ユーラシア大陸横断【陸路】13日目　中国・ウイグル　ウルムチ

2013/07/20 - 2013/07/20

＜行った所＞
ウルムチ：新疆ウイグル自治区博物館、新疆国際バザール。

★

東京から、飛行機を使わず陸路・海路で、
シルクロード経由でユーラシア大陸を横断する旅行です。

13日目はトルファンから
ウルムチ（烏魯木斉）へバスで移動します。
ウルムチ市内は大して見所も無いので簡単に。

12日目　中国・ウイグル　トルファン
http://4travel.jp/travelogue/10797889
の続きです。


----------------------------13日目（2013/07/20）---
トルファン　<海抜約0m>
↓（バス）
ウルムチ　<海抜約900m>
　・新疆ウイグル自治区博物館
　・新疆国際バザール　　　　≪ウルムチ泊≫


＜写真は新疆国際バザール＞

全体のルートはGoogle mapで↓
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=z1Gu1WLgvovM.k5bW8XTFkRBI

（※）
旅行記ではすべて北京時間で記載します。

エリア 烏魯木斉(中国)

• 旅行の満足度: 1.0
• 観光: 1.0
• ホテル: 2.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

13日目（2013/7/20）
7:00

おはようございます。
トルファンのホテルの朝です。

今日は午前中にトルファンからウルムチへバス移動。

北京からずっと離れているので
夏の朝だというのに
北京時間7:00だとまだ暗いです。

8:00

朝食がつくというので
食堂に行ってみました。

このタバコくさいホテルに
結構子供連れが泊まっているんですね。。

ビュッフェスタイルだったので
適当にチョイス。

よくわからないで取ったのですが
左から、肉まんの肉の無いやつ、
すっぱいマロニーちゃん、
トマトと豆腐の炒め物。
奥は葉っぱの炒め物で、
スープっぽいのは多分お粥。

トマトと豆腐はおいしかったですが
肉まんの肉の無いやつは固くて味は無く
他はすべておいしくない。。

お粥はまずすぎて残してしまいました。。
すみません。。

8:44

ホテルから歩いて5〜6分
トルファン地区バスセンターに到着です。

この周囲ではタクシーの客引きがたくさんいて
「ウルムチか？」などと言ってきますが
華麗にスルーです。

上の写真のゲートの奥に
バスセンターの建物があります。

ここまでくれば
タクシーの客引きは来ないです。

ふぅ

チケットゲットー！

ウルムチ行きはたくさん便があるので
どれだかわからなくなっちゃいます。

トルファン駅から市内のバスで学習したとおり
時間はあくまで目安なのであてにならないし。

一番あてになるのは右下に書いてある
車のナンバー。

今回は
「新K 07777」ナンバーのバスの
座席番号8に座ればOK。

写真だと陰になってしまってますが
「新K 07777」ナンバーのバスを発見。

一番乗りー！

車内はこんな感じ。

空調もカーテンもあるので
陽射しが暑くても大丈夫でした。

座席はおんぼろで
シートピッチもきつめですが
2時間くらいなら楽勝です。

ウイグル人の乗客たちは
発車ぎりぎりにかけこんできて
バスは満員！

定刻どおり出発です。


バス
9:10 トルファン地区バスセンター
→　12:05 ウルムチ南郊バスセンター
45元

9:57

トルファン〜ウルムチ間は
風車がいっぱい！

近くに風力発電所があるみたいです。

10:25

かと思ったら
急にごつごつした感じに。

10:37

かと思ったら
急に草原地帯に。

景色がころころ変わるので
車窓も結構楽しめます。

10:50

パーキングエリアで小休止。

10分くらいなので
あまりゆっくりはできません。

外に出る場合は、
バスがいっぱい停まっているので
自分のナンバーを忘れないようにしたり、
停まっている間は誰でも出入りができるので
荷物に注意です。

11:40

道路上で検問をしており
パスポートチェックと
荷物のチェックをしていました。
チェック自体は通常の旅行者であれば
全く厳しくありません。

運よく？この1回だけでしたが
何度もひっかかると
ちょっと大変かも。。

12:05

無事にウルムチに到着！

トルファンからの便は
南郊バスターミナルにつきます。

バスターミナル周辺はカオス！

人も多いし（なぜか立ち止まってる）
このように屋台も多いです。

ナンの屋台。
おいしそう！

ターミナルのすぐそばに
遊園地がありました。

ちなみにウルムチは
北極海、太平洋（東シナ海）、
インド洋（ベンガル湾）、地中海の
どこからも2,300km以上離れており
海から最も遠い都市なんだとか。

この遊園地も、海から最も遠い遊園地
なんですかね！？

12:15

とりあえずホテルに向かいます。
行き方がわからないので
タクシーを拾いました。

これが大失敗。。

最短距離ではなく
河灘北路という高速道路をわざわざ使い
超遠回りされてしまいました。

某歩き方には書いてありませんが
南郊バスターミナルのすぐそばの燕爾窩路から
1, 7, 39, 51, 68, 907, 915のバスが
出ています（2013/7現在）。

51に乗ればホテル近くまで行けたな・・・

バス路線図は着いてすぐ買ったほうが
よいと思います。


タクシー
ウルムチ南郊バスセンター
→　新疆銀星大酒店
47.5元（相当遠回りされています）

河灘北路からみるウルムチの中心地。

ものすごく都会的です。

13:11

ホテルの近辺は
それはもうとんでもない渋滞で
結局最後の数百メートルは
歩いてホテルに向かいました。

本日の宿はこちら。
新疆銀星大酒店。

某歩き方によると5つ星ホテルなのですが
英語は話しませんし
クレジットカードの切り方もわかっていません。
レストランには一人で行ったところ
追い返されました（笑）

また、客層も中国人がメインらしく
エレベーターはいつも混雑し、
飛び乗りばかりするためか
時々動作があやしいときがあります。

ウルムチはホテル代が高いのですが
落ち着きたいのであれば
他の5つ星ホテルにしたほうがよいでしょう。
これはこれでおもしろかったですが（笑）


新疆銀星大酒店
エグゼクティブ・ルーム
1泊　USD 129.68（日本で決済）

先述の通り
このホテルはソフト面は劣っていますが
ハード面は不満ありませんでした。

きれいなお部屋！

ただ、駅が近く
電車は本数は少ないものの夜通し通るため
若干音が気になったかも。
うるさすぎて眠れないということは
ありませんでしたが
敏感な方は要注意です。

水周りは清潔でした。
バスタブつきでよかったです。

14:30

ホテルを出て市内をぶらぶら。

某歩き方は博物館推しだそうなので
行ってみることに。

バス停を探すのですが
なかなか見つからない！

市内にはBRTという
専用レーンを走るバスがありました。
渋滞に関係なく移動できるのは
よさそうですね。

ぶらぶらしてたら
警察だか軍隊だかの車が！

厳重警戒状態ですね。。

運輸管理局前辺りで
51バスのバス停を発見。

ほどなくしてバスがやってきました。


バス　51路
14:50 運輸管理局前
→　15:05 博物館
1元

15:05

博物館バス停は
本当に博物館の真ん前に停まります。
（車線は反対側ですが）

小さなロッカーがあります。
大きな荷物は別に預けられるのか不明です。


新疆ウイグル自治区博物館
入場料　無料

このときは結構人が入っていました。
中国人ツアー客がいたり
ウイグル人観光客がいたり。

ここは少数民族の展示室。
解説の文章は正直よくわからなかったですが
マネキンによる再現のみで
おおむね理解できたと思います。

写真はカザフ族の展示ですが
ウズベク族、回族など
一度に比較できるのもおもしろいです。

2階に上るとこのマネキンが。

楼蘭美女のマネキンです。

タクラマカン砂漠の東にある
チャルクリクという町の外れに
楼蘭（ろうらん）という国がかつてあり
湖の側にあったそうですが
湖が移動していってこの国も衰退したんだとか。

住人はヨーロッパとモンゴロイドの混血で
美女だったそうですよ。
このマネキンはその再現。

その楼蘭故城遺跡から発掘された
ミイラが何体か横たわっています。

こちらはそのうちの1体。
パネルによると
紀元前800年のもので、160cmほど、
着ている服は羊の毛だそう。

楼蘭美女のマネキンは
これらミイラから再現されたものだそうで
すごい妄想力だなーと感心します。

2013/7/18〜8/5までの期間限定でしたが
絵画展をやっていました。

美術系学校の学生や教授が書いた
ウイグル関係の絵が展示されていました。

数点かと思いきや
数十点ぐらいありました。

個人的に気に入った絵を2つほど勝手に紹介。

「タジク人の婚礼」
選考委員の孫黎明さんの作品。

楽しい雰囲気が伝わってきます。

「明日」
蓬克さんの作品。
芸術賞だそうです。

作者の意図とは違うかもしれませんが
ウルムチの道路はこんな感じ！

混沌としててまったく進まない！

博物館をでると
やはりまた警察だか軍隊だかを発見！

ウルムチは自治区首府だけあって
トルファンよりピリピリしている印象。

16:01

煤鉱医院前まで歩き
バスを乗り継いでバザールに向かいます。


バス　17路
16:01　煤鉱医院前→16:35　東環路
バス　911路に乗換え
→ 17:00 団結路
2元（各1元）

途中、紅山公園がみえました。
ただの公園だそうですが
ここからのウルムチの高層ビル群が
見られるんだとか。

紅山公園を横に南側にバスが走ります。

公園のすぐそばに高層ビルが。
砂漠のそばという感じは一切しません。

17:06

新疆国際バザールに到着。

おぉ〜エキゾチック！

つくづくウイグルは
中国とは別物だと実感します。

アーケードは4つに区切られています。

バザールって感じ！

干した果物や木の実を売っていたり→

絨毯を売っていたり→

ウイグルナイフを売っていたりします。

17:26

バザールをでてぶらぶら。

もうこの一帯は
完全にイスラムの世界。

解放南路という道路を
北に歩いていくと
商店がずっと続いており
相当な賑わいでした。

お店の人もお客さんも
ウイグル人がほとんどのようです。

なんかだんだん楽しくなってきて
歩いてホテルまで行ってみることに。

龍泉街という通りを西に進みます。

右側の大きな建物は
新疆民街というショッピングセンターのようです。

大きいなあと思ったら
中国西北では規模が一番大きいものだそう。

ショッピングセンターも楽しそうですが
路上歩きも結構楽しいです。

お肉やナンを売っていたりします。

近くを歩いていた女の子が
猫とじゃれあっていたので
一枚撮らせてもらいました。

にゃおー

果物屋が並ぶ場所を発見！

トルファンにいたときから買いたかった
ぶどうを買ってみました。
グラムで量り売りです。

細長い実と、丸い実の2種類があり
一つずつ食べてみたのですが
細長いほうが甘かったので
そちらをチョイス。

「馬ダイ子」という品種かも？

後でホテルでいただきまーす！


ぶどう（1房）
3元

バスターミナルからホテルに向かうときに
タクシーで走った河灘快速道路との交差点。

いや〜都会ですね。

18:30

バザールから歩くこと約1時間。
ホテルに帰ってきました。

買ったぶどうはこれ。

甘くておいしかったです！

ホテルの部屋から
ウルムチの街がよく見えました。

よく見ると紅山公園がみえる！
写真中央の緑一帯です。

実はホテルからも街が見えるので
紅山公園はパスしたのでした。

20:27

上の写真の右側です。

何度も言っていますが
すげー都会！

そしてこの時間でもまだ明るい！

ここでは21:30をすぎたくらいで
ようやく日が暮れ始めます。
サマータイムと同じ感じですね。

★☆★ウルムチ泊＆一旦帰国★☆★

ウルムチのまとめです。

＜ウルムチ＞
新疆ウイグル自治区博物館
・ウイグル周辺の民族に詳しくなければ
　展示を見るのも悪くない。
・楼蘭美女は興味なくても見ておくものかも。

新疆国際大バザールとその周辺
・ショッピング好きにはたまらないはず。
　そうでなくてもエキゾチックな雰囲気は楽しい。
・干し果物、木の実、絨毯、ナイフなどを売ってるが
　生果は売っていません。

街歩き
・超暑く乾燥しているので水分補給が大事。
・渋滞しているのでタクシーが必ずしも便利とはいえない。
・バスが便利。路線図は必須。
・節度ある人間ウォッチングは楽しかったです。



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14-15日目　中国・ウイグル　トルファン（リベンジ！）
http://4travel.jp/travelogue/10921514
へ続く→→→