2013/04/21 - 2013/04/22
8015位(同エリア9915件中)
まりも母さん
「横浜山手・洋館めぐり街歩き3 山手234番館とエリスマン邸」
http://4travel.jp/traveler/marimomaman/album/10800833/
の続きです。
エリスマン邸のすぐお隣にある”ベーリックホール”に入りました。
外観もエキゾチックな印象のある大きな建物です。
沢山見てきた洋館ですが、
ここは、スパニッシュスタイルの建物で、
古い建物と言うより、現代の邸宅としても、充分すばらしい美しさでした。
まりも母、大変気に入ってしまいましたよ~。
じっくり見せて頂きました。
ここまで、山手の洋館めぐりは、
1 パンケーキ朝食?イギリス館
http://4travel.jp/traveler/marimomaman/album/10791476/
2 山手111番館?横浜山手聖公会あたり
http://4travel.jp/traveler/marimomaman/album/10795019/
3 山手234番館とエリスマン邸
http://4travel.jp/traveler/marimomaman/album/10800833/
と別々の旅行記に記載しております。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
-
”エリスマン邸”から小路を渡ったお隣が、
”ベーリックホール”の敷地です。
こちらも一応、元町公園の一部となっています。 -
現存する山手の住宅洋館の中で一番大きな建物です。
昭和5年(1930)建築
設計はJ、Hモーガン(山手111番館と同じ設計者)
イギリス人貿易商で、フィンランド名誉領事も務めたB、Rベーリックの邸宅として建てられました。
スペイン風の外観、アーチ型の窓や変わった形のデザイン窓など、
とても素敵な邸宅です。 -
この変わった形の、窓がいいですねぇ。
スペイン風と言っても、どこが?って事になりますと、かなり感覚的なものになってしまいます。
建物の壁面にタイル、もしくはタイル風なものが見られる、
壁が土っぽい、屋根がスペイン瓦、または色がオレンジ系
装飾が少しイスラムっぽい。
私のスペイン風のイメージはこんな感じです。
この建物を見ると、スパニッシュギターの「アルハンブラ宮殿の思い出」が流れてくる~~~♪・・・
いや、そこまでイスラミックでも ノスタルジックでもないけど。 -
壁面にタイルの貼られた壁泉があるところもスペインっぽい。
-
この建物にはお日様の当たった、明るい午後が似合う感じがします。
今日はお天気も良いので、この建物にぴったりの日差し。
玄関前にはアーチ型のくりぬきのある前室のようなポーチスペースがあります。
ここは、屋根もついています。 -
ポーチに入った所です。
テラコッタの壷が置いてあります。
雰囲気バッチリです。 -
玄関ドアの上もアーチ型。
ロートアイアンの装飾がはめられています。
これ、好きだわ~。
ロートアイアンの唐草っぽい飾りはかなり好きです。 -
ドアもいい!!
アイアンワークが大変美しい!
こういう職人技、大好きです。GJ!
入り口からして、まりも母のすごい好みです。
つかみ大成功~ってなもんで、
中を見る前から期待値急上昇です。 -
お~このアーチから見える階段の図もすばらしい!
なんて素敵なおうちなの~。
チェッカーの床も印象的。 -
とりあえず 入って左の方を見てみました。
なぜ「ベーリックホール」なのか?
戦後 建物はセントジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使われ「ベーリックホール」と言う名前はその時つけられたようです。
寄宿舎だった頃は周りを木々に覆われ、通りからも見えず、あまり知られた建物ではなかったようですが、
インターナショナルスクールが廃校になり、横浜市が取得してこのように公開される事になったという事です。 -
シーリングランプも私の好きなエンボス柄入り。
-
この建物にはアーチ型が多用されています。
窓から見える庭の植栽も南国風で建物にぴったり。 -
このブラケットも素敵なデザイン。
金属は黒いアイアンのものが多く使われています。
後で、わかりましたが、このブラケットのデザインはダイニングルームのシャンデリアとお揃いのものでした。 -
玄関ドアの右側にも大きなお部屋があるので、そちらへ入ってみます。
こちらは、一段低くなったお部屋で、まさに”ホール”になっています。
この広いお部屋があるから「ベーリックホール」なんでしょうね。 -
石のマントルピース。
表から見た時、壁泉の上に煙突がありましたから、この暖炉は本当に使われていたのでしょうね。 -
このシャンデリアも素敵。
天井の梁に飾りがついているのもいいです。 -
グランドピアノのあるホールのお部屋の横には
サンルームのようなお部屋が。
ここにもチェッカーのタイル床が張られていて、
ガーデンリビングのような屋内でありながら、屋外のような開放感です。 -
こちらにも壁泉がありました。
やはりタイル貼りで、獅子の蛇口がありました。 -
このタイル、良く見ると、白は焼き物かもしれませんが、黒い方はスレートのようにも見えます。
-
玄関ホールから三段のステップを下がったホールです。
このベーリックホールでは、ちゃんとした結婚式もできるのだそうです。
他の洋館も結婚式が出来るところもありますが、
ここは着席でのコース料理の提供が可能という事で、人気があるそうです。
1年先まで埋まっているとか・・・。 -
赤い絨毯の敷かれた石の階段、カーブの美しいアイアンの手すり。
絵になる階段です。 -
2階へ上がってきました。
ここは子供部屋。
横浜市が取得した後、寄宿学校時代の内装を、邸宅時代のものへ戻しています。
壁の色は、重ねて塗ってあったものを剥がして下から出てきたものの色に復元したとか。 -
小さな男の子のお部屋という設定に家具などが置かれています。
四角と丸の組み合わせのこの窓、真ん中の四角部分は開くようです。
こんな変わった窓を入れるだけで、予算急上昇でしょう。
かなり、贅沢に作られた邸宅。
べーリック氏の貿易商としてもお仕事も大きなものだったのでしょうね。 -
子供部屋に接続したバスルーム。
子供専用かえ?
おぼっちゃまですからね~。 -
床の白黒タイルの並べ方、この角に斜めに別のタイルを置く貼り方、
私、これが好きなんですよ~。
もっと大きな20cm位の白い角タイルの角に黒タイルを置いた床の中庭が
芋洗い坂の中華料理店に昔あったんですよ。
その中庭がとにかく、素敵だった~。思い出すな~。 -
ここは本当はお客さん用の寝室だそうですが、
今は、ソファーセットが置かれています。 -
客用のバスルームも。
ここはブルーのタイル張りです。
ブルーの色がきれい。 -
ご主人の部屋は書斎風のインテリアになっていました。
昔の写真なども飾られています。 -
あら?もうひとつバスルームが!!
そうだよね、子供・お客様・とあれば、ご主人夫妻のバスルームもあるよね・・・。
庶民は内風呂も無く、銭湯に行くって言う時代だったのに~。
こちらは浴槽もカラー。
ファイヤーキングのジェダイドみたいな アンティークマニアが好きそうなお色。
このグリーンはレトロでいい色ですよね~。 -
夫人のお部屋です。
広い!
壁はピンクでスイートな感じ。
絶対、美しい上品な夫人だったんだろうなぁ。
写真に写っていたかな?
見損なっちゃった・・・。 -
夫人のお部屋にはこじんまりしたサンルームもついています。
いや、お部屋に比べたらこじんまり、だけど、
普通はこの位で一部屋だ。 -
ウォークインクローゼット付き。
引き出しは作りつけかな? -
裏側には1階屋根部分のなるテラスもありました。
-
外壁にはめられたタイルが見えます。
-
2階から裏庭の方を見ます。
リュウゼツランっぽい植物が植えられています。 -
2階の廊下です。
室内のインテリアはイギリスっぽいのです。 -
下から見ても上から見ても素敵な階段。
-
この建物、地下もあります。
こちらの階段はメイドさんなどが使った階段って感じですね。
2階へは木製の階段ですが、地下へはコンクリートの階段です。 -
地下に降りると、機械室のような場所でした。
ボイラールームで、石炭や焚木置き場もあったそうです。
タンクはボイラーのもので、昭和初期にこんな暖房設備が整っていたなんて~~~。
庶民はまだまだ火鉢に豆炭コタツだったろうになぁ~。 -
ダイニングルームに戻ります。
ここにもマントルピース -
ブラケットとお揃いのデザインのシャンデリア。
こういう照明器具って設計者が邸宅ごとにデザインして作らせたりしたのでしょうか・・・。 -
外から見た時、煙突はひとつだったような気がしますが、
もうひとつあったのかな?
旅行記を書きながら、平面図を見たくなることが多々あるのですが、
観光ガイドや簡単な紹介のサイトには平面図はないのです。
建物に展示してあったような気もする・・・今度からそういうのも写真に撮らないとね~。 -
大変見ごたえのある建物でした。
そして、まりも母の「ツボ」にはまるアイテムがいっぱい。
レトロな住宅とは思えない、この造りは、今現在でも充分な豪邸。
こんな大きな家に住むのはメイドがいないと大変だけど、
美しい建物を見せていただける幸せを感じて、
それだけで大満足です。 -
冬は暖炉に火を入れたりしないのかな?
いやぁ、茅葺き屋根の建物じゃないから、必要はないもんね・・・。
今はなんのシーズンでもありませんが、ハロウィンやクリスマスにはシーズンの飾りがディスプレイされるそうなので、そんなのも見たいです。 -
ここからは、次の目的地まで少し距離があります。
どの道を通るか?、とガイドマップなどを見ながら考えます。
この道端のマリア像を見るまでの間に、
非公開の古い建物を外からだけですが、いくつか見てきました。
今もお住まいで使っている個人の住宅なので、旅行記に画像は掲載しませんが、
レトロな大正~昭和初期に建った建物でしたが、
今時の洋風住宅と比べても、特にデザインに古さは感じず、
資料でチェックしていなければ そんなに古い建物だとは判らない位のものばかりでした。 -
山手本通りから離れて、複雑な細い道などを進んで歩きました。
元街小学校の脇の階段の道を上がります。
山手はあちこちに坂が多いです。 -
公園坂を通り、”山手公園”へ向かいます。
そちらにも、まだ見たことのない洋館があるのです。
この続きは
「横浜山手・洋館めぐり街歩き5 山手公園?外交官の家」
https://4travel.jp/travelogue/10801426
へ続きます。
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