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 予定よりも、朝早くホテルを出発したことで、時間の余裕ができました。その時間を利用してのヤンバン(両班)の屋敷が残る、朝鮮時代の民俗村の見学です。

2013春、韓国旅行記26(10/19):4月9日(8):慶州、校洞村、崔氏古宅、重要民俗資料碑、染井吉野、花蘇芳

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2013/04/08 - 2013/04/10

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旅行記グループ 2013春、韓国旅行記26

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

 予定よりも、朝早くホテルを出発したことで、時間の余裕ができました。その時間を利用してのヤンバン(両班)の屋敷が残る、朝鮮時代の民俗村の見学です。

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  • 慶州(キョンジュ)で咲いていた春の花の紹介です。紫、青や白色のパンジーの花です。街中の花壇で咲いていました。

    慶州(キョンジュ)で咲いていた春の花の紹介です。紫、青や白色のパンジーの花です。街中の花壇で咲いていました。

  • こちらは濃いピンク色の花を咲かせていた『ツツジ(躑躅)』の花です。韓国と日本は、共通する草木が数多くあります。

    こちらは濃いピンク色の花を咲かせていた『ツツジ(躑躅)』の花です。韓国と日本は、共通する草木が数多くあります。

  • 慶州校洞の月城の横に位置する、慶州の崔氏古宅(チェシ・コテック)を含む校洞民俗村の案内看板です。崔氏古宅は、朝鮮時代(1392~1897年)の両班(ヤンバン)の家の原型を完全に保存している文化的価値を持った建物です。現地ガイドさんの好意で、予定を追加して見学できた場所です。

    慶州校洞の月城の横に位置する、慶州の崔氏古宅(チェシ・コテック)を含む校洞民俗村の案内看板です。崔氏古宅は、朝鮮時代(1392~1897年)の両班(ヤンバン)の家の原型を完全に保存している文化的価値を持った建物です。現地ガイドさんの好意で、予定を追加して見学できた場所です。

  • 『校洞村(キョドン・マウル)』の案内図面のズームアップ光景です。村の横を流れるのは、仁王川のようです。

    『校洞村(キョドン・マウル)』の案内図面のズームアップ光景です。村の横を流れるのは、仁王川のようです。

  • 『校洞村(キョドン・マウル)』の説明文のようです。ハングルと英語の2か国語だけでした。ハングルも漢字の交ぜ書きではありませんから、読み解くのが大変です。新羅時代の682年、第31代の神文(シンムン)王(在位:681~691年)の時代のアカデミーな学校(Gukhak)に始まり、その後にローカルな学校になった歴史が記されていました。村内に郷校が多かったことから『校洞村(キョドンン・マウル)』の名前の元となったようです。

    『校洞村(キョドン・マウル)』の説明文のようです。ハングルと英語の2か国語だけでした。ハングルも漢字の交ぜ書きではありませんから、読み解くのが大変です。新羅時代の682年、第31代の神文(シンムン)王(在位:681~691年)の時代のアカデミーな学校(Gukhak)に始まり、その後にローカルな学校になった歴史が記されていました。村内に郷校が多かったことから『校洞村(キョドンン・マウル)』の名前の元となったようです。

  • 本瓦を載せた土塀の光景です。土塀というより、石塀に近い造りでした。その脇で彩りを添えていた、赤い鶏頭(けいとう)の花です。

    本瓦を載せた土塀の光景です。土塀というより、石塀に近い造りでした。その脇で彩りを添えていた、赤い鶏頭(けいとう)の花です。

  • 韓国の農村部でよく見かける『天下大将軍・地下女将軍』の木製のトーテンポールによく似た表情の石像です。現代版の『天下大将軍・地下女将軍』の二体の石像でしょうか。

    韓国の農村部でよく見かける『天下大将軍・地下女将軍』の木製のトーテンポールによく似た表情の石像です。現代版の『天下大将軍・地下女将軍』の二体の石像でしょうか。

  • 現代版の『天下大将軍・地下女将軍』の像のほかにも、各種の石造のモニュメントが置かれていました。

    現代版の『天下大将軍・地下女将軍』の像のほかにも、各種の石造のモニュメントが置かれていました。

  • 最近修復されたらしい、立派な石塀と入口門の光景です。観光開発としての整備工事の一環のようでした。

    最近修復されたらしい、立派な石塀と入口門の光景です。観光開発としての整備工事の一環のようでした。

  • 韓国の民俗村は、公的な施設を除いて、茅葺きか藁葺きの家が多かった記憶ですが、この校洞村の家並みは本瓦葺きでした。

    韓国の民俗村は、公的な施設を除いて、茅葺きか藁葺きの家が多かった記憶ですが、この校洞村の家並みは本瓦葺きでした。

  • 『東都国楽院』の金文字の扁額が懸かった門の光景です。真新しい造りの、再建された門のようでした。観光客向けに伝統太鼓などの体験ができる場所のようです。

    『東都国楽院』の金文字の扁額が懸かった門の光景です。真新しい造りの、再建された門のようでした。観光客向けに伝統太鼓などの体験ができる場所のようです。

  • 土塀か石塀か判断が付きにくい塀と、その角にあった石灯籠の光景です。塀の中から本瓦の屋根が見えていました。

    イチオシ

    土塀か石塀か判断が付きにくい塀と、その角にあった石灯籠の光景です。塀の中から本瓦の屋根が見えていました。

  • 直角ではなく、カーブを描いた土塀のコーナー部分のズームアップ光景です。修復工事が済んだばかりのようでした。

    直角ではなく、カーブを描いた土塀のコーナー部分のズームアップ光景です。修復工事が済んだばかりのようでした。

  • 土塀の上から顔を覗かせた建物の光景です。こちらに面した部分には、窓がありませんでした。

    土塀の上から顔を覗かせた建物の光景です。こちらに面した部分には、窓がありませんでした。

  • 濃いオレンジ色の『ツツ(躑躅)』の花です。『サツキ(皐月)』の方かも知れません。土塀の脇で咲いていました。

    濃いオレンジ色の『ツツ(躑躅)』の花です。『サツキ(皐月)』の方かも知れません。土塀の脇で咲いていました。

  • 濃い赤色をした、『ボケ(木瓜)』の花のようです。バラ科ボケ属の落葉低木です。花言葉は『平凡』です。こちらは塀の中で咲いていました。

    濃い赤色をした、『ボケ(木瓜)』の花のようです。バラ科ボケ属の落葉低木です。花言葉は『平凡』です。こちらは塀の中で咲いていました。

  • まだ若木だった、桜の花の光景です。ソメイヨシノのようでした。バラ科サクラ属の落葉高木で、花言葉は、『衰えぬ気品、誇り高い』です。

    まだ若木だった、桜の花の光景です。ソメイヨシノのようでした。バラ科サクラ属の落葉高木で、花言葉は、『衰えぬ気品、誇り高い』です。

  • 染井吉野の桜の木のようですが、満開を過ぎていました。7割散って、残りが3割といったところでした。こちらもまだ若い桜木でした。

    染井吉野の桜の木のようですが、満開を過ぎていました。7割散って、残りが3割といったところでした。こちらもまだ若い桜木でした。

  • 修復作業が行われた土塀の光景です。修復作業の途中らしい左手前側と、修復作業が済んだような右奥との接合部分の光景です。

    修復作業が行われた土塀の光景です。修復作業の途中らしい左手前側と、修復作業が済んだような右奥との接合部分の光景です。

  • 『校洞村((キョドン・マウル)』の街並み光景です。観光開発に力を入れていることを感じさせる街並み光景でした。

    『校洞村((キョドン・マウル)』の街並み光景です。観光開発に力を入れていることを感じさせる街並み光景でした。

  • 崔氏古宅の一部分か、隣接する場所か分からなかった宅地跡の光景です。崔氏古宅は、サランチェ(別棟)と別堂が1970年に火事になり、アンチェ(母屋)は『口』の字、テムンチェ(正門の門屋)は『-』の形のみが残されているようです。

    崔氏古宅の一部分か、隣接する場所か分からなかった宅地跡の光景です。崔氏古宅は、サランチェ(別棟)と別堂が1970年に火事になり、アンチェ(母屋)は『口』の字、テムンチェ(正門の門屋)は『-』の形のみが残されているようです。

  • 崔氏古宅の一部分か、隣接する場所か分からなかった、宅地跡の光景の紹介が続きます。庭木も隅の方に少しだけ残った場所でした。

    崔氏古宅の一部分か、隣接する場所か分からなかった、宅地跡の光景の紹介が続きます。庭木も隅の方に少しだけ残った場所でした。

  • 同じく、崔氏古宅の一部分か、隣接する場所か分からなかった宅地跡の光景です。ところで、今回飲む機会がありませんでしたが、崔氏一家がもたらした『校洞法酒(キョドン・ボプジュ)』は、主要無形文化財に指定されています。朝鮮時代には王様に献上された名酒です。1日の生産量はわずか16本(900ミリ)です。

    同じく、崔氏古宅の一部分か、隣接する場所か分からなかった宅地跡の光景です。ところで、今回飲む機会がありませんでしたが、崔氏一家がもたらした『校洞法酒(キョドン・ボプジュ)』は、主要無形文化財に指定されています。朝鮮時代には王様に献上された名酒です。1日の生産量はわずか16本(900ミリ)です。

  • 濃い桃色をした、『ハナズオウ(花蘇芳)』の花です。中国原産のマメ科 ジャケツイバラ亜科の落葉低木です。花蘇芳の名前は、花弁の色が『スオウ(蘇芳)』で染めた色に似ているためです。『スオウ(蘇芳)』は、マメ科の小低木です。

    イチオシ

    濃い桃色をした、『ハナズオウ(花蘇芳)』の花です。中国原産のマメ科 ジャケツイバラ亜科の落葉低木です。花蘇芳の名前は、花弁の色が『スオウ(蘇芳)』で染めた色に似ているためです。『スオウ(蘇芳)』は、マメ科の小低木です。

  • 現地で内容にまでは目を通すことが出来なかった看板の紹介です。右下に日本語での解説文もありました。タイトルは、『独立有功者・崔浚先生の生家』でした。抗日運動の士です。

    現地で内容にまでは目を通すことが出来なかった看板の紹介です。右下に日本語での解説文もありました。タイトルは、『独立有功者・崔浚先生の生家』でした。抗日運動の士です。

  • 立派な造りの新しい案内看板です。これにも日本語での解説文がありました。タイトルは、『慶州校洞・崔氏古宅』でした。1700年頃に建てられた建物と、崔氏一族の略史が記されていました。長者として12代を維持し、学問の面でも9代の進士を輩出したことなどが紹介されていました。進士は朝鮮王朝時代の科挙制度の合格者です。中国に倣った制度です。

    立派な造りの新しい案内看板です。これにも日本語での解説文がありました。タイトルは、『慶州校洞・崔氏古宅』でした。1700年頃に建てられた建物と、崔氏一族の略史が記されていました。長者として12代を維持し、学問の面でも9代の進士を輩出したことなどが紹介されていました。進士は朝鮮王朝時代の科挙制度の合格者です。中国に倣った制度です。

  • 崔氏の家訓の紹介です。要点を3つに纏めてありました。<br />①財物は1箇所に集めると悪臭を出すが、満遍なく撒けば肥やしになる。(施しの精神)<br />②偏らずに、性急にせずに、欲を出さない。(中庸と義を重んじる)<br />③中庸を身に着けるための先祖の号は、祖父が『大遇(大きな愚かさ)、父が『鈍次(才能が鈍くて、最高にならない)でした。<br />

    崔氏の家訓の紹介です。要点を3つに纏めてありました。
    ①財物は1箇所に集めると悪臭を出すが、満遍なく撒けば肥やしになる。(施しの精神)
    ②偏らずに、性急にせずに、欲を出さない。(中庸と義を重んじる)
    ③中庸を身に着けるための先祖の号は、祖父が『大遇(大きな愚かさ)、父が『鈍次(才能が鈍くて、最高にならない)でした。

  • 崔氏の旧宅は、庭だけも約 6千6百平方メートル、後庭は約 3万 3千平方メートルと伝わりますが、現在は 定木奥と大文彩、祠堂だけ残っています。『大愚軒』と『龍庵古宅』の扁額があった建物です。

    イチオシ

    崔氏の旧宅は、庭だけも約 6千6百平方メートル、後庭は約 3万 3千平方メートルと伝わりますが、現在は 定木奥と大文彩、祠堂だけ残っています。『大愚軒』と『龍庵古宅』の扁額があった建物です。

  • 崔氏古宅の庭の光景です。落葉樹が新緑の時期を迎えていました。家訓には、『辺り 100里の中には、飢え死にする人がいないようにしなさいという』という教えもあったようです。2010年1月~2月に、崔氏の歴史を扱ったTVドラマ、 『名家(ミョンガ)』が放映されました。その影響で、この古宅の人気が高まったようです。

    崔氏古宅の庭の光景です。落葉樹が新緑の時期を迎えていました。家訓には、『辺り 100里の中には、飢え死にする人がいないようにしなさいという』という教えもあったようです。2010年1月~2月に、崔氏の歴史を扱ったTVドラマ、 『名家(ミョンガ)』が放映されました。その影響で、この古宅の人気が高まったようです。

  • 崔氏古宅の庭の片隅に設置してあった石碑です。刻まれた文字は、『重要民俗資料第27号・慶州校洞・崔氏古宅』でした。この後、続けて『崔氏古宅』を紹介します。

    崔氏古宅の庭の片隅に設置してあった石碑です。刻まれた文字は、『重要民俗資料第27号・慶州校洞・崔氏古宅』でした。この後、続けて『崔氏古宅』を紹介します。

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