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石窟庵と共に世界文化遺産に指定されている仏国寺の紹介です。石窟庵から山を下って、麓にある仏国寺までは車で10~15分ほどの距離です。(ウィキペディア、るるぶ・韓国・ソウル)

2011秋、韓国旅行記24(20/35):慶州、仏国寺、世界遺産石碑、一柱門、天王門・四天王像

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2011/11/08 - 2011/11/11

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旅行記グループ 2011秋、韓国旅行記24(上巻)

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

石窟庵と共に世界文化遺産に指定されている仏国寺の紹介です。石窟庵から山を下って、麓にある仏国寺までは車で10~15分ほどの距離です。(ウィキペディア、るるぶ・韓国・ソウル)

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  • 世界遺産のマークとともに、『世界遺産・仏国寺』の文字が刻まれた世界遺産の石碑です。1995年に『石窟庵と仏国寺』として世界文化遺産に登録されました。

    世界遺産のマークとともに、『世界遺産・仏国寺』の文字が刻まれた世界遺産の石碑です。1995年に『石窟庵と仏国寺』として世界文化遺産に登録されました。

  • 仏国寺(ブルグクサ)の額が懸かった山門の光景です。一柱門(イルジュムン)と呼ばれています。慶尚北道慶州市に位置する仏教寺院の仏国寺は、韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の主要な寺院、第11教区本寺です。

    仏国寺(ブルグクサ)の額が懸かった山門の光景です。一柱門(イルジュムン)と呼ばれています。慶尚北道慶州市に位置する仏教寺院の仏国寺は、韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の主要な寺院、第11教区本寺です。

  • 『佛國寺』の扁額の文字のアップ光景です。開基は石窟庵と同様に、新羅景徳王の時代の751年(景徳王10年)、宰相だった金大城(キムデソン)です。

    『佛國寺』の扁額の文字のアップ光景です。開基は石窟庵と同様に、新羅景徳王の時代の751年(景徳王10年)、宰相だった金大城(キムデソン)です。

  • 『史蹟第502号・慶州仏国寺』の石碑です。仏国寺の最盛期は8世紀、約60棟の木造建築で寺院が構成されていたとされます。仏国寺が再建されたあとで指定されたような新しい石碑です。指定番号も502号と、大きな数字です。

    『史蹟第502号・慶州仏国寺』の石碑です。仏国寺の最盛期は8世紀、約60棟の木造建築で寺院が構成されていたとされます。仏国寺が再建されたあとで指定されたような新しい石碑です。指定番号も502号と、大きな数字です。

  • 紫の小さな実を一杯に付けた灌木です。樹種は分かりません。この場所に植樹されたものではなく、野生の植物のようでした。

    紫の小さな実を一杯に付けた灌木です。樹種は分かりません。この場所に植樹されたものではなく、野生の植物のようでした。

  • 境内に生えていた、黄色の実が生った樹です。花梨(かりん)のようでした。花梨は、バラ科の落葉高木です。原産は中国東部とされます。日本に渡った時期ははっきりしませんが、花梨酒等で親しまれています。

    境内に生えていた、黄色の実が生った樹です。花梨(かりん)のようでした。花梨は、バラ科の落葉高木です。原産は中国東部とされます。日本に渡った時期ははっきりしませんが、花梨酒等で親しまれています。

  • 境内にある池の光景です。今回の現地ガイドさんは説明されませんでしたが、池の形は、韓半島全土を模したものとされます。

    境内にある池の光景です。今回の現地ガイドさんは説明されませんでしたが、池の形は、韓半島全土を模したものとされます。

  • 同じく、仏国寺境内の池の周りの光景です。常緑樹の松などと、楓の紅葉がこの時期の景色に彩りを与えていました。左手前の柳も落葉前でした。

    同じく、仏国寺境内の池の周りの光景です。常緑樹の松などと、楓の紅葉がこの時期の景色に彩りを与えていました。左手前の柳も落葉前でした。

  • 楓の落葉の光景です。本来は紅葉ですが、褐葉のように見えます。落葉して日が経ったためでしょうか。黄色のまま落葉した葉も多く見えています。

    楓の落葉の光景です。本来は紅葉ですが、褐葉のように見えます。落葉して日が経ったためでしょうか。黄色のまま落葉した葉も多く見えています。

  • 仏国寺の境内の光景が続きます。少し離れた場所からの撮影ですが、楓の樹の紅葉です。仏国寺は、豊臣秀吉が出兵した1593年の文禄の役の戦乱により、仏像・石棺・宝塔以外が焼失し、その後再建されたものの、長く荒廃した時代がありました。

    仏国寺の境内の光景が続きます。少し離れた場所からの撮影ですが、楓の樹の紅葉です。仏国寺は、豊臣秀吉が出兵した1593年の文禄の役の戦乱により、仏像・石棺・宝塔以外が焼失し、その後再建されたものの、長く荒廃した時代がありました。

  • ネット情報を検索すれば、仏国寺の雪景色も見ることが出来ますが、池を含めた境内は、静かな景色の中にも、中々の風情がありました。

    ネット情報を検索すれば、仏国寺の雪景色も見ることが出来ますが、池を含めた境内は、静かな景色の中にも、中々の風情がありました。

  • 天王門(チョンワンムン)の扁額の文字のアップです。この建物の中に四天王像が安置されています。須弥山の四洲を守る守護神とされます。日本でもお馴染の名前です。

    天王門(チョンワンムン)の扁額の文字のアップです。この建物の中に四天王像が安置されています。須弥山の四洲を守る守護神とされます。日本でもお馴染の名前です。

  • 天王門(チョンワンムン)の室内光景です。四天王像に負けないよう、全体に極彩色が施されています。

    天王門(チョンワンムン)の室内光景です。四天王像に負けないよう、全体に極彩色が施されています。

  • 四天王像の紹介です。韓国の四天王像は、どことなくおおらかで、ユーモラスさが漂います。もともとはインド神話に登場する雷神インドラ(帝釈天)の配下で、後に仏教に守護神として採り入れられました。広目天と多聞天像です。

    四天王像の紹介です。韓国の四天王像は、どことなくおおらかで、ユーモラスさが漂います。もともとはインド神話に登場する雷神インドラ(帝釈天)の配下で、後に仏教に守護神として採り入れられました。広目天と多聞天像です。

  • 持国天と増長天像です。この守護神も、もともとはインド神話に登場する雷神インドラ(帝釈天)の配下でしたが、後に仏教の守護神として採り入れられました。

    持国天と増長天像です。この守護神も、もともとはインド神話に登場する雷神インドラ(帝釈天)の配下でしたが、後に仏教の守護神として採り入れられました。

  • 東方の守護神、持国天です。楽器の琵琶を手にしています。サンスクリット語の『ドゥリタラーシュトラ』が中国で音訳されて『提頭頼咤』、『国を支える者』が意訳されて、『持国天』となりました。

    東方の守護神、持国天です。楽器の琵琶を手にしています。サンスクリット語の『ドゥリタラーシュトラ』が中国で音訳されて『提頭頼咤』、『国を支える者』が意訳されて、『持国天』となりました。

  • 西方を護る守護神、広目天です。手に龍を掴んでいます。サンスクリット語の『ヴィルーパークシャ』が中国で音訳されて『毘楼博叉』となりました。『種々の眼をした者』が『広目天』に意訳されました。

    西方を護る守護神、広目天です。手に龍を掴んでいます。サンスクリット語の『ヴィルーパークシャ』が中国で音訳されて『毘楼博叉』となりました。『種々の眼をした者』が『広目天』に意訳されました。

  • 南方を守る守護神、増長天です。手に剣を持っています。サンスクリット語の『ヴィルーダカ』が中国で音訳されて『毘楼勒叉』、『成長、増大した者』の意味が、意訳されて『増長天』となりました。

    南方を守る守護神、増長天です。手に剣を持っています。サンスクリット語の『ヴィルーダカ』が中国で音訳されて『毘楼勒叉』、『成長、増大した者』の意味が、意訳されて『増長天』となりました。

  • 北方を守る守護神、多聞天です。手には宝塔を持っています。日本では四天王の一尊として造像安置する場合は『多聞天』、独尊像として安置する場合は『毘沙門天』と呼ぶのが通例とされます。サンスクリット語の『よく聞く所の者』が多聞天の語源とされます。

    北方を守る守護神、多聞天です。手には宝塔を持っています。日本では四天王の一尊として造像安置する場合は『多聞天』、独尊像として安置する場合は『毘沙門天』と呼ぶのが通例とされます。サンスクリット語の『よく聞く所の者』が多聞天の語源とされます。

  • 振り返って眺めた天王門の光景です。随分昔のことですが、初めて韓国の四天王像等の仏像を観た時、『稚拙』な造りとの思いが先立ちましたが、今では見方が少し変わってきました。最初は日本の室町、鎌倉時代の仏像が、どうしても判断基準になっていました。今では、大らかさもまたよしとの思いがします。

    振り返って眺めた天王門の光景です。随分昔のことですが、初めて韓国の四天王像等の仏像を観た時、『稚拙』な造りとの思いが先立ちましたが、今では見方が少し変わってきました。最初は日本の室町、鎌倉時代の仏像が、どうしても判断基準になっていました。今では、大らかさもまたよしとの思いがします。

  • 境内にあった案内看板です。ハングル、英語と漢字で記されていますが、丁寧なようで、統一感が無い表記にも見えます。一番上のアフファベットは、ハングルの発音表記ですし、その下のアルファベットは英語表記です。

    境内にあった案内看板です。ハングル、英語と漢字で記されていますが、丁寧なようで、統一感が無い表記にも見えます。一番上のアフファベットは、ハングルの発音表記ですし、その下のアルファベットは英語表記です。

  • 『紫霞門』の扁額がある建物の光景です。その前に架かる石橋は、上の方の16石段が白雲橋、その下の17石段が青雲橋です。あわせて33段ある二つの橋は、仏教でいう33天を意味し、この石段を登って門を潜ると、そこはお釈迦様の彼岸世界である仏の国を表わすとされます。また、仏教で33は、『未だ仏の境地に達せず』という意味ともされます。

    『紫霞門』の扁額がある建物の光景です。その前に架かる石橋は、上の方の16石段が白雲橋、その下の17石段が青雲橋です。あわせて33段ある二つの橋は、仏教でいう33天を意味し、この石段を登って門を潜ると、そこはお釈迦様の彼岸世界である仏の国を表わすとされます。また、仏教で33は、『未だ仏の境地に達せず』という意味ともされます。

  • 多宝塔(ダボタプ)です。韓国の国宝第20号に指定されています。多宝如来が釈迦世尊の説法を賛嘆して、これを真理であることを証明するのを象徴しているとされ、『常住証明』の呼び名もあります。高さは10.4メートル、新羅時代751年の作と推定されています。

    多宝塔(ダボタプ)です。韓国の国宝第20号に指定されています。多宝如来が釈迦世尊の説法を賛嘆して、これを真理であることを証明するのを象徴しているとされ、『常住証明』の呼び名もあります。高さは10.4メートル、新羅時代751年の作と推定されています。

  • 多宝塔の上部のアップ光景です。四角い瓦家形式のこの塔は、正方形の基壇の上に蓮の花びら模様の窓を開き、八角亭が繊細で美しく構成されています。三層様式の華麗な石塔です。

    多宝塔の上部のアップ光景です。四角い瓦家形式のこの塔は、正方形の基壇の上に蓮の花びら模様の窓を開き、八角亭が繊細で美しく構成されています。三層様式の華麗な石塔です。

  • 釈迦塔(ソッカタプ)です。韓国の国宝第21号に指定されています。無影塔とも呼ばれます。釈迦の『常住説法』を象徴したものとされます。高さ8.2メートル、新羅時代の三層塔とされます。1966年の復元工事中、塔中央部から世界最古級の木版印刷物である『無垢浄光陀羅尼経』が発見されました。

    釈迦塔(ソッカタプ)です。韓国の国宝第21号に指定されています。無影塔とも呼ばれます。釈迦の『常住説法』を象徴したものとされます。高さ8.2メートル、新羅時代の三層塔とされます。1966年の復元工事中、塔中央部から世界最古級の木版印刷物である『無垢浄光陀羅尼経』が発見されました。

  • 楓の紅葉の光景です。『楓』の文字は、『フウ』と『カエデ』と読み方が使い分けられています。『フウ』の場合は、『フウ科(またはマンサク科)』の植物を指し、モミジバフウ等が属します。『カエデ』の場合は、『カエデ科』の植物の総称として使われます。

    楓の紅葉の光景です。『楓』の文字は、『フウ』と『カエデ』と読み方が使い分けられています。『フウ』の場合は、『フウ科(またはマンサク科)』の植物を指し、モミジバフウ等が属します。『カエデ』の場合は、『カエデ科』の植物の総称として使われます。

  • 小屋のような屋根の上に散り敷いた楓の紅葉のアップ光景です。屋根は円弧型に割った木材で葺かれていました。その屋根全体が厚い苔で覆われていました。風情を感じさせました。

    小屋のような屋根の上に散り敷いた楓の紅葉のアップ光景です。屋根は円弧型に割った木材で葺かれていました。その屋根全体が厚い苔で覆われていました。風情を感じさせました。

  • 円弧型に割った木材で葺かれていた建物は、お土産店や寄進瓦の受付として使われていました。雨漏りが大丈夫なのか、少し気に懸かる建物です。

    円弧型に割った木材で葺かれていた建物は、お土産店や寄進瓦の受付として使われていました。雨漏りが大丈夫なのか、少し気に懸かる建物です。

  • 赤松の光景です。植樹されたものではなく、もともとこの場所に自生していた松のようです。その根元は褐色の落葉で覆われていました。松葉のようです。

    赤松の光景です。植樹されたものではなく、もともとこの場所に自生していた松のようです。その根元は褐色の落葉で覆われていました。松葉のようです。

  • 池に注ぐ水の取り入れ口の光景です。岩の間を伝って流れ落ちていました。背後に控える吐含山からの湧水でしょうか。

    池に注ぐ水の取り入れ口の光景です。岩の間を伝って流れ落ちていました。背後に控える吐含山からの湧水でしょうか。

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