2014年度ソウル旅行、博物館めぐり　−第３部ー

2014/07/26 - 2014/07/28

　鉄道博物館を見た後は、そのすぐそばにあるため池、旺松貯水池に隣接した「義王自然学習公園」と、「鳥類生態科学館」に行った。ここは当初予定に入れてなかったが、以前から列車で通るたびに、何か湖と公園があるなと感じてたのでついでによってみることにした。ここが意外と穴場ポイントだった。完全に韓国人向けの施設だが、淡水系水族館あり、展望台ありで、次回、もっと時間かけて行ってみようと思ったほどである。
　何よりも、展望台からの景色で私が感動したのは、大きな貯水池ではなく、その反対を通る鉄道と列車であった。撮り鉄ポイント新発見。ただし有料だけど。
　帰りは義王駅から広域電鉄の電車でソウルへ向かったが、学生の買える時間帯だからか、休日だからか、混んでる混んでる。途中の石水駅から、ホテルの近くまで直行する幹線バスがあるのを知ってたので、それでホテルへ帰った。途中江南の起伏にとんだ町や漢江大橋を見ながら電車の倍時間かけたが座って直行。
　最終日は駅で撮り鉄しながら時間をつぶし、今年開業したばかりの、空港まで行くKTXに乗車して仁川空港へ。
　そして帰ってからの追跡調査で、義王の鉄道博物館や旺松貯水池から、ソウルの地下鉄舎堂駅まで直行する座席バスがあるのを遅ればせながら発見、行く前に調べてきゃよかったと今回も思った旅行であった。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

鉄道博物館と、線路を挟んで反対側に、このように広大な貯水池がある。博物館から車1台通れるほどの地下道をくぐると行けるし、義王駅からも1本道。ただし、駅から1kmある。

義王駅 駅

　で、その貯水池のほとりは公園となって整備されており、そこに展望台つきの建物がある。「義王市鳥類生態博物館」という建物で、館内は有料3000ウォン。
　ただし、中は充実した施設で特に淡水魚の水族館があり、豊富。鉄道博物館よりこっちのほうが良いかもしれない。
　ソウル、京畿道は、四国の香川県のようにため池がたくさんあり、周辺はここのように都市公園や近隣公園として整備されている。「何とか湖水（ホス）」と呼ばれるのが一般的。

成均館大駅 駅

　博物館からの展望。このあたりはソウル市中心から40km以内だが、駅をちょっとはなれると、山や田園風景が広がっており、それは隣の駅、成均館大駅手前まで続いている（駅間距離も長い）。
　ソウル郊外は開発制限区域を設けており、ここもその一つだろう。

　展望台から北東、義王市街を望む。自然豊かなのがうかがえる。そして手前に複々線の京釜線。

　さっき行ってきた鉄道博物館をクローズアップ。

　鉄道写真も俯瞰で撮れるが、架線柱をいなすのが意外と難しい、テクニックいるぞここ。
　背景は水原市、成均館大駅付近の高層住宅。

　義王市街地と義王駅（右上にうつってる）へ向かう広域電鉄の電車。貨物列車の一大拠点なので側線群が広大。

　ムグンファ号をぱちり。大きくカーブしてるが結構スピード出してるので、ちょっとひいて撮ると難しい。

　駅にもどり、電車でソウルへ帰る。水原からソウルへ行く京釜線は沿線に大学が多いのに本数が10分〜15分間隔で、大体混雑しており、水原からソウル駅まで立ちっぱなしということが多い。

　途中の石水駅で降り、ここが始発の幹線バス（502番）で南営のホテルまで直帰することにした。このバスはホテル近くのバス停（淑大入口）まで1本で行く。

石水駅 駅

　始発時点で車内の乗客は私一人だけ。途中江南エリアでどんどん乗ってきた。

　衿川区のバス専用レーンをすいすい進む。

　漢江大橋を渡ればホテルは近い。ここまで石水駅から1時間。

　降車した夜の叔大入口バス停。地下鉄4号線の同駅の上で、南営駅からも徒歩5分くらい。本数も多い。

　同じく叔大入口バス停。ソウル駅前から南下する漢江大路にあり中央にバス専用レーンが完備され、路面電車の停留所のような整備されたバス停がある。バス停と歩道との間は横断歩道で渡る。

　2日目の夕食はこれ、カルビタン。
　南営駅前に食堂が並んでおり、そこで食べた。サムギョプサルが主なメニューだったがあれは2人前なのでこれにした。
　これは韓国の料理としてはめずらしく辛みが少なくあっさりしてる。カルビは骨にくっつぃたまま汁に入ってるので、これをはさみでそぎ落として食う。

　韓国の食堂で良いのが、キムチが数皿かならず出てくるところ。キムチは無料で、おかわりも自由。カクテキがまた焼酎（チャミスル）によく合う。

　あとはソウル駅でちょちょっと写真撮って、ホテルでテレビニュースを見ながら過ごした2日目の夜。
　この日は韓国も今年一番の暑さだったらしく、週末なので行楽地も盛況だったらしい。「釜山の海水浴場（海雲台）、150万人」とか書いてある。

　最終日、はやめにホテルをチェックアウト、列車の写真を撮ることにする。
　ホテルに「スポーツマッサージ」とか書いてあった。今回あかすりもやらないで帰る羽目になっちゃった。

　撮り鉄ぽいんと、ソウルから15km南、「衿川区庁駅」。KTXとの分岐線が出てる駅で、そばを走る高速道路の真下がポイント。
　駅舎を見る。背景のビルは駅名になった衿川区庁舎。

衿川区庁駅 駅

　高速沿いの歩道から列車が撮れる。

　KTXの分岐点。ちょうど山川がKTX専用線のトンネルに入って行くところ。ここから数キロのあたりにKTX光明駅がある。

　通勤電車よりも長距離列車の方がひっきりなしに通る。

　線路の反対側はこういう風景。安養川という川が線路と高速道路に併走している。

衿川区庁駅 駅

　ソウル駅に戻り、駅の南（4号線の出入り口付近）に昔から集まっている食堂街で、速めの昼食。

韓国鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

　食べたのは「ヘジャンクッ」という、あっさりした汁物。二日酔さましに朝食べるものだが、ここで食べたものは結構辛みが強かった。それにしてもキムチがおいしい。

　そしてKTXで仁川空港へ。最後の行程。
　表示板の上から3番目にKTX　仁川空港行、13番線と書いてある。

　京義線を水色まで進み、そこで空港鉄道への渡り線を通り、空港鉄道に乗り入れる。

　途中、コマム駅に停車、結構下車客がいた。

　すいすい走り、仁川空港到着。

仁川空港で、予想以上に乗客は乗っていました。

　昼頃のごったがえす仁川空港ターミナル。

　サテライトに停まってる日航機で帰ります。

　黒部ダム、立山上空を往く。

　夕方、成田に到着。今回は沖止めでした。