2019/05/23 - 2019/06/06
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さいたまさん
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バンコクのファランポーン駅の北側に、タイの国鉄の発祥の記念碑があります。
タイの鉄道の創設者チュラロンコーン大王(ラーマ5世)の治世下、アユタヤへの初列車の出発式が行われた場所です。
写真は、タイ国鉄発祥の記念碑と背後に置かれた蒸気機関車です。
現在、ファランポーン駅のホームの北端に、記念碑と蒸気機関車が置かれています。
タイの国鉄は、創設期の歴史を、多く残しています。
いろんな場所に、創設期の記念碑や歴史的建物を見ることが出来ます。
歴史を大切にしているのかもしれません。
このためか、鉄道愛好家の中では、タイ国鉄は、大きな興味の的になっているようです。
タイ国鉄の中で、貴重な存在となっている歴史的な車両や施設が、ふんだんにみられるとのことで、人気を博しているようです。
今回、見て来たタイ国鉄の姿を、一部分ですが、紹介したいと思います。
第一段階として、バンコクを中心にタイ国鉄の創設期を主体として、前編としてまとめ、続いてタイの北側、西側そして東側の鉄道の様子を、後篇として、それぞれ紹介したいと思います。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
バンコクのチャトチャック公園のほぼ中央に、鉄道博物館があります。
さびれた建物で、無人の建物でした。埃まみれになったガラス越しに、往年の機関車や客車が置かれています。
建物の屋外には、給水施設や列車の車輪、レール等が展示されています。鉄道博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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バンコクの鉄道博物館の地図です。
チャトチャック公園のほぼ中央で、タイ国鉄とパホーテンの通りの中間にあります。モーチット駅の北側、バンスー駅の東北側です。
訪れる人も少なく、解りにくいかもしれません。モーチット駅 (BTS) 駅
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チャトチャック公園の中にあるバンコクの鉄道博物館の標識です。
prestigious との表題ですが、寂れた施設で、悲しい現実を顕しています。
閉館したという情報がありますが、歴史を遡って調べようとする者にとっては、残念です。チャトゥチャック公園 広場・公園
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無人ですので中に入れず、ガラス越しに、機関車、客車、椅子等を見ることなります。
機関車は、蒸気機関車とディーゼル機関車が置かれています。 -
東側のガラス窓から鉄道博物館の内部を見ています。
機関車は、蒸気機関車とディーゼル機関車が見えます。
客車もあります。
左側の客車は、年代物です。 -
バンコクとの表示のあるファランポーン駅です。
タイ国鉄が頒布している時刻表や乗車券等における表記は、タイ語では、クルンテープ、英語による副表記は、Bangkokで統一されています。
タイ国鉄の歴史の原点です。ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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ファランポーン駅の南側の外観です。
ドイツの飛行船ツェッペリン号の整備格納用に検討されたとの話もあります。
天井が高いドーム式の建物です。
この建物の北側に、タイ国鉄の発祥記念碑があります。 -
ファランポーン駅の南側です。
地下鉄ファランポーン駅と連接しています。 -
地下鉄ファランポーン駅の入口の標識です。
地下の通路には、タイの交通の歴史を紹介する区域があります。ファランポーン駅 (地下鉄) 駅
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タイ国鉄の創設者ラーマ5世です。
ファランポーン駅に掲げられている肖像画です。 -
タイの鉄道は、ラーマ5世の時代に誕生しました。
1897年3月26日に、タイ国有鉄道初の鉄道路線が開通しました。
創設時期におけるファランポーン駅での創設に伴う式典の様子です。
バンコクとアユタヤの間に、鉄道が敷設されました。ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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ファランポーン駅に掲げられているタイ国鉄の列車の写真です。
英国のビクトリア女王からラーマ5世に贈られた鉄道模型の写真です。
これが、タイの鉄道の発祥につながっていくのです。
ファランポーン駅には、各種の歴史的な掲示物が、紹介されています。 -
タイの鉄道の創設に伴う鉄道車両の写真が掲げられています。
ファランポーン駅は、タイ国鉄の発祥の地です。
ファランポーン駅には、国鉄の歴史を記した各種の掲示物、展示物があります。 -
1897年に鉄道が、創設されましたが、それ以前は、馬車による軽便鉄道が走っていました。
1893年当時のファランポーンとパークナムを結んでいた軽便鉄道の路線経路です。
当時の大使館等の外交官の執務場所は、バンコクの南側にありました。
このほか、メークロン線等が走っていたとの記載があります。 -
1927年当時には、11路線の鉄道が、鉄道業務を担っていました。
動力源は、馬だったとのことです。
その後、電気になりました。 -
バンコクの軽便鉄道の経路図です。
タイ国鉄の創設が、1897年であり、その後、約30年後の状況です。
タイ国鉄の路線も記載されています。 -
興味深いのは、メークロン線の東端が、チャオプラヤー川まで伸びています。
水運との連接、マッカサンの整備施設との連接が関係しているのでしょう。
トンブリの北側のチャオプラヤー川岸にも、鉄道の端点施設があります。 -
チャオプラヤー川と鉄道の線路の写真です。
いつの時期の写真であるかは、解りませんが、興味深いものがあります。
メークローン線の最東端でしょう。メークローン線 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
-
バンコクの地図です。
タイ国鉄の路線、諸外国の公使館の位置等も記載されています。
運河等の水運路等の発達の様子もうかがい知ることができます。 -
バンコクの馬車鉄道に関する解説板です。
バンコクでは、鉄道が発達する前、馬車鉄道が走っていました。 -
解説板の英語表示の部分を拡大したものです。
デンマークの技術者により営業にこぎつけたとのことです。
1887年に馬車鉄道の営業が開始され、1894年に、電気を原動力とした鉄道に転換していったとあります。 -
ファランポーン駅の西端のホームです。
このホームの北端に、タイの鉄道発祥の碑が、置かれています。 -
ファランポーン駅の北西端に、タイの鉄道発祥の記念碑が、置かれています。
記念碑とともに、蒸気機関車も置かれています。
地図上にも、タイ国鉄発祥記念碑との表示があります。タイ国鉄発祥記念碑 モニュメント・記念碑
-
ファランポーン駅に置かれているタイの鉄道発祥の記念碑です。
記念碑の正面に鉄道の創設を記念するラーマ5世の姿と王妃の姿が描かれています。 -
記念碑には、線路とともに3人の人物と見守る人たちのレリーフが付けられています。
鉄道発祥を記念するレリーフです。
立っている男性は、ラーマ5世と思われます。
左側に王妃が描かれています。 -
記念碑のレリーフの原画となったものと思われる写真です。
ラーマ5世と王妃が映っています。
左側の黒服の女性は、レリーフに描かれていません。 -
ファランポーン駅に置かれているタイの鉄道発祥の記念碑の正面のレリーフの下部の碑文です。
赤色、青色、白色、緑色そして黄色の紐を組み合わせて一本の紐に組み編んだ装飾の紐が見られます。
手の込んだ造りとなっています。 -
ファランポーン駅に置かれているタイの鉄道発祥の記念碑の正面の右下の碑文です。
タイ語で書かれています。 -
ファランポーン駅のタイ国鉄発祥の記念碑の裏面です。
金色色の装飾等は、ありません。
簡素になっています。 -
記念碑の西側には、蒸気機関車が置かれています。
蒸気機関車への手入れは、しっかりされていて、きれいです。
タイの国旗が掲げられています。
蒸気機関車を緑の樹々が、しっかり囲んでいます。 -
タイ国鉄の発祥を記念する記念碑の西側の蒸気機関車です。
タイ国旗と国王の誕生日の曜日の色を表す黄色の旗が掲げられています。
現在の国王になった段階で、旗の色は、どうなっているか興味のあるところです。 -
タイ国鉄の発祥を記念する記念碑の西側の蒸気機関車の後方からの写真です。
機関車車体の後部に、赤色の牽引のための連結部が見えます。 -
記念碑の西側には、蒸気機関車が置かれています。
緑色の植栽や砂利のような砕石等の手入れがしっかりされています。
白色の柵が、黒色の機関車車体の黒色と対比されていて、鮮やかです。 -
以前、訪れたことのあるコラート(ナコンラチャシーマ)への途中駅の様子です。
パーサデットの駅舎です。
タイ国鉄建設に際して、最も難工事であったドンパーヤイエン峠の付近です。 -
以前、訪れたことのあるコラート(ナコンラチャシーマ)への途中で、タイ国鉄の記念公園を見かけました。
車中から撮影できた写真です。
アユタヤ駅を過ぎ、さらにサラブリを過ぎた付近にあります。アユタヤ駅 駅
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アユタヤからナコンラチャシーマへの鉄道建設は、タイ国鉄にとって画期的な鉄道建設でした。
タイ国鉄の歴史を記念する意味合いから記念公園が出来たものと推測しています。
貴重な写真を撮ることが出来ました。 -
タイ国鉄のバンスー駅の北側に、タイ国鉄の創設期の機関車が置かれています。
タイ国鉄の発展の原点ともいえる蒸気機関車です。
線路のすぐ傍に置かれています。 -
タイ国鉄の初期の蒸気機関車です。
現在のタイ国鉄のバンスー駅の北側に置かれています。
チャトチャック公園の鉄道博物館の中の蒸気機関車に似ています。 -
ドイツ製の蒸気機関車なのでしょう。
クラウス ミュニッヒと呼ぶのでしょうか。
標識が立てられています。 -
タイ国鉄の記念すべき蒸気機関車なのでしょう、大事にされているようです。
高台のように、盛り土を施され、洪水からの被害を避けるようにしているようです。 -
この場所には、何度か訪れていますが、タイ国鉄の歴史を感じさせる蒸気機関車です。
現在の、タイ国鉄のバンスー駅の北側にあり、線路のすぐ傍に置かれています。バーンスー駅 (国鉄) 駅
-
ドイツ製の蒸気機関車が置かれているのは、バンスーの機関車工場の前です。
バンスーのジーゼル機関車工場との標示があります。
タイの機関車は、ほとんどがジーゼル機関車に転換されているのでしょう。
北バスターミナルの西側(裏側)に当たります。北バスターミナル バス系
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Bangsue Diesel Locomotive Depot との標示があります。
グランド・バンスー駅の建設及び運用開始に伴い、タイ国鉄の歴史を刻んでいるドイツ製の蒸気機関車は、どうなるのでしょうか。
気になるところです。 -
タイ国鉄の最初の路線は、アユタヤを経て、タイの東北部のコラート(ナコンラチャシーマ)まで伸びていました。
ドンパーヤイエン峠周辺の難工事区間を経て、コラートまで建設されたのです。
写真は、コラート(ナコンラチャシーマ)駅です。
東北地方の重要な都市です。ナコンラチャシーマ駅 駅
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ナコンラチャシーマ駅の標識です。
コラート駅とも言われていました。
東北地域の交通の中心都市です。
2ヶ所にあるバスターミナルの近くです。
中長距離バスの離発着地でもあります。バスターミナルは、2ヶ所あります。ナコンラチャシマ 第2バスターミナル バス系
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ナコンラチャシーマ(コラート)駅を背景に、蒸気機関車とその前の記念碑が置かれています。
綺麗な公園になっています。 -
ナコンラチャシーマ(コラート)駅の前の公園に置かれている蒸気機関車です。
黄色と白色の布で飾り付けが施されています。
綺麗な蒸気機関車です。 -
ナコンラチャシーマ(コラート)駅の蒸気機関車です。
綺麗な蒸気機関車です。 -
ナコンラチャシーマ駅に着いて、蒸気機関車の東側を見ています。
午後ですので、太陽の影から東側であることが解ります。 -
大東亜戦争当時、クラ地峡横断鉄道という鉄道が、日本軍により建設されました。
写真は、クラ地峡横断鉄道の南の終点のカオファーチー駅に置かれている機関車です。
クラ地峡横断鉄道は、タイ国鉄のチュンポン駅から西方向に向かって伸びています。
ここから、船でビルマに向かうことになります。チュンポン駅 駅
-
クラ地峡は、マレー半島の最も狭くなっている地域です。
河川を利用すると、東西の直線で約40kmの距離になります。
泰緬鉄道とともに補給上の重要な鉄道です。
ラノーンの北側です。 -
クラ地峡横断鉄道は、タイのチュンポンから西に建設されました。
国道4号線が、並行して走っています。 -
チュンポン周辺の様子です。
イギリスも鉄道建設の計画を作成していて、現地の測量等も実施していました。
結果的には、建設に着手していはいませんでした。 -
クラ地峡横断鉄道は、チュンポンから西に延びていて、カオファーチーまで建設されました。
写真は、カオファーチーの終点に置かれている蒸気機関車です。 -
カオファーチーの蒸気機関車です。
背景には、クラブリーの支流が流れています。
アンダマン海(インド洋)につながっています。 -
カオファーチー駅の記念碑です。
現在は、線路は、残っていません。 -
カオファーチー駅の記念碑の傍に立てられている解説板です。
クラ地峡横断鉄道の歴史が記載されているのかもしれません。 -
タイ国鉄のドンムアン駅です。
LCC航空利用の場合、空港使用料の安いドンムアン空港離発着が多いです。
国鉄の料金が安いので、ドンムアン駅を利用することがあります。ドンムアン駅 駅
-
ドンムアン駅の様子です。
上下の2線の線路があります。 -
国鉄のドンムアン駅から、ドンムアン空港への連絡通路です。
アマリホテルへの通路を経由して、ドンムアン空港に連接しています。ドンムアン空港 (DMK) 空港
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ドンムアン駅の案内標識です。
アマリホテルにも行けます。アマリ ドンムアン エアポート バンコク ホテル ホテル
-
ドンムアン駅の時刻表です。
タイの北線に加え、東北線にも行きますので、本数が多いです。 -
ドンムアン駅の切符売り場です。
政府の補助がありますので、乗車料金は、激安です。
ちなみに、ファランポーンまでは、2バーツでした。ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
-
ドンムアン駅の南に、バンスー駅があります。
この駅から、タイ国鉄の南線が分岐しますので、駅の表示が、バンスージャンクションと記載されています。バーンスー駅 (国鉄) 駅
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タイ国鉄のバンスー駅です。
地下鉄バンスー駅に近い出入り口です。バーンスー駅 (地下鉄) 駅
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国鉄バンスー駅の案内板です。
国鉄バンスー駅には、いろんな施設があります。 -
国鉄バンスー駅の案内所です。
とても親切で、ありがたいです。 -
バンスー駅は、北線、南線、東北線が同じホームを使います。
駅としても、別別の機能を持っているようで、バンスージャンクション2という別個の名称と別個の職員が存在すると聞いています。
おかしな感じがします。
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