2012.8ルーマニア・モルドヴァ一人旅14-5つの修道院めぐり3　峠のPalma記念碑，Moldovita（モルドヴィツァ）修道院

2012/08/16 - 2012/08/16

1143Sucevita修道院を出発，嶮しいMaguna峠に入る．頂上に手の形をしたPalma記念碑がある．この峠の難工事を記念して建てた記念碑という．ここからはのどかなブコヴィナの山村の風景，牧草地と小さな小屋の点在の眺望がすばらしい．峠を下りて1225三番目の修道院Moldovita修道院に着く．ここも赤を基調とした壁画がすばらしい．とくにペルシャ戦争を題材にした戦闘場面があることだ．攻めているのはどう見てもトルコ人．モルドヴァ公国とオスマン帝国との関係が緊張を伴ったものであったことがよく分かる．この修道院もすばらしかった．1301修道院を出発！

エリア その他の都市(ルーマニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

1143 Sucevita修道院を出発

Sucevitaの集落

山道に入る，結構つづらおりの道が続く．嶮しい峠だ

1200　峠の展望台．Maguna峠という．この場所はmonumentul drumarilorがあるところ

記念碑に登る

Palma　手のひらという．そういえばラテン語もPalmarだ！　この峠が難工事であったため，両方から通じたときに握手したのが由来とか，ガイドのOvidiuさんがいっていた．

あの白い点々はなんだろう

小屋だ．牛を放牧するときの小屋が点在している

下っていく道が見える．景色がいい．カルパチア山脈の一番東に当たる．

1105出発　今度は下り坂，こちらの方がカーブは緩い

途中きれいなところで停車し山村を撮影

1115　下に降りてきた

ブコヴィナ地方の民家の門

牛の囲いがある

Moldovitaの集落

1225　Moldovita修道院に着く

ここはこのシュテファン大公の息子，ペトゥル・ラレシュ公が1532年に建てた

北面は風雪で残念ながら痛んでいる

西面が入り口になる．ここも内部は撮影禁止

入り口より中に入る

入り口の上面

これは何を表しているのだろう．天国へのはしごかな．．．なんだか一番下の絵，オリエント風に見えてしまう.このモチーフは次のHumorului修道院でもあった

エントランスの天井

エントランスの柱

柱にも細かいフレスコ画，この修道院は赤を基調

今度は南面

この屋根の曲線と塔の配置がすばらしい

細密画を見るよう

右はエッサイの樹，モチーフは他の修道院と同じだ

一番面白いのはこの戦闘場面，626年のペルシャ軍襲来がモチーフで

キリスト教徒が守るのはコンスタンチノプール

攻めるのはペルシャ軍だが，どうみてもトルコ軍．オスマンを脅威に考えていたのだろう．

おなじみの受胎告知

南面から東面に

こちらは聖人伝

再度北面に

北面を見るとここの冬の厳しさが解る

井戸があった

1301修道院を後にする

入場券５レイ

写真１０レイ

Sucevitaから峠を越え，Moldovitaまで35.3ｋｍ