フェイシエ)の遺体が置かれた東屋の周りを李連杰(ジェット・リー)演じる無名(ウーミン)と梁朝偉(トニー・レオン)の残剣(ツァンジェン)が空中を舞いながら戦うシーンが撮られたところです。
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アクションも素晴らしいですが、周囲の風景の息をのむような美しさに圧倒されたものです。ようやくその場に立つことが出来ました。
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ところが陳凱歌(チェン・カイコー)監督の映画「PROMISE-無極‐」の撮影がロケ地である雲南省迪慶蔵族自治州香格里拉県の自然を破壊したと報道され、報道を受けた九寨溝管理局でも映画撮影受け入れに関する検討され、長期にわたる映画撮影を拒否することが決定されています。
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「PROMISE-無極‐」も真田広之や張東健(チャン・ドンゴン)、張栢芝(セシリア・チャン)の演技も良かったですが、クラウス・バデルトの音楽も良くてipadに入れてこの旅にも持ってきていました。
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「珍珠灘」(ジェンジュータン)
「珍珠」とは真珠のことで、斜面を流れる水の飛沫が真珠のように見えるのが大変美しい珍珠灘と呼ばれます。その水が幅310メートルの滝となって流れ落ちるのが「珍珠灘瀑布」です。現地に来て初めてなるほどなと思いました。 -
木道が「珍珠灘」を横切っていて上を歩けるようになっています。残念ながら水量が少ないせいか、水の玉が踊っているようには見えませんでした。
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谷に向かって落ち込んでいる所から瀑布になるという訳です。
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部分的に真珠が出来ている瀬もありました。
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午前中はまだまだ涼しく元気もありました。
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木道を渡り切ると階段に変わり、瀑布に沿って降りる事になります。
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階段を下がるにしたがって瀑布といった感じになってきます。
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この時期は水量が少なかったのでしぶきを浴びることはありませんでしたが、手が届きそうな距離に水が流れています。
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この階段は撮影のポイントなので結構混雑しています。が上手い具合に誰もいないタイミングで写真が撮れました。
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貴州省に黄果樹瀑布という巨大な滝があります。そこの水量は物凄くて数百メートル離れた対岸まで水煙があがり、近づくだけで全身びしょびしょになりました。更に水簾洞(西遊記に出てくる悟空の根城)まであって滝の裏側に入れました。それに比べると上品な感じがしました。
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瀑布の下にはウッドデッキの広場があり、滝を見渡せるようになっていました。
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斉天大聖孫悟空に扮した人がいました。彼は観光客と一緒に写真を撮って撮影代を10元とか20元もらっています。なぜここで孫悟空かというと中国のテレビドラマ「西遊記」のラストシーンでこの瀑布が使用されたからだそうです。
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全体を見渡すとこんな感じ。トイレもあるのでここで一度全員集合しました。そして人数を確認したら川に沿って遊歩道を散策します。
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せせらぎの傍らで可憐に咲く薄紫の花ですが、水量が増えたらどうなっちゃうのか心配です。
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珍珠灘瀑布を後にして、水の流れに沿って遊歩道を歩きます。
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この日は暑くも寒くもなく、散策するには気持ち良い日でした。
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着に供えられた棒はタイだと菩提樹などに供えるマイカムポーと呼ばれるものです。仏教の教えを支えると言う意味がありますが、同じ仏教なので由来は同じかもしれません。チェンマイやチェンライなど北部タイではよく見掛ます。岩と地面の間を細い小枝が立て掛けてあったり、観光客の知らないチベット族だけの九寨溝があるのでしょうね。
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散策が終わるとちょうどお昼になりました。
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公園内には諾日朗餐庁というバイキング式のレストランしかありません。今回のツアーでは60元の料理が食べられるエリアに入ります。
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ガイドさんは美味しくないと思いますと言っていましたが、彼がチケットを買っている間全員で回転するメニューをじっと眺めていました。
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並んでいたのは同じような麻辣味の惣菜と野菜炒めに豆腐などでした。でも意外に美味しかったです。上手く写真に撮れなかったのですが、黒米の甘いお粥(写真の右隅)が疲れた体に沁みました。バリ島のブブール・インジン(ブラックライス・プディング)をお湯で5倍に薄めてクコの実を入れた感じです。
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食事の後は表にある中国郵便の出店で絵葉書セットと切手を10枚買いました。最近の中国では絵葉書を出す習慣が無くなりつつあるようで、ホテルには切手は置いていないし、絵葉書の投函も受け付けてくれません。残り15分でお土産売店街を手分けして見て回り、紅珊瑚風の石を使ったチベット風のブレスレットを2店舗で購入しました。言い値300元を150元を200元を100元で手を打ちましたが、時間があったらもう少し何とかなっただろうと悔いが残りました。時間無さすぎです。
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午後の観光は則査窪溝の渓谷からスタートです。丘の斜面には山桜が満開で、新緑の萌木色が混じりあって何とも言えない景色でした。古いチベット族の家屋も見えますが、現在は誰も住んでいないそうです。観光用に保存しているそう。
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今回のツアーで残念だったのはチベット族の文化習慣について知ることが出来なかったこと。どこか1か所立ち寄ってほしかったです。バスは無情にも渓谷の一番奥の長海へ進みます。この間は枯れ果てた池が続くばかりで景色はあまり楽しめません。そこで車内でパシュミナストールの販売会になります。シルク混毛のものが3,000円と4,000円です。1枚売れると500円のマージンだそうです。かえってそこまで開けっ広げの方が気持ち良いです。
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「長海」(チャンハイ)に到着しました。食事したレストランの2,300メートルから標高3,060メートルへ一気に上がったので息が切れます。日本で3,100メートル超える山は富士山を含め北岳や奥穂高や槍ヶ岳など数座しかありません。
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「則査窪溝」の源は九寨溝最大の湖「長海」です。ここの景観は九寨溝でもっとも壮麗で、S字型の湖は長さが約5キロ続き、最大幅が600メートルとガイドブックにはありますが、水の量が半分も無いのではないかという状態でした。
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「則査窪溝」ではここが観光のポイントなのでちょっと残念でした。
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河畔のウッドデッキは日向ぼっこにもいいようで、チベット族のおばさんたちが観光客用の衣装を作っていました。
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ここで思ったのは彼女たちが作っているものと彼女たちが実際に正装するものは別物なのだろうという事でした。昔雲南省と四川省の省境の濾古湖(ルーグーフー)へ行った際に、男性の被っている革製の帽子がカッコ良くてどこで買えるか聞いたことがあります。でも教えてくれた先で売っているのは明らかに違うお土産品でした。古い刺繍を売ってしまう苗族もあれば、民族のアイデンティティは譲らないチベット族やモソ人もあるのだなと思いました。貸衣装を着たいなと思いながら借りなかったのはそんなことが引っ掛かったからかもしれません。
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赤樺の赤い肌と湖面の青のコントラストが綺麗でした。
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ここ長海はグリーンバスの終点でもあります。ここから乗れば必ず座れるという事です。
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バスに乗るのに策を越えなければならなかったのですが、もう体がボロボロになってしまったようです。お昼にアクセサリーを買った時の元気は残っていません。
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「五彩池」(ウーツァイチ)
バスを降りて最初に青い色が目に飛び込んできましたが。 -
なんか小さいぞ。でも水面と湖底の色は信じられない青さを湛えています。
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かなりアングルに無理があります。
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水に浸かっていると美しい岩肌も水面から出てしまうと石灰が付着して白くなっているので綺麗には見えません。
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五彩池より五熊猫の方に興味が移ってしまいます。でも痩せているとパンダっぽくないですね。うちの奥さんの方が絶対に似合う自信があります。
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4月30日の五彩池です。旅行会社から水が少ないとは聞いていましたが…。でも九寨溝はまだいい方でした。
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冬から春へ4段階に色分けが出来ました。
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「老虎海」(ラオフゥハイ)まで一気に下ってきました。ここは樹正溝の渓谷の途中です。老虎の名前の由来は湖を取り巻く森林の色の変化が虎の毛皮の模様に見えたからだそうです。そういわれるとそんな風にも見えます。
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酸素も少なく最後のミニウォーキングを前にお疲れモードです。
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「樹正瀑布」(シュージェンブーフー)
この辺りは水量も豊富で安心して散策できます。 -
ミニウォーキングではここが一番良かったです。ガイドさんの歩くのが早いので写真を撮っている数人が遅れ気味になります。もうちょっとゆっくりでも良いのにと思いました。ただ、混雑で待たされないように最善を尽くしているガイドさんの気持ちもよく分かります。
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「樹正群海」(シュージェンチェンハイ)
全長14キロあまりからなる渓谷で、太古の地殻変動と氷河の活動により生まれたとされる典型的な渓谷です。「海子」(ハイツー)と呼ばれる大小の湖沼と、その周りに石灰質が長い間に沈殿して固まった「石灰華」が自然の堤防になって樹木が生い茂っています。この石灰華の堤防が高度差により段々畑のように見える姿が九寨溝らしい風景を生んでいるのでしょうね。 -
九寨溝に住む人たちは海を知っていても見たことが無いので小さい湖沼を海の子供、「海子」と呼んだそうです。
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遊歩道が渓谷沿いにあるので少し歩くだけで景色がどんどん変わっていきます。そうすると写真を撮りたくなってしまいます。
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旅行前に先に行かれたトラベラーの写真を見せていただいて「何でみなさん同じような写真を撮っているのだろう?」と思ったけれど、これは行ってみないとわからない気持ちですね。
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妻はこの辺りでウォーキングは終わると思っていたようですが…。
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「磨房」(ピンイン)と看板がありましたが、これは水車で粉を引くことを意味しています。
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粉挽車にもタルチョが巻かれています。
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タルチョは風馬旗と漢字で書くように馬の絵が描かれています。この馬が空を駆け抜け、願いを天に届けてくれると信じられています。空に撒くルンタも同じ意味です。
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黒澤明の映画「夢」の中のオムニバス「水車のある村」を彷彿させます。
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その先には水力で回る摩尼車がありました。ガイドさんが「チベット族の人は生活が忙しいからお経を読んだりすることは自然の力に任せちゃうんですね。」といったのが面白かったです。
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中国語表記の下に英語、韓国語、日本語の順ですが日本語で「摩房」って書かれても意味わからないですよね。
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樹正寨(九寨溝民俗文化村)は公園内にある3つのチベット族の村(寨)の1つです。残念ながら今回のツアーのスケジュールには入っていないので素通りです。
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長海に行かないでここに立ち寄ってもらいたかったです。しかし家々の前に停まっている車は高級車ばかりなのには驚きました。立て替えている家もいくつもありました。
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そのまま樹正群海から臥龍海を経て花火海へ向かいます。このあたりも思わず感嘆の声が出てしまうような風景が続きます。
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大きな景色も当たり前に美しいのですが、部分を切り取っても絵になります。
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木の1本1本づつ写真に残したい気持ちになってきます。
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桜が咲いていればまた望遠レンズで撮りたくなります。
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湖底の畝のようなものが龍に見えるので臥龍海というそうです。なるほど巨大な龍が湖底に伏せているようです。京都で陶器を造っている叔父の窯の名前が臥龍窯なので今度見せてあげようと思います。
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湖畔に針葉樹があるよりも広葉樹が生えていたほうが湖面に映り込んで美しく見えるようです。でも季節や天候によっても違うのでしょうね。
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何度も来たい気持ちにさせる九寨溝ですが、日本から来るにしてもあまりに遠い場所です。
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先ほどは折れた株から実生が芽生えていましたが、こちらは折れた幹から芽生えています。樹木の生命力の強さを感じます。
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若い頃祖父母の家に遊びに行き、庭の栗がおいしいから栗の実生を育ててほしいと祖父にお願いしたことがありました。1年ほどして絵描きだった祖父から葉書が届きました。裏面には栗から生えた実生の絵が描かれていましたが、育てる途中に枯れてしまったという詫び状でした。そんなことを思い出しながら歩きました。
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少し歩くだけで湖底の雰囲気や色もどんどん変わっていきます。
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そして小さな滝を過ぎる度にまた新しい湖沼が現れます。
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この木もいつか倒れて湖底に沈むのでしょう。
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沈んだ樹木は朽ちることなく幾年月姿を残すのでしょうか。
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最後の花火海に到着です。
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歩くのはこれで終わりと分かってほっとした表情に変わりました。
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正式名称は嘉陵裸裂尻魚、通常裸鱗魚と呼ばれますが半斤魚とも呼ばれるそうです。これは大きくなっても半斤(1斤は500グラム)250グラム程度にしか大きくならないからだそうです。またチベット族の風習として鳥葬が有名ですが、水葬する風習もあります。鳥を介して天へ、魚を介してということから先祖の生まれ変わりである魚は食べないそうです。
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公園の入り口まで戻って来たので笑ってます。パンダに似ています。
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川沿いに駐車場へ向かいますが、九寨溝から合流する半分は水が澄んでいました。看板が立っていますが落ちる人がいるそうです。
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ホテルへの戻り道にガイドさんは今晩のオプションのチケットを買いにバスを降りました。1日歩いて疲れてはいますが「蔵謎」が楽しみです。
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ホテルでバスを降りると隣の劇場の入り口で女の子が空中をフワフワ浮いています。近づいてみると支柱の上に椅子があって、そこに座って揺らしているのが分かりました。
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きれいなチベット族の衣装を着ているので写真を撮らせてもらいました。
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「蔵謎」もいいけどこっちも面白そうと思ってしまいましたが、両方見るには時間が足りません。
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この日買ったのはこんなアクセサリー。1個2,000円から2,500円といったところでしょうか。ここまで来て何も買えないと寂しいので妻にプレゼントです。
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同じくお昼時に買った飾りは羌族風の刺繍が可愛らしいです。1個20元を2個で30元に負けてもらいました。これは母にお土産にしました。
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切手と絵葉書は買ったけど、公園内の郵便局で投函できなかったのでホテルで3日分まとめて書きました。20代の頃から旅先から両親宛に毎日絵葉書を書く習慣が出来てしまい、やめることが出来ません。もう1000枚以上になっていると思います。一体いくら使ったかと思いますが怖くて計算できません。また切手と絵葉書を買う労力も結構なものです。以前は違う切手を混ぜてもらったり、こだわりましたが最近はそこまで元気がありません。観劇へ出発するまで1時間ほど休憩できるのでその間に…。
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2016 九塞溝・黄龍・楽山・峨眉山・成都の旅
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この旅行記へのコメント (5)
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- daisuke-iさん 2016/06/03 01:12:53
- 九寨溝とは、こんなところ、、やはり行ってみたい所
- 旅行記を拝見してます、
kojikojiさんの旅行記の内容の博識さは以前から素晴らしいですが、
この九寨溝の写真は良いです、1枚の写真としても素晴らしい。
そんな事を想いながら
この旅行記を拝見し、私の友人(中年女性Aさん)が5年前、同じツアーでこの「九寨溝」へ行き、九寨溝の写真と話を聞いた記憶がありました。
友人は、写真が好きで、九寨溝の1枚毎の写真をみてこの、山と川が美しいとか、湖が透き通ったところと山が水面に映っている所とか、、女性の民族衣装が良いとか、写真からの話が主体でした。
いつも感心をするのですが、奥様が同行され、写真に載って居られるのが、素晴らしい。
kojikojiさん
の旅行記を楽しみにしています。
- kojikojiさん からの返信 2016/06/03 02:00:43
- RE: 九寨溝とは、こんなところ、、やはり行ってみたい所
- daisuke-i様
いつも私の旅行記にお立ち寄りくださりありがとうございます。
九寨溝の旅行前に4トラに掲載されている旅行記を数多く拝見していたのですが、やはり自分の目で見るのは違いました。広大な景色の一部を切り取っているもどかしさはありました。旅行記に仕立てると他のトラベラーの方の旅行記にどうしても似てきてしまうので写真選びには苦労しました。おほめいただいてうれしい限りです。自分たちが載っていることで他の方の旅行記と違いは出ると思うのですが。若い頃は一人旅が楽しかったのですが、ここ十数年は妻と一緒に旅する楽しさを満喫しています。旅行中も上手いこと役割分担が出来ていて自分でもおかしく思う時もあります。今月末から2週間ほどベトナム中部を旅する予定です。また旅行記を作成しますのでお時間がありましたらお立ち寄りください。ありがとうございました。
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- milkさん 2016/05/18 22:43:48
- 素敵ですね。
- kojikoji様
こんばんは。
GWの旅行記を作成していらっしゃると言うお話でしたので、「どちらに行かれたのかしら?」と思い早速拝見させて頂きました。
中国に行っていらしたのですね!
しかも九寨溝でしたか。
私もいつか行ってみたいと思っている場所です。
やっぱり美しいですね〜。
でも、入り口が近代化されているのにはビックリしました。
山奥なので不便なのでは?と思っていましたが、進んでいるんですね。
それにまた、観光客の凄い事!!!
こんなに来てるんですか...。
それはお土産屋さんなどやっていたら儲かりますね。
羨ましい...(笑)
私も貯まってしまった旅行記が多過ぎて、自分の事でいっぱいになっていますが、少しずつ拝見させて頂きますね。
milk
- kojikojiさん からの返信 2016/05/19 01:01:12
- RE: 素敵ですね。
- milk様
以前から九寨溝へ入ってみたかったのですが、なかなか行く機会が無かったのです。昨年の5月はベルギーとオランダで3週間ほど休みが取れたのですが、今年は2週間くらいしか休めないので、GWの休みが比較的取りやすかったので安いツアーで行っちゃいました。一部テレビや写真で見る景色と違いましたが(水が少なくて)、楽しいツアーでした。普段は夫婦二人旅ですが、たまには知らない方と同行するのも面白いものです。
来月はベトナムのフエとホイアンに2週間ほど行きます。
又お時間がありましたらお立ち寄りください。
milkさんの旅行記もまた拝見させていただきます。
お便りありがとうございました。
kojikoji
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- km45さん 2016/05/13 09:07:34
- 九寨溝の人出
- 初めまして。
>中国は5月1日の労働節の3連休で、この日は連休スタートの土曜日。凄い人出です。
九寨溝管理局が入構者数を発表しています。
4月29日(金) 11216人
4月30日(土) 13001人
5月1日(日) 23159人
5月2日(月) 9715人
5月3日(火) 8522人
です。通常の週末では土曜日がピークになります。メーデーの3連休(30〜2日)で、中日の1日(日)が最高の人出となっています。夏休みや国慶節の最混雑時には4万人を超えて入構制限が行なわれます。
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