地震・神風・無事・親爺！（＋マニアック情報）

2013/10/03 - 2013/10/15

　2013年10月15日、フィリピンから帰国した。
　この日、セブ・ボホールでは大規模地震が発生し100名近くの方が亡くなった。
　季節外れの台風がマニラを襲ったり、帰国日にはそれが関東へ接近して伊豆では100名以上の方が亡くなったりと波乱の一週間であった。
　幸い晴れ男のドラゴンは、間一髪で地震も台風も避けて無事に帰国できたのだが、両国で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

　いつもはビーチでのんびりのドラゴンであるが、今回は同行者に合わせて史跡、戦跡巡りもしたのである。

エリア その他の観光地(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 バイク 飛行機
• 航空会社: セブパシフィック
• 旅行の手配内容: 個別手配

　マニラの北100km程のアンヘレス近くに神風特攻隊初飛行のマバラカット飛行場跡がある。

　因みに、マニラ国際空港からアンヘレスへはファイブスターのバスが便利だ。空港へ着いたら昼間でも夜中でも3Fの出発フロアへ行きタクシーを捕まえよう。ドライバーも強気で倍くらいの料金をふっかけてくるが、「メーター？」と聞いてOKしないタクシーはパスしよう。夜中でもタクシーは次々やってくる。根気よく探して「OK」というタクシー見つけたら、ドアを開けて「メータープリーズ」とか言ってスイッチ押させよう。
　液晶メーターに「４０：００」と出たのを確かめたら乗り込む。パサイのファイブスターのバスターミナルまで100ペソ以内で行ける。
　ターミナルに着いたら「DAU」行きか、経由するバスに乗り込む。切符は車掌が切りに来る。ダウまで150ペソ位。
　ダウのターミナルからはトライシクルを使う。夜中でも待機している。アンヘレスのホテルまで150ペソ。
　マッカーサーハイウエイまで出てジプニーという手もあるが、荷物があるならここはトライがお勧め。

　神風イーストへはアンヘレスの街からジプニーで行ける。

　マッカーサーハイウエイに出てマバラカット行きのジプニーで13ペソ。

　ジプニー乗りこなすのはむつかしいのだが、地元の人に行き先を紙に書いてもらいドライバーに見せると看板前で降ろしてくれる。

　帰りは反対方向のアンヘレス行きに乗れば良い。

　KAMIKAZE　EASTというメモリアルだが、鳥居の中に記念碑があるだけである。

　鳥居の中の特攻隊員の慰霊像。

　クラークフィールドに神風ウエストがあるのだが、こちらへは公共交通機関が使えない。

　メインゲートあるいはチェックポイントというジプニーのターミナルがある。ジョリビーの北側である。ここでタクシーに交渉してみた。写真などを見せて{Eagle Shooting Range}の近くだなどと説明すると「俺が知ってる」という運ちゃんがいた。

　1200ペソで案内するという。
　例によって、ホントはよく知らないのだ。
　交渉次第ではもっと値切れるかも。

　しかし、ここアンヘレスではメータータクシーはなく空港まで10分くらいだが３００〜５００ペソ取られる。マニラのメーターだと１００ペソ以下の距離であるにも拘らずだ。トライやタクシーはかなり割高を覚悟しなくてはいけない。

　途中、運ちゃんは他人に聞きまくり射撃場近くのこのメモリアルまではたどり着いた。

　ちょうど記念碑の掃除をしてくれているおじさんにがいたので、日本軍人が自決をしたというトンネルの中を案内してもらったり、平和観音への道順を運ちゃんに聞いてもらったりした。

　掃除のおじさんといったが、セキリュティーのガードマン兼墓守みたいな人。

　靴まで脱いで水の溜まったトンネルの中まで、懐中電灯で案内してくれた。写真であとをついていくのは戦跡愛好家の先輩Ｈ氏。

　親切に案内してくれたので、２０ペソあげたらこれで掃除のための新しい箒を買うという。ここを訪れたらこのおじさんにも手を合わせよう。

　最後に「クラークミジーアム」という戦争博物館へ行ったのだが、あいにく日曜日で休館だった。

　タクシーでこんなところを回る人は珍しいらしく運ちゃんにも初めての経験である。次回この方法で行く人があればこの運ちゃんに当たればラッキーかも。

　それとも運ちゃんの口コミでほかのドライバーにも情報が行き渡っているかもしれない。

　アロナビーチではダイビングを楽しむドラゴン。

　最近ダイバーには入海料や、バリカサグへはボート一艘辺り３００ペソの入域料が徴収されるようになった。

　アロナでレンタルバイクを借りて島内探索を試みた。

　ツーリストポリスの横にレンタルバイクがある。

　ギア付きのセミオート、アクセルとブレーキのみのフルオート、一人乗り、二人乗りＯＫのものなど揃っている。

　前日、事情を知らない先輩はひとりで交渉し1時間２００ペソとボラれていた。１時間なら１００ペソ、一日なら５００ペソで借りられる。ダイビングで知り合ったドイツ人は２日間で７００ペソで借りたと言っていた、さすがケチのドイツ人。

　近くにガソリンスタンドもできたので、１００ペソ分入れたら充分である。

　ツーリストポリスの目の前で借りるのだが、パングラオ島内なら免許不要、ヘルメットも不要である。

　用心深いドラゴンはヘルメット着用である。

　ボホール島へと渡るブリッジに時々お巡りさんが小遣い稼ぎに立つらしい。

　無免許だと罰金か袖の下が必要なので、パングラオ島内から出ないのが無難である。

　この日は「ヒナグダナン洞窟」へ行ってみた。

　入場料２５ペソ、バイクの駐輪５ペソ。洞窟の中では押しかけガイドがついてくるので２０ペソあげた。

　マニラへ戻りイントラムロスへ向かう。

　カレッサの運ちゃんがしつこく売り込んでくる。

　一人なら絶対乗らないがフィリピン初めて観光もしたいの先輩が一緒なので、乗ってみることに。

　一周して５０ペソというので、怪しいとは思ったが「サンチャゴ砦まで５０ペソ」と交渉し走り出したら５分で入口に来たがここで降りろという。「いやいや、ここは入口で砦は奥のほうだからまだまだ」というと、「馬車は中に入れない」と言う。「この嘘つき野郎」と粘ったがちょっとは乗ってしまったので金を払わないわけにもいかず、悪態をつきながら渋々降りた。

　まあ、１００円ちょっとで済んだので記念写真撮影料と思えば安いものかと思っていたら、イントラムロスの中にもカレッサは走っていた。

　どないなっとるねんマニラ！

　世界遺産のサン・アウグスチン教会。

　マニラ大聖堂は修理中だった。

　ホセ・リサールの足跡をたどる先輩。

　コレヒドール島ツアーに参加。

　日本で旅行社にこのツアーに申し込むとオプショナルとして13、000円だそうである。

　サンクルーズ社に直で予約すると２４９９ペソである。但し船のターミナルまでの送迎は付いてない。

　ガイドも今夜のお相手もついていない。念のため。

　島に着いたらこんなバスに乗り換える。

　コレヒドールは太平洋戦争初期には日本軍が米豪軍を追い出し、大量の捕虜をバターン半島で収容所まで行進させたところである。

　末期にはマッカーサーが巻き返し、降伏しない日本軍の多くが自決したところでもある。

　また、この戦争に巻き込まれたフィリピンの市民兵もさらに多数の犠牲となったのである。

　そんな訳でこの島を訪れるのはアメリカ人と日本人とフィリピン人のみである。ドイツ人やイギリス人は絶対来ない。多分来ないんじゃないかな。まあ、ちょっとは覚悟しておけ。

　バスは英語ガイドの車と、日本語ガイドの車がある。直接予約しても日本人は日本ガイドの車に乗せてくれるのだ。

　オタマジャクシのようなコレヒドール島。

昔、ジョン・フォード監督、ロバート・モンゴメリー、ジョン・ウエイン、ドナ・リード出演の「コレヒドール戦記」という映画を見た。

　まさに、マッカーサーがコレヒドール島からミンダナオを経てオーストラリアに脱出する際のことを題材にした映画であったのだ。

　戦没者の慰霊碑。

　太平洋戦争記念博物館には零戦の写真が展示されていた。

　帰国時には季節はずれの台風が来たりで、フライトが心配されたが運良く避けることができ、まさに我々には「神風」であったようだ。

この旅行記へのコメント （2）

• masamimさん 2013/10/23 22:22:41

  自身のあった日にご帰還だったんですね！

  熟年ドラゴンさん、こんにちは！
  
  >晴れ男のドラゴンは、間一髪で地震も台風も避けて無事に帰国できたのだ
  
  まったくお見事です！
  
  >神風特攻隊初飛行のマバラカット飛行場跡
  >神風イースト
  >戦没者の慰霊碑
  
  フィリピンには、大戦の激戦地がいっぱいですもんね・・
  私の少し年上の先輩方も、現地を訪づれてます。
  
  >アロナビーチではダイビングを楽しむドラゴン。
  >レンタルバイクを借りて島内探索を試みた。
  
  いつも活動的ですごいです！
  
  >帰国時には季節はずれの台風
  >運良く避けることができ、まさに我々には「神風」
  
  ご無事で何より！
  ホントに運のいいお方ですよ！
  
  
  
  
  

• ドク金魚さん 2013/10/20 08:30:57

  ご無沙汰してます

  　　　　熟年ドラゴン　様
  
  
  ボホール島の地震は、間一髪でしたね。
  本当にショックです。
  最古と言われるバクラヨン教会も無残な姿だと思うと
  亡くなった方と同様の悲しみです。
  
  実は年明けの家族旅行先の候補でした。
  でも次回は、カオラックでシミラン諸島でシュノーケルに
  なったとこでした。
  
  相変わらずアクティブ派ですね(@_@)￥。
  　
  ドク金魚