2014/08/30 - 2014/08/31
9位(同エリア599件中)
エンリケさん
2014年夏、今年は仕事が変わってなんだか疲労気味だったので、夏休みはハードな国へ訪問する元気もなく、旅慣れたヨーロッパ行きを計画。
フランスとドイツの間で揺れ動いた街の歴史に興味があったのと、最近、“フランスの最も美しい村”というキーワードが気になっていたこともあって、行き先をストラスブールとアルザスの美しい村々を中心とする“アルザス・ロレーヌ地方”に決定。
バカンスシーズンも終わり、気候も肌寒くなってちょっぴり寂しい雰囲気の中でしたが、フランスの田舎の美しい自然や“洪水”とも言えるほどの美術館・博物館の数々、そして(意外にも)親切で優しい人々とのふれあいを楽しめた旅となりました。
書きたいことが多くてかなり長編の旅行記になってしまいそうですが(笑)、まずはアルザス地方への入口、ライン川西岸のかつての宗教都市、ドイツのマインツから旅行記を始めたいと思います。
<旅程表>
2014年
○8月30日(土) 成田→ソウル→フランクフルト・アム・マイン→マインツ
○8月31日(日) マインツ→ストラスブール
9月 1日(月) ストラスブール→コルマール→エギスアイム→コルマール
9月 2日(火) コルマール→リクヴィル→リボーヴィレ→コルマール→ストラスブール
9月 3日(水) ストラスブール
9月 4日(木) ストラスブール→ナンシー
9月 5日(金) ナンシー→メッス→ランス
9月 6日(土) ランス→パリ
9月 7日(日) パリ→
9月 8日(月) →ソウル→成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2014年8月30日(土)
前文に書いたとおりの理由で、この年は連続10日間の夏休みをとってフランス、アルザス・ロレーヌ地方へ。
航空券は旅行開始約3か月前の6月上旬にDeNAトラベル(旧スカイゲート)で購入。
お盆のピークを過ぎているとはいえ、9月上旬も航空券はまだまだ高く、結局、気が進まないけれども値段に負けて大韓航空のフランクフルトIN、パリOUTのものを燃油、手数料込みで約13万5千円でGET(大韓航空を使うのは、2001年5月のイタリア旅行以来、実に13年振り)。
夏のヨーロッパ便は日系、欧州系はどこも高いですね・・・。
出発日当日は久々のヨーロッパ旅行に気が立って、7時、かなり早い時間に成田空港に到着。
うーむ、それにしても最近は海外旅行出発日は雨や雪だったりといつも天気が悪い・・・。 -
9時25分発ソウル行きKE706便は定刻通り成田空港を離陸。
飛行時間はわずか2時間半ですが、一応機内食が提供されます。
が、これが米国の航空会社の機内食よりもひどいエサのようなもの。
(あまりにもしょぼすぎて、カメラを向けるのも恥ずかしくて写真に撮りませんでした・・・。)
“安い航空運賃”という経費を切り詰めた結果がこうなのか、それとも、2012年8月の李明博大統領の島根県竹島上陸以来悪化している日韓関係から、日本からの便にはこんな食事しか出さないのか・・・。 -
11時50分、KE706便は定刻どおりインチョン国際空港に到着。
荷物検査を終えて乗継便のゲートまで歩いていたところ、韓流時代劇の行列に遭遇。
普通ならこういう歴史モノが大好きなわたしですが、この国のファンタジー歴史には胡散臭さを感じてしまって全く好きになれず・・・。
申し訳程度に写真を1枚撮らせていただくのみです。 -
乗継便のフランクフルト行きKE905便は、13時15分、これまた定刻通りインチョン国際空港を離陸。
今度は成田からの便よりはいくらかマシな機内食だろうと期待していたところ、“ヌードル”を選択したら、こんなカップラーメンが出てきました・・・。
韓国は一人当たりのインスタントラーメン消費量が世界一とは言え、メインの機内食にこれはないよなあ・・・。
味も胃がチクチクする感じの辛さでイマイチで。
【世界ラーメン協会HP〜インスタントラーメンの世界総需要】
http://instantnoodles.org/jp/report/index.html
このほか、韓国人の乗客はフライトアテンダントに感謝の言葉も言わずにこき使っているような感じの人が多くて(日本人にも時折そういうのがいますが)、健気に笑顔を振りまいて乗客の言うことを聞いているこの国のフライトアテンダントがなんだかかわいそうに思えてきました・・・。
・・・いくら運賃が安くても、旅の最初と最後の大切な時に満足度の低い便に乗ると、旅全体の満足度が下がってしまいますよね。 -
11時間半の空の旅を終え、17時45分、KE905便は定刻通りフランクフルト・マイン国際空港のターミナル2に到着。
大韓航空は時間に正確なところだけがよかった点ですかね・・・。
滞在場所(マインツ)と滞在理由(観光)を聞かれただけの簡単な入国手続きを済ませ、空港内スカイライン(高架電車)でターミナル1に移動して、地下の空港ローカル駅(Flughafen Regionalbahnhof)へ。
自動の切符売り場でマインツ中央駅(Mainz Hauptbahnhof)までの切符を買いますが、運賃は4.35ユーロ(クレジットカード使用不可)・・・1ユーロ140円とすると約610円、乗車時間25分にしては高い!
2008年のリーマンショック前よりはユーロ安になっているとはいえ、やはり西欧諸国の物価は高いですね・・・。 -
18時15分、さらに下のホームに降りて、マインツ中央駅行きのSバーン8番の電車を待ちます。
時刻表では18時29分の発車でしたが、電車の到着が遅れて34分の発車。
この翌日に乗車した時もそうでしたが、ドイツって案外電車、遅れるのね・・・(この程度の遅れはドイツでは“遅延”とは言わないそうですが)。 -
車窓に広がる緑豊かな郊外の景色を眺めながら、19時、ゆったりと流れるライン川に架かる橋を渡って、マインツ中央駅に到着。
夏の終わりとはいえ、サマータイムのドイツではまだまだ明るいです。
気温は20℃台前半で、日本よりも涼しく、長袖シャツに一枚上を羽織ってもいい程度。
早くもマフラーを巻いているオシャレな方々もいます。
マインツ中央駅の駅舎は、この街の起源が古代ローマ時代と言うこともあってか、円柱やアーチなどを配した古典主義の様式です。 -
駅前は特段大きなショッピングセンターがあるわけではないものの、行き交う人々でけっこうな賑わい。
いつもながら思いますが、ヨーロッパの街って、街なかに大きな商業施設がないのに賑わっているのがすごいですよね。
みんな街歩きをしたり、おしゃべりをしたりしながら、楽しんでるんでしょうね。
スマホをいじっている人もいませんし、アジアの国々とは文化が違いますね。 -
さて、まずは予約していたホテルを目指し、地図を頼りに駅の北東方向へとてくてく歩いて行きます。
途中、緑地帯の向こうには、こんなドイツらしい教会も。 -
教会に寄り道したりしながらけっこう歩いて19時30分、道路をひとつ越えればライン川という場所にあるホテル、マインツァーホフ(Hotel MainzerHof)に到着。
モーテルのようなホテルで、わたしが中に入った時は、ドイツを車で周っているという中国人のカップルがチェックインしているところでした。 -
案内された2階の部屋は、こじんまりとしているものの、ドイツらしくシンプルできれい。
旅行の2か月ほど前にエクスペディアで1泊52ユーロ(約7,300円)で予約した安いホテルですが、最初の宿がきれいだと、旅にも弾みがつきますね(笑)。 -
この日このまま寝るのはもったいないので、夜のマインツの街へ。
まずは道路を1本渡ってライン川へ。
20時を過ぎてもう薄暗くなっていましたが、沿岸ではジョギングをする人やサイクリングをする人、川を眺めながらおしゃべりをする人たちで、穏やかな空気が流れていました。 -
ベンチに寝そべって本を読んでいる人も。
危険な雰囲気は微塵も感じられませんね。
マインツの街の治安の良さを実感します。 -
20時30分、ライン川を後にして大聖堂(Dom)付近の街の中心部へやってきました。
歩行者天国となっている通りには、ところどころオープンカフェのレストランはあるものの、客入りはやや少ない感じ・・・。
人口20万人の都市の中心部としては少々寂しい感じですが・・・ドイツ人は夕食は家で食べる倹約家が多いのか?? -
大聖堂の南にあるキルシュガルテン(Kirschgarten)へも足を伸ばします。
ここはおとぎ話に出てくるような古い木骨組の家々が立ち並ぶ、フォトジェニックなエリア・・・とガイドブックに紹介されているものの、実際には木骨組の家々はそれほど多くなく、いい写真が撮れるのはこの1か所だけ。
しかも先ほどの通りと同じく客の入りが少なくて寂しい限りです・・・。
期待感が大きかっただけにがっかり感も大きいですが、そこはきちんといい位置からの写真をカメラに収めてホテルへ帰ることにします(笑)。 -
ホテルに戻る途中、ライン川に立ち寄って、ライトアップされたテオドール・ホイス橋をバックに夜景をパチリ。
21時をまわって空はもう真っ暗ですが、ライン川沿いはまだまだ散歩やジョギングをしている人が多く、安全に通行することができます。
この日はこれでおやすみ・・・。 -
8月31日(日)
この日は日中はマインツ市街を観光し、夕方に電車を乗り継いでフランスのストラスブールに移動するというスケジュール。
まずは7時、ホテルの食堂で朝食(ホテル代とは別に7ユーロ=約980円)。
ハムやトマトなどが美味しく、おかわりしてしまうくらいなかなかのメニュー。
・・・今回予約をしているときに気付きましたが、最近のヨーロッパのホテルって、ホテル代と朝食代が別々になっているところが多いんですね。
これも付加価値税の引き上げなどで物価が高くなったから?? -
9時にホテルをチェックアウトし、荷物をフロントに預けてライン川へ。
チェックアウトの際、エクスペディアの予約確認書には、デポジットを徴収されている旨の表記があったのに、フロントの若いお兄さんから、徴収していないからここで全額支払ってくれと言われ、一悶着。
最終的には、フロントに日本語が通じるエクスペディアのコールセンターへ電話を架けてもらって、エクスペディア側から、“予約確認書にそのように表記されていても、ホテル側が予約時点でデポジットを徴収しないこともある”という言い訳っぽい説明を受け(ホテル側に責任を転嫁し、謝ってはくれませんでした・・・。)、フロントの真剣な表情から、(デポジットは徴収していないという)ウソはついていないだろうと思い、支払うことに。
帰国後にカードの支払い記録を確認したところ、予約時点では、フロントの言ったように課金されていなかったことが改めて分かりました。
ホテル予約サイトのエクスペディアやアゴダは時々こんなトラブルを起こすので、気をつけなくてはなりませんね。
・・・それにしても、フロントの若いお兄さん、怒りもせず粘り強く相手を説得する態度が、さすがドイツ人だなあと、最後は握手したくなるくらい感心しました(笑)。 -
そんなこんなで朝のライン川へ。
夕暮れ時と同様、ジョギングやウォーキングをしている人が多く、朝の空気のおいしさも手伝って、すがすがしい雰囲気ですね。
・・・ここ数年、塩野七生氏の“ローマ人の物語”を読み続けているのですが、ライン川を見ると、二千年前は、この川が文明化されたローマ帝国と、“蛮族”という言葉に象徴される森の民、ゲルマン人が割拠するゲルマニアを分ける国境線の役割を果たしていたんだなあと感慨深いものがありますね。
ここにあのユリウス・カエサルが木の橋を架け、対岸にゲルマン人を叩きに渡って行ったのかと思うと興奮してきます(笑)。 -
川岸の自転車道はこんな感じ。
平らに整備され、乗りやすそうですね。 -
川岸と道路の間にはこんな立派な門。
水辺空間が市民生活のひとつの“場”としていかに大事にされているかが分かりますね。 -
9時30分、ライン川を後にし、街なかの名所観光へ。
まず目についたのは、赤い壁の色が印象的なラインラント・プファルツ州議会(Landtag Rheinland-Pfalz)の議事堂。
マインツはドイツ連邦共和国ラインラント・プファルツ州の州都なんですね。 -
その隣にはまたまた赤い壁の色が印象的な教会。
マインツは街のシンボルである大聖堂が赤砂岩で造られているだけあって、この赤い色が街のシンボルカラーのようになっているのでしょう。
マインツの街の紋章やサッカー日本代表の岡崎慎司選手も所属するブンデスリーガの“1.FSVマインツ05”のユニフォームカラーも赤ですしね。 -
ライン川沿いではサイクリングしている人をよく見かけましたが、街なかの主要道路にもちゃんと自転車レーンが設置されていますね。
ただしこの時間帯は、日曜の朝だからか、人や車の通りはほとんどなく、静かな雰囲気です。 -
10時、マインツ州立博物館(Landesmuseum Mainz)へ(入館料6ユーロ=約840円)。
“地球の歩き方”には地図上に名前があるのみで何の紹介もされていない博物館ですが、展示内容はというと、古代ローマ時代から続くこの街の歴史を語る中世のキリスト教関連の彫刻や16世紀の宗教画、庶民を題材にした19世紀の近代絵画など充実。
歴史や美術が好きな人ならマインツ一のお薦めスポットと言えます(ただし作品の解説はほとんどドイツ語のみ)。
【マインツ州立博物館】
http://www.landesmuseum-mainz.de/
館内は撮影禁止ですが、中庭に面したこちらの彫刻の展示スペースは撮影可のようで、記念にパチリ。
13世紀、ルネサンス直前の中世騎士の彫刻で、やはり赤砂岩で造られているのか、これまで見てきた議事堂や教会と同じ赤い色をしています。 -
常設展示はじっくり周って1時間ほどで見終わったのですが、この日は特別展として、中庭を挟んだ別棟で、古代ローマ展が開催されているようでしたので、のぞいてみました(チケットは常設展とセット)。
別棟に入ってみると、広い部屋に古代ローマ時代の石のアーチがたくさん・・・。
このマインツ、古代ローマ時代は“モゴンティアクム”(Mogontiacum)と呼ばれ、紀元前1世紀にユリウス・カエサルがガリア(現代のフランス)を征服してローマの支配下に置いた後、ライン川を越えてガリアに略奪にやってくるゲルマン人を防ぐため、ライン川西岸の軍事拠点として建設された街。
近郊には“マインツローマ劇場”(Mainz Romisches Theater)という名の、古代劇場跡地に建てられた駅もあり、古代ローマ時代の遺品に事欠きません。 -
ところどころに古代ローマ時代のトゥニカ(上衣)を着た人が立っていて、当時の食べ物や宗教についての解説をしているようでした。
こんな古代人からリアルな説明を受ける展示方法はおもしろいですね(笑)。
ちなみに、机の上に載っているミニチュアの神殿のようなものは、ポンペイ遺跡でみたララリウム(古代ローマの家庭内祭壇)とそっくり。
さすがドイツ、ファンタジーやプロパガンダ歴史ではなく考証された本当の歴史を扱っていますね(笑)。
【ナポリの休日(6) ポンペイ遺跡のララリウム(祭壇)】
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=29881460 -
古代の衣装を着た解説者の方に写真を撮ってよいか聞いてみたら、笑顔で撮影に応じてくれました。
ドイツ人、真面目で堅そうに見えますが、けっこう優しいですね(笑)。
・・・しかし、かつてローマ人にとって最大の敵であったゲルマン人の直系とも言える子孫がドイツ人なのに、その彼らがローマ人の扮装をして嬉々としているなんて、考えてみたらおかしな話ですね。
阿部寛や北村一輝がローマ人の格好をしているのもおかしな話ですが(笑)。 -
こちらの俳優でも通用しそうな渋めのおじさんも、パピルスに文字を書き終わったところをパチリ。
もちろん、どこぞの発展途上国と違ってチップは要りません(笑)。 -
こちらの“Forever Young”という展示は何かとおもったら、若さを売りに自らの地位を盤石にしたローマ帝国の初代皇帝、アウグストゥスのことを指しているようでした。
実際、彼は76歳で亡くなるまで41年間も皇帝の座にありながら、発掘される彫像は30代の美男子の姿のものばかりで、年老いたものはひとつも見つかっていないそうです。
それは、美男子であった30代の頃の姿を常に国民の目に曝し、その若さの魅力で国民の支持をとりつけようというイメージ戦略のためであった・・・というのは、塩野七生氏の“ローマ人の物語”に詳しいですね。
我が国の政治家でも、選挙のポスターで同じようなことをしている人は多いですが(笑)。
・・・こんなふうに、“ローマ人の物語”を読むと、我が国の学校では教えてくれないヨーロッパの歴史の基礎中の基礎である古代ローマに関する深い知識を得ることができ、ヨーロッパ旅行が一段と楽しくなりますね。 -
中庭にはテントを張って宿営中のローマ兵がいたのでこれまたパチリ。
ローマのコロッセオ前のローマ兵と違って、こちらはぼったくりはありません(笑)。
しかしみなさん、笑顔でポーズを取ってくれたりして外国人旅行者に対してサービスがいいですね。
これもこの町で岡崎慎司選手が活躍してくれているせいでしょうかね。 -
11時20分、州立博物館を後にし、その南の通りを行ったところにあるこの街のシンボル、大聖堂へ。
あいにく修復中ですが、少し離れた街角からでも、天に向かってそびえる赤砂岩造りの巨大な尖塔がよく見渡せます。 -
大聖堂の北側に広がるマルクト広場までやってきました。
肝心の大聖堂は巨大すぎてカメラに収まりきれません(笑)。
広場の方は、日曜の午前中だからか、まだ人は少なく静かな感じ。
・・・と思ったら、この日の午後、地元のフットボールチームの1.FSVマインツ05と対戦するレプリカ姿のハノーファー96のサポーターの一団が、記念写真を撮ったりしてがやがやと通り過ぎていきました。
アウェイへの遠征の際は、その街の観光も一緒に楽しむ・・・サッカー観戦の基本ですね(笑)。 -
巨大な大聖堂の前には聖ボニファティウス(675-754年)の記念像がポツンと置かれていました。
アングロサクソン七王国時代のブリテン島生まれのこの人物、日本の教科書では教えませんが、実はオランダとドイツ(当時はフランク王国)にキリスト教を伝え、ゲルマン民族のキリスト教化に大きな力を果たした超有名人。
この大聖堂をシンボルとするマインツ大司教座の基礎をつくった人物でもあり、その功績や伝説から、ドイツでは“守護聖人”とされているほどです。 -
マルクト広場は一方は大聖堂、一方はパステルカラーのきれいな建物が取り囲む美しい広場なのですが、こうして写真に収めてみると、大聖堂の影になっている部分が多くて、日当たりがイマイチ・・・といった感ですね。
真夏の暑い時期は涼しくていいのかもしれませんが。 -
とんがり帽子のようなシルエットの尖塔が特徴的な大聖堂。
975年、時のマインツ大司教ヴィリゲスによって建設が始められ、その後たび重なる増改築が繰り返された、ゴシック、ロマネスク、バロック様式が混在する巨大な建物です。
中世から近代にかけてはケルン、トリーアと並ぶドイツの三大司教座としての地位を誇り、マインツ大司教は神聖ローマ帝国皇帝(ドイツ王)を選定する権利を持つ7人の“選帝侯”の筆頭を務めるほどでした。 -
大聖堂の近くにはこんなお花畑も。
ドイツの街は都市空間への緑の添え方がうまいですね。 -
そしてようやく東側のリープフラウエン広場には、大聖堂の上から下までが見渡せる撮影スポットが。
こうして全体をしげしげと眺めてみると・・・どことなくドイツっぽい、堅い感じのデザインですね。 -
リープフラウエン広場の北側には、入口に“Gutenberg Museum”(グーテンベルク博物館)と書かれたパステル調の美しい建物が。
ここがあの有名な活版印刷術を発明したこの街の偉人、ヨハネス・グーテンベルク(1398頃-1468年)の博物館かと思って入口をくぐってみると・・・。 -
中の部屋へは入れそうになく、そのまま素通りして建物の裏側へ。
そしてそこには、角張った博物館ぽい建物が。
こちらが本当のグーテンベルク博物館・・・なんというややこしい。 -
博物館の入口付近には、グーテンベルクの発明した活版の数々を表したこんなオブジェが。
よく見ると文字は左右逆になっていないんですね・・・。
さて、博物館の中に入ると(入館料5ユーロ=約700円)、展示室は4階まであって、歴史ある印刷機や、グーテンベルクが活躍した当時から現代までの各年代の印刷術により生まれた聖書などの本や新聞、ポスターの数々が(解説プレートはドイツ語のみ、撮影は禁止)。
素材もドイツだけでなく、中国の古い時代の印刷物なども展示されており、意外にも団体客などたくさんの観光客が見学に訪れている様子。
観光客は高齢者よりも若い方が多かったのが印象的でした。
わたしとしては、昔訪れたアントワープのプランタン・モレトゥス印刷博物館の方が、建物自体にも歴史的価値があって、当時の印刷工房の雰囲気が感じられておもしろかったような・・・。
【ベルギー・フランドル紀行(4) アントワープのプランタン・モレトゥス印刷博物館】
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=18951212 -
博物館を出ると12時。
日曜午前中に行われるミサも終わる頃だし、そろそろ大聖堂の中へ入ってみることにします。 -
・・・と、意気揚々と入ってみたところ、本堂ではまだミサが続いているようだったので、先に中庭を挟んで向かいにある博物館に行ってみることに。
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この大聖堂もドイツ人を中心とする観光客が多く、中庭の周囲の回廊では、ミサが終わるのを待っている何人もの観光客たちがぶらぶらと歩きまわっていました。
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回廊の床にはこんな等身大の人物像がいくつも彫られています。
この下は大聖堂に関わりが深い方々の墓所になっているのでしょうか・・・。 -
回廊を渡って地下と2階にある博物館に入場(別に併設されている宝物館とセットで7ユーロ=約980円)。
まずは地下の展示室から。
ここにはマインツの大聖堂に伝わる中世のキリスト教関連の彫刻が展示されています。
回廊にはあんなに人がいたのに、博物館に入場したのはわたし一人だけで、なんだかちょっぴりコワい感じも・・・。 -
ここで展示品のいくつかをご紹介。
こちらは1250年頃の聖母子像。
いかにも中世のドイツ彫刻という感じですね。 -
この奇妙なシチュエーションの彫刻は、1270年頃の聖ステファヌス(?〜35年?)の殉教の場面を描いた作品。
聖ステファヌスはキリスト教における最初の殉教者と言われ、ユダヤ教を批判したために“石打ちの刑”に処せられた人物。
彼は天使のような顔を持ち(この彫刻における彼の顔も非常に女性的です。)、“不思議な業としるし”によって人々を惹きつけたため、これをよく思わない人々によって訴えられました。
裁判の場でも、彼はユダヤ人の歴史を引き合いにしながら、“神殿偏重に陥っている”とユダヤ教を批判したため、冒涜者としてこのような残酷な刑に処せられたのだそうです。
・・・文字が読めない人が多かった中世で、このような彫刻や絵がキリスト教の普及に大いに役に立ったとはよく言われることですが、こんな作品を見ているとそのことがよく分かりますね。 -
続いては階段を昇って2階の回廊部分を使った展示室へ。
こちらにはルネサンス期以降の明るい色遣いの宗教絵画が展示されています。
・・・こちらの展示室も見学者はわたしだけ。博物館を独り占め状態です(笑)。 -
2階のもう一方の回廊部分には、様々な作者によるイエス・キリストの磔刑場面を描いた彫刻が。
なんだか異様な雰囲気・・・どれも動きだしそうなほどリアルで、一人では見るのがコワいですね。 -
いちばん奥にあったのが、この作品。
影が妙にリアルでコワいですね。
製作年を見ると1519年となっており、まさに1517年から始まるルターによる宗教改革着手時の“カトリック勢力ここに極まれり”といった時代の作品です。 -
キンキラな十字架や杯などが展示されている宝物館も見てまわって、13時、今度こそミサが終わって静けさを取り戻した本堂へ。
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本堂に入ると、威厳のあるその佇まいに思わず“うおっ”とうならされます。
久々に見るヨーロッパの本格的な大聖堂建築には、やはり心を奪われるものがありますね。 -
天井を支える巨大な柱の上部には、鮮やかな色遣いの宗教画が。
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ステンドグラスからは外部の明るい光が採り入れられ、こんな巨大な建物にもかかわらず、照明要らず。
改めてゴシック建築の合理性を感じます。 -
側廊のキリスト磔刑像の脇には、こんなデザインのステンドグラスが。
ちょっと頽廃的なものを感じますが、ドイツにはこんな斬新なデザインのステンドグラスがけっこうありますよね。
【ベルギー・フランドル紀行(5) ケルン大聖堂のゲルハルト・リヒターのステンドグラス】
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=19097049
【ベルリン〜ドレスデン〜プラハ紀行(1) ベルリンのカイザーヴィルヘルム記念教会】
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=19099013 -
身廊と側廊の間の柱にはこんな彫刻も。
これはかつて王よりも権勢を誇ったマインツの大司教ペーター・アシュペルト(在位:1306-20年)の墓碑を示すもの。
儀礼用の衣装である“カズラ”(祭服)の上に“パリウム”(白い羊毛地に黒で十字の縫い取りをした帯状の肩被い)をまとったアシュペルトが3人の子どものような人物を従えていますが、実はこれら3人は子どもではなく、彼が戴冠させた3人の王(ボヘミア王ヨハン、神聖ローマ皇帝ハインリヒ7世、同ルートヴィヒ4世)。
聖界の力が世俗界の力を上回っていた時代の証明ですね。 -
13時30分、お腹が空いてきたところですが、もうひとつ、マインツで見ておきたい観光スポットがあったので、お昼を食べる前にまずそこへ行くことに。
大聖堂を後にしてグーテンベルク広場に来たところで空を見上げてみると・・・かなり雲行きが怪しくなってきました。 -
道を急ぎながら、この広場の名前にもなっているヨハネス・グーテンベルクの記念像をパチリ。
活版印刷術を発明して1455年に初めてラテン語版の旧約聖書・新約聖書の印刷を行った彼ですが、その印刷術が後にルターの“95か条の論題”やドイツ語訳聖書の流通を早め、カトリックのマインツ大司教に対抗するプロテスタント勢力の勃興を招こうとは、思ってもみなかったでしょうね・・・。 -
そしてついに小雨が降り始めました。
折りたたみ傘をホテルに預けた荷物の中に入れてきてしまったため、とにかく急いで次の目的地へ。
グーテンベルク広場を過ぎ、細い脇道に入って坂を登っていくと・・・見えてきました。
シャガールのステンドグラスで有名なザンクト・シュテファン教会(St. Stephans-Kirche)です。 -
13時50分、曲がりくねった坂道を越えて、ザンクト・シュテファン教会の入口に到着。
マインツの紋章が書かれた、年季の入っていそうな青銅の扉がなんともフォトジェニック。
ドアの取っ手が魚の形になっているところもかわいらしいですね。 -
そして教会の中に入ると・・・青を基調とするステンドグラスから、部屋一面にブルーの光が差し込んで、なんとも神秘的な空間!
入った途端、思わず鳥肌が立ったほどです。 -
こちらがこの教会を有名にしている、内陣後方にあるシャガールのステンドグラス。
旧約聖書と新約聖書を題材にしたもので、第二次世界大戦で連合国軍の爆撃を受け破壊されたこの教会の復興のため、彼の晩年の1978年から1985年にかけて製作・設置されました。
左下にアダムとエヴァ、右上にイエス・キリストの磔刑図が描かれているのが分かります。 -
本堂の隣にある回廊も見学してみました。
このザンクト・シュテファン教会、もともとはこの街の大聖堂も手掛けたヴィリゲス大司教が990年に起工したものですが、先に触れたように、第二次世界大戦で破壊され、現在の建物はその後に再建されたもの。
この回廊はなんだか新しさが目立って、普通の建物と変わらないような感じで、心に響くものは感じられなかったですね。 -
14時30分、ザンクト・シュテファン教会で少々雨宿りをして、雨脚が弱くなってきたところで元来た道を引き返します。
マインツの石畳の道はでこぼこもなく、同じ大きさの石がきちんと敷き詰められていてきれいで、雨が降った後だと石畳に空からの光が反射して、さらに趣が増しますね。
我が国にもこんな歩いていて楽しくなる道があれば・・・。 -
14時50分、大聖堂の南側のオープンカフェのレストランが並ぶ通りにやってきて、ランチが食べられるお店探し。
イタリア料理やタイ料理などの各国料理は多いのですが、ドイツ料理のお店が見つからない・・・マインツはそれほどの観光都市ではないので、自国の料理店に対する需要が少ないのでしょう。
そんな中、“L'Arcade e. K.”という地元の人がけっこう入っていそうなお店を発見。
ここに決めて入ってみることにしました。
【Das Larcade in Mainz】
http://www.youtube.com/watch?v=vtx2IO4Dy74 -
入ってみると、カウンターや大きなテレビがあって、スポーツバーのような雰囲気。
この日はちょうど15時30分から岡崎慎司選手の所属する1.FSVマインツ05と、清武弘嗣選手や酒井宏樹選手が所属するハノーファー96の試合があるので、これ幸いとテレビの前の席に座らせてもらって、食事をしながら試合を観戦することにしました。
そして飲み物は当然ビール(笑)。
ラインラント・プファルツ州のビール、Bitburgerで3.1ユーロ(約440円)と、日本の居酒屋よりも安いですね。 -
料理が出てくるまでの間、テレビを見ていると、トップニュースで香川真司がマンチェスター・ユナイテッドからボルシア・ドルトムント電撃移籍したとのニュースが!
香川のあまりのビッグな取り扱われように、なんだか日本人として嬉しくて涙が出てきました・・・。
しかも使っている映像も、香川がドルトムントに在籍していた2011-12シーズンのリーガ優勝時のもので、ドイツメディアの彼に対する期待が伝わってきます。 -
そして次のニュースでは、レアル・マドリードからバイエルン・ミュンヘンに移籍したシャビ・アロンソの記者会見の様子が。
香川のニュースの方がアロンソよりも先というのが日本人として何とも誇らしいですね。 -
・・・と地元マインツの話題から離れて、香川のブンデスリーガ復帰の感動に浸っていたところ、ようやく料理が運ばれてきました。
メニューに見当たらなかったので、色の白い超美人の女性店員に適当にソーセージ料理はないかと注文したところ、出てきたのはこんな料理(6ユーロ=約840円)。
めちゃくちゃ美味いというほどではありませんでしたが、そこそこの味で、大きなソーセージを食べるというドイツ料理の雰囲気を味わうことができました。
ちなみにお代はもう1杯ビールを頼んで、合計で11.6ユーロ(約1,600円)。
この後出てくるフランスのB級レストランに比べれば、こちらは安くて味も良かった印象です。
店員も美人な割には笑顔で愛想がいい感じでよかったですし(笑)。 -
ソーセージ料理を食べながらテレビを見ていたら、15時30分、試合開始の時刻に。
この日が2014-15シーズンの地元マインツでの開幕戦だけあって、コーファス・アレーナはマインツのチームカラーである赤一色のすごい盛り上がりようです。 -
この日のマインツの布陣は岡崎のワントップ。
彼への期待が伝わってきます。
対するハノーファー96も、清武と酒井の日本人2人が先発。
今年のブンデスリーガ、観戦するのが楽しいですね(笑)。 -
試合は両チームともなかなかフィニッシュにたどり着けない展開。
それでもホームの利があるマインツがやや押しているというところか。
ちなみにこの場面は味方のスローインにあわせてダッシュをかける岡ちゃん(左端の赤いユニフォーム)。 -
味方のコーナーキックもなかなか岡ちゃんまでは届きません・・・。
-
せっかくのチャンスにゴールを外して悔しい表情の岡ちゃん。
チャンスはまだまだ、がんばれ!
このほか、清武や酒井のアップの場面も多く、なんだかJリーグを見ているようなアットホームな感じでした(笑)。 -
16時、ストラスブールへ移動するための電車はマインツ中央駅を17時13分に出発するので、観戦を前半途中で切り上げて、最後の街歩きへ。
(この日の試合結果は、結局両チーム点が入らず0−0の引き分けでした。)
向かったのはすぐ近くにあるキルシュガルテン。
前日の夜も訪れた、日本語で“桜の園”という意味の古い木骨組の家が並ぶ美しい観光スポット・・・のはずですが、雨がぱらつく天気のせいもあるのか人通りは少なく、どんより沈んだ印象で、なんだかがっかりな感じ。 -
うーん、建物自体は美しいのですが、もうひとつ、何かが足りない感じですね。
咲き誇る花々だったり、賑やかな人通りだったり・・・。 -
これでマインツで見たいと思っていたものはすべて見たので、ストラスブールへの移動のため、荷物を取りにホテルへ戻ります。
ここでまた雨脚が強くなってきました。
一時雨が降るとの朝の天気予報を信じて、折りたたみ傘を持ってくればよかった・・・。
(晩夏のアルザス・ロレーヌ2日目後半〜ストラスブール移動編〜に続く。)
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この旅行記へのコメント (8)
-
- まーきゅりーさん 2014/11/18 22:03:09
- いっぱい共感できました
- お久しぶりです
孫が生まれたり、仕事が残業続きでなかなか旅行記を拝見出来ない間に、タイにも行かれてたんですね
エンリケさんの旅行記は、本当に勉強になるし拝見するのが楽しみでしたのに、気づくと随分時間がたったような気がします
今回は、アルザス地方なんですね!
ストラスブールは、行ってみたい街なんで続きも楽しみです
ドイツは、あんまり食事が期待できないと思ってたんですが、行ってみると結構美味しいし、値段もそれほどしないのでとてもよかったです
大韓航空の成田〜インチョン間の機内食も見てみたかったです
長距離路線の機内食もほんとビックリですね
また旅行記拝見させていただきます
まーきゅりー
- エンリケさん からの返信 2014/11/23 21:09:15
- 共感いただけたようでこちらも嬉しいです。
- まーきゅりーさん
こんばんは。ご訪問ありがとうございます。
お孫さんがお生まれになったんですね!
新しい家族ができて、旅以外にも楽しいことが増えますよね。
わたしの方はあまり変わり映えのしない生活で、今年もまだ旅を続けているところです。
ドイツ、まさにまーきゅりーさんのおっしゃるとおり、フランスやイタリアに比べて食事は期待できないかなと思っていたら、普通に庶民的なお店で食べる分には、両国よりも安くて美味しいと感じました。
日本もそうですが、経済力がある分、庶民の舌も肥えているということなのでしょうかね。
先にコルマールやアルザスの村々を周るため、ストラスブールの(日中の)旅行記は少し先になりますが、ぜひまた旅行記を覗きに来てください。
-
- 空飛ぶ旅人さん 2014/11/12 10:42:05
- はじめまして。こんにちは。
- エンリケさん。はじめまして こんにちは。
大韓航空で行く、ドイツの旅行記拝読させていただきました。
大韓航空のソウル=フランクフルト線。
機内食にカップヌードルが丸ごとで、食事だったんですね。
個人的なことながら「機内食として丸ごと1個」を食事扱いは・・・。
と、感じた次第です。
博物館も興味深く拝読させていただきました、行きたいところは数多くありますが、ドイツもその中の1か国です。
他の国もそうですが「いつ行けるのやら・・・。」状態なので、旅行記を拝読させていただきながら現地の雰囲気を想像させていただきました。
ご挨拶が前後してしまいましたが、このたびは私の旅行記に投票いただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
空飛ぶ旅人。
- エンリケさん からの返信 2014/11/15 22:41:18
- ドイツはとても旅行しやすい国です。
- 空飛ぶ旅人さん
こんばんは。マインツ旅行記にご訪問ありがとうございます。
ドイツは治安がいいし、交通の便もいいので、国内旅行をしているのと同じような感覚で旅ができますね。
とても旅行しやすい国ですので、ぜひ近いうち行ってみてください。
-
- はにぃp8さん 2014/10/02 21:29:00
- ドイツのイメージ
- エンリケ様
この度はご訪問そして投票ありがとうございます。
ドイツの旅行記を拝見させていただきました。
私は世界史が(も かな?)全然だめだったので
ヨーロッパには疎くて。。
ドイツのイメージって
茶色 黒 グレーなんですが。
旅行記を読ませていただいてびっくり。
表紙の大聖堂の写真の
何とも言えない色に思わず「へぇ〜〜」
さすがヨーロッパの国
町にある色は日本とは違いますねぇ
突然の「テルマエロマエ」な人
やはり古代ローマはヨーロッパ中いたのですか?
日本ももちろんですが
世界も 旅と歴史は切り離せませんね。
建物の景色も食も
今ある姿になるまでの歴史を知っていると何杯も
素敵な旅になりますものね。
ドイツにも脈々とした歴史があるのですねぇ
続きをまた楽しみにしています。
そして
エンリケさんのみたエジプトもちょっと興味あって
いくつか旅行記拝見しました。
ツアーなのに自由時間があって
ちょっと羨ましかったなぁ
私が行った時は「危険なので自由に出歩かない」といわれて
まったく自由行動がなかったので。。
でもあったとしても道一つ渡れなかったっと思う。
ちょっと気になったのですが
カルナック神殿のライトアップのショーの所で
「英語だったので中身がわからなかった」というような事がかかれてありましたが、こんなに海外旅行されてるエンリケさん
英語ペラペラなのでは?
気球の代金の安いのにビックリ。
2012年でしたがクラブ○ーリズ○さんは
2万円取りましたよ!!(ぼったくりはエジプト人だけじゃなかった!笑)
では また
はにぃp8
- エンリケさん からの返信 2014/10/11 20:46:58
- 歴史を勉強すると、旅もまた楽しくなります。
- はにぃp8さん
こんばんは。マインツ旅行記にご訪問ありがとうございます。
歴史を勉強すると、旅もまた楽しくなりますね。
> 突然の「テルマエロマエ」な人
> やはり古代ローマはヨーロッパ中いたのですか?
ローマ帝国はイタリア半島だけでなく、ライン川の西側、そしてドナウ川の南側(一部北側のルーマニアも)のヨーロッパの幅広い地域をその領土としていました。
現代のイギリスやフランス、スペイン、ポルトガル、ドイツの一部、スイス、オーストリア、旧ユーゴスラビア、ブルガリア、ギリシャ、トルコはすべてローマ帝国領でした。
古代ローマ、今から二千年も前に栄えた国ですが、現代にも通ずる政治の術や高度な文化を持っていて、勉強してみるとおもしろいですよ。
また、エジプト旅行記にもご訪問ありがとうございます。
> カルナック神殿のライトアップのショーの所で
> 「英語だったので中身がわからなかった」というような事がかかれてありましたが、こんなに海外旅行されてるエンリケさん
> 英語ペラペラなのでは?
カルナック神殿のショーでは、聴こえてくるのは歴史や宗教などの専門用語が多く、しかもスピーカーから流れてくる音声は聴き取りにくいものだったので、なかなか日常会話のようにはいかなかったですね・・・。
> 気球の代金の安いのにビックリ。
旅行代理店を通じて予約すると、やっぱり高くなりますよね。
この時は、我ながらいい判断だったかなと思います(笑)。
ただ、ルクソールでは2013年2月に気球の墜落事故が起こっているように、安い分、安全対策が杜撰だったのかなという心配もあります。
現在は改善されているとよいのですが・・・。
-
- 川岸 町子さん 2014/09/28 21:22:16
- ヨーロッパ通のエンリケさん
- エンリケさん、おばんでした☆
おかえりなさい〜
ドイツ・フランスへ行かれていたのですね。
エンリケさんのヨーロッパ旅は、いつも安心して拝見です(笑)。
日頃から、塩野七生さんの本を読まれているなんて、さすがです。
荘厳な大聖堂や教会。
夕暮れの街並み。
ヨーロッパの良さが、伝わってきます。
シャガールのステンドグラスのことは、知りませんでした。
鳥肌が立つほどの感動!素敵ですねー。
後半のブンデスリーグのテレビ観戦、思わず見入ってしまいました。
日本人選手の活躍が、ホントに楽しみです。
ワールドカップで圧倒的な強さを誇ったドイツですから、国民のサッカー熱は相当でしょうね!
実は、私も旅に出て、昨日帰国しました(笑)。
同じくKEで、10日間です(笑)。
今度の年末年始は、行けそうにないので、行ける時にと思い、出かけたのです。
もう寝ようかなー(←早すぎるって)と思ったけど、どうしてもエンリケさんのお出かけが気になり(笑)、お邪魔しました。
長編になりそうとのことですが、ゆっくり進めて下さい。
季節の変わり目、どうぞご自愛下さい(*^-^*)
町子
- エンリケさん からの返信 2014/09/29 00:19:35
- 夏のヨーロッパはいいものですね。
- 川岸 町子さん
こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます。
今回は、久々に夏の西ヨーロッパへ行ってまいりました。
大好きな地域なだけに、いろいろと書きたい想いが募ってしまって、なかなか筆が進みませんね(笑)。
> 後半のブンデスリーグのテレビ観戦、思わず見入ってしまいました。
> 日本人選手の活躍が、ホントに楽しみです。
> ワールドカップで圧倒的な強さを誇ったドイツですから、国民のサッカー熱は相当でしょうね!
本当はこの試合をスタジアムで観戦したかったのですが、ストラスブールへの移動のことを考えると、試合をフル観戦した後の出発だと到着が夜中の0時頃になってしまうため、知らない街を夜遅くぶらつくのは危険と、結局あきらめてしまいました。
今から思うと、ドイツの街の方が印象が良かったので(特に食べ物)、もう少しドイツの滞在時間を長くしてもよかったかなと。
> 実は、私も旅に出て、昨日帰国しました(笑)。
> 同じくKEで、10日間です(笑)。
町子さんも海外に出かけていらっしゃったのですね。
どちらでしょうか??全く想像がつきませんが(笑)。
しかし10日間とはいろいろと思い出のつまった旅になっていそうですね。
旅行記のアップ、楽しみにしています!
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