Wien Nr.8/ シシー博物館・王宮宝物館・美術史博物館

2012/05/15 - 2012/05/28

旧王宮（Alte Burg)内のシシー博物館(Sisi Museum/再訪）　王宮宝物館（Schatzkammer)　美術史博物館（Kunsthistorisches Museum/再訪）を見学

シシー博物館を除いて、新王宮　王宮宝物館　美術史博物館はコンビチケットで入場できる。大人18 Euro.

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

シシー博物館（皇帝の居館）を公開、撮影禁止

皇帝一家の日頃の生活をかいま見る事が出来る

銀器・食卓調度のコレクション、帝室で使用された金銀の高価な食器が展示されている。此処は撮影可。

燭台のコレクション

燭台に火が入れば、直ぐにでも華やかな宴会が開かれそうである。

往時の職人の腕前、見事である。

どんな豪華な料理が並んだ事であろうか。

これだけの燭台に火が灯ったら排煙はどうなったのか？要らぬ心配をしてみたこの貧乏人！！

希臘神話をモチーフにした飾り皿が並ぶ。

このコーヒーセットは色彩からしてハンガリーのヘレンドか？
何でもエリーザベト皇妃がこよなくこれを愛したそうだ。

王宮宝物館：Schatz Kammer（財宝の小部屋・納戸）

ハプスブルク家代々引き継がれた欧州一千年の文化を飾る貴重な宝物が展示されている。

ルドルフ?世の帝冠　1804年以降墺太利帝国の帝冠

1602年プラハのヤン・ヴェルメエンの製作　高さ28.3ｃｍ

帝冠　10世紀後半　西独又はミラノで製作された。
額の十字架は11世紀初期
頂部のアーチはコンラート?世時代（1024〜1039）
赤のベルベットのキャップは18世紀
高さ　14.9ｃｍ

962年のオットー大帝の戴冠式　或いは967年息子のオットー?世の共同統治の皇帝として即位した時に製作されたという。

ニーダー・墺太利領（1835）及びティロル公領（1838）に於ける臣従宣誓式で使われた、世襲領の狩猟大長官と鷹狩長官の表章。

　犬の首輪（黒と金）　鷹匠の袋（黒と金）　鷹の囮（赤と金）　鷹の目隠し２個（黒・赤・金）

皇帝のマント

製作　ヨハン・フリッツ金糸刺繍製作長官　1830年製
長さ：276ｃｍ

Am Hofのマリアの柱　高さ：129ｃｍ（レプリカ）

フィリップ・キュゼル作（1642〜1700）
アウグスブルクにて1670〜16780年頃

エメラルド324個　ルビー68個　アメジスト452個　その他宝石数千個
祭式装飾品　レオポルド?世発注

燭台にも職人達は存分に腕を振るっている。

美術史博物館（再訪）

皇帝フランツ・ヨーゼフが歴代皇帝のコレクションを展示する為建築。古代エジプト、古代ギリシャ、から１８世紀末迄の7000年に渡る芸術作品　宝物が展示され手要る世界屈指の美術館。

中央ホールを２Ｆから

1871〜1891年にかけて建設。

Kuppelhalle（ドーム・ホール）

Cafe　で寛ぐ人達。個人旅行の日本人もチラホラ。初めて訪れた時にはカミサンとウイーン名物のケーキ、確かカミサンの好物のモンブランと共に Cafe
の雰囲気を味わった。

聖書やギリシャ神話を題材にした重厚な絵画を見ると「凄い」の一言に尽きるが、こんなにも沢山あると見学疲れを感じる。

欧州の教会の拝観や美術館見学にはどうしても聖書物語と希臘神話の知識が欠かせない。

クレオパトラ自殺！！右腕には毒蛇が！！

ゴリアトの首を持つダヴィデ　カラヴァッジオ（1606〜1607）

サミエル記上　17章１〜５４節　参照

マグダラのマリア

新約聖書では病気をイエスに癒されその信者となる。イエスの刑執行と埋葬に立会い、又復活したイエスに会った。（コンサイス世界人名事典）

草原のマドンナ　

48年前我が家に住み着いた「Madonna 」もいつの間にか古希を過ぎて「Hexe」と相成った。

ブリューゲル

欧州中世の庶民の日常を漫画チックに生き生きと描いた作品、こんな作品大好き！！

狩猟の帰り、獲物は少なくトボトボと村へ。チョッピリ淋しげな猟師達。

農民の婚礼　1568年　

日本でも昔の農村では婚礼と葬式が村人達のある意味での楽しみ、レクレーションであった。

なんとおおらかでエロチックな事よ。

毛皮の女（1638）とルーベンスの自画像（1639）

３Ｆには「コインキャビネット」があり、世界の数々の貴重な金銀貨や記念貨幣が展示されている。コイン・コレクターには必見の場所。

皇帝夫妻を描いた記念貨幣

これも記念メタル。

エリーザベトの使用した頸飾

我が国の大判もあった。