2019/06/11 - 2019/06/21
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wushilanさん
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北京―太原―平遥古城
北京に二日居て一昨日は太原に泊まり、昨晩、平遥古城経由西安に来ました。
高鉄は一回の乗り換えで、太原―平遥古城は車を雇って移動した。全行程は7時間ほど。北京の西駅から乗るのだがこの駅の大きく立派な建物なのには驚いた。以前は何回か新しい南駅から乗っていたが、南駅に劣らず大きい。北京にはもう一つ東駅があるがこれには行ったことはない。北京から石家庄は河北省の砂漠に近い平らな土地だが、至る所で柳樹(はこやなぎーやまなり)の幼木が植林されている。北京市を含めて河北省は元来砂漠だという印象を強くした。石家庄を過ぎると河北省と山西省を隔てる太行山脈を抜けるが、トンネルが多く長いところでは時速200キロで貫けるのに10分程のトンネルもある。高鉄は最高時速306キロまで出ていた。
山西省に入ると景色が一変して黄土がむき出しの山々が出てくる。傾斜のきつくないところは段々畑になっている。太原はそういった山に囲まれた盆地のようであり、緑も多少増えてくる。翌日は太原から車で平遥古城まで移動するがこの間は平らな道路で道の脇は畑が多い。平遥古城から西安に向かって南西に走るが、植林の木も大きく育ったのが目立つが途中からは又黄土の山々が出てくる。暫くして黄河を越えると陝西省に入り、川も多くなり緑が濃くなる。ビニールハウスが沢山みられる。
驚いたことには山西省には教会が沢山あり一部は山の頂上にあるところもあった。19世紀末にイタリーとかスペインから沢山宣教師が来たらしい。これも最近旅行で行った五島、長崎、天草の延長かと一人で苦笑いしていた。北京に着いてから食事はステーキ、北京ダック、太原では羊のリブと肉ばかり食べているので、西安では魚を食べようと思っていたら昨晩は黄魚の上海風フライがあり助かった。
太原では車を雇ってあったので駅で迎えてもらい、北の郊外にある青龍故鎮に行き一時間ほど見て回った。こじんまりした古鎮で黄土の丘か山に囲まれているので、家々の後ろは切り立った黄土の壁が迫っている。鎮内にある道教の廟は綺麗だった。
そのあと市の南西部にある晋祠賓館にチェックインする。このホテルは晋祠という寺(群)の脇にあるので寺を見に行くのに便利と思い取ったのだが、何と9棟のホテルの建物が大きな庭園内にあり、過去に政府の要人も沢山泊まっている。今でも一部の棟は政府あるいは軍部の専用で立ち入り禁止になっていた。部屋も590元の割にはえらい広い部屋で、庭を見下ろす景色も悪くない。実際にはホテルは晋祠に隣接していて、電気カートでホテルからの晋祠への専用入り口まで送ってくれる。晋祠はもともと晋代の三人の王様を祀ったものだが、その後、宋、元、明、清の100以上の建築物、100以上の神仏の像、400以上石碑が祠内に造られている。大して期待をしてなかったのが凄い史跡を見ることができた。一時間半程で切り上げたが本当は一日でも見切れぬ程の規模だった。
翌日はホテルを10時に出て平遥古城まで行く。広くてどこに行ったら良いのか判らぬので英語のガイドと電気カートを雇って見て回った。このガイドの英語は中国語以上に判り辛い。城は正方形で一辺が1.5キロあり其処に城壁が建っている。中国の古城の中では古い建造物が一番良く保存されているとのことだが、確かに城壁の上から見下ろす街並みは良い。ただ一旦中に入るとこの種の古城のどこにでも見られるように、商店と旅館(客?)だらけで辟易とする。城壁の上を歩いた後、城内で見て回ったのは科挙に関する寺で孔子が祀られていた所、清時代の有名な商人の事務所と住居跡、交易を守る警備の人間の詰め所跡等、東西南北にある城門以外大した取り柄は無かった。
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