2012. 息子とスイス バーゼル三国国境

2012/08/15 - 2012/09/10

バーゼルの街の中心からライン川を下ったところにスイス、フランス、ドイツの三国国境のモニュメントがありますが、正確な三国国境はさらに下ったところにあるそうです。

ヨーロッパの多くの国は地続きですから二つの国がつながっていることは珍しくありませんが、三つの国境が交わる街はヨーロッパでも珍しいそうです。

日本に住んでいる私には、国境がなおのこと惹かれます。

エリア バーゼル(スイス)

三国国境モニュメントは旧市街から、
Kleinhünigen行き 8番トラムに乗って終点

ただのモニュメントかもしれませんが、せっかくバーゼルにいるので、行ってみようと思います。

トラムを降りてしばらく誰にも会いませんでしたが、やっとこの看板を見つけました。

途中にあった泉で、ドイツから孫と遊びにきたというおじいさんに会いましたが、その他は誰もいませんでした。

おじいさん達もこれからそこへ行くところですが、後で行くから遊ぼうねと約束して、私たちは先に歩き出しました。

ドイツから来たというおじいさんに会って、本当にドイツがすぐそこなんだなぁと実感しました。

けっこう思ったより歩きました。

しばらくすると、さっきのドイツのおじいさんと男の子が来ました。

男の子は息子と同い年で、二人はひとしきりよく遊びました。息子はこっちへ来てから誰とも遊べなくて、ずっとお友達が恋しかったと思います。

大きな長い船がドイツの方に行きます。

おじいさんが、ドイツの方に見えるのが黒い森、シュバルツバルトだよと教えてくれました。

おじいさんに撮ってもらった思い出の写真です。

今日寝る前息子が、"今日たのしかった"と言っていました。

帰り、おじいさんが遠いからと、車でトラムの停留所まで送ってくれました。
おじいさんに何かお礼をと、息子のリュックに入れていた非常食の歌舞伎揚げせんべいをあげました。
あとで手紙を書こうと、手帳に住所を書いてもらいました。
息子はおじいさんと男の子に、手帳にサインをもらいました。

私もなんだか、とっても良い日でした。

素敵な人との出会いが、その日一日を彩ってくれるんだなと改めて思いました。