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「横浜山手・洋館めぐり街歩き2 山手111番館〜横浜山手聖公会あたり」<br />http://4travel.jp/traveler/marimomaman/album/10795019/<br />の続きです。<br /><br />次にやってきたのは”山手234番館”<br />外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として建てられたものです。<br />今でも充分、すてきな集合住宅です。<br /><br />そして、すぐお向かいに建っている”エリスマン邸”<br />どちらもきれいな生花が飾られていたり、建物やインテリアだけでなく<br />楽しく見る事ができました。<br /><br />表紙画像は山手234番館<br />

横浜山手・洋館めぐり街歩き3 山手234番館とエリスマン邸

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2013/04/21 - 2013/04/22

6867位(同エリア9499件中)

旅行記グループ 建物見物神奈川県1

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34

まりも母

まりも母さん

「横浜山手・洋館めぐり街歩き2 山手111番館〜横浜山手聖公会あたり」
http://4travel.jp/traveler/marimomaman/album/10795019/
の続きです。

次にやってきたのは”山手234番館”
外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として建てられたものです。
今でも充分、すてきな集合住宅です。

そして、すぐお向かいに建っている”エリスマン邸”
どちらもきれいな生花が飾られていたり、建物やインテリアだけでなく
楽しく見る事ができました。

表紙画像は山手234番館

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
私鉄 徒歩

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  • ”山手234番館”<br />昭和2年(1927)頃<br />通りに面した所に大きな木がありますので、<br />木立の中の建物のように、木漏れ日が心地よくそそいでいる建物です。<br /><br />通りの向かいは、元町公園なので、<br />窓からは公園の緑が見える、とってもロケーションの良い場所にあるのです。

    ”山手234番館”
    昭和2年(1927)頃
    通りに面した所に大きな木がありますので、
    木立の中の建物のように、木漏れ日が心地よくそそいでいる建物です。

    通りの向かいは、元町公園なので、
    窓からは公園の緑が見える、とってもロケーションの良い場所にあるのです。

  • ステップを上がった先には玄関前のポーチ。<br />並んだ円柱がギリシャ様式を思わせる印象的なデザインです。<br />

    ステップを上がった先には玄関前のポーチ。
    並んだ円柱がギリシャ様式を思わせる印象的なデザインです。

  • 関東大震災後、外国人のための集合住宅として建てられました。<br />ポーチ中央の玄関に四つのドアが並び、<br />左右上下の4戸に分けられています。<br /><br />

    関東大震災後、外国人のための集合住宅として建てられました。
    ポーチ中央の玄関に四つのドアが並び、
    左右上下の4戸に分けられています。

  • 昭和50年頃までアパートとして使われてきたそうです。<br />間取りは1戸3LDK。<br />現在は1階は家具などが置かれて、リビングルームを中心に再現されたインテリアになっていますが、<br />2階はイベントなどの貸し出しスペースになっています。

    昭和50年頃までアパートとして使われてきたそうです。
    間取りは1戸3LDK。
    現在は1階は家具などが置かれて、リビングルームを中心に再現されたインテリアになっていますが、
    2階はイベントなどの貸し出しスペースになっています。

  • こじんまりとしていますが、コンパクトで使いやすそうな3LDK。<br />外観も素敵で、今でも充分アパートとして人気を集めそうです。

    こじんまりとしていますが、コンパクトで使いやすそうな3LDK。
    外観も素敵で、今でも充分アパートとして人気を集めそうです。

  • 家具も、建物に合わせて、品の良いデザインのものが置かれ、<br />洋館の良い雰囲気が感じられます。

    家具も、建物に合わせて、品の良いデザインのものが置かれ、
    洋館の良い雰囲気が感じられます。

  • あちこちに生花が飾られているのですが、それが、また素敵なのです。<br /><br />今まで見てきた洋館にもお花が飾られていましたが、<br />ここのお花は特に素敵だと思いました。

    あちこちに生花が飾られているのですが、それが、また素敵なのです。

    今まで見てきた洋館にもお花が飾られていましたが、
    ここのお花は特に素敵だと思いました。

  • 三面鏡の前にはクリスマスローズ。<br />鏡に映って、四つの面からお花が見られます。<br />さりげない生け方ですが、とっても素敵。

    三面鏡の前にはクリスマスローズ。
    鏡に映って、四つの面からお花が見られます。
    さりげない生け方ですが、とっても素敵。

  • 古いミシンがありました。<br />アイアン製の脚に乗っている足踏みミシンは今でもたまに見かけますが、<br />このミシンは下の部分が全部引き出し。<br />足踏みではなく、それより古い、手回しミシンなのですね。

    古いミシンがありました。
    アイアン製の脚に乗っている足踏みミシンは今でもたまに見かけますが、
    このミシンは下の部分が全部引き出し。
    足踏みではなく、それより古い、手回しミシンなのですね。

  • 中庭風のスペースがありました。<br />集合住宅なので、中央の明かり取りや隣のお部屋との間に開けたスペースなのかもしれません。<br />

    中庭風のスペースがありました。
    集合住宅なので、中央の明かり取りや隣のお部屋との間に開けたスペースなのかもしれません。

  • 2階では、「花のギャラリー」という展示会が行われていました。

    2階では、「花のギャラリー」という展示会が行われていました。

  • 玄関ポーチの所のプランターです。<br />ワイヤープランツにアスパラガス、クリスマスローズもグリーンで、<br />同系色だけでまとめられた寄せ植えですが、<br />葉っぱの形と質感が異なり、きれいにまとまっていて見とれました。

    玄関ポーチの所のプランターです。
    ワイヤープランツにアスパラガス、クリスマスローズもグリーンで、
    同系色だけでまとめられた寄せ植えですが、
    葉っぱの形と質感が異なり、きれいにまとまっていて見とれました。

  • この”山手234番館”は<br />浅香吉蔵、という日本人の設計です。<br />

    この”山手234番館”は
    浅香吉蔵、という日本人の設計です。

  • お隣には”えの木てい”(山手89-6番館)が建っています。<br />今日は、お店はお休みですが、<br />こちらもかわいい建物です。<br />”山手234番館”と”えの木てい”は同じ設計者なのです。

    お隣には”えの木てい”(山手89-6番館)が建っています。
    今日は、お店はお休みですが、
    こちらもかわいい建物です。
    ”山手234番館”と”えの木てい”は同じ設計者なのです。

  • 順番に洋館を見て行きますが、このあたりは沢山の洋館が並んでいる場所です。<br />元町公園の端っこのあたりに この”エリスマン邸”が建っています。

    順番に洋館を見て行きますが、このあたりは沢山の洋館が並んでいる場所です。
    元町公園の端っこのあたりに この”エリスマン邸”が建っています。

  • ちょうど、道がカーブしたあたりなので歩きながら、建物をぐるっと半分見ながら歩く感じです。<br /><br />大正15年(1926)建築です。<br /><br />こちらは、元々の場所から移築しています。<br />一度解体されたものを平成2年(1990)こちらに復元されました。

    ちょうど、道がカーブしたあたりなので歩きながら、建物をぐるっと半分見ながら歩く感じです。

    大正15年(1926)建築です。

    こちらは、元々の場所から移築しています。
    一度解体されたものを平成2年(1990)こちらに復元されました。

  • 設計者はアントニン レーモンド。<br />FLライトの弟子として来日しました。この建物の外観にライトの影響が見られるという事です。

    設計者はアントニン レーモンド。
    FLライトの弟子として来日しました。この建物の外観にライトの影響が見られるという事です。

  • しかし、私は外観より、このリビングルームにライトの影響を強く感じました。<br />幾何学的な並べ方の石のマントルピース。<br /><br />家具は、やはりレーモンドのデザインのものだそうですが、<br />これがオリジナルで使われていたかどうかは判らず、写真などから職人が再現したものを、建物に合わせて配置したのだという事です。<br />

    しかし、私は外観より、このリビングルームにライトの影響を強く感じました。
    幾何学的な並べ方の石のマントルピース。

    家具は、やはりレーモンドのデザインのものだそうですが、
    これがオリジナルで使われていたかどうかは判らず、写真などから職人が再現したものを、建物に合わせて配置したのだという事です。

  • マントルピースの上部の照明器具モダンテイストのもので、ライトっぽさを感じるものです。<br /><br />直線的でシンプルなデザインの家具もライトっぽい印象を感じます。

    マントルピースの上部の照明器具モダンテイストのもので、ライトっぽさを感じるものです。

    直線的でシンプルなデザインの家具もライトっぽい印象を感じます。

  • このチェストは、山手の洋館に、ミニチュアが募金箱として置かれているものです。<br />Aレーモンドのデザインなのでしょうね。

    このチェストは、山手の洋館に、ミニチュアが募金箱として置かれているものです。
    Aレーモンドのデザインなのでしょうね。

  • この建物にはサンルームのようなお部屋があります。<br /><br />日本の広縁にも通じるものですが、<br />明るいガラス窓の多いお部屋は よいものですね。

    この建物にはサンルームのようなお部屋があります。

    日本の広縁にも通じるものですが、
    明るいガラス窓の多いお部屋は よいものですね。

  • ランプもシンプルなデザインながら素敵です。<br />

    ランプもシンプルなデザインながら素敵です。

  • 「楽譜入れ」と書かれたキャビネットです。<br /><br />エリスマン氏は生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人であった、スイス生まれの方です。<br />音楽の趣味があったのでしょうか・・・。

    「楽譜入れ」と書かれたキャビネットです。

    エリスマン氏は生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人であった、スイス生まれの方です。
    音楽の趣味があったのでしょうか・・・。

  • ここには こでまりの花が生けられていました。<br />

    ここには こでまりの花が生けられていました。

  • こちらの家具もAレーモンドデザインでしょうか。

    こちらの家具もAレーモンドデザインでしょうか。

  • このシャンデリアも素敵。<br />これもシンプルなデザインで、シャンデリアでも<br />キラキラのクルスタルのようなものは使っていません。

    このシャンデリアも素敵。
    これもシンプルなデザインで、シャンデリアでも
    キラキラのクルスタルのようなものは使っていません。

  • 階段の壁部分のデザインもライトっぽさが見られます。<br />

    階段の壁部分のデザインもライトっぽさが見られます。

  • 照明器具もあまり装飾的なものではないのですが、<br />家具と同じテイストを感じるものが使われているので、<br />やはりAレーモンドのデザインのものではないかと思うのですが・・・。

    照明器具もあまり装飾的なものではないのですが、
    家具と同じテイストを感じるものが使われているので、
    やはりAレーモンドのデザインのものではないかと思うのですが・・・。

  • 現在資料室になっているお部屋は昔の主寝室です。

    現在資料室になっているお部屋は昔の主寝室です。

  • やっぱり、他の洋館と照明器具の感じが違います。<br />こちらのシーリングランプはちょっと和風のテイストも感じます。<br /><br />元々、この建物には和風の建物部分があったのだそうですが、<br />移築の際、それは省略されてしまったという事です。

    やっぱり、他の洋館と照明器具の感じが違います。
    こちらのシーリングランプはちょっと和風のテイストも感じます。

    元々、この建物には和風の建物部分があったのだそうですが、
    移築の際、それは省略されてしまったという事です。

  • 廊下は住宅にしては広いように思います。

    廊下は住宅にしては広いように思います。

  • 2階のバルコニー部分です。<br />

    2階のバルコニー部分です。

  • 昔の厨房部分が今は喫茶室になっています。<br />”カフェ エリスマン えの木てい”<br />喫茶と軽食が楽しめます。

    昔の厨房部分が今は喫茶室になっています。
    ”カフェ エリスマン えの木てい”
    喫茶と軽食が楽しめます。

  • エリスマン邸は他の洋館とちょっと雰囲気の違う、モダンデザインの細部までこだわった建物だと思いました。<br /><br />この後はお隣の”ベーリックホール”へ行きます。<br />旅行記は<br />「横浜山手・洋館めぐり街歩き4 スパニッシュなベーリックホール」<br />https://4travel.jp/travelogue/10801085<br />へ続きます。

    エリスマン邸は他の洋館とちょっと雰囲気の違う、モダンデザインの細部までこだわった建物だと思いました。

    この後はお隣の”ベーリックホール”へ行きます。
    旅行記は
    「横浜山手・洋館めぐり街歩き4 スパニッシュなベーリックホール」
    https://4travel.jp/travelogue/10801085
    へ続きます。

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