山手西洋館の世界のクリスマス　2013　～ベーリックホール・エリスマン邸・山手２３４番館～

2013/12/22 - 2013/12/22

１２月１日から山手西洋館で行われている世界のクリスマス、先日４館見てきましたが、クリスマスの２５日でイベントが終了してしまうため、見そびれていたベーリックホール、エリスマン邸、山手２３４番館を見てきました。

エリア 横浜(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

山手西洋館の世界のクリスマス、開催期間がクリスマスの25日で終了のため先日回れなかった３館見に行ってきました。
最初はベーリックホールから

こちらはオランダのクリスマス

テーマは「フラワーパワーで楽しむオランダのクリスマス」

オランダと言えば真っ先に思い浮かべるのはチューリップですが・・・

さすがに冬のこの時期はチューリップはないのか、見当たりませんね。

プロデュースしたのは日本で活躍するオランダ人のフラワーデザイナー、ドリーンローリンさん。

オランダと言えば花の本場

実は昨年クリスマスの直後にアムステルダムに行ったのですが、フラワーマーケットにぎやかでしたね。

クリスマスが終わっていましたが、新年まではお祭り気分が続くようで町の賑わいは大変なものでした。

そんなオランダのクリスマスをここベーリックホールで再現しています。

開催が２５日間と長い期間のため、切り花は何日ももたないので後半になると見映えを維持していくの大変ですね。

ベーリックホールは山手の公開している西洋館の中では最大級のもの。

もともとは、Ｊ．H.モーガンの設計により、昭和5年にイギリス人の貿易商ベリック氏の住宅として建てられました。

戦後は2000年まで、近くにあるセント･ジョセフ･インターナショナル･スクールの寄宿舎として使われていました。

その後横浜市に譲渡され、現在の姿に修復され公開されています。

山手西洋館が素晴らしいのは何と言っても無料で見学できること

神戸の異人館では1つ見学するだけでも何百円もかかりますが、ここは一切無料

年間を通していろんなイベントをやっていてその時も無料

バラももう終わりかなと思ったら、まだきれいに咲いているのもありました。

２つ目は隣のエリスマン邸

こちらはチェコ共和国のクリスマス

テーマは「聖ミクラーシュの日を祝う」

聖ミクラーシュというのはチェコ特有の１２月のお祝いの行事のようです。

子供のいる家庭を、聖ミクラーシュと悪魔と天使が3人で訪問して、子供たちに「君はいい子かな？」と尋ねるそうです。

いい子にはお菓子をプレゼント。

悪い子には石炭とじゃがいもだそうです。

なんで石炭とじゃがいもなのか？？？

秋田の男鹿で行われている伝統的な民俗行事のなまはげに似てますね。

なまはげの場合鬼の面、ケラミノ、ハバキを身に付け、大きな出刃包丁や鉈を持ったなまはげが家々を訪れる。

そしてセリフは「悪い子はいねがー」「泣ぐコはいねがー」

そんな荒々しい声を発しながら怠け者、子供や初嫁を探して暴れる。

そういえばハロウィンも似たようなものか。

まあ、どこの国にも似たような行事があるものですね。

エリスマン邸が何でチェコなのかなと考えてみたら、この建物を設計したアントニン・レーモンドはチェコ人だったからかな？
正解！？

最後は山手２３４番館のクリスマス

こちらはフィリピンのクリスマス

テーマは「クリスマス。もっと楽しいフィリピン」

クリスマスといえば雪のイメージ、南国の熱い国のクリスマスというとなかなか想像しにくいですよね。

サンタクロースもトナカイでなく、水着を着てイルカに乗ってやって来ちゃったりして

クリスマスツリーにも何となく雪が似合わない感じがしますが・・・

このパロールというのがフィリピン独自のクリスマス飾りだそうで、どこの家庭でもこれが飾られるそうです。

フィリピンのクリスマスは、「世界一長いクリスマス」　

何が長いのかというと、クリスマスで浮かれているシーズンの長さ

フィリピンのクリスマス・シーズンは、9月〜翌年2月までだそうで、なんと１年の半分もクリスマスモード。　

9月に入ると、テレビでは、「クリスマスまであと何日」というカウントダウンが登場するそうです。

街中の飾りつけもそのころから徐々に増えていくそうです。

クリスマスが終われば日本ではすぐに正月モード突入ですが、フィリピンではそれを年明け２月まで引っ張ってしまうそうです。

ちょっと日本では考えられないことですね。

とりあえずこれで７館すべてみましたが、人それぞれ好みが違うので誰もがそうとは限りませんが、個人的な好みでの今年のランキング１位はベーリックホール、２位がエリスマン邸、３位が山手１１１番館そんな感じです。