＜山中の小さな駅にて＞<br /><br />　大雨のため鉄道が一部運休。一縷の望みをかけて乗った代行バスも途中駅までしか行かないことがわかり、ブレッド湖行きは断念。<br />　そのバスに乗って途中のMost na Soc(v)iまで来てしまいました。<br /><br />　代行バスの終点はPodbrdoで、Most na Soc(v)iはそれよりかなり手前。最初はバスの終点がここだと勘違いして切符を買ったのですが、その後終点までに変更しなかったのは、この駅を「世界の車窓から」で見たことがあったから。<br />　Podbrdoなんて全く知らない駅まで行って、万が一帰ってこられなかったら困りますもんね。テレビで見た限りMost na Soc(v)iならホテルくらいありそうでした。<br /><br />＜旅程＞<br />　11月2日金曜　中部国際→ヘルシンキ→ミラノ　　ミラノ泊<br />　11月3日土曜　ミラノ→列車→ゴリツィア→バス→ノヴァゴリツァ　観光　　ノヴァゴリツァ泊<br />　11月4日日曜　スロベニア観光　ノヴァゴリツァ泊<br />☆11月5日月曜　スロベニア観光　ノヴァゴリツァ泊<br />　11月6日火曜　ノヴァゴリツァ→列車→コペル　　コペル泊<br />　11月7日水曜　コペル→バス→トリエステ→列車→ミラノ　　ミラノ泊<br />　11月8日木曜　ミラノ→ヘルシンキ<br />　11月9日金曜　中部国際<br /><br />凡例：現地地名の(v)は直前の子音の上にv。<br />　　　現金支払いは１ユーロ＝約107円。<br />

２０１２：雨降りスロベニア１０　モストナソチ

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2012/11/02 - 2012/11/09

80位(同エリア162件中)

#街歩き

エリア

その他の観光地(スロベニア)

旅行の満足度: 5.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

交通手段: 鉄道

旅行の手配内容: 個別手配

＜Most na Soc(v)i駅＞（モストナソチ）

　バスから一緒だった車掌さんもこの駅で降りました。

　雨はかなり小降りになり、この後は期待できそうです。

　
＜ソチャ川の橋＞

　Most na Soc(v)iはソチャ川の橋という意味だと思うのですが、鉄道はこのあたりではソチャ川を渡りません。代わりに駅からは車道の橋が見えます。
　もっと古い橋もあるのかな？

　地図で確認したところMost na Soc(v)iの町はこの橋を渡っり川下へかなりいったところにあるようです。駅の周りには数件の民家があるだけです。
＜Memorial＞

　駅前で写真を撮ったりしていたら、一緒に降りた車掌さんが「一緒に来なさい」と合図してきました。
　何だろうと思ってついて行ったら、ここに案内されました。タイトル写真はこれを正面から撮ったものです。

　第一次世界大戦のオーストリア軍の慰霊碑です。??．ＫＯＲＰＳって第15部隊ってことでしょうか。
　駅前から橋を渡り、右へ10メートルほど行ったところにあります。
＜山腹から＞

　いたるところから水が噴き出しています。元々から水が流れていたようなところは、もう滝状態。

　もう少し先まで散策してみようと思っていましたが、斜面には近づかない方がよさそうです。

　
＜駅の周りで＞

　このくらいの山の風景って、どこの国の風景だかわからないですね。愛知県にもこんな風景あるな〜

＜ホテルもありました＞

　このシーズンに営業しているかは不明ですが、駅の近くに宿は存在しました。
＜雨だから…＞

　大きなキノコが。
＜こちらにも＞

　触るのはやめておきましたが、いたるところにニョキニョキ生えてました。
＜ミュージアム＞

　駅の中をのぞいていたら一緒に列車を待っていたおばさんに、「ミュージアムがあるのよ」と言われました。
　おばさんが入口まで連れて行ってくれましたが残念ながら開いていませんでした。鉄道に関するミュージアムらしいです。

　この路線はボーヒン(Bohinj)鉄道といい、ここからブレッド湖あたりまでの車窓は絶景なんだそうです。鉄道が開かれたのは20世紀初頭。オーストリア・ハンガリー帝国の時代です。
　日にちは限定ですが蒸気機関車が走ることでも有名。博物館列車といい20世紀初めの列車旅さながらに、当時の扮装をした車掌さんが乗り込んでいたりするそうですよ。

　世界の車窓からではMosit na Soc(v)iで列車がしばらく停車し、その間にアトラクションが行われている様子が放送され、ホームも駅舎も観光客で一杯でした。
　この鄙びた（雨だから余計そう見える）駅が、あんなにぎわいを見せるなんて！

　この写真は駅のミュージアムのものではなく、町なかにある博物館のポスターです。Most na Soc(v)iの町は青銅器時代の遺跡があるらしく、考古学博物館があるんだそうです
＜切符売場＞

　小さな駅ですが切符売り場もあります。窓口もちゃんと開いていました。
＜鉄道資料＞

　この路線に関する資料が廊下に展示されていました。じっくり見たら面白そうですが、読めない（だいたい何語かわからない）ので、写真だけ見ました。
　古い写真ですが自然の景観はあまり変わっていないようです。
＜スロベニア語で＞

　出口。これも覚えておきたい単語です。
＜駅のカフェ＞

　売店は見かけませんでしたが駅舎の隣にカフェがありました。

　ここもテレビで見たな〜。
＜カプチーノ＞

　カフェでお茶しながら列車を待ちます。
　こっちで飲むカプチーノはおいしい！

　雨音以外なにも聞こえない山の駅。かつてないほどのんびりと列車を待ちます。
＜帰りの列車到着＞

　駅のアナウンスも何もなく、列車がしずしずとやってきました。

　駅員さんから「もうすぐ列車が来るよ」と言われてはいたものの、なんも前触れもなく列車がやってくるのにはやはり慣れません。

　さっき一緒にこの駅で降りた車掌さん、ミュージアムのことを教えてくれたおばさんと私の３人がこの駅で列車に乗り込みました。

＜NovaGorica行き＞

　列車の行き先は先頭車両の側面に小さく表示されています。

　今日はあわてて代行バスに乗ってMost na Soc(v)iまで来てしまい、なんだかNovaGoricaに帰れるのがとても幸せに思えました。
　
　と言いつつ、実際は一つ手前の駅で降りるんですけどね。

　帰りも例の車掌さんにはいろいろ気にかけていただきました。スロベニア鉄道の皆さまに本当には本当に良くしていただいてありがとうございます！