2016/03/31 - 2016/03/31
3位(同エリア35件中)
キートンさん
長年の夢でもあった憧れの地、南米パタゴニア。
いよいよその夢を実現する時がやってきました。
地球の裏側にやってきて2日目。
今日はエル・カラファテからチリのプエルト・ナタレスへバスで移動。
プエルト・ナタレスはチリ側パタゴニア観光の代表格ともいえるパイネ国立公園の基点となる街。
人口2万人弱の街で街中にこれといった見どころはないが、この旅で唯一太平洋側の海を望める訪問地です。
今日はプエルト・ナタレスでの散策と明日からの行動の準備と時差ぼけの身体の休養にあてます。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 2.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
早朝5:30にプエルト・ナタレス行きのバスが宿までお迎えに来ると聞いていたので、5:00過ぎから居間で待機。
ちょうど5:30頃マイクロバスが迎えに来た。
私が最初の乗客だったようで、他のホテルに寄りながら乗客を拾っていく。 -
エル・カラファテの街を出る頃、大型バスに乗り換えて出発した。
今回南米内で旅する東のリオ・デ・ジャネイロから西のプエルト・ナタレスまで全て日本との時差は12時間。
滞在中時差の調整をしなくて良い。
ただ、そのなかでパタゴニアは西の端になるので、日の出も日没も遅い時間帯となる。
つまり、年中サマータイムって感じだ。
8:00頃ようやく日の出まじかとなってきた。 -
8:30頃、バスは朝日を浴びて走る。
長い観光バスの影も背の高い台形となる。 -
やがて遠くに山影が見えてきた。
-
9:20頃、アルゼンチンのイミグレーションが見えてきた。
-
そこにはエル・カラファテ行きのバスが停まっていた。
ここを越えてくるということはプエルト・ナタレス発のバスに違いない。
少なくとも今日3/31(木)は朝プエルト・ナタレス発のエル・カラファテ行きのバスがあるということだ。
ただ、毎日運行しているとは限らないし、今日は3月だが明日から4月なので、私がエル・カラファテに戻る4月3日にあるかどうかはまだわからない。 -
アルゼンチンのイミグレーションで出国審査。
確かスタンプを押すだけの簡単なものだった。 -
少し走ってチリのイミグレーションで入国審査。
確か税関申告書は書いたが、出入国カードは書かなかったと記憶する。
チリは動植物や種の持込みは禁止されていて、果物や梅干しも持込み不可とかなり厳しいらしい。
基本的に袋詰めされた加工品はOKだと思われる。
なお、チリの入国審査を受けた時に渡される「PDI」と印刷されたレシートのような紙は、出国の時に必要になるので失くしてはいけない。 -
入国審査が終わって乗っていた大型バスに戻ると、プエルト・ナタレスへ行く人はいないかと声をかけられた。
?このバスはプエルト・ナタレス行きじゃないの?
よく聞くと大型バスはパイネ国立公園に行くのだという。
エル・カラファテからパイネ国立公園に行く直通バスはないはずだから、きっとエル・カラファテ発のパイネ国立公園日帰りツアーのバスなんだろう。
どうりで朝やたら早いし、乗客の荷物がえらい身軽だなと思った。
で、ここからプエルト・ナタレスに連れて行ってくれるのがこのマイクロバス。
しかも私を含め乗客2人。
プエルト・ナタレスに行く人ってそんなに少ないんかい? -
アルゼンチンではほとんど平原を走っていたが、チリに入ってからは山が近くなった。
-
日本では見られない感じの山が見られる。
-
雪をいただく山も見えてきたがその奥は雲で隠れている。
その向こうがパイネ国立公園か? -
11:15頃、海辺に出てプエルト・ナタレスの街が見えてきた。
-
バスは宿まで送ってくれそうだったが、運転手が宿の場所がわからないらしく、住所からするとこの通り沿いだというところで降ろされた。
というわけで、近所の人に聞いてたどり着いたのが今日の宿「Pire Mapu Cottage」。 -
ちょうど12:00頃に到着したが、チェックインさせてくれた。
宿泊費は1泊朝食付きで37,000チリペソ。
一見高そうだが、1チリペソは0.2円もしないので、7,000円ちょっとくらいである。
クレジットカード払いは不可だった。 -
オーナーのこだわりが感じられるインテリア。
広さは十分。
ただ、窓が通りに面しているのがマイナスポイント。 -
シンプルな洗面所。
-
シャワー室がカーテンとかではなく、ちゃんとした扉なのがよい。
-
部屋にコーヒー、紅茶、キャンディーのサービスがある。
-
宿のオーナーにバスの予約ができるか聞いてみたら、予約はバスターミナルで直接しないといけないが、エル・カラファテ行きのバスをネットで調べてくれた。
どうやらBus Sur社のバスが朝発であるようだ。
これで安心した。
今日は時間があるので、街歩きをしながら両替とインフォメーションで資料入手することにした。 -
パイネ国立公園の基点となる街だけあって、雪山も見える。
なお、ここは南半球なので日本とは季節が逆。
今は日本の9月から10月にあたる。 -
海に続く坂道。
所々道路工事をしている。
道路工事は良しとして、気になるのは犬が多いこと。
しかも飼い犬ではなく野良犬っぽい。
人に危害を及ぼすことはなさそうだが、なぜか走る車に反応して吠えたりしている。
そんな野良犬っぽいのはエル・カラファテやエル・チャルテンでも多かった。 -
海に突き当ったところにインフォメーションがある。
ここでシティーマップとパイネ国立公園のトレッキングマップを入手。
無料だが、パイネ国立公園のトレッキングマップはなかなか上等なものだった。 -
海岸沿いにベンチがあるが、夏場でないとじっと座って海を眺めるには寒かろう。
ここは南緯52度付近。
北半球でいうと樺太北部、カムチャッカ半島南端くらいの高緯度なのである。 -
チリ南部の海岸はフィヨルドで、海岸線が複雑に入り組んでいるが、イメージにあるフィヨルドのように両岸が切り立った地形ではない。
外海との間には半島や多くの島があり、ここはフィヨルドの奥の方に位置する。
広い意味ではここは太平洋岸である。
日本と同じ太平洋岸といっても、チリ南部は(南極を除けば)日本から最も離れた太平洋岸といえる。 -
「腹を割って話そう」とか言うけど、ホンマに腹割らんでも・・・
なぜか小グマみたいなの踏みつけてるし。
シュール過ぎて意味わからん・・・ -
もはや何を模しているのかさえわからん・・・
-
必要性が感じられないベンチの数。
ポカポカ陽気の日にはたくさんの人が・・・
と解釈しておこう。 -
意味わからんを連発するのも情けないのでちょっと調べてみた。
左の人は、アルベルト・デ・アゴスティニ(1883-1960)という人物らしい。
聖職者で探検家だったようだ。
雰囲気から察するに、先住民族オナ族(セルクナム族)と友好関係を築いた人だと思われるのだが・・・
あまり解説になってないな。 -
Juan Ladrillero(1505-1559)は、チリの南部海岸を探検した16世紀のスペインの探検家で、マゼラン海峡を西から航行した最初の人物らしい。(フェルディナンド・マゼランがマゼラン海峡を発見した時は東から航行した)
-
「空飛びたい!」を表現したのか?
解釈は各自におまかせします。 -
対岸にかかる虹。
-
通りの名称を示す標識。
動物っぽい形は、約1万年前に絶滅したといわれるミロドンという動物。 -
アルトゥーロ・プラット広場横にある教会。
-
通りにはいろんな人形がゴミ箱を背負っている。
-
カンビオ(両替所)はいくつかあるようだが、看板を見つけたのはここ。
カンビオが2軒並んでいる。
奥の方のカンビオで280ドルをチリペソに両替して182,000ペソだった。
なのでレートは1ドル=650ペソだった。 -
現地通貨も手に入ったので、バスターミナルにバスの予約を取りに行った。
まず、パイネ国立公園のプデートまでの往復チケットを購入しに取り扱う窓口へ行くと、往路は希望通りの便があったものの、復路は19:00発の便はこの時期はなく、13:30発しかないという。
つまり4月は1往復しかしていないらしい。
「地球の歩き方」には「冬季は減便」と書いてあったが、すでに冬季扱いの時期なのか・・・
パイネには1泊しかしないのに、滞在時間が5時間半も減るのはショックだ。
次にエル・カラファテに帰るバスのチケットを買いに、宿のオーナーに教えてもらったBus Sur社の窓口に行って購入した。
購入したチケットを確認してみると、日付が3日ではなく4日になっていたので、その場で言うと3日の日曜日は便がないという。
これでダブルショック。
やはり負の連鎖は免れないのか・・・ -
テンパってしまって一度宿に帰って落着こうと思った。
宿のオーナーに希望の日の便がなかったことを話すと、Cootra社とZaahj社に当ってみるように言われた。
ネットでは確認できないらしい。
再びバスターミナルに行ってCootra社の窓口に行ってみると、8:30発の便があった。
やっと負の連鎖から開放された。
よく見ると窓口のガラスに「プエルト・ナタレス-エル・カラファテ EVERYDAY 08:30 DEPARTURE」と貼ってある。
これに気付かぬほど冷静さを欠いてたとは情けない・・・
パイネでの滞在時間が短くなったのは痛いが、3日以降は予定通りにいく目途がたったので良かった。
情報が少ない地域の旅は綱渡りみたいで疲れるわ。
ちなみにバス料金は、プエルト・ナタレスからパイネ国立公園往復:15,000チリペソ、プエルト・ナタレス→エル・カラファテ:15,000チリペソ。
(写真は後日撮ったもの) -
バタバタした割にはまだ15:00を過ぎたところなので、街中にある「歴史博物館(Museo Historico)」に来てみた。
気を付けないと見逃してしまいそうな地味な外観である。
事実、1度見逃してしまった。 -
「歴史博物館」といってもこじんまりとしていて、入場料も1,000チリペソと安い。
館内は大きく分けて、スペイン人が入植する前と入植した後の2部屋になっている。
こちらは入植前の時代と先住民族の展示室。 -
グアナコ、ピューマ、コンドルなどは今でも生息しているが、ミロドンやサーベルタイガーは絶滅した。
ミロドンはナマケモノに近い種で体長が3m以上あったと推測されている。 -
先住民族カウェスカル族(アラカルフ族)に関する展示。
パタゴニア地方には4〜5種の先住民族(インディオ)が住んでいたようで、純粋なインディオの血統は途絶えたといわれているが、カウェスカル族は今でもフエゴ島の西方の島々に住んでいて漁業と狩猟と野性植物の採取で生活しているという情報もある。 -
儀式に使ったと思われる大きな仮面。
-
狩猟に使った槍の刃先。
-
スペイン人入植後の展示室。
つまり近代化に向かう時代である。 -
羊毛や牧畜が主要な産業であったようだ。
それらを輸送する鉄道も引かれていたようだ。 -
こういう電話機を見ると、単なる機械ではなく、不思議な愛着を感じてしまう。
-
これ単品では何か物足りない。
小首をかしげたワン公がセットになっているとしっくりくるのだが・・・ -
プエルト・ナタレスといえばミロドンというくらい、マスコットキャラクター的な存在。
ナマケモノに近い種だというが、見た目はクマに近いかな・・・ -
「歴史博物館(Museo Historico)」の見学は20分そこそこで切り上げて、「民芸品センター」に来てみた。
そこに掲げられた地図を見ると、パイネ国立公園以外にもここを起点としたボートクルーズのツアーがあるようだ。 -
民芸品センター内にはいくつかの店舗が入っている。
旅はまだ序番なのでまだ土産を物色する気はなく、さらっと見ただけ。 -
夕食は「地球の歩き方」に載っていた「Masay」というレストランで摂ることにした。
-
英語メニューがあってわかりやすい。
ピザ・ナポリターナのパーソナルとミルク・ウィズ・バナナを注文。 -
ハムの上から一面チーズなんだね。
味は可もなく不可もなくといった感じだが、お腹はいっぱいになった。 -
街で一番大きなスーパーで水や食料を購入。
昨日エル・カラファテで入ったスーパーよりは品ぞろえ豊富だったが、夕方のレジは混み合った。
開店時間は、平日と土が9:00〜22:00、日曜日が11:00〜19:00。
今日も半分移動日でたいした観光もしていない。
明日からいよいよこの旅の最初の目的地、パイネ国立公園へと踏み込む。
今日は早朝からの移動だったし、明日に備えて早めに休むことにしよう。
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