2012/11/02 - 2012/11/09
80位(同エリア162件中)
binchanさん
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<贅沢!タクシー移動>
11月4日日曜日、ポストイナ洞窟観光に続いて洞窟城へむかいました。ここも建物内を見て回れるので雨でも大丈夫。
交通手段はタクシー。洞窟城へはタクシーかマイカーでしか行けません。しかし、今回は奮発してこの後リュブリャナまでもタクシーで行きます。城を見ていたらリュブリャナへの列車の時間に間に合わないからです。
列車やバスに乗るのが旅行の楽しみの一つなのですが、タクシーでの移動もそれはそれで楽ちん。
ポストイナ洞窟→洞窟城→リュブリャナで80ユーロ(交渉)が高いのか安いのかわかりませんが、親切な運転手さんだったし、雨にぬれずに済んだし、なにより魅力的な洞窟城へ行けたので大満足です。
<旅程>
11月2日金曜 中部国際→ヘルシンキ→ミラノ ミラノ泊
11月3日土曜 ミラノ→列車→ゴリツィア→バス→ノヴァゴリツァ 観光 ノヴァゴリツァ泊
☆11月4日日曜 スロベニア観光 ノヴァゴリツァ泊
11月5日月曜 スロベニア観光 ノヴァゴリツァ泊
11月6日火曜 ノヴァゴリツァ→列車→コペル コペル泊
11月7日水曜 コペル→バス→トリエステ→列車→ミラノ ミラノ泊
11月8日木曜 ミラノ→ヘルシンキ
11月9日金曜 中部国際
凡例:現地地名の(v)は直前の子音の上にv。
現金支払いは1ユーロ=約107円。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
<洞窟城Predjamski grad>
ポストイナ洞窟からタクシーでやってきました。10分くらいはかかったと思います。
途中で実はバス停を見かけました。
バス停の名前も路線名もわからないのですが、洞窟城まで2キロという看板のすぐ近くだったような…。バスで行けたらもっと気軽に行けるんですけどね、洞窟城。バス事情に詳しい方、詳細わかりませんか?
-
<唯一と思われるカフェ>
駐車場と城の間にあるカフェです。
1時間後にここで運転手さんと待ち合わせることになりました。 -
<チケット売場>
洞窟と城のコンビチケットだと27.9ユーロ、別々だと洞窟が22.9で城が9なので4ユーロもお得です。
洞窟は単独チケットを買ったのでここでコンビチケットに変えてもらおうと思っていたのですが、同じ考えの人ってたくさんいるようです。その処理には大変時間がかかるようで、列が全然進みません。一人一人に電卓叩いて説明しながら切符を販売しているのが見えました。
行列嫌いの私は自分の順番がきたときにはもうやり取りする気力もなく、普通にチケットを買いました。根性無しだなあ〜
-
<お城の地下洞窟>
下の方に見えるのがお城の地下洞窟の入口と思われます。
夏場は見学できますがこのシーズンは入ることができません。 -
<迫力の外観>
洞窟城は4トラの写真を見て行きたくなったんですよね。
自然の洞窟とお城の融合です!
城塞としては優れていて、有名な城主Erazemの時代、敵の包囲に1年以上持ちこたえたそうですが、住むには辛そうな建物です。 -
<入口>
敵が来たら橋をあげちゃうやつですね。 -
<中庭>
階段の先が吹き抜けになっていました。
馬をつないで置く場所だったようです。ここより手前は16世紀に建て増しされた塔なので、Erazem時代(15世紀)まではここがお城の入口だったことになります。
お城の修復は1990年代から行われたそうですが、16世紀の城主Kobenzlの改築当時の様子を基準にしているようです。
城は12世紀から19世紀まで、歴代城主によって改築され続けてきました。ですから各部屋の様式も一様ではありません。パンフレットに各部分がどんな様式で作られているか書いてあるので様式をコメントしていますが、実際どう違うのかは私にはわかりません。
-
<階段>
まずは中庭手前の階段を上がります。この後は順路に従って紹介します。 -
<upper salon>
1階(日本的に言うと2階)はスルーして2階へやってきました。
城主の写真や紋章が展示され、ロマネスク様式に復元されています。 -
<Erazemの肖像画(upper salon)>
このお城にはさまざまな城主がいたようですが、最も有名なのがこのErazemさん。洞窟城のイメージにピッタリなルックスですよね。
15世紀の人物で、オーストリア帝国皇帝といざこざがあって命を狙われ、隊商を襲うなどの山賊行為もしてたみたいです。最終的には部下の裏切りによって死に至ったそうですが…。
-
<attic of the guard tower with loopholes and outlets for boiling oil>
upper salonの上、3階(日本式には4階)は部屋になっていました。
こんな風に兵士は寝ながらも城を守っていたようです。壁際には岩や煮えたぎった油を落して敵を撃退するための穴が何箇所も開いていました。 -
<court room>
一度2階まで降り、中庭を見下ろす渡り廊下を通り抜け、15世紀以前からの城の2階にやってきました。
こちらの部屋はルネサンス様式です。
まずはcourt roomという部屋。19世紀からこう呼ばれているそうですが、なぜcourt roomなのかは説明書きがありませんでした。 -
<torture chamber>
court roomの隣は拷問室。
拷問室からは土牢(dungeon)が見えます。怖っ。 -
<natural cavern(dungeon)>
拷問室から見える土牢。
16世紀の城主Kobenzlの時代に牢として使われていたようです。この人の逸話はパンフレットにも載っていませんが、なんだか怖そうなひとに思えてきました。 -
<main hall(dining hall)>
court roomからさらに奥へ行くとダイニングルーム。
こちらの部屋はゴシックとルネサンスの混合した様式です。 -
<kitchen with open hearth>
ダイニングの隣はキッチン。外に向かってかまどがあるのが合理的です。
この部屋はロマネスク様式と書いてあります。 -
<奥の棟にある階段>
ダイニングルームから上の階へ上がります。 -
<upper hall>
3階(日本的に言うと4階)には大変広くてきれいな部屋がありました。様式はゴシック。
19世紀にはこの部屋はプリンセスルームと呼ばれたそうで、場内で最も快適に過ごせる部屋だそうです。
隣には礼拝室や司祭室がありました。 -
<baocony と water closet>
upper hallの外にはバルコニーがあり外の景色が楽しめます。
そしてバルコニーの隅にはトイレがあるのですが、ここがErazemが敵に攻撃されて最期を迎えた場所なんだそうです。写真の左にちょこっと写っている白い小屋がトイレと思われます。
裏切り者の家来が「城主がここにいるよ〜」と敵に合図を送り、ここに砲弾を撃ち込んだとか。ホントかいな。 -
<quarters of the garrison>
さらに1階上にあがり4階(日本式には5階)にやってきました。
家臣が控えていた部屋のようです。現在は武器などの展示室となっています。様式はゴシックです。 -
<covered obserbation point>
家臣の控えの間があるフロアには物見台がありました。
外から眺める洞窟城もいいですが、城から見える景色も素敵です。 -
<大砲>
お城ですね〜
いつの時代のものかはわかりません。 -
<城の屋根と、洞窟の天井と、旗>
旗の紋章はErazemのもののようです。 -
<the part of the castle inside the cave>
最上階(日本式に言う6階)には、まさに洞窟と融合した部分がありました。
この洞窟からVipava谷への抜け道があるようです。Erazemが城を囲まれてもろう城出来たのもこうした抜け道があったおかげなんでしょうね。
ただ、17世紀にこういった抜け道から逆に泥棒が入るようになり、壁を作ってふさいでしまったそうです。しかし、第二次世界大戦後に洞窟の探検が進み、城から外への抜け道も一部観光客に公開されているそうです。
Erazem's passageというそうですがどこのことかはわかりません。地下の洞窟につながっているのかもしれません。 -
<井戸>
大事ですよね。 -
<謎の階段>
最上階にあった階段。この先へは行くことはできません。もしかして抜け道? -
<knight's hall>
最上階から1階(日本式には2階)に降りてきました。
この部屋からは猟犬の部屋と書庫に行くことができ、このエリアは男性専用(女はダメってほどではなさそうですが)とのこと。
様式はゴシックとルネサンスが混在しています。 -
<celler>
さらにもう一階降りてグランドフロア。
食糧倉庫でしょうか。ここもゴシックとルネサンス混在様式です。
この部屋から廊下を水平に歩いて行くと、中庭を通り抜けて入口(出口)に到着します。 -
<記念コイン打刻機>
出口付近にありました。
旅行中いたるところで見かけたTheスロベニアなお土産。一回くらい作ってみれば良かった。
45分程城内を見物し、運転手さんとの待ち合わせのカフェへ。ジュースを飲みながら待っていたら、時間通り14:30に迎えに来てくれました。
ここからリュブリャナまで高速道路を通って約50分でした。やっぱり車は速い!
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この旅行記へのコメント (2)
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- 悠々屋さん 2013/05/04 21:51:41
- 旅に出かけたくなるお城ですね
- 投票ありがとうございました。
旅行記拝見しました。
名前に惹かれて読ませていただいたこの「洞窟城」、まずもってこんな珍しいお城があるとは知りませんでした。城内部も詳しく書かれていて、非常に興味深く読ませていただきました。
旅に行きたくなるお城ですね。。。
- binchanさん からの返信 2013/05/07 14:24:20
- コメントありがとうございます。
- こちらこそ、訪問、投票ありがとうございます。
この日は土砂降りで観光が大変だったのですが、そのおかげで歩いて行く場所をあきらめ、タクシーでしか行けないこのお城でゆっくりできました。
捨てる神あれば、です。
悠々屋さんの台湾旅行記楽しく拝見しております。
行き先、やってることなんかは自分と似ているな〜と思って親近感を募らせてますよ^^。
でも私と違って、ホテルがリッチですよね。
そのあたりは真似してみようかなと思っています。
いつも部屋に戻って、虫が出ないかびくびくしてますから…
では、この後の旅行記も楽しみにしています。
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