2007/04/08 - 2007/04/08
111位(同エリア273件中)
うーさん
【当時マニラ在住だったので、休暇を利用して、コレヒドール島へ1DAY TRIP】
Holly Weekに、ウッカリ4連休をもらってしまったので、こちらもお休みの友人と観光へ行くことにした。
日程や時間を考えて、コレヒドール島に行くことに。
マニラからは船で1時間。
ここは、いわゆる第二次世界大戦の激戦地。
まぁ、色んな話を聞くに、きっと重いだろうなぁとは思っていたけれど、予想以上に重かった。
精神的なものかもしれないけれど、島内に居る間、ずっと頭が痛かった。そして、ずっと嘔吐感止まらず、リンパ腺がずっと痛かった。(風邪引いてるだけ?という噂もアリ。。。)
島内は、基本的に、無残な残骸が残るだけだ。
かつてスペイン統治時代には、ここで外国船の入国管理が行われ、1900年初頭にはマニラ湾防衛の軍用地として重要な役割を果たしていたらしいが、1942年に日本軍が上陸して町を破壊して以来、この島には住民はいないという(ホテルやナンや、島を管理する人は300人近くいるらしいが)。
そんな中、延々と戦争の負の遺産を見てまわる。
そして、トンネルの中で擬似体験をしてしまった。
ガイドブックには「光と音のショー」が体験できる、なんてのん気なことが書いてあったけれど、実際は、そんな安穏としたものではなかった。
実際に、日本兵6000人近くが爆破して自害したトンネルに30分近く閉じ込められ、解説付きで、戦争当時の過程を追っていくのだ。
気味悪さや恐怖やなんやで、頭痛いわ、吐きそうで、本当に軽く叫びだしそうになった。
日本軍によるミサイルの雨が街に降り注ぐ。爆音とサイレン、人々の泣き叫ぶ声。
しばらくして、やっと、爆撃は終わる。
だが安堵したのもつかの間、一瞬の沈黙の後、遠くから聞こえてくるのは足音。
大勢の、でも整然とした足音。日本軍がやってくる!
耳を澄ますと、微かな音楽を伴っていることが分かる。
それが日本の軍歌だとは、息を潜めて隠れていた地元の人々はきっと知らなかっただろう。
しかし、音は段々と自分のもとに迫ってくる。
整然とした足音と、威圧的な音楽が段々近づいてくるその恐怖。大音響になってくるその恐怖。
こんなのが現実だったんだ。本当に本当に怖かっただろうと思った。
そして、こんなのを、そんな超リアルな場所で、超リアルに再現してるんだから、外国人の思考ってやっぱり無理(コラ)。
なんて冗談はともかく。
戦争だから仕方ない、と思う一方、この島を死の島にしてしまったのは、紛
れも無く私が生まれ育った国、日本だ。
もちろん、1万人近いレベルで、たくさんの日本兵もここで亡くなっている。
現実は現実として受け止める。だから、平和な世界になって欲しい、と心から思った。
重い話だけではなく、軽い話も。
現地ガイドは日本語か英語か選べるけど、英語ガイドだと直接的過ぎて、日本人にとっては少し重すぎるかもしれない、というお話を聞いていたので日本語ガイドを選んだ。
しかし最近、正直、(英単語も微妙だけど)日本語単語も忘れつつある私、ガイドさん(フィリピン人)のたどたどしい日本語を理解する能力が欠如しているため、言ってることの半分近く理解できず。
「シクったかも…同じ分からないなら英語にすればよかったかも…」
とか思った笑。
だって、発音が違って、「サル」が何か分からなくて、
「え?サルってナニ?」
と友人に聞いたら、前に座ってた知らないおじさんが、「MONKEY」と教えてくれたりしてた笑。
ちなみにガイドさんは、こんなに重い比日の歴史を紹介しているにも関わらず、日本が大好きだといっていた。
それどころか、
「戦争は日本が勝つべきだった。日本が勝てば、フィリピン人は、日本人のボスの下でもっと働いて、この国はもっと豊かになったはずだ。アメリカ人のボスはフィリピン人と同じ。働かない。だからこの国は今こんな状況だ」
と、無茶苦茶な理論展開をしていた笑。
まぁ、散々、日本軍の行った負の遺産を見せられた後だったので、そんな言葉にすら、気持ち的には救われたりもしたのだけど。
更にはこのガイドさんが、
「日本は素晴らしい。何が素晴らしいってどんなに爆撃されても、ほとんど壊れなかった日本のコンクリートは本当に素晴らしい」
と言ってたのが面白かった。
こちらフィリピンには日本好き(日本ひいき)な人が多いが、コンクリート褒める人って初めて見た。
所変われば、観点は変わるものだなぁ、と、感心することしきりだった。
あと、「マニラオヤジ」と呼ばれるおじさま方(フィリピン人の彼女がいる日本人のおじさまの呼称。当地では一般的に使われている言葉)の、ホテルを出発した後の、昼間のご様子も見ることも出来た。
一言で言えば、「フリーダム」って感じ。
もう、全然関係ないね、愛があれば。国籍も年齢も何も関係ないね。
基本スペック、昼間なのに人前なのに、とってもラブい。
あまりにもラブくてシアワセそうだから、見ているうちに、それはそれでアリなんだろうな、と、頭では理解できない世界を肯定するようになった。
大人の階段ひとつ上ったわー、ワタシ笑。
そんなこんなで、下にあるのは、とっても重い、ヘビーな写真達ですので、キライな人にはあまりおススメできないかも。
(んでもって、見える人には何か見えちゃうかも。←コラ)
かく言う私も、文章書いてても頭痛い。写真見たら吐きそう。
でも、私の中の右脳あたりの誰かが「ちゃんと残しとけ」って言うので残しとく。
日本人として、ちゃんと受け止めなきゃ。そう思ったから残しとく。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マニラ湾から見るマニラの街が、まるでマンハッタンのようだ!と友人と喜ぶ笑。
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だんだんと遠くなるマニラの街。
その後、マニラの街は全く見えなくなり、船に乗ること1時間、コレヒドール島に着いた -
コレヒドール島到着。陽気なフラッグに出迎えられてテンション上がった。
コレヒドール島 ビーチ
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テンション上がったのは最初だけ‥。延々と戦争の負の遺産を見てまわる‥。
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この茂みの上に「サル」が居た‥。
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悲しい歴史を持つトンネル‥。
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この奥に旧日本軍の参謀本部があったらしい。
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この建物が、旧参謀本部、とのこと。
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生々しいですね‥。
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これが噂の、フィリピン人絶賛、砲撃を受けても壊れなかったコンクリート。
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旧日本軍の飛行場、滑走路。
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この茂みの中で、無線を傍受してたらしい‥。
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丘の上の灯台にて、期せず見つけたTOKYOに、日本に思いを馳せてみる。
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観光地として、整備されている。
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空と海の境界線。
コレヒドール島 ビーチ
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いつも、いつでも、海はきれい。
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島から離れてしばらくして、嘘のようにパッと頭痛が消えたことに驚きながらも。
小さくなっていく島を見ながら、この島に来た意味について、ずっと考えていた。
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