2014/12/22 - 2014/12/23
1352位(同エリア3733件中)
kojikojiさん
- kojikojiさんTOP
- 旅行記1497冊
- クチコミ1144件
- Q&A回答73件
- 2,707,669アクセス
- フォロワー152人
グラバー園で雨が強くなってきたので外に出ようとすると「長崎伝統芸能館」へ矢印が続いています。まあ時間はあるし雨を避けられるので入ってみました。するとビックリ、長崎くんちの豪華な傘鉾が並んでいます。以前唐津を旅したのが唐津くんちの数日前で準備中の山車を見ることが出来ました。いつか見てみたいと思っていたのですが、ここでまた長崎くんちの山車に出会えるとは思いませんでした。嬉しい誤算でした。グラバー園を出てからはタクシーでは芸が無いので市電を乗り継いで長崎駅に戻りました。歩道橋を渡っていると見覚えのあるタクシーがあったので覗いてみると、吉宗まで送ってくれた運転手さんでした。嬉しい再会でお互いにびっくりしました。観光バスとも無事に合流して次は長崎平和公園の見学です。ここへ来るのは3人とも初めてでした。以前の旅では長崎空港からのバスで近くを通った記憶はあったのですが、公園を訪ねるのは初めてでした。広島に比べると規模は小さいですが心に感じる物は同じです。お参りさせていただいた後はバスの中でいただいたカステラ屋さんに立ち寄りです。何とここには40分時間を割きます。大人の都合は平和公園の見学の2倍です。真っ暗になったので最後はホテルへ移動します。長崎での宿泊は「矢太楼南館」というホテルで高台に建っています。通された部屋は大きな和室で眺めも良かったので大満足でしたが、お風呂は温泉でもなく古い印象もありガッカリでした。この日の夕食はオプションで2,500円のフグ尽くしか4,000円のコース料理です。いろいろなサイトで評判を見てみましたが、あまり良い事が書かれていないので自由夕食にしました。すぐにフロントでタクシーを呼んでもらいました。山の上なので時間がかかりそうですがすぐに来ました。いくつか候補はあったのですが、ホテルから1番近い「むつ五郎」という生簀料理屋に行きました。ここで活きイカと野母あじと団扇エビを御造りでいただきましたが最高に美味しかったです。ちょっと予算オーバーでしたが最後位美味しい物を食べたいですからね。翌日は早朝からめがね橋を見て、歴史のある鼈甲店で買い物をして長崎を後にします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス タクシー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
PR
-
グラバー園の出口に向かって進んでいくと左手の建物に誘導されます。前に来た時は入った記憶が無いので、最後にお土産屋を通るのだろうかくらいに思っていました。
-
「長崎伝統芸能館」に入るとこんな感じで大きな空間が広がり、長崎くんちの山車が並んでいます。大きなモニターでは祭りが放映されています。
-
以前の旅で唐津に行ったのは唐津くんちの数日前で、港近くに山車が揃って準備をしている場面に出会ったことがありました。鯛の山車を見てみたいと思ったまま十数年経ってしまいました。
-
「弓矢八幡 祝い船」
長崎と言う事だけあって船の形をしているものが多いです。京都の祇園祭の船鉾を思い出します。長崎くんちは秋の大祭で、旧暦9月9日に行っていたことから9日すなわち「くんち」と呼ばれるようになったそうです。 -
銅座町の「南蛮船」はミニチュアの帆船模型のようです。
-
本古川町の「御座船」
御座船とは天皇・公家・将軍・大名などの貴人が乗るための豪華な船のことです。 -
出島町の「阿蘭陀船」
こちらも帆船模型のようですね。 -
元船町の「唐人船」は東南アジアでよく見掛ける目玉の付いた舟です。ベトナムのニャチャンや遠くは地中海のマルタ共和国のルッツと呼ばれる漁船にもフェニシアン・アイという目玉が着いています。
-
大工町の「川船」は屋形船のようです。こちらはガラスケースに納められています。
-
祭り囃子が聞こえてきそうです。
-
「龍踊(じゃおどり)」一式がガラスケースの中に飾られています。
-
頭の担当者を龍頭衆(じゃがしらしゅう)、胴体の担当者を二番衆から九番衆、尾の担当者を龍尾衆と呼ぶそうです。
-
銀屋町の「鯱太鼓」は波や水飛沫の表現が素晴らしいです。
-
銅座町の傘鉾は諏訪神社への銅製燈籠奉納の意を込め、老松の下に燈籠を置き秋の紅葉を配しています。
-
大国町の傘鉾は大黒様から来ているのか打ち出の小槌と白い鼠。傘鉾は100キロから150キロの重さがあるそうです。
-
今籠町の傘鉾は同町には多くの寺があったので、仏の住む鷲佳山を表して傘鉾飾りに鷲を置いている。鷲の爪・嘴などは鼈甲細工で出来ており、周囲には怒涛をあらわす自玉を配しています。籠も町名を由来に「輪」の部分は蛇籠になっています。
-
ぐるっと回って大浦天主堂に戻ってきました。
-
中国の旧満州の瀋陽で教会に参ったのを思い出しました。中国語ではキリスト教は天主教となります。
-
松扇軒で五三焼きのカステラを買って電停に向かいます。途中に福砂屋もありましたが、東京でも買える物を持って帰っても仕方ありませんから。電車の乗り方など調べていなかったのですが、乗り換えが必要なのが分かりました。たまたま近くにいらした方が、乗り換えの切符の貰い方や運賃を教えてくれたので助かりました。
-
大浦天主堂下から乗って築町で乗り換えて長崎駅へ戻ります。
-
1人120円の小旅行でした。
-
歩道橋を渡っていると見覚えのあるタクシーがあったので、運転席を覗いてみると吉宗へ送っていただいた運転手さんでした。しばらくお話をして記念に写真を撮らせていただきました。
-
時間前に集合場所に着いてバスを待ちます。
-
そして平和公園へ移動します。カステラ屋さんの駐車場でバスを降りるのでしばらく歩きます。厚く雲が広がり重苦しい雰囲気です。夕方で日が暮れてきたこともあると思います。
-
公園の北端中央にある北村西望が製作した像は神の愛と仏の慈悲を象徴し、高く掲げた右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和を意味し、軽く閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈っているそうです。
-
以前空港からのバスの車窓から一瞬見ただけの公園に来ることが出来ました。
-
訪れる人も少なく寂しい雰囲気です。
-
長崎の鐘です。
-
世界各国から寄贈された碑やモニュメントが数多く置かれてありました。何故か旧東ドイツ、チェコ・スロヴァキア、キューバ、ブルガリア、ポーランドと当時の共産圏の国々が多いように思えました。
-
平和の泉です。「のどが乾いてたまりませんでした 水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました どうしても水が欲しくて とうとうあぶらの浮いたまま飲みました」という言葉が心に響きます。
-
公園の見学は20分ほどで終わりでしたが、カステラ屋さんに立ち寄り40分の買い物タイムがあります。この辺は大人の事情があるのでしょう。意外に皆さん買い物しているのに驚きです。そしてこの日の宿泊地の矢太樓南館へチェックインしました。部屋は大きな和室だったので3人でも広々としています。
-
部屋からは長崎市内が見渡せて夜景が綺麗でした。
-
この日の夕食はツアーには含まれていません。オプションでホテルのレストランでフグ尽くし2,500円と和食4,000円というものでした。トリップアドバイザーの口コミではあまり良い事が書かれていなかったので自分たちで食べに出掛けました。フロントでタクシーを呼んでもらうと意外なほどにすぐ到着しました。
-
一番近い生簀料理屋という事で「むつ五郎」という店を予約しておきました。
-
この日の活きイカはミズイカでした。
-
まずは生からすみをいただきます。ここの生からすみは美味しかったです。大根の薄切りよりも刺身のつまと一緒に食べたほうが美味しかったです。
-
ミズイカの大ぶりな物を1杯注文しました。
-
団扇エビは2匹。以前広島で仕事をした際に食べておいしかったので注文しました。関東では食べることが出来ませんからね。ねっとりイセエビのような甘さです。頭は味噌汁にしてくれます。
-
御母のあじは大きなものでピクピク動いています。肉厚でとっても美味しかったです。
-
3人で食べても充分な量でした。
-
くろじょかで焼酎をいただきました。
-
ゲソとミミは天ぷらにしてもらいました。塩でいただきましたがこれも美味しかったです。
-
アマダイの唐揚げですが、これは意外に普通でした。美味しかったですが。
-
雑炊も量が多くて美味しかったです。出汁が効いていてコクがあります。
-
ちょっと予算オーバーでしたが、楽しく美味しい食事をいただきました。
お店でタクシーを呼んでもらいホテルに戻ります。最後の晩ご飯は母のごちそうです。 -
本館の展望台から夜景の写真を撮りました。
-
展示してあったバラモン凧です。五島列島の福江島に古くから作り伝えられたのがこのバラモン凧で、絵柄は鬼が真正面から兜をくわえこんだ姿で敵に後姿を見せぬ勇者の姿を表現しているそうです。赤い兜の部分に白い十字があり、クルスを意味しています。五島の方言で「ばらか」に由来し、「荒々しく向こう見ず」、「活発で元気がいい」という意味があるそうです。
-
翌朝の長崎市内の景色です。このホテルの大浴場は温泉ではないのが残念でした。別府温泉と阿蘇の温泉に行った後だったので余計ガッカリだったかもしれません。
-
朝食はバイキング式で地元特産のメニューもあり充実していました。上の売店のおばさんがタッパを持って試食を進めに来るのが面白かったです。
-
朝7時半にホテルを出て眼鏡橋の見学に行きます。以前妻と来た時には見ていなかったようでした。
-
早朝なのでトラピックスのツアー客以外に人が歩いていません。
-
1982年には大きな水害があって、この一体の橋はみな流失したそうです。そう言われると記憶に残っています。周辺のマンションの壁面のタイルは地上から1.4メートルくらいのところで色が変わっていました。そこまで増水したという事でした。
-
「黙子如定の像」眼鏡橋の袂には黙子如定(もくすにょじょう)の像があります。眼鏡橋は中国から来たこの僧の知識によって完成されたそうです。
-
朝早いので眠いです。
-
バスは近くの鼈甲店に停めてあるので店内の見学をします。まだ8時前なのに店員さんは勢揃いです。江崎鼈甲店は300年以上の歴史のある由緒ある店です。とても立派な店構えで、以前個人で来た時に行った鼈甲店とは大きな違いです。
-
店の一部は資料スペースになっていて製作過程が案内されています。日中には製作実演も見られるようです。
-
昔の製品も置かれています。
-
素晴らしい宝船には宝石サンゴも載っています。
-
素晴らしい色の小箱もありました。売っていないようでしたがいくらくらいするのでしょう。
-
こちらは色の違う鼈甲の部分を編み込んでいます。
-
そしてお土産は鼈甲飴です。お後がよろしいようで。最後の訪問地の大宰府へ向かいます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2014 九州周遊の旅
-
前の旅行記
九州周遊4日間の旅(7)長崎市内の吉宗で茶碗蒸しと蒸しずしを楽しみ、大浦天主堂からグラバー邸を訪ねる。
2014/12/22~
長崎市
-
次の旅行記
九州周遊4日間の旅(9)大村湾を越えて大宰府天満宮を参拝し、梅ヶ枝餅を食べながら福岡空港から帰路につく。
2014/12/23~
太宰府
-
九州周遊4日間の旅(1)福岡から飯塚の旧伊藤伝右衛門邸で白蓮の悲哀に思いを馳せ、別府温泉に至る。
2014/12/20~
飯塚・中間・直方
-
九州周遊4日間の旅(2)別府温泉の外れの別府湾ロイヤルホテルに宿泊し、明礬温泉で温泉卵を食べる。
2014/12/20~
別府温泉
-
九州周遊4日間の旅(3)早朝の湯布院散策で霧の金鱗湖を歩き、コロッケととり天を食べながら高千穂を目指す。
2014/12/21~
湯布院・由布院温泉
-
九州周遊4日間の旅(4)神楽宿「千穂の家」で蘇食料理を楽しみ、高千穂峡を散策する。
2014/12/21~
高千穂・五ヶ瀬
-
九州周遊4日間の旅(5)雪の草千里を越えて阿蘇リゾート グランヴィリオに宿泊し、美味しい料理と温泉を楽しむ。
2014/12/21~
阿蘇
-
九州周遊4日間の旅(6)柳川でこたつ船に乗って、甘酒を飲みながらの水郷巡りで北原白秋を想う。
2014/12/22~
柳川・大川
-
九州周遊4日間の旅(7)長崎市内の吉宗で茶碗蒸しと蒸しずしを楽しみ、大浦天主堂からグラバー邸を訪ねる。
2014/12/22~
長崎市
-
九州周遊4日間の旅(8)長崎市内自由観光の後は平和公園を訪ね、「矢太楼南館」に宿泊するもいけす料理に舌鼓み。
2014/12/22~
長崎市
-
九州周遊4日間の旅(9)大村湾を越えて大宰府天満宮を参拝し、梅ヶ枝餅を食べながら福岡空港から帰路につく。
2014/12/23~
太宰府
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2014 九州周遊の旅
0
61