2012夏16　インドネシア(プランバナン遺跡群 1)

2012/06/10 - 2012/07/09

ソロのティルトナディ･バスターミナルからジョグジャカルタ行きバスでプランバナンへ。
（バス料金8000ﾙﾋﾟｱ　バスターミナル入場料500ﾙﾋﾟｱ）
車掌さんにプランバナンに行きたい旨を伝えておくと、寺院入口のすぐそばで降ろしてくれた。


ブランバナン寺院　入場料117000ﾙﾋﾟｱ。
入口は、インドネシア国民と外国人観光客とで別になっている。
外国人用ビジターセンターでは、コーヒーや茶・水などが無料でいただける。

翌日も周辺の遺跡を巡りたかったので、遺跡入口前の『ジャヤ･クスマ』で一泊。
トイレ・水シャワー付きダブルルーム　70000ﾙﾋﾟｱ
部屋はショボイが、チェックイン時と朝にお茶のサービスあり。
レンタサイクルあり。

翌日は自転車を借りるつもりだったが、「この国で自転車に乗るのは危ない」と判断し、乗らないことに決めた。




通貨：Rp(ｲﾝﾄﾞﾈｼｱﾙﾋﾟｱ)
1円≒Rp.117

エリア プランバナン周辺(インドネシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビジターセンターで、バリ島からやって来たという日本人男性に出会った。
一緒にコーヒー（無料）を頂いた後、寺院へと向かう。


プランバナン寺院の全景が見えた時、その壮大な佇まいに二人して歓声を上げた。

寺院の外側には小祠堂が崩れたままになっている。
小祠堂は234基あったという。

2006年の地震による被害を示したパネル。

大きさに圧倒される。
後に訪れたボロブドゥール以上に感動した。


中央の主堂の高さは47m。

シヴァ聖堂（主堂）は修復中のため見学不可。
内部のドゥルガ像を見るのを楽しみにしていたのだが･･･残念。

シヴァ聖堂（主堂）を中心に6つの堂が並ぶ。

これは多分ヴィシュヌ聖堂だろう。高さは23m。



一緒に入場した日本人男性とはこのあたりでお別れ。
彼はなんと、午前中にボロブドゥールを見学してその足でここにやって来たのだそうだ（荷物持参）。
しかも、今夜ジャカルタへ発つとのこと。
かなりの強行軍･･･ご無事を祈る。

それぞれの聖堂の壁面には美しい彫刻が施されている。

陽射しは強烈で、コントラストが際立つ。

聖堂の回廊にはストゥーパのような彫像が並ぶ。

ヴィシュヌ聖堂内のヴィシュヌ神像

足元

なぜかポツンと転がっている。

ブラフマー聖堂

聖堂内のブラフマー神像。

これは東側に並ぶ3つの聖堂のひとつ。

入口のライオン像。
空想で作られただけに、本物のライオンとはかけ離れている。

入口上部にはお馴染みのカーラが彫られている。

プランバナン寺院を後にして、約1キロ離れたセウ寺院へと向かう。


公園内を走る循環バスの料金は入場料に含まれているとのことなので、行きは乗せてもらって帰りに歩くことにした。

千仏寺という別名を持つ『セウ寺院』。
8世紀後半から9世紀初にかけて建てられた。

入口には門を守る神像『クペラ』。



循環バスに乗ってきた他の人たちは正面の写真だけを撮って同じバスでそのまま去って行った。

この広い寺院内を一人ぼっちで見学する。
（一人ぼっちの場合、遺跡の魅力は数倍に跳ね上がると密かに思っている）

中央祠堂の高さは28.5m。

その美しさたるや･･･

周囲に240基あったという小仏堂はほとんどが崩壊してしまっている。

小仏堂の内部。

美しいレリーフが刻まれている。

屋根の部分が崩れ落ちてしまった小仏堂。

基壇の上に仏像が鎮座している。

再建されたらしい小仏堂が整然と並ぶ。

崩壊してしまった小仏堂ごしに眺める中央祠堂。

広い敷地内（南北185m･東西165m）をくまなく歩く。

カーラの門をくぐって中央祠堂へ。

回廊

内部には仏像が置かれていた台座のみが残る。

天井部分

別の入口

壁のみが残る小仏堂と中央祠堂。



雲が隠れるとモノクロームの世界。
やはり遺跡には曇り空が似合うと思う。
この物寂しい美しさと言ったら･･･

とは言え、やはり青空にも映えるセウ寺院。

すっかり心を奪われ、後ろ髪を引かれる思いで後にした。