２０１２：雨降りスロベニア２０　Koper（コペル）からトリエステへ

2012/11/02 - 2012/11/09

＜スロベニア総括＞

　スロベニアは治安もよく、街は清潔で、バスや鉄道も比較的正確に運行されています。案内表示がスロベニア語のみという点をのぞけば、英語もよく通じるし、通貨もユーロと旅行がしやすい国だと思います。
　何といっても人々が親切で、全体的にゆっくりした雰囲気が漂っているのが素晴らしいです。スロベニアへ行くときは、ぜひ地方都市にも滞在して、ゆったりした雰囲気を味わってください。観光地を巡るだけではちょっともったいないところです。

　さて、スロベニア最後の観光はKoper。PiranとIzolaでぎりぎりまで時間を使ってしまったので、観光できる時間は１時間半ほどしかありません。
　観光した後はバスでイタリアのトリエステへ向かいます。帰路もイタリア経由なのです。
　
＜旅程＞
　11月2日金曜　中部国際→ヘルシンキ→ミラノ　　ミラノ泊
　11月3日土曜　ミラノ→列車→ゴリツィア→バス→ノヴァゴリツァ　観光　　ノヴァゴリツァ泊
　11月4日日曜　スロベニア観光　ノヴァゴリツァ泊
　11月5日月曜　スロベニア観光　ノヴァゴリツァ泊
　11月6日火曜　ノヴァゴリツァ→列車→コペル　　コペル泊
☆11月7日水曜　コペル→バス→トリエステ→列車→ミラノ　　ミラノ泊
　11月8日木曜　ミラノ→ヘルシンキ
　11月9日金曜　中部国際

凡例：現地地名の(v)は直前の子音の上にv。
　　　現金支払いは１ユーロ＝約107円。

エリア その他の観光地(スロベニア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

＜バス停＞

　Koperナントカというバス停はいくつかあり、そのうちどれで降りたのかはわかりません。ただ、ここでたくさんの人が下車したので「ここがKoperセントラルですか？」と聞いて下りました。時刻は12:10。Izolaから、運賃は1.8ユーロでした。

　質問に答えてくれた女子大生の方に市内へ案内してもらいました。彼女はここの大学に通っていて、地元ではないので街のことはよく知らないとのことでした。

＜C(v)evljarska ulica＞（通りの名前）

　バス停から旧市街地へ入ると、そこは広場へ向かうの細い路地でした。学生さんいわく、観光客がお土産を買ったり、お茶したりするのに最適な通りだそうです。

　確かにあれこれ見てみたくなるお店が軒を連ねてました。

＜マリア被昇天教会の鐘楼＞

　C(v)evljarska ulicaの終点、Titov trg（ティトフ広場）にそびえています。登れるようですが今回は上りませんでした。

　案内してくれた彼女とはここでお別れ。これからお友達と待ち合わせだそうです。

　

＜Pretorska palac(v)a＞（執政官の宮殿）

　この建物の奥のアーチがC(v)evljarska ulicaの入口です。

　また、ここの一階がツーリストインフォメーションでした。

＜映画館＞

　映画館がある通りを港の方へ歩いてみました。

＜Koper港＞

　スロベニア唯一の貿易港です。コンテナ埠頭ってのはどこで見てもこのクレーンですね〜。これが世界共通じゃないと困っちゃいますけどね。

　このときは気付かなかったのですが、私が写真を撮っている場所は、Bastion Belvederという古い城塞の上らしいです。

　あと１時間半後にはトリエステへのバスに乗らないといけないのですが、お昼御飯も食べなくてはいけないし、駅までは少し遠いしと、観光時間は超タイト。見物出来たのはたったこれだけでした。

＜ワインバー＞

　C(v)evljarska ulica沿いにあるお店。地元で人気のお店だそうです。（案内してくれた女子大生談）

　ここでお昼を食べようと思ったのですが、ランチはやってないとのこと。隣のお店を教えてもらいました。

＜地元飯ランチ＞

　お店はわりと空いていて注文のしやすかったです。

　とにかく「ローカルフードが食べたい」とリクエスト。お店のママおすすめのパスタをいただくことにしました。

＜Las(v)koビールとパスタ＞

　何のパスタなのかは不明。メニューの文字が読み取れませんでした。私はトリュフだったんじゃないかと思っています。

　とにかくめちゃくちゃおいしかった！かなりボリュームがありましたが、ペロッと食べられちゃいました。おなかがペコペコだったってのもありますけど…。

　そしてビールは、Las(v)koにリベンジの機会を。
　晴れ上がった空のもと半日観光してほどよく疲れ、おいしいパスタに居心地のいい店内。ビールがおいしかったのは当然です。が、やっぱり私はUnion派かな。

　ビールとパスタで16.9ユーロ。店のママの笑顔はプライスレスです。

＜駅の建物＞

　旧市街地から駅へ歩いてやってきました。所要時間は15分ほど。

　

＜レンタサイクル＞

　駅前にセルフレンタサイクルがありましたが、利用にはあらかじめ登録が必要のようです。
　看板の下にある「www.coast-bikes.si」を見てみましたが、肝心なところはスロベニア語オンリーで、利用方法はわかりませんでした。

　どなたかご存知のかたいらっしゃいましたらコメントください。Koperは、自転車があったらとても便利な平らな街ですから。

＜自転車＞

　全部で８台あって、このときは７台が利用中。稼働率高いです。

＜午後のカプチーノ＞

　コインロッカーから荷物をとりだし、バスの時間までカフェで過ごしました。
　

＜トリエステへ＞

　トリエステへはスロベニアのいくつかの都市からバスが出ています。その中でもKoperは最もポピュラーな路線。Koper駅前のバスターミナルから出発します。
　平日なら6:00から17:30まで一日８便（Piran始発便を含む）あり、運行はVeolia社。バス会社のＨＰで時刻が調べられます。

　トリエステへのバスはほとんどがVeolia社運行ですが、Sez(v)na便だけはAvrigo社です。

　私はトリエステからミラノへの列車に間に合うよう、14:00発のバスに乗りました。料金は３ユーロ。運転手さんに支払います。

＜トリエステのバス停＞

　バスは国境を超え、40分程でトリエステに到着しました。

　車窓はのどかな郊外の風景。NovaGoricaの周辺は見渡す限り葡萄畑でしたが、こちらはオリーブ畑の比率が高いかな。

　バスの終点はトリエステ駅の隣の建物。建物を出たら、都会の喧騒あふれるトリエステの街が広がっていました。

　さよなら、スロベニア。

　旅行記はイタリアのカテゴリーで続きます。