2014/07/15 - 2014/07/17
3位(同エリア28件中)
mingさん
ガイドが「ベローシファカがジャンプするからこっちにおいで。」と手招きした。カメラを構えていると、1匹ずつかわいらしい横っ跳びを順に披露していった。
【生活費】2万円
【飛行機】28万円
【ツアー】28万円
【通貨単位】100アリアリ=5円
【英語通用度】5人に1人
【旅程】8日間
7/15羽田
7/16アンタナナリボ
7/17フォールドーファン→ベレンティ保護区
7/18ベレンティ保護区→ペリネ特別保護区
7/19ペリネ特別保護区→アンタナナリボ
7/20アンタナナリボ→ムルンダバ
7/21モロンダバ→アンタナナリボ
7/22帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- マダガスカル航空 タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
(1)『マダガスカル到着』
7/15 22:00バンコクで乗り継ぎ、18時間かけてマダガスカルのアンタナナリボ・イヴァトゥ国際空港に到着した。
国際空港にも関わらず、空港内は暗く狭かった。
人だかりの中からツアーガイドを発見し、翌朝フォールドーファン行きの飛行機に備えて、宿泊するホテルへと直行した。 -
(2)『フォールドーファン到着』
7/17 11:00マダガスカル南部のフォールドーファンに到着した。
前日に空港で2時間待ったが、結局フライトキャンセルとなった。
2日目のチャレンジで、「フォールドーファン行きの飛行準備が完了しました。」とのアナウンスで搭乗予定者から、安堵の気持ちとともに「やっと飛ぶのか。」という笑いが起こった。 -
(3)『酷道13号』
フォールドーファンは、横っ跳びのキツネザルで有名なベローシファカが生息する地域である。
目的地のベレンティ保護区までは、空港から車で2.5時間の距離である。
途中の道路は国道にも関わらず、1950年に舗装されてからメンテナンスがされていない。
運転手はやり込んだスーパーマリオのように、落とし穴や水たまりを予測して前もって減速し、道路の状態が良くなると時速80kmに加速して、悪路を楽しむかのように走り抜けていった。 -
(4)『フォールドーファンの車窓から』
ベレンティ保護区に行くまでの道中は、のどかな景色が広がった。
川に人が集まっているが、よく見ると川で洗濯をしていた。
日本ではすっかり昔話の世界の話であるが、マダガスカルでは水道・電気や道路などのインフラが未発達で、アフリカを体感した一瞬であった。 -
(5)『スワンニーエヤラナ村』
空港から30分のところにあるスワンニーエヤラナ村を通った。
育てた牛を売りに村へ行く人を見て、「あの牛はいくらで売れる?」とガイドに尋ねると、「60万アリアリ(=3万円)だね。ニワトリは1万2千アリアリ(=600円)」との答えであった。
車が通る事も珍しいらしく、小さな子供たちが笑顔で手を振って追っかけてきた。 -
(6)『ベレンティ保護区に到着』
14:00 ベレンティ保護区に到着した。ゲートをくぐってすぐに、ベローシファカが横っ跳びで出迎えてくれた。 -
(7)『ベレンティ・ロッジ』
ベレンティ・ロッジは、全16棟のバンガロータイプの宿泊施設である。
面積約250ヘクタールのベレンティ保護区は、1936年にフランス人のアンリ・デ・ホルム氏によって設立された私営の保護区である。
ベレンティ保護区内では、ベローシファカやワオキツネザルなど6種類のキツネザルが生息している。 -
(8)『スタンバイ中のベローシファカ』
1時間ほど休憩し、ウォーキング・サファリに参加した。
ガイドが「ベローシファカがジャンプするからこっちにおいで。」と手招きした。
カメラを構えていると、1匹ずつかわいらしい横っ跳びを順に披露していった。 -
(9)『ジャンプした瞬間のベローシファカ』
ベローシファカは木の上でも生活しており、9メートルの大ジャンプをして木から木へと飛び移るジャンプの名人である。 -
(10)『ベローシファカの進化』
ベローシファカの足は長すぎて、四本足で地面を歩く事が難しい。
そのため、二本足で飛び跳ねるように進化していった。 -
(11)『キツネザルのルーツ』
キツネザルはアフリカから漂流してきた原始哺乳類の直接の子孫で、マダガスカル島の固有種であり、大小合わせて約80種類のキツネザルが生息している。 -
(12)『巣へと帰るベローシファカ』
道路を渡りきるまでのわずか5秒であったが、進化が凝縮されたベローシファカのショーが間近で見られて、とても感動した。 -
(13)『木の上のワオキツネザル』
尻尾が可愛らしいワオキツネザルは、見た目と反対に木の上でも山岳地帯でも生活でき、キツネザルの中でも抜群の適応能力を誇っている。
ワオキツネザルは葉でも花でも昆虫でも、手に入るものは何でも食べる。
この適応能力こそが、種の繁栄の秘訣である。 -
(14)『ワオキツネザル』
ワオキツネザルの帰り方向に先回りすると、進路を変えずこちらの方に歩いてきた。
15頭ほどの群れを成し、団結して縄張りを守る習性がある。
匂いをつけて他の群れに境界線を知らせている。 -
(15)『食事中のワオキツネザル』
サボテンやアロエなどの葉や茎に水を貯蔵している多肉植物より水分を摂取する。
乾期にはこれらの植物が唯一の水分補給源となる。
また、ワオキツネザルの社会は女性上位である。
子育てをしなければならないので、食事もメスが優先される。 -
(16)『日向ぼっこ中のワオキツネザル』
ワオキツネザルは日向になると体を太陽の方向に向けた。
体温調整のためであるが、人が近くにいても気にすることなくマイペースに日向ぼっこしていた。 -
(17)『ブラウンキツネザル』
マダガスカル島でよく見られ、ほとんどの時間を樹上で過ごすキツネザルである。
熱帯雨林から乾燥した林までどんな環境にも適応し、果実や花などのほか、樹皮や昆虫でも何でも食べることが特徴である。 -
(18)『ネズミキツネザル』
ウォーキング・サファリの終盤にガイドがネズミキツネザルを発見した。
ネズミキツネザルは夜行性であるので、ガイドの手を叩く音に驚いて巣から飛び起きて来た。 -
(19)『ホウシャガメ』
ベレンティ保護区内でホウシャガメを飼育している。
ホウシャガメはマダガスカル南部の乾燥地帯に生息し、130年ほど生きると言われている。
世界で最も美しいカメのひとつと言われているが、現在は乱獲や生息地の木が薪にされてしまったために絶滅の危機に瀕している。 -
(20)『マダガスカルの朝』
7/18 8:00 ベレンティ・ロッジを出発した。道中で、朝靄の美しい景色に遭遇した。
運転手が「この朝靄は炊事の煙です。電気がないので一斉に火を起こすと朝靄のように見えるのです。」と朝靄の正体を教えてくれた。
これから始まる2時間の悪路のドライブも事を一時的に忘れさせる何とも幻想的な景色であった。
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