2014/12/21 - 2014/12/21
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kojikojiさん
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今年1年国内旅行に行っていなかったのと、年末になって温泉に行きたいと思ってクラブツーリズムとトラピックスのHPを覗いているとトラピックス社に「九州感謝祭4日間」というコースがありました。鹿児島以外の九州6県をバスで3泊4日で周って29,990円というものでした。母に声を掛けてみると「行く、行く!」との返事だったので12月20日出発のツアーを申し込みました。2日目は湯布院からやまなみハイウェイを通り、高千穂峡へ向かいます。到着は午後1時を回っていましたので最初に食事になりました。事前に申し込んでおいた蘇食料理という地元特産の料理セットでしたが、付近に飲食店はほとんど無かったのでオプションでお願いして良かったです。夜神楽の舞台のある店だったので雰囲気も良かったです。そしてその後はぶらぶら高千穂峡の見学です。ここは以前から来たかったところだったので見学できて良かったです。時間の制約があるのでボートには乗れませんでしたが、冬の季節だったので特に残念と言う気にはなりませんでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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湯布院を午前10時半に出発してやまなみハイウェイ経由で高千穂に着いたのは午後1時過ぎになっていました。杉丸太の集積場を見ていると山深い所に来たなと感じます。
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昼食は事前に申し込むオプションになっていました。蘇食料理という地元特産の食材を使った定食で1,000円になりますが、周辺にはたいした店も無いので注文しておいて良かったです。
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この神楽宿「千穂の家」では夜神楽も観ることが出来るそうです。
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この夜神楽も観てみたいと思っていたのですが。
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食事するスペースで神楽が見られるようです。
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こんな所まで母と来られるとは思いませんでした。
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蘇食料理とは蘇生するという意味で薬膳の意を含むそうです。
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若鶏の山菜あんかけは素朴なおいしさでした。
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苫屋(こもや)を模した屋根形の蓋を取ると夜神楽煮しめが現われます。地元の野菜がたっぷりはいっていて美味しかったです。普段煮物なんて食べないのですが、こういった場所では美味しく感じるのは何故でしょう。
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一見蕎麦のようですが古代黒米で作られたうどんです。
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ごはんも唐きびの入ったもので、少し硬めなのでかむ回数が増えるそうです。
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野菜の入った豆腐の他に油みそと呼ばれる7種類の根菜を煮込んだものなどが続きます。売店のおばさんがいろいろおかずをご飯にのせてくれます。
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夜神楽とは里ごとに氏神様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きして夜を徹し三十三番の神楽を1晩かけて奉納する昔ながらの神事で、例祭日は集落によって異なり、毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて、町内20の集落で奉納されるそうです。26年から27年は19カ所のようでした。
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岩戸五番の天鈿女命(あめのうずめのみこと)の面です。
天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れられてしまった際に 岩戸の前で天鈿女命が調子面白く舞ったことにより神々が大笑いし、 不審に思った天照大神が姿を表したという日本神話を題材にしています。 -
という事なので御祭神は天照皇大神なのですね。
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神庭(こうにわ)と呼ばれる内注連の内側に作る神楽を舞う為の神聖な場所です。雲(神庭の天井に作られる寺院の天蓋のようなもの)、みどりの糸(内注連から外注連に伝って伸びる4本の綱)、外注連(そとじめ:3本の竹を立て、榊で囲む様にして作る。神が降臨する場所で、天地を表す上下2つの「浮輪(うきわ)」が付けられています。棚には種籾(たねもみ)が置かれ、穀物の神が山に鎮座している事を示しています。屋根に弓矢と千木を作り、必要な設えを整えるそうです。
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神面を付けた舞のイメージが強いですが、実際にはそのような舞は全体の半分以下で、面を着けず複数の舞い手で舞う平手という舞が多いそうです。左は「戸取の舞」で左は「手力雄の舞」で使われるものです。
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二間四方の神庭(こうにわ)には注連縄(しめなわ)と「彫り物(えりもの)」と呼ばれる和紙の切り絵飾りが飾られます。
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彫り物には中央に「鳥居」、子授け安産豊穣の「湯だすき」、自然界における「土徳神」、四方の「木」「火」「金」「水」「土」に十二支の切り絵など種類は豊富です。こんなところにも古代中国の五行思想が組み込まれているのかと思いました。
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邇邇芸尊(ににぎ)が天降りしようとしたとき、天の八衢(やちまた)に立って高天原から葦原中国までを照らす神がいました。その神の鼻長は七咫、背長は七尺、目が八咫鏡のように、またホオズキのように照り輝いているという姿でした。そこで天照大神と高木神は天宇受売命(あめのうずめ)に、その神の元へ行って誰であるか尋ねるよう命じます。その神が国津神の猿田彦で、邇邇芸尊らの先導をしようと迎えに来ました。
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千穂の家には民芸資料館が2棟残されています。この辺りはお正月に限らず家に注連縄を飾るそうです。
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こんな感じで古い農耕器具が展示されていますが、彫り物に目が行ってしまいます。
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全部で18種類はあるようです。
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彫り物をデザインした手ぬぐい買ってくれば良かったかなと思いました。
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藁で造られた対の龍は非情に良く出来ています。昔は農閑期に色々な物を造ったのでしょうね。
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立派な建物です。
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さぁ食事が済んだら高千穂峡の散策です。
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妻より母の方が元気なようです。
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10分ほど下ると美しい渓谷が見えてきました。
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高千穂峡とは阿蘇溶岩の浸食谷を言い、上流の窓ノ瀬から下流の吐合間が中心で、昭和9年に五ヶ瀬渓谷として名勝天然記念物に指定され、昭和40年に祖母傾国定公園に指定されたそうです。
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大きな橋の向こう側にお昼を食べた「千穂の家」があります。真名井の滝までほとんどが下りなので歩くのは楽です。
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紅葉の時期や新緑の季節も良いのでしょうが、人の少ない初冬の風景も良かったです。
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「甌穴」(おうけつ)と呼ばれる円筒形の穴が多く見えます。かめ穴やポットホールとも呼ばれるそうです。河床の岩盤のくぼみや割れ目に入った小石が水流によって岩盤を削って大きな穴を作る現象です。
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下から大正時代、昭和、平成の橋が望めます。
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先頭からだいぶ遅れてしまいました。物凄い造形に圧倒されます。溶岩が絡まるその瞬間が残されているのですから。
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そしてその溶岩の隙間を水が流れてこれだけの峡谷を創った訳です。これは造るでは無くて創るの字が当てはまると思います。
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この辺りは五ヶ瀬川で最も川幅の狭い所で「槍飛」と呼ばれるところです。天正19年に県(あがた)の領主高橋元種に高千穂が攻められ、三田井城が落ちる際に城を逃れた家来たちが槍を使って飛び渡ったそうです。
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槍の柄の先を足元に突いた者は飛び渡れ、対岸に突いた者は川の中に転落したそうです。
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景色が変わってくると「仙人の屏風岩」です。
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高さ70メートルあるそうです。屏風岩と言うと上高地から涸沢へ至る登山ルートの左にある屏風岩を思い出します。小学生の頃に涸沢へ夏スキーをしに行った事があります。何日かするとスキーにも飽きて、屏風の頭まで散歩してスケッチをしていました。その時の槍ヶ岳から奥穂高までの雄大な景色は40年以上経っても忘れられません。
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こんな看板があるので景色の意味を知りながら歩けます。
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最後尾には添乗員さんが歩いているので写真を撮ってもらいました。
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「鬼八(きはち)の力石」
高千穂神社祭神三毛入野命(みけぬのみこと)は弟の神武天皇と共に大和へ行かれます。伝説では再びお帰りになり高千穂一体で悪行を働いていた鬼八を退治したそうです。その時鬼八が三毛入野命に投げて力自慢したのがこの注連縄の掛かった岩だそうです。 -
真名井の滝が見えてきました。滝も美しいですが、両側の岩の美しさはここへ来て初めて知りました。写真だけでは分からないものですね。
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下の石柱部分は北アイルランドにあるジャイアンツ・コーズウェー(巨人の石道)と同じ形状のようです。しかしその上の歪んだ部分はどうやってできたのでしょうか?
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ツアーの先頭部隊に追いつきました。
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母と記念写真を撮ってもらいました。。
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川に突き出した展望台が撮影ポイントのようです。
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寒いせいかボートは1艘も出ていませんでした。こうやって見ると無い方が良いと思います。
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妻もここへは来てみたかったそうです。親孝行と妻孝行がいっぺんに出来ました。
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確かに絶景と呼ばれる場所だと思います。
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まだまだ日本国内にも行かなければならない所がたくさんあると感じました。
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素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴によって天照大神は天岩戸にお隠れになります。八百万の神の謀によりこの世に戻られます。素戔嗚は神々の裁きを受け、お詫びの証を造るころになります。天照を表わす「日形」と「月形」を彫り高天原を去りますが、現在は月形のみ残っています。江戸末期には日形が絵図に残っていたそうです。
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真ん中に丸い物があるので望遠レンズで撮ってみたらは巨大な蜂の巣でした。
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渓谷の散策はここで終わりです。
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反対側の橋の上から見た真名井の滝を眺めてみます。
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母と一緒に来れたのが良い思い出になりました。
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視線の先には・・・。
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ソフトクリーム屋さんでした。丸いあられは結婚式やお祝いなどで使われるものだそうです。ここまで観光バスは降りて来れないので、お昼を食べた「千穂の家」のマイクロバスで送ってもらいます。高千穂を午後4時に出発して阿蘇へ向かいます。
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