2012夏09　中国(山西省 双林寺)

2012/06/10 - 2012/07/09

【双林寺】
1400年の歴史があり、寺院内には大小合わせて2000体あまりの彩色された塑像が残る。


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平遥古城内で自転車を借り、約6キロ離れた双林寺へ。
（レンタサイクル１日10元　デポジット100元）


塑像の並ぶ堂内にはカメラの絵に×印が付いた札が立っていたが、皆ごく普通にバンバン撮影している。
係員らしき人が中にいるが、全然意に介している様子もない。
札に描かれたカメラには大きなストロボが付いており、
「あぁ、ストロボ撮影は不可ってことなのか」
と解釈して一緒になってバンバン撮影していたところ･･･
何軒目かの堂の入口で係の人に中国人観光客もろとも叱られた。
よくわからないが、やはり撮影禁止だったということだろうか。

だとしたら深くお詫びしたい。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 自転車 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

親切な宿の人から「道が分からなくなったら『しゅぁん･りん･すぅ〜』と言って尋ねなさい」と念を押してもらい、颯爽と出発。
城壁を出てしばらくは混雑して走りづらかったが、幹線道路は広くて平坦で快調に飛ばす。

道は一本道で迷うことはなかったが、途中でふと不安になり、どこかの守衛さんらしき人に「しゅぁん･りん･すぅ〜？」と尋ねると「300mほど先に看板があるから、そこを右」と教えてくれた。

これは、その看板を右折した先の双林寺へと続く約1kmの道。

周辺にはとうもろこし畑（多分）が広がる。

入口で駐輪代1元を支払って自転車を停める。

「係員がいるので安心だ」とゆっくり見学したが、戻ると係員はいなくなっていて、更に自転車が隅に移動させられていて、一瞬顔が引き攣った。



入場料25元を支払い、立派な門をくぐる。

門をくぐってすぐ右側に建つ堂。
閉まっている。

さっそく塑像が迎えてくれる。

柵がないのはここだけで、人気の撮影スポットになっていた。

ネムノキが花盛りだった。

更に土塀のアーチをくぐって寺院内へ。

素朴な花々に心が和む。

門の先は、仁王像の並ぶ天王殿。

屋根に施された龍の装飾が美しい。

高さは3mあり、なかなかの迫力。

手指の爪まで丁寧に彫られている。

大きな目が少しユーモラスな印象。

堂内の像。


『フラッシュ禁止』だと信じていたのでそれを頑なに守り、ボケた写真連発。

おぉ･･･
こ、これはすごい。

本体の仏様もさることながら、周囲の細かな彫刻がすばらしい。
中でも龍のリアルさといったら。


あまりに感動したので、帰りにもう一度立ち寄って目に焼き付けた。

こちらの屋根も美しい。

広い敷地内に建物が並んでいる。

歴史ある塑像は傷んでいるものもあるが、それがまた何とも言えない味を出している。

一番左のお方はどこかで見た記憶が･･･。

観音像。

鐘楼

建物は明代のものが多いそうだ。

この後あたりで叱られたらしく、塑像の写真はこれが最後。

この後も素晴らしい塑像を目に焼き付けたはずだが、悲しいことにすっかり記憶の彼方に霞んでしまった。

大雄宝殿。

建物自体もすばらしい。

立派な石碑が並んでいる。

天井には龍の絵

一番奥までやって来た。

ベンチで座って休憩していると、隣に年配の女性が座った。
女性は私が日本人だと分かると満面の笑みで歓迎してくれ、いくつかの中国語を紙に書いて教えてくれた。

寺院を囲む土塀の上を歩く。

この距離から寺院の広さがうかがえる。

数々の素晴らしい塑像に出会え、大満足して寺を後にした。