鎌倉の雪景色　ささっと観梅散歩

2014/02/11 - 2014/02/11

週末の土日に20年ぶりの大雪となった東京。都心でも27センチも積もって、品川にある我が家も辺り一面モノクロの世界になりましたが、雪がまだ残っているうちに、雪景色と梅の花のコラボレーションを見たくて鎌倉に出かけてきました。
鎌倉の梅の名所といえば、真っ先に思い浮かんだのが荏柄天神社と瑞泉寺。
雪がなければ建長寺から天園ハイキングコースを抜けて瑞泉寺に行きたかったのですが、山の上にはまだ雪がたっぷり残っていて足元が悪そう。
いつもの北鎌倉からのスタートでなく鎌倉駅で下車。
鶴岡八幡宮〜荏柄神社〜鎌倉宮〜瑞泉寺と梅を求めて散歩してきました。
風花が舞って、残雪の影響もあってか寒〜い　梅散歩となりました。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

雪の残っているうちに雪景色と梅の花のコラボを見ようと鎌倉へ

さすがに雪の影響かいつもより人が少なめ
この日も気温が低く、風花が舞って冷え込んでいます。

この時期の鶴岡八幡といえば神苑ぼたん庭園の牡丹の花　
ここは入園料が500円とちょっと高めなので入り口の牡丹を眺めてスルー

境内の参道はほとんど雪がなくなっていました。
まだ梅は咲き始めといった感じ

広い境内に意外に梅の花少ないようです

山にした雪は解けにくいようで除雪の作業をやってました。

とりあえずまずは参拝を

今年は例年になく年の初めからお寺と神社への参拝が続いて、どれだけ行ったのか数えられなくなってきました。

階段の上は、海からの風が若宮大路の段葛道路を抜けて、障害物なしに直接来るのでめちゃくちゃ冷え込んでます。

折れてしまったイチョウの御神木、新芽が芽吹き「新たな生命力がみなぎる場所」として新たなパワースポットとして注目を集めているそうです。

池には薄く氷がはってます。

鶴岡八幡宮から次に向かったのは、梅の名所荏柄天神社へ　
途中の民家の軒先の雪解け水でツララができてます。

荏柄天神社は実は意外に由緒のある天神さまで、案内板によると「古くは太宰府天満宮、北野天満宮とともに日本三天神の一つ・・・」

大宰府や北野と比べると、かなりこじんまりしていますがホントかなあ？

この「古くは」がポイントのようで、どうやら今は違うようです。

真相は大宰府と来たのは固定しているようですが、最後の一つは防府天満宮になるようです。

日本三大○○というのがいろいろありますが、三大なのに４つも５つもあっていろんな組み合わせがあるのがありますが、天神さまもいっしょのようです。

大宰府と北野は固定していますが、防府天満宮を外して、大阪天満宮、小平潟天満宮を入れる場合もあるとか。

階段の脇のミツマタの花、開き始めてます

手水舎の水盤に浮かぶ梅の形の花びら部分に、ピンクの梅の花が５つ

天神さまなので学問の神様菅原道真を祀っていますので、受験のこの時期、合格祈願の親子たちがひっきりなしに訪れています。

こちらの女性もお子さんの合格祈願のようで、中で神官が合格祈願の祝詞をあげているのを寒い中ずっと表でお祈りしてました。

ここの寒紅梅は早咲きで、鎌倉でいちばん早く花が開くようで、すでにピークを過ぎて雪の上に花びらを散らしていました。

荏柄天神社の創建は古く、頼朝の鎌倉幕府がつくられる前の１１０４年の創建だそうです。

いいくにつくろう鎌倉幕府　　
子供の頃に覚えた年号　意外に忘れないもんですね。
1192年だから、90年近く前からあったわけですね。

そのころは荏柄山天満宮と呼ばれ幕府の鬼門の守護神だったとか。
　

16世紀の終わりころ小田原の北条氏を攻め、関東を統一した秀吉も参拝して、家康に社殿の造営を命じたとか。
　ちなみに本殿は、鶴岡八幡宮の余った木材で修理を繰り返し、鎌倉最古の木造建築として残されているそうです。

鎌倉宮の入口の左右に一本ずつある寒緋桜　小さな木ですが今年もたくさん咲いてます。

鎌倉宮・鎌倉宮宝物殿 寺・神社・教会

本日3社目の参拝

ここもいい感じに梅咲いてますね。

個人的な好みではこの色の梅が一番好き

午後から関内に予定があるため、午前中だけ観梅散歩　
最後に訪れたのは瑞泉寺

瑞泉寺 寺・神社・教会

瑞泉寺といえば鎌倉でも人気の花のお寺

急な石段の男坂は残雪のため閉鎖されていたため、女坂を上ります。

そういえば鎌倉には意外に有名な提案は少ないようですが、ここは国の名勝にも指定されている見事な庭園があります。

瑞泉寺は鎌倉でも梅の名所の一つ。

瑞泉寺でいちばん有名な梅はこれ。

天然記念物に指定されている黄梅

本堂の裏側には瑞泉寺の開山・夢窓疎石の手による石庭があります。
裏山には水月観の道場としての「天女洞」と「坐禅洞」が掘られています。

夢窓疎石といえば鎌倉時代の終わりから室町時代の初めにかけて政治にも大きな影響力を及ぼした禅僧。

京都の天龍寺や苔寺・西芳寺の庭も手がけていますよね。

梅の時期もいいですが、ここは紅葉の時期もいいですよ。

この日は俳句の会の団体さんがいて、庭園のあちこちで俳句を書いている姿を見かけました。

こちらのミツマタはまだ蕾のまま。
開花まではまだしばらくかかりそう

建長寺からの天園ハイキングコースの出口はここになりますが、まだ結構雪が積もっています。

やはり今日は天園を歩かなくて正解のようですね。
ちょっと登ってみると、足元ぐちゃぐちゃ

午後から関内に家具を買いに行くため、観梅散歩は午前中だけ。
電車に乗る前に、前回見つけた駅のそばの定食屋郷で刺身の盛り合わせ定食を。今日は生シラスの代わりにカツオでした。

次の目的地は横浜大さん橋の客船ターミナル

船に乗るわけではありませんが、ここで開催されている家具のセールでダイニングセットを買うことが目的。

地元のゼネコンに勤務する私、実はこのあたりには私の会社がかかわった建物がたくさんあるんです。

この客船ターミナルもその中の一つ

私はこの仕事には直接かかわっていませんでしたが、国際デザインコンペで確かイギリス人設計者による、この建物、構造的にも結構な難工事だった記憶があります。

でも、あれからもう12年もたつんですね。

通称　くじらの背中と呼ばれて市民たちの憩いの場にもなっていますね。

結局の目的のダイニングセットは高くて買えずに、せっかくなので背中の分分をちょっと散策

今寄港しているのはクリスタル・セレニティ　

アジアクルーズの最中のようで沖縄から入港してきたようです。

この日の夜に次の目的地大阪港へと出港する予定だとか

沖縄〜横浜〜大阪　？？？
いったいどうなんなコースなんでしょうね。

ちなみに日本郵船の豪華客船　飛鳥?は船籍港はこちらの港。
いつかは豪華クルーズの旅も経験してみたいものですね。