ビストロ・ブノワ東京（娘と食べ歩き１）

2011/05/22 - 2011/05/22

当時、高校を卒業後に料理人を目指し「エコール辻東京」に通っていた娘と一緒に「勉強の一環」と称して食べ歩きをしていました。
彼女の勉強となるのはもちろんなんですが、私と嫁さんは単純に美味しいものを食べたかっただけです。
第１回目は表参道にある「アラン・デュカス」プロデュースの「ビストロ・ブノワ東京」でした。
いきなり旗艦店の「ベージュ銀座」へ乗り込むには勇気も予算も無く分相応（？）のビストロにしました。

結果は期待を上回る美味しさで一発でこのお店のファンになりました。
その後２回程訪問しましたが、スタッフの方々のお陰でいつも楽しい時間を過ごしています。
月１〜２回、マネージャーＫさんからお知らせ一斉メールが送られて来ますので、
そろそろ行きたいな…と思う今日この頃です。

エリア 表参道(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JR特急 私鉄 徒歩

ビストロといえば、木の床、木の座面が丸い椅子、落ち着いた渋めの店内…そんなイメージがありましたが、綺麗に覆されました。

ここは華やかで明るいインテリア…高額店ではありませんのでテーブルの間がゆったり取られている訳ではありませんが、狭い感じはありません。

アミューズの「グジェール（チーズ味のミニシュー）」をつまみながら、
ドリンクをオーダーします。
そしてドリンクを飲みながらメニューを眺めます。
基本のコースは、オードブル・メイン・デザートを各５〜６種類から選ぶプリフィクススタイル。

スパークリングをいただきながら（娘はミネラル）、メニュー検討です。

オードブル編
嫁さんはサラダ・ブノワ。
山盛りの野菜の中に、フォアグラ、砂肝＆鴨のコンフィが入っていて、ヴィネグレットであえてあります。

娘はパテ・アンクルート（王家のパテ）。
ミートパテをパイで包んだもので、つなぎにジュレが入っています。
作るのは面倒らしく、あまり見かけないようですが、
娘は教科書に出ていたらしく「絶対これ！」と発注。
思ったより軽かったようです。

私は王道（？）のパテ・ド・カンパーニュ。
豚の色々な部位が食感を楽しくしてくれます。

コルニション（小さい胡瓜のピクルス）が本当に良く合います。
もちろんワインにも…。

メイン編
娘は自家製ソーセージのグリル。
嫁さんは白身魚のアメリケーヌソース。
（結構な確率でメインに魚を選ぶんですね）

私はフランス郷土料理の「カスレ」。
鴨のコンフィ・ブロックのベーコン・ソーセージなどをトマト味で白インゲン豆と煮込んだものです。
名前だけで初めての邂逅でした。
何だか食べたことのあるようなほっこりする優しい一皿でした。

御機嫌の嫁さんと食べる前に写真を撮っての娘。

ココは厨房で焼いているパンもとても美味しい！

さあお待ちかねのスイート・エンディング。

３人で人気そして定番の３種類を発注しました。

娘はミルフィーユ。ナイフで縦に「サパッ！」と切れる驚きのパイ生地。
嫁さんはショコラ＆キャラメルのブノワ風。濃厚ですが軽いケーキです。

私はこれも初トライのババ・オ・ラム。
（サバランの原型とも言われているようですね）

キノコみたいな形のスポンジにラム酒を掛けて、あまり甘くないホイップ・クリームを付けていただきます。
ラム酒を沢山掛けた方が美味しいそうで、その通りにしました。
シンプルですが美味いのなんの！！

この後に珈琲または紅茶そして可愛いマドレーヌがプティ・フールとしてサーブされます。
ボリュームもあるので３コースで大満足。
そしてスタッフのサービス・料理の知識も良かったと思います。

余談ですが、
毎回ココではデザートを悩みます。
現在ババ→ミルフィーユ→ショコラと定番ベスト３を一巡しましたので、
次回は再びババを発注してしまいそうな予感がしています。