２０１３瀬戸内国際芸術祭～秋・本島～

2013/10/12 - 2013/10/12

瀬戸内国際芸術祭の秋の部のみの開催の本島・高見島・粟島ですが、都合により１日しか時間が取れなかったので、３島弾丸ツアーを実施しました。
最初に訪ねたのは本島ですが、塩飽諸島の中でも大きな部類の島なのでレンタサイクルで回りました。
塩飽奉行所や歴史保存地区など歴史ある島に芸術が見事に溶け込んだという印象でした。

エリア 丸亀・宇多津・多度津(香川)

今回の旅のスタートは丸亀港です。
駅や港に有料ですが、駐車場がありました。
朝７時４０分でしたがすでにたくさんの人でにぎわってました。

本島までは３０分ちょいの船旅になります。
瀬戸内海は本当にいろいろな船が通るのだと実感します。

港に到着した後はレンタサイクルを借りました。
バスも走りますがあまり便数ないですし、そこまでは広い島ではないので自転車が便利です。
個人的には島の真ん中を突っ切って、北岸に向かいました。
二キロ足らずだけど、結構な坂でしたね。

112 ここにいるために平良亜弥と西岡万里子

１階が平良さんの作品のようです。
かつてのコンクリート造りの建物の残骸を利用しているようです。
無機質なものと芸術の組合せのバランスがいいですね。

階段を上ると、こんな三つ葉の葉っぱに囲まれた空間になります。
近くには朝顔のようなものも咲かせていました。

２階が西岡さんの作品になります。

ちょうど西岡さんがおられていたので、作品の説明を受けることができました。

何個ものねこじゃらしを使って、このような作品になったようです。

この作品周辺の海は本当にきれいでした。

海水浴場にもなっているようですね。

笠島集落は、国指定伝統的建造物群保存地区にもなっています。

島の東側を進んでいると、すぐそこが瀬戸大橋になっていました。

111 善根湯×版築プロジェクト齊藤正×続・塩飽大工衆

かつては優秀な船大工が多かったようですが、今では忘れられた存在になっています。
その船大工の活躍の復活を期して始まったプロジェクトのようです。
一部できた建物の中はこんな感じです。

まるで弥生時代の発掘現場みたい。

塩飽勤番所は、芸術祭期間中は割引料金で、入場できるようです。
幕末時代に塩飽全島を統率していた政所で、ゆかりの展示物を見学することができます。

うわー。すごくレトロ！
こんな絵柄がかかれた板が何枚かあったりしました。

昔はこんな集合写真が多かったですね。
顔の表情まで忠実に再現していました。

110 つなぐ　力五山

人々の手が入らない状態となった惣光寺を蘇らせるためのプロジェクトのようです。
本堂はアルミ箔で覆われていましたが、まさしく平成の銀閣寺といったとこでしょうか。

さらに進むと、じっくり鑑賞したい空間が続きます。
もともとはお寺なので静かな空間で、なんとなく落ち着ける雰囲気があります。

絵馬とおみくじ・・・
一瞬何がなんだかわからなかったのですが、絵馬はとてもカラフルで、おみくじは壁に突き刺さっていました。
なんて斬新なんだ。

鐘の代わりに、大きな赤玉です！！

芸術祭りに合わせてくれたのでしょうか。
公共施設もこんな感じになっていました。

107 漆喰・鏝絵かんばんプロジェクト　村尾かずこ

島に関する絵柄が作品になっています。
何箇所かありますので、それらを探していくのも面白いですね。

普通の民家の玄関先もこんな感じに。

サンフランシスコ号ですかね。

商店前の屋根にもありました。

裏にも、絵柄がありました。
おばあちゃんが優しく出迎えてくれるということですね。

島の伝統行事かな??

ちょっと分かりにくいですが、マラソンが開かれることでも有名なんですね。残念

109 崩壊と再生の中で　森節子

何やらとてもカラフルなんですが、何だろう！？

中に入るとさらにカラフルに飾られています。

仏壇もこのようにアレンジされていました。

一転して２階はシンプルな昔の生活の風景が残っていました。

108 耳鳴り　本間純

畳の上に作られたうねるような彫刻により、海がイメージされているようです。

ここはお寺になりますが、高台にあるので、入り口からはきれいな瀬戸内海を眺めることができます。

１１時前に行ったけど、すでに島スープ前には行列ができており、すでに売り切れ状態でした。
残念…

106 シーボルトガーデン カリン＆パット／川口豊・内藤香織

瀬戸内地方を訪ね、日本の植物をヨーロッパに広めたシーボルトに関連しての作品のようです。

いろんな植物が一杯です！

本当に砂浜にいるみたい！
波の動きや音を、映像や音響をうまく使い再現されていました。

うん?ガイドブックに載っていない施設があるぞ！
New Port -青い香辛料-岩田草平×プロマイノリティ のようです。

ちょうど今制作中のようです。
ガイドブックの掲載には間に合わなかったようですが、結構本格的です！

インドの先住民族サンタル人の民家が再現されてるようです。
実際に現地からも人が来てくれて、製作のお手伝いをしてもらってるようでありました。

105 Vertrek「出航」 石井章

咸臨丸を見立てた作品のようです。
実際に咸臨丸に塩飽諸島出身の船乗りが多く乗ったようですね。