2013/04/21 - 2013/04/22
6867位(同エリア9499件中)
まりも母さん
「横浜山手・洋館めぐり街歩き4 スパニッシュなベーリックホール」
http://4travel.jp/traveler/marimomaman/album/10801085/
の続きです。
入ってきたのは”山手公園”
この公園内に、テニスコートがあります。
コートのすぐ前には”テニス発祥記念館”
日本のテニス発祥の地であるのがこの公園だからです。
小さな記念館ですが、昔のラケットやテニス服のスタイル人形など、
レトロなスポーツグッズを見る事ができます。
そのすぐ近く、同じ公園内には”山手68番館”の建物。
こちらも見学可能です。
山手公園を出て、”カトリック山手教会”の建物を見つつ、
”外交官の家”に到着です。
国指定重要文化財の建物は、元々横浜にあったものではなく、
渋谷区から移築されたものです。
イタリア山庭園内にあり、お庭も美しく、ビクトリア様式の建物は見ごたえがありました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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-
”山手公園”はフェリス女学院大学の裏手にある公園で、
元町のにぎやかな商店街からもかなり離れているので、観光客の姿もほとんどありません。
この公園は日本最初の西洋式公園であり、明治3年(1870)に横浜居留外国人の手によって作られ、80年間は外国人の公園であったそうです。
明治9年に初めてこの地でテニスがプレーされ、2004年には国指定の名勝地にもなっています。 -
この山小屋風の建物が”テニス発祥記念館”です。
平成10年に建てられたものなので、全然古い建物ではありませんが、
せっかくなので、見学してみます。 -
入館は無料です。
webサイト
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/park/yamate/ -
中には昔のテニスラケット、古いテニス道具の色々などテニスの歴史に関するものが沢山展示してありました。
昔のラケットは、インテリアアイテムで飾ってあるものを見ることもありますが、
うちにも昔、こういうのあったな〜。おばさんのラケットでした。 -
昔のテニスウェアを着たマネキンが2体あります。
こんなロングドレスでテニスなんて〜。
動きにくかっただろうなぁ。それに、暑そう・・・。 -
窓からコートを見ます。
今日も、日本で最初のテニスクラブの出来た伝統の地で
テニスを楽しむ方が沢山です。 -
テニスコートの奥に
”山手68番館”がありました。
現在は”山手公園管理事務所”です。 -
建物脇の自販機のそばに黒猫ちゃんがいました。
ノラちゃんなのかな・・・
それにしては毛ツヤも良いと言うか、きれいだけど・・・。
山手に住む者は猫さんもスノッブ的おしゃれさ? -
昭和9年(1934)
関東大震災後に作られた、外国人向けの賃貸住宅です。
元々は山手68番地の奥まった場所にありましたが、
昭和61年にテニスコートのクラブハウス兼管理事務所として現在の場所へ移築・利用されています。 -
真ん中の広いお部屋は今、ホールのように使われています。
賃貸住宅時代の様子はあまり判りません。 -
マントルピースは煉瓦とフレームのオーソドックスなスタイルです。
中は薪ではなく、ガスストーブが置いてるようですね。
今もこれが使われているとは思えないので、
昔のものを展示しているのだと思いますが。
5月いお節句も近いので、兜が飾られています。 -
ブラケットのデザインがちょっと和っぽいです。
竹のモチーフですね。
和洋折衷と言った感じです。 -
住宅の面影は少ないのですが、
壊されないで、移築・利用されている事が重要です。
ドアがかわいいですね。 -
中では、休憩しているのか、テニスに来た方の送迎なのか?
何人かの方が、のんびり座っていました。 -
山手公園を出て、山手本通り方面に戻ります。
-
大きな教会が見えてきました。
”カトリック山手教会聖堂”
現在の建物は昭和8年(1933)に建てられたものです。
その前の建物は震災で倒壊してしまったそうです。
ネオゴシックで、尖塔の目立つ建物です。
日本におけるRC建築の最も早い時期に作られた建物のひとつです。 -
入り口の門柱です。
石で出来ています。
教会の紋の彫りと銅板の表札がいいですね。 -
”イタリア山庭園”にやってきました。
ここには二つの建物があります。
まずは、左側、手前になりますので、そちらの建物を見ることにします。 -
”外交官の家”(旧内田家住宅)です。
国指定重要文化財。
明治43年(1910)平成9年(1997)移築です。
外交官 内田定槌(さだつち)の私邸です。
渋谷区南平台から移されました。
設計はアメリカ人J、M、ガーディナー
日光にある石造りの教会”日光真光教会”と同じ設計者です。
通りから入って来て見えるのはこの玄関のある正面です。
この旅行記の表紙に掲載したのは、庭から見た、裏側の方になります。 -
玄関から入ることは出来ません。
建物の左の方に、後からつけられたガラス張りの入り口部分から入ります。
元々は和室の併設されている建物でしたが、移築は洋館部分だけになったので、
和室のあたりが現在の入り口になってるそうです。 -
他の洋館と同じように靴を脱いで上がります。
入り口左側には喫茶室もあり、ガラス張りのこの入り口あたりは洋館の建物と
全く趣が異なります。
洋館に最初に入ったあたりには、和風の建物が一部分だけ残っています。
天井と柱を残した壁の感じが和のテイストを感じさせます。
照明もここだけ、昔の和風住宅みたいです。 -
マントルピースは緑のタイル張り。
中に妙な薪のような模様のものが入っていますが、
これは、セラミックのガスストーブではないか?と思うのですが・・・。
鉄製の配管につながっているみたいに見えるんです。
ガスストーブでセラミックの格子みたいなのが赤くなるのが昔ありましたよね。
あれみたいにこの薪の形の白いのが赤く発熱するんじゃないかと思うのですが・・・
こういう細かい所って解説に書いてないし、ネットで調べても出てこないんですよね・・・。 -
美しいステンドグラスがありました。
赤い所はローズっぽいのですが、
葉っぱと黄色の所は、木犀の花のようでもあるし、実のようでもあるし・・・。 -
家具類は再現のものだそうですが、
当時のが外交官の生活を再現したものになっているそうです。 -
ダイニングルーム。
私邸ではありますが、昔の外交官は海外のお客様を私邸に招く事も多かったのだろうなぁと想像します。
室内の梁やドアの装飾も重厚で美しいです。 -
客間が二つ並んでいます。
こちらは”小客間” -
ここにもマントルピースとガスストーブらしき暖房器具。
マントルピースに時計を飾るのはトラディショナルですね。 -
小客間から塔屋の部分に入ることができます。
1階はサンルームになっています。
藤のチェアセットが置かれていますが、ここでお茶するのは楽しいでしょうね。
小さなランプシェードが下がっていますが、
これはオリジナルの古いものなのか判断できません。
灯具は古そうだけど、シェードは今もこのデザインはレプリカもありますので・・・。 -
塔屋のサンルームからは、大客間方面へ廊下ものびています。
-
ここから見えるイタリア山庭園の様子です。
こんな景色が窓から見られるなんて・・・山手の一等地ですね。 -
こちらが”大客間”
”小客間”より当然広いです。 -
やはりここにもマントルピース。
こちらのものには鏡があります。
薪っぽいものが収まっているのは他のお部屋と同様です。 -
ステンドグラスの上げ下げ窓。
この邸宅にはステンドグラスがいくつも使われています。 -
こちらは、現在は閉じられたままの玄関ドア。
ガラスにワイヤーの装飾が入っています。 -
その手前、内側にはこのステンドグラスの観音開きのドアがもう一枚。
二重の扉になっています。 -
素敵な玄関ドアです。
-
玄関ホールです。ドアを入ると左手に階段右に客間があるレイアウトです。
-
階段を昇って二階へ上がります。
階段は折れ曲がっていて、途中に何箇所か踊り場があります。
段に合わせて、窓も三つが高さ違いで並んでいます。
階段の吹き抜け部分には、大きな窓やアーチ窓などがあるのを良く見ますが、
この三つの窓が段違いで並んでいるのははじめてですね。
カーテンを三つつけないとならないので、
全然、規格窓利用の節約・・・にはなりませんから
デザイン的なものなのだと思います。
ステンドグラスが多く使われている建物なので、この吹き抜けには
いかにもステンドグラスはめそうなものなんですが?
なぜ、普通の窓にしたのだろう??? -
階段の窓の外に和室部分の屋根が少し見えます。
この続きに和風の部分があったのですね・・・。 -
寝室だった部屋のようです。
今はテーブルと椅子が置かれています。 -
家の中にアーチ型の壁があります。
この奥は書斎。
ちょっと入りにくい感じに作ってあるのは、
主の書斎だから? -
使い込まれた、デスクが置かれていました。
これは、オリジナルなのではないか?と思えます。 -
チューリップが飾られていました。
-
ドア周りにもフレーム装飾があります。
-
こちらのマントルピースはドアの木材と材質が同じようで、
デザインもドアフレームとマッチしています。 -
”主寝室”
ベッドは昔のものではないと思います。
再現したものが多いようですが、やけに幅が狭いですね・・・。
普通のシングルベッドより小さい・・・
これじゃ、寝返り打ったら落ちそう・・・。
高さもあるし・・・と余計な心配してしまいました。 -
主寝室の窓辺にはテーブルと椅子が。
けっこう広いお部屋なのです。 -
こちらにもピンクのチューリップが生けられていました。
さっきのとは同じピンクでも花の種類がちがいます。
クロッシェレースのクロスとでやさしい雰囲気。 -
2階から見える景色です。
お庭が上から眺められて、素敵。 -
主寝室隣が塔屋の2階部分。
ここはこじんまりした夫人のためのお部屋のようなインテリアになっていました。 -
1階の塔屋サンルームと同じようなランプが下がっています。
こちらには錘と滑車でランプの高さを替えられる灯具がついていますので、オリジナルの照明器具ではないかと思うのですが・・・
(もしくはアンティーク) -
バスルームです。
外交官で、海外暮らしが長いと、洋式のバスルームの方がいいのかな?
やっぱ、風呂は檜の桶がいい、っていう事はないのか・・・。 -
外に出ました。外の和風の部分が一部残った所です。
瓦が見えます。 -
娘さんが日本の暮らしを忘れないように、と和室も作ったそうですが、
室内だけでなく、和風の建物が接続している所が面白いですね。 -
塔屋の基礎のあたり。
羽目板の模様もかわいい。 -
とても素敵な建物でした。
世田谷からは遠く離れてしまいましたが、
こうして、良い環境の場所に移され、
大切に残されて本当によかったです。 -
お庭から見ると、塔屋が良く見え とても美しいです。
この写真を友人に送った所、
この建物を見たり、横浜で遊びたくなったのか、
翌月の今年のマダムツアーは横浜に来る事になりました。
その様子は、また別の旅行記に記載致します。
この後、同じイタリア庭園にある”ブラフ18番館”を見ました。
その旅行記は
「横浜山手・洋館めぐり街歩き6 ブラフ18番館」
https://4travel.jp/travelogue/10801984
へ続きます。
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