
2014/10/20 - 2014/10/20
120位(同エリア1812件中)
みかりさん
今年「秩父札所」は12年に1度の午歳総開帳の年・・・
関東平野の最西部にある四方を山に囲まれた秩父盆地は
昔から信仰の地として巡礼の人々を迎えてきたそうです。
秩父札所三十四ヶ所は文暦元年(1234年)に十三賢者が札所を
定められたとされ、西国三十三ヶ所・坂東三十三ヶ所とともに
日本百観音に数えられています。
総開帳とは普段は閉じられた厨子の扉が開かれ、普段は「秘仏」
とされるご本尊さまとお手綱でつながれる特別な期間です。
総開帳が午歳に行われるのは、馬が観音さまの眷属であるからだと
言われています。秩父札所の創建は今から780年前の甲午歳。
今年「秩父札所」は十二年に一度の午歳の中でも特別な六十年に
一度という「甲午歳」の総開帳を迎えています・・・
満願成就を願って観音さまがほほえむ秩父札所の旅へ・・・・
山道も多い秩父札所。今回は1人で公共の交通機関を使いのんびりと
周ろうと思うので、予定では7〜10回で札所巡りをする予定。
純粋な巡礼とはならないかもしれないけれど・・・美しい秩父の自然・
秩父のグルメや温泉も合わせてお伝え出来ればなと思います♪
第7回目の札所巡りは・・・「26〜29番」のお寺を巡って来ました。
<甲午歳総開帳・秩父札所巡り7-1>
http://4travel.jp/travelogue/10949176
300段の石段を上った先にあった札所26番奥の院「岩井堂」
秩父の「清水寺」とも言える、立派な舞台を持つお堂は・・・頑張って
階段を上るか山道を歩いた人しか味わえない、絶景の風景だった。
本日の札所巡り・・・これがクライマックスだな〜と思ったけれど
いやいや次に訪れた27番もなかなか見所があり、楽しい1日になりそうな予感が・・・
自転車で突っ走って、素敵な札所を見て・・・秩父の自然と触れ合った1日。
後半のお寺も素敵な所ばかりです。秩父の町・・・地味なようで奥が深いぞ!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
-
秩父札所巡りも今回で7回目・・・・通常7回通えば余裕で
周り終るはずなんだけど予定通り行かないのが、私流の巡礼。
脚力無くてゆっくり歩きすぎ&寄り道しすぎかな。
今回はカスタマイズした自転車「みかり号」で札所巡礼中。
・・・って100均の座布団をビニールひもで括り付けただけだけど。 -
今回は前回訪れた時に行けなかった26番〜29番の札所を
周る予定です。4ヶ所ともそれほど距離は離れていないので・・・
自転車で周る事に対しては不安は無いのですが、今回は階段が不安。
札所26番奥の院「岩井堂」に続く参道・・・先が見えない一直線の階段。
疲れを感じるより、周りの雰囲気に飲まれどうにか上れました♪ -
午前中に調子よく27番札所まで周れました。今回はどこも
見応えある素敵な札所ばかりだけど・・・中でも「岩井堂」はやっぱり別格。
京都の清水寺を模した舞台のあるお堂は、とても絵になります。 -
時刻はまもなく12時・・・。サクサクと周れて28番札所へ。
27番までは道も平坦で、電動じゃ無くても大丈夫そうだったけど
ここへ来て、道はなかなかの坂道。1キロず〜と上り坂は
電動自転車だって、足にキマス。最後の坂は自転車では上れず
自分で押しながら上まであがります。 -
札所二十八番「橋立堂」(はしだてどう)
正面に見える大きな岩山が大迫力!!
それに、薄っすら色づきだした境内の木々はすごく綺麗〜。 -
札所二十八番「橋立堂」(はしだてどう)
観音堂は、迫り出した70〜80m程の石灰岩の岩壁の下に建ちます。
その迫力は、一見の価値があります。
観音堂は江戸中期の建立のものと言われています。 -
「境内の馬堂」
中には栗毛と白馬の彫像が祀られていますが、良く見えない〜。
白馬は左甚五郎作だと言われています。 -
馬は昔から旅や運送・農耕に役立つ大切な動物として飼育されたので
ここ橋立堂は「馬の観音様」として信仰されてきたそうです。 -
-
イチオシ
札所二十八番「橋立堂」(はしだてどう)
巨大な岩壁の下に埋め込まれたかのような観音堂は
大変迫力があり、そしてとっても美しかったです。 -
札所二十八番「橋立堂」(はしだてどう)
ご本尊は秩父札所唯一の「馬頭観世音」鎌倉時代のものだそうです。
秩父札所28番の馬頭観音は、六観音・八大明王の一つで・・・
冠に馬頭をいただき、身色は赤で、いかりの相を表し、一切の
魔や煩悩を打ち伏せるといいます。 -
-
札所二十八番「橋立堂」(はしだてどう)
昔、非道な領主が里人の崇敬する観音像を打ちこわしたら
忽ち病死した。すると大蛇が出て里人が困っていると白馬が
現れて額から光を出した。大蛇は人間の言葉で「私は領主だ。
佛知により得脱した。衆生の信心を励まそう。」と石になり・・・
白馬は本尊の帳に入ったといいます。 -
「橋立鍾乳洞」(天然記念物指定)
ここ橋立堂には、とっても珍しい事に鍾乳洞があります。
規模は大きくないけれど、入口と出口の高低差は約33mもあり・・・
全国的にも大変珍しい、竪穴式の鍾乳洞なんです。
橋立鍾乳洞は、元は観光目的だったわけではなく・・・
お遍路さん達の胎内巡りの場所だったようです。 -
「橋立鍾乳洞」
入場料は200円。冬季は閉鎖されるそうです。
洞内は歩く行程の3分の2以上が竪穴なので、随所に
上りの階段があるらしく、足腰が悪いと歩くのはなかなか大変らしい。
私も1人洞窟の細い場所にハマッテ身動き出来ないとかなったら
恥ずかしいし、膝的にも自信が無いので今回は入りませんでした。
「弘法大師の後姿」などと名付けられた石灰岩が造り出す
不思議な光景が随所に点在していて、見どころいっぱいだそうです。 -
橋立堂へ参拝へ向かっていると・・・後ろからおじさんに
「自転車が・・・」と話しかけられている気がした。
私に話しているのかわからなかったので振り返らずにいると・・・
おじ「お嬢ちゃん・・・自転車がさ・・・」の声が。
えっお嬢ちゃん・・・♪ 私、何の躊躇も無く思わず振り返りました。(笑) -
おじA「お嬢ちゃん、自転車でパワフルに坂道上がってたから
すごいなぁ〜って話てたんだよ。それは電動自転車?」
私 「そうです。電動だからどうにか登れたんですよ〜」
おじA「電動だったら坂道も上がれるよな〜」
私 「いや・・・そうでも無いんですよ。結構大変なんですよ」
おじA「何?一人で自転車で参拝してるの?」
私 「そうなんですよ〜。でもいつも自転車って訳じゃ無くて
今回は駅前で借りたんですよ。歩いたりもしています」
おじB「1人で参拝するなんて、ホントに偉いな〜。偉い、偉い!」
立派な中年おばちゃんの私でも・・・お嬢ちゃんなんて言われると
悪い気はしないですね。(笑) まぁ〜母親より少し年上かなと思える
おじ様達だったので・・・2人から見れば、お嬢ちゃんでも間違いないけどネ。 -
札所二十八番「橋立堂」(はしだてどう)
この日は参拝者が途切れる事無く訪れていましたが・・・
団体さんはいなかったので、すぐに書いていただきました。
「馬の観音様」だけあって判もなかなか凝っています。
午歳だし・・・躍動する馬印も嬉しい♪ -
橋立堂境内にあるカフェ「JURIN's GEO」(ジュリンズジオ)
お寺の中に、なんとお洒落な横文字のカフェが・・・。
茶屋的なお店なら、ある場所もあるけれど・・・お洒落カフェは
すごく〜珍しいのでは。鍾乳洞と言い、色々と変わったお寺だ。 -
コチラのカフェは、アイスと珈琲のお店らしい。
中でも、コーヒーにはかなりの情熱を注いでいるようで・・・
「カップオブエクセレンス」とか言う、称号を勝ち取った
最高級の中の最高のコーヒーがいただけるらしい。 -
時刻はお昼・・・ホントはカフェよりランチだろう〜と
思うけれど、本日はコチラのカフェに訪れる事を楽しみに
していたので、とりあえずはお茶を優先します♪
ホントは特上のアイスクリームにも強く惹かれたんだけど・・・
メニューを見ても、お手軽なテイクアウト用のアイスは見つからず
どれも店内用にデコレーションされてるようで700円〜900円くらいして、
なかなかお高い。今回は他に注文したい飲物があったので諦める事に。
なお、サンドウィッチ等の食事系のメニューはありませんでした。 -
店内は靴を脱いで寛げるようにもなっていて、なかなか
リラックス出来ます。お洒落なようなそうでも無いような・・・
橋立堂は参拝者でなかなか賑わっているのに、店内は私を入れて
2〜3組程度。その時にお店にいた客全員・・・普段高級コーヒーなど
飲まずにインスタントで満足してしまうタイプばかりのようだ。(笑)
そんな客が、お高い最高級のコーヒーを飲んでも実は違いが
良く分からず「うん、いつもより美味い」くらいの感想しか出てこない。 -
私が注文したのは、とあるブログを見てず〜と気になっていた
飲物。アイスクリームを選ばずに今回はコチラを・・・
スペシャルティ アイスコーヒー“淡雪”630円 -
「淡雪」はかき氷とアイスコーヒーが一体になった物で・・・
夏・冬問わず、とても人気がある商品なんだそうです。
まずはサトウキビ100%シロップをかけて、上部のカキ氷を
楽しみます。自然なクドクない甘さで美味しいです。
でもココでシロップを全部かけてしまうと、大変! -
カキ氷を堪能した後は、ケニア産だかなんだかの
最高級のスペシャルコーヒーをコップの中へ・・・。
最高のコーヒーなので、コチラにはミルクはつきません。
先ほどの、サトウキビシロップを全部使ってしまうとガムシロ等も
無いので、ブラックで飲む事になってしまいます。
ちなみに私はミルクとお砂糖をたっぷり入れる、甘いコーヒーが好き。
まさかのミルク無しか・・・(ついでに甘くも無い)と思ったけど
最高級のコーヒーは、とてもスッキリしたアイスコーヒーで・・・
酸味やエグミなど無かったので、ブラック状態でも飲みやすかったです。
でも・・・私は甘いのが好きだからメニュー選び間違えたかも。(笑) -
橋立堂はこんな風に山に囲まれた場所にあります。
境内には、カフェの他にもお蕎麦屋なんかもあります。
お腹が空いたのでお蕎麦を食べようかな〜と思ったけれど・・・
お客がいなかったので、何となく入りずらくお店の前を素通り。
ちなみに同時期に別の友達と秩父札所を周っていた友人によると・・・
コチラのお店、お蕎麦も味噌田楽も美味しかったとか。 -
「JURIN's GEO」(ジュリンズジオ)
渋いマスターととっても感じの良い女性(奥さん?)で
香りの良い最高級のコーヒーと種類豊富なアイスクリームが楽しめます。
オーナーさんが橋立堂の住職さんとお知り合いとかで、この地で
カフェを開いているようです。なんだかお洒落な名前のお店にしたな〜と
思ったら、旧名は「樹林会 花散る里」だったとか・・・。そっちの方が
寺にあるお茶屋っぽい名前ですよね。(笑) -
札所二十八番「橋立堂」(はしだてどう)
こちらも見応えたっぷりの迫力ある美しいお寺でした。
皆様も是非「橋立堂」へ・・・馬の観音様に手を合せ、鍾乳洞で
アドベンチャー気分を味わった後に、最高級のコーヒーを!! -
橋立堂の近くには資料館などもあったみたい・・・
自転車で坂道を軽快に下っていると、正面から歩いてくる
おじ様が「おぉ〜お疲れ様」と笑顔で手を上げている。
私も笑顔で「お疲れ様です〜」なんて言ったけど
・・・一体誰だろう?? (笑) -
おじ様のすぐ後ろから歩いて来た奥様を見て思い出しました。
・・・あっ、さっき岩井堂へ向かう石段ですれ違ったご夫婦だ。
あの時は、私の方から挨拶して・・・奥様と話しただけだったから
ご主人の顔は、一瞬忘れていました。今度はあちらから声を掛けて
もらって、なんだかとっても嬉しかったです♪
ご夫婦は、岩井堂を見た後・・・琴平ハイキングコースを通って
27番に行き、本日はここ橋立堂まで周るスケジュールらしい。
あんな坂道と階段だらけの道のりを歩いて周ったなんて
ホントスゴイな。今後も気をつけてお互い結願目指しましょうネ! -
次はいよいよ29番へ・・・
この辺りは「しだれ桜とそばの里」なんだ〜。
時刻は12時40分。やっぱりアイスコーヒーじゃ、お腹空くな。
事前リサーチによると、このまま秩父の街中方面に少し戻ると
美味しいお蕎麦屋さんなどもあるようですが・・・戻りたくないな。
やっぱり橋立堂でお蕎麦を食べておけば良かったかな。 -
-
道路を走っていると、以前25番札所へ向かう時に見えた
ダムがけっこう近くに見えて来ました。 -
「浦山ダム」
遠〜くにあると思っていたダムがこんな近くに。
自転車だったら、ダムのそばまで行けるのかな?? -
ひたすら自転車をこぎ、29番に向かっていると
街道沿いに、1軒のお蕎麦屋さんが・・・
「樹の工芸」なんか・・・食○ログで見た気がする。
店の外で、店主がタバコを吸っていたので・・・お店に入るのを
ちょっぴり考えたが、2組のお客がいたので入ってみる事に。
それにココを逃したら、絶対にお昼は食べ逃しそうですし。 -
メニューはすごくシンプル。うどん・そば・焼きそばの
麺3種類があるようだ。メニューがシンプルすぎて・・・
温かいのか冷たいのかもわからないなぁ〜。他の客が食べている
うどんを見る限り、どうやらうどんは温かいタイプらしい。
それよりメニューの「大森」「蒲田」「川崎」「鶴見」が気になる。
奥さんが京浜東北線の出身とか?? それともご主人が鉄っちゃん??
「大森」=「大盛」はわかるけど、続きはノリで書いたのかな?
大森駅の後ろの駅を書こう〜って!(笑)
ちなみに・・・「夏メニュー」となっていますが、後ろをひっくり返しても
「冬メニュー」は無く、カキ氷メニューだけでした。 -
「樹の工芸」
とりあえず、ここは「そばの里」だし・・・手打ちらしいので
シンプルに「そば・普通」を注文。
冷蔵庫を何度も開けていたので、一瞬スーパーのお蕎麦じゃ・・・と
心配したけれど、大丈夫だったみたい。(笑)
「そば・普通」500円。安い! それに歯ごたえやのど越しも良くて
美味しかったです♪ このお値段だったら大満足! -
お蕎麦も食べられたことだし、ラストスパートです。
本日最後の目的地、29番へ向かいます。
秩父に到着した時は、綺麗な青空が出ていたのに・・・
この時間になって、なんだか雲行きがかなり怪しい。 -
札所二十九番「長泉院」(ちょうせんいん)
雨がポチポチ降って来ましたが、無事に29番まで到着です。
こちらのお寺も、とっても風情がありそうです!
入口の台座の上には延命地蔵尊が座っています。
昔から延命のご利益があると人々に信仰されているそうです。 -
「長泉院」入口横にある大きな木は「しだれ桜」なんだとか。
春に満開の花を咲かせたら、ホントに綺麗でしょうね。
こちらのお寺は、花の寺でもあり・・・1年を通して境内には
様々な花が咲くそうです。春にはそんなお花目当てで訪れる人も。 -
「長泉院」の古木のしだれ桜は・・・毎年美しく咲いていたが
だんだん前方の杉が大きくなって日陰となり花が咲かなくなりました。
その時、ダム工事がはじまり、この杉が伐採されました。
それからは美しい花を再び咲かすようになったそうです。
その為「よみがえりの一本桜」と呼ばれているんだとか。 -
長泉院のお庭は、とっても素敵な日本庭園です。
境内は1年中花が絶えないようで・・・春は特に綺麗らしい。
この時は境内の木々も薄っすら紅葉しだしていて・・・
素敵な秋景色を楽しむ事が出来ました。 -
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境内には豊川稲荷のご分霊が祀られております。
寺院守護、家内安全、豊作のご利益があると信仰されています。 -
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札所二十九番「長泉院」(ちょうせんいん)
千社札が沢山貼りついている真っ白な外観の風情ある観音堂。
開山は平安時代中期なんだそうです。29番の昔の観音堂は、
寺の前方にある小山の頂上近くの岩山に懸崖造りで建っていたが・・・
焼失してしまったので、江戸中期に寺内に移されたそうです。 -
観音堂の縁側には、石に描かれた達磨?
沢山置かれていました。 -
札所二十九番「長泉院」(ちょうせんいん)
昔々、山麓に龍女が現れ不思議な灯りをともし、村人達は
大変気味悪がっていた。そこへ十余人の巡礼僧が立ち寄ったので・・・
村人は灯りのともる岩屋まで案内する事にした。すると岩屋から
聖観音像が発見された。その後村人達は、この場所に堂を建立して
聖観世音菩薩を安置したといわれている。 -
「ショウヅカのお婆さん」
本堂の縁側にある小さなお堂には、ショウヅカのお婆さん
(おびんずる様)が祀られており、三途の川でお守りを
してくれるといわれているそうです。
お堂をのぞいて写真を撮らせていただいたけど・・・ちょっと怖い! -
通常・・・各札所ではご本尊はもちろんの事、観音堂の内部も
一切、撮影する事は出来ません!
ただコチラでは特に注意書きも無かったし、ご本尊とはお部屋が
違ったので、1枚だけ写真を撮らせてもらいました。
長泉院には、様々な「寺宝」があるようですが・・・
この額もそんな「寺宝」の1つです。
葛飾北斎が描いた「葛飾北斎52歳」と署名入りの「桜花の図」 -
札所二十九番「長泉院」(ちょうせんいん)
長泉院は、別名“石札堂”と呼ばれているそうです。
1234年円教寺開山性空上人が秩父巡礼の際に納めたと
伝えられる長方形の黒石に「石札定置巡礼」と彫られているからだとか・・・ -
-
「秋葉堂」
秋葉堂には紅葉大権現が祀られており、山村の火災を
防いでくれると村人に信仰されています。 -
-
札所後半は、ホントにどこもそれぞれ特色があって
大変見所があります。周りも山ばかりで雰囲気が素敵です。
けして大きなお寺と言う訳では無いんだけど・・・歴史ある
お寺ばかりなので、札所にちなんだお話なども興味深いですネ。 -
札所二十九番「長泉院」(ちょうせんいん)
ご本尊「聖観音」の文字が入った達筆の御朱印 -
時刻はまだ13時30分過ぎ。前回30番に行ったけれど・・・
自転車だったら、この後行っても余裕だったな。
さて・・・どうしよう。本当は29番と30番の間にある
「道の駅あらかわ」に立ち寄ろうと思っていたけれど・・・
雨がポチポチ降って来たので、三峰口駅からも近い場所まで
自転車で行くのは、ちょっぴり遠いいかも・・・・。
帰りビショ濡れになっても、電車に乗りずらいし。 -
そのまま帰るには時間が早かったので・・・29番の札所から
近そうな「浦山ダム」に行ってみる事にしました。
電動自転車でなら、坂道を上って10分もかからず到着。
目の前で見る、ダムはやっぱり大きいな〜。 -
「浦山ダム」
ダムの下まで行くと、エレベーターの入口があり・・・
なんだか自由に内部に入れそうな感じ。ちょっと見学してみようか??
*浦山ダムでは、防災資料館及びダム内部を自由に見学できるように
一般開放しているそうですよ! -
私は自由に入って良いのかもわからない状態で、ダム内部を
歩いているのでちょっぴりドキドキ・・・。
入口の扉を入ると、このように長い〜通路が・・・ -
でも熊の絵なんて描かれているし、多分見学OKなんだろう。
-
長い階段を歩き終わると、今度はけっこう長い階段が・・・。
あぁ〜今日は、階段の上り下りが多いな。(苦笑)
この階段・・・車いすの方などにも対応していますので
足が不自由な方でも、見学可能ですよ! -
私は現在、ダムの底121m地点にいるようだ・・・
-
なるほど〜。こんな下にいるんですね。
思えば、この場所はなんだかヒンヤリしている気もします。
この場所からエレベーターに乗り、一気に地上へ! -
どうやらダムの上の通路に出たようです。
-
ダムの上から下をのぞくと・・・素晴らしい眺望が。
すご〜い、私が必死に自転車を走らせてきた道路(左側)も見える! -
今度はダムの反対側をのぞくと・・・
そこは「秩父さくら湖」(ダム湖)がありました。
秩父湖は知っていたけれど「秩父さくら湖」なんて初めてみたな〜。
ダムの名前に桜がつくくらいだから、春は桜が綺麗なのかな?? -
午前中の快晴っぷりが嘘のような、どんよりとした空。
・・・と言うより、現在雨が少し降っていますし。 -
写真で撮るより、肉眼で見た方が景色はもう少し
クッキリ見えているのですが、遠くに見える町並みは
秩父の町で・・・今まで渡って来た橋なども見えているんです。
晴れていれば秩父一望の絶景なんでしょうね〜。
夕日も綺麗なのかな?? -
秩父さくら湖周辺は、紅葉したら綺麗みたいですよ!
この場所は今まで知らなかったので、こんな風景を見つけられて
ちょっぴり得した気分になりました♪ -
正面に見える白い建物は、浦山ダム防災資料館「うららぴあ」
こちらも一般に開放しているので見学出来るみたい。
今回は雨も少し降っているし、あの場所まで遠いいので・・・(笑)
お勉強はまた今度と言う事にしておきます。 -
ボォ〜と風景を眺められて、とっても爽快な気分になりました。
今度は夕焼けなんて撮りに、この場所に来たいな〜。 -
エレベーター内部に「ダムカード」の文字が・・・
あれ・・・内部を見学するには、やっぱり入館証でもある
ダムカードが必要だったのかなと一瞬思いましたが・・・
確かダムカードってテレビで見た事あるな・・・
ダムの種類や名前・写真が載っている、コレクションカードの
ような物じゃ無かったかな。訪れた先のダムカードとかを
集めるのも、楽しいのかもしれませんネ! -
重量式コンクリートダム「浦山ダム」
その高さは、重量式コンクリートダムとしては
日本で2番目なんだとか。156mってかなり高いですよね! -
広さを表す時って、良く「東京ドーム○○個」分って
表現を使いますよね。わかりやすくする為の表現方なんだろうけど・・・
いつも、あれって良くわからないよ〜って思うんですが・・・
ここでもしっかり使われていました。(笑)
秩父さくら湖は大きな湖だったので、それだけ広くて
たっぷりの水が入っているって事ですよね! -
でも秩父は「埼玉県」・・・「東京ドーム」の言葉で
わかりやすく表現しつつも、やっぱりドームはドームでも
「西武球場」でも表現しておかないと!
・・・ますますわかりずらいです。(笑) -
ダム見学を終えて改めて下から上を見上げると・・・
やっぱり高くて、大きい「浦山ダム」
この階段は上るのが嫌だな〜。 -
ダムから水が放出されると、この川も激流になるのかな??
-
-
お天気は残念でしたが、眺望も素晴らしいしダム見学は
とても楽しかったです! -
雨が酷くなる前に、西武秩父駅に戻る事にしました。
傾斜のある坂道を登るのが嫌で、行きとはちょっぴり道を
変えて走ったら、何となく道がわからなくなる・・・。
でも秩父鉄道の綺麗な鉄橋も見れたし、迷いながら
道を探すのもたまには良いかな〜。 -
周りの風景を写真に撮りながら、のんびり自転車を
こいでいると、後ろのヤブからガサガサと大きな音がした。
何事・・・? 後ろを振り返ると、1匹のお猿が。
お互いにその場で固まってしまい、ず〜と目が合ったまま。
カメラを構えてみると、猿はヤブの中に去って行った・・・ -
私も自転車を走らせたが、この道で良いのかな〜と不安になり
再び元の場所に戻って来ると、前方に茶色い物が・・・
どうやら私が去った事で安心した、先ほどの猿が道路を
移動してどこかに行こうとしているようだ・・・ -
今度は逃げようとはしない、猿。
1度目が合っただけで、今度は視線も合わせようとしない。 -
そのまま、1軒の民家の庭に入っていってしまった・・・。
秩父は山だらけだから、猿がいたっておかしくは無い。
猪だって、熊だっているんだろうから・・・。
でも秩父で猿と出くわした事は無かったのでちょっぴり感動! -
フラフラと自転車で走っていると、小さなお堂の前に出た。
-
どうやらコチラからは湧水が出ているようで、お水を
汲む事も出来るらしい。美味しいのかな?? -
「不動名水」
実はこの場所は秩父鉄道・浦山口駅から徒歩1分。
武甲水系の、湧き水だそうで・・・ミネラル分をたくさん含んだ
名水として知られているそうです。スッキリして美味しかった〜。
コチラの湧き水・・・「この水はいかなる日照りにも枯れることなく
打続く長雨にも濁ることを知らない」といいます。
しかし、大地震の前だけは決まってお告げのように濁るのだとか・・・。 -
秩父は水が美味しい所としても有名!
だから美味しいお酒や、お蕎麦があるんですよね。
帰りは車道を通って、一気に西武秩父の駅に戻ります。 -
こんな天気になったけれど、武甲山はどうにか見えます。
秩父のシンボルでもある「武甲山」石灰岩の採掘が行われているので・・・
どんどん削られてしまっている山なのですが、なぜかとても惹かれます。 -
「秩父フルーツファーム」
春にはイチゴ・秋にはブドウ狩りが楽しめたり
中で食べられたり、もちろんお土産も購入出来ますよ! -
-
-
-
西武秩父駅まで戻って来ました。時刻はまもなく15時。
秩父市役所前の街路樹も、うっすら色づいています。 -
まだ時間も早いので・・・前から立ち寄ってみたかった
カフェで、お茶をしてから帰りたいと思います。
秩父駅からは徒歩15分くらい離れているのかな・・・ -
正面の山の中腹にあるのは、以前訪れた事のある
札所10番のお寺です。あの時は歩きだったから疲れたな〜。 -
-
お洒落なカフェ「千茶古」
ここは芝桜で有名な羊山公園からも徒歩15分くらい。
こだわりの炭火自家焙煎珈琲とケーキが楽しめるみたい。
秩父にしてはなんだかお洒落なカフェだし、本日は
頑張って階段も上がったので、最後はケーキとアイスコーヒーで
締めようと楽しみにして来たのに、なんと休日だったとは。(泣) -
-
ケーキ・・・食べ逃してなんだかドッと疲れが。
-
結局、西武秩父駅へ戻って来て自転車を返却。
時間はまだ早いから、他の場所を探しても良いけれど・・・
雨も結構降っているので、今回は諦めて自宅に帰ります。 -
西武秩父駅横の仲見世通りで、電車の友を購入。
-
本日も楽したいから、特急レッドアロー号で帰宅。
-
思ったよりサクサク〜と周ってしまえたけれど・・・
札所も後半になって、どんどん風情も良くなり周っていても楽しい♪
今回も無事に4ヶ所周る事が出来ました。
残る札所はあと4つ。次回はかなりハードな巡礼になりそうな予感。
ご開帳期間は1ヶ月切りましたが・・・30番まで周った事で
ご開帳期間中に、無事に結願出来る気分になってきました!
残り4ヶ所。秩父を満喫しよう!札所を楽しもう〜。 -
本日の締めは、私の中ではケーキとアイスコーヒーだった。
・・・アイスミルクティーでも良かったかな。
しかし・・・お店が休みだったから「焼き鳥」になっちゃったじゃない。(笑)
秩父らしく、上にかかったタレは「クルミ味噌」なんですよ。
・・・うん、これはこれで美味しいんじゃないかな♪
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小鹿野・皆野
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<甲午歳総開帳・秩父札所巡り7-1>絶景!300段の石段先にある「秩父の舞台」 札所26・27番
2014/10/20~
秩父
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<甲午歳総開帳・秩父札所巡り7-2>竪穴式鍾乳洞があるお寺で最高の珈琲を!札所28・29番
2014/10/20~現在の旅行記
秩父
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<甲午歳総開帳・秩父札所巡り8-1>爆走30キロ!山間にひっそりと建つ「秩父の苔寺」 札所32番
2014/10/31~
小鹿野・皆野
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<甲午歳総開帳・秩父札所巡り8-2>爆走30キロ!「歌舞伎の昔町」と江戸時代から変わらぬ蕎麦
2014/10/31~
小鹿野・皆野
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<甲午歳総開帳・秩父札所巡り8-3>爆走30キロ!大岩壁に囲まれたダイナミック風景 札所31番
2014/10/31~
小鹿野・皆野
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<甲午歳総開帳・秩父札所巡り9-1>結願40キロ!バスよ待って~!「長瀞」発「菊の寺」札所33番
2014/11/05~
小鹿野・皆野
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<甲午歳総開帳・秩父札所巡り9-2>結願40キロ!ついに結願☆彡札所34番&紅葉の華厳の滝
2014/11/05~
小鹿野・皆野
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旅行記グループ 甲午歳総開帳・秩父札所巡り
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