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鎌倉に紫陽花の季節が到来。この花が咲くころ、鎌倉は一番華やかで訪れる人も多くなる。人混みが苦手とは言え、紫陽花は大好きな花。その花が咲く、これまた大好きな鎌倉の街を訪れないわけにはいかない。と言うことで、今年も紫陽花咲く鎌倉の街を歩きに行く。今回は、鎌倉駅の西口から歩き始め、英勝寺、扇谷上杉管領屋敷跡、浄光明寺、海蔵寺と回り、亀ヶ谷坂を越えて山ノ内側の長寿寺で休憩。その後、横須賀線を踏切で越えて東慶寺へと向かうことにする。この季節の鎌倉はとても混み合うので、なるべく人の少ない道を選んでみた。<br /><br />(2022.06.19投稿)

鎌倉四季物語【6月】~紫陽花咲く初夏の鎌倉~

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2012/06/17 - 2012/06/17

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旅行記グループ 鎌倉四季物語

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旅猫

旅猫さん

鎌倉に紫陽花の季節が到来。この花が咲くころ、鎌倉は一番華やかで訪れる人も多くなる。人混みが苦手とは言え、紫陽花は大好きな花。その花が咲く、これまた大好きな鎌倉の街を訪れないわけにはいかない。と言うことで、今年も紫陽花咲く鎌倉の街を歩きに行く。今回は、鎌倉駅の西口から歩き始め、英勝寺、扇谷上杉管領屋敷跡、浄光明寺、海蔵寺と回り、亀ヶ谷坂を越えて山ノ内側の長寿寺で休憩。その後、横須賀線を踏切で越えて東慶寺へと向かうことにする。この季節の鎌倉はとても混み合うので、なるべく人の少ない道を選んでみた。

(2022.06.19投稿)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 9時過ぎの特別快速に乗り、戸塚駅へと向かう。戸塚駅で横須賀線に乗り換え、鎌倉駅に降り立ったのは11時半過ぎであった。そして、久しぶりに西口へと出る。まずは腹拵えと思い、4月に見つけて気に入ったとんこつラーメンの店を目指したのだが、何と休みであった。仕方が無いので、隣のワインとホットドッグが看板の店に入ってみた。

    9時過ぎの特別快速に乗り、戸塚駅へと向かう。戸塚駅で横須賀線に乗り換え、鎌倉駅に降り立ったのは11時半過ぎであった。そして、久しぶりに西口へと出る。まずは腹拵えと思い、4月に見つけて気に入ったとんこつラーメンの店を目指したのだが、何と休みであった。仕方が無いので、隣のワインとホットドッグが看板の店に入ってみた。

  • そして、迷わず普通のホットドッグ(350円)を注文。店内で食べると飲み物も頼まないといけない(200円)ので、紅茶をお願いした。注文してから作るので、出て来るまで少々時間が掛かったが、なかなか美味しいホットドッグであった。<br />※『depot』は、現在、閉店となっています。

    そして、迷わず普通のホットドッグ(350円)を注文。店内で食べると飲み物も頼まないといけない(200円)ので、紅茶をお願いした。注文してから作るので、出て来るまで少々時間が掛かったが、なかなか美味しいホットドッグであった。
    ※『depot』は、現在、閉店となっています。

  • お腹も満たされたので散策を始める。この日最初に出会った紫陽花は、何と渦紫陽花であった。いつ見ても不思議な装飾花の紫陽花である。

    お腹も満たされたので散策を始める。この日最初に出会った紫陽花は、何と渦紫陽花であった。いつ見ても不思議な装飾花の紫陽花である。

  • 横須賀線の線路の向こうにタチアオイの花を見つけたので寄り道をる。線路際にたくさん咲き、初夏らしい風景を醸し出していた。

    横須賀線の線路の向こうにタチアオイの花を見つけたので寄り道をる。線路際にたくさん咲き、初夏らしい風景を醸し出していた。

  • この花が咲くと、本格的な夏も近いと感じるようになる。

    この花が咲くと、本格的な夏も近いと感じるようになる。

  • その近くの民家の庭では、ガクアジサイも咲いていた。

    その近くの民家の庭では、ガクアジサイも咲いていた。

  • 再び線路を渡り、英勝寺へと向かう。その英勝寺の塀沿いにも、ガクアジサイが咲いていた。青色のガクアジサイは、大好きである。

    再び線路を渡り、英勝寺へと向かう。その英勝寺の塀沿いにも、ガクアジサイが咲いていた。青色のガクアジサイは、大好きである。

  • 英勝寺の境内は、扇谷上杉氏の家宰だった太田道灌の屋敷があった場所と云われ、その石碑が建っている。英勝寺を建立した英勝院は、太田道灌の子孫である太田康資の娘で、徳川家康の側室となったお勝の方である。家康の死後、祖先所縁のこの土地を拝領し、英勝寺を建てたそうだ。その後、代々水戸徳川家の姫が住持を勤めていたが、江戸時代の終焉とともに途絶。しかし、鎌倉唯一の尼寺であることは変わりない。

    英勝寺の境内は、扇谷上杉氏の家宰だった太田道灌の屋敷があった場所と云われ、その石碑が建っている。英勝寺を建立した英勝院は、太田道灌の子孫である太田康資の娘で、徳川家康の側室となったお勝の方である。家康の死後、祖先所縁のこの土地を拝領し、英勝寺を建てたそうだ。その後、代々水戸徳川家の姫が住持を勤めていたが、江戸時代の終焉とともに途絶。しかし、鎌倉唯一の尼寺であることは変わりない。

  • 英勝寺に立ち寄ってみることにする。境内では、紫陽花が見頃を迎えていた。英勝院が建立したという仏殿は修復中で拝観できなかったが、2011年5月に落慶した山門を初めて観ることが出来た。山門は、関東大震災で倒壊し売却されていたが、旧部材を使って再建されたそうである。境内の奥には、鎌倉らしいやぐらが口を開けている。鎌倉は、中世を色濃く感じられる場所が佇んでいる街である。

    英勝寺に立ち寄ってみることにする。境内では、紫陽花が見頃を迎えていた。英勝院が建立したという仏殿は修復中で拝観できなかったが、2011年5月に落慶した山門を初めて観ることが出来た。山門は、関東大震災で倒壊し売却されていたが、旧部材を使って再建されたそうである。境内の奥には、鎌倉らしいやぐらが口を開けている。鎌倉は、中世を色濃く感じられる場所が佇んでいる街である。

  • 線路を渡り浄光明寺へと向かう。渡ってすぐの場所には、扇谷上杉管領屋敷跡の碑が建っている。扇谷上杉氏は元公家で、上杉顕定の代に鎌倉へ下向し、扇ガ谷に居を構えたことから扇谷上杉氏と称することになったと云う。宗家である山内上杉氏と共に両管領家とも呼ばれる家柄である。

    線路を渡り浄光明寺へと向かう。渡ってすぐの場所には、扇谷上杉管領屋敷跡の碑が建っている。扇谷上杉氏は元公家で、上杉顕定の代に鎌倉へ下向し、扇ガ谷に居を構えたことから扇谷上杉氏と称することになったと云う。宗家である山内上杉氏と共に両管領家とも呼ばれる家柄である。

  • 扇ガ谷は、鎌倉でも屈指の閑静な住宅街である。ちなみに、鎌倉では、『谷』を『やつ』と呼ぶ。この辺りは、静かなので好きな場所である。

    扇ガ谷は、鎌倉でも屈指の閑静な住宅街である。ちなみに、鎌倉では、『谷』を『やつ』と呼ぶ。この辺りは、静かなので好きな場所である。

  • 浄光明寺に着いた。この寺は、鎌倉幕府第6代執権北条長時が開基となり、建長3年(1251)に創建された寺である。境内は雛段状になっていて、中世寺院の特徴をよく残しているそうである。

    浄光明寺に着いた。この寺は、鎌倉幕府第6代執権北条長時が開基となり、建長3年(1251)に創建された寺である。境内は雛段状になっていて、中世寺院の特徴をよく残しているそうである。

  • 境内では、カシワバアジサイが咲いていた。花の付き方は変わっているが、よく見るとやはり紫陽花である。白い花も、結構新緑に映えるものである。近くでは、花菖蒲も咲いていた。そう言えば、今年は、菖蒲田のような場所へは行かなかったことを思い出した。

    境内では、カシワバアジサイが咲いていた。花の付き方は変わっているが、よく見るとやはり紫陽花である。白い花も、結構新緑に映えるものである。近くでは、花菖蒲も咲いていた。そう言えば、今年は、菖蒲田のような場所へは行かなかったことを思い出した。

  • 新緑のモミジの葉の中には、種が隠れていた。

    新緑のモミジの葉の中には、種が隠れていた。

  • そして、日陰では、名前の割には綺麗な花を咲かせるドクダミを見かけた。よく見ると、中には八重のドクダミもあった。

    そして、日陰では、名前の割には綺麗な花を咲かせるドクダミを見かけた。よく見ると、中には八重のドクダミもあった。

  • 歩いていると、ヤマアジサイの仲間に出会った。日本の紫陽花は、控えめなで繊細な美しさが魅力である。

    歩いていると、ヤマアジサイの仲間に出会った。日本の紫陽花は、控えめなで繊細な美しさが魅力である。

  • 境内奥の階段を登ると、鎌倉独特のやぐらがあった。その先の拝観は有料である。受付で拝観料(200円)を払い、中へと入る。

    境内奥の階段を登ると、鎌倉独特のやぐらがあった。その先の拝観は有料である。受付で拝観料(200円)を払い、中へと入る。

  • まずは、案内の方の説明を拝聴。正安元年(1299)作の重要文化財の木造阿弥陀如来像は、土紋という鎌倉独特の技法で装飾され、さらに江戸時代に載せられたという王冠を被っていた。阿弥陀堂は、寛文8年(1668)に再建されたものである。部材の多くは、室町時代の旧材を利用しているとのことで、壁に穴が開くほど傷んでいた。

    まずは、案内の方の説明を拝聴。正安元年(1299)作の重要文化財の木造阿弥陀如来像は、土紋という鎌倉独特の技法で装飾され、さらに江戸時代に載せられたという王冠を被っていた。阿弥陀堂は、寛文8年(1668)に再建されたものである。部材の多くは、室町時代の旧材を利用しているとのことで、壁に穴が開くほど傷んでいた。

  • その阿弥陀堂の前には、市の天然記念物に指定されている樹齢約750年と言うイヌマキ(手前)と、ビャクシンの大木があった。イヌマキは、開山当時からのものらしい。鎌倉の歴史を見守ってきたわけである。巨木好きとしても、この寺は気に入っている。

    その阿弥陀堂の前には、市の天然記念物に指定されている樹齢約750年と言うイヌマキ(手前)と、ビャクシンの大木があった。イヌマキは、開山当時からのものらしい。鎌倉の歴史を見守ってきたわけである。巨木好きとしても、この寺は気に入っている。

  • さらに上の段へ向かう。その途中の崖には、今が旬であるイワタバコの紫色の小さな花が咲いていた。

    さらに上の段へ向かう。その途中の崖には、今が旬であるイワタバコの紫色の小さな花が咲いていた。

  • 登りきった所には、山百合も大きな花を咲かせていた。

    登りきった所には、山百合も大きな花を咲かせていた。

  • そして、3段目には大きなやぐらがあった。その中に、漁師の網に掛かり引き揚げられたと伝わる網引地蔵が安置されていた。この像の背中には、正和2年(1313)の銘があるそうだ。

    そして、3段目には大きなやぐらがあった。その中に、漁師の網に掛かり引き揚げられたと伝わる網引地蔵が安置されていた。この像の背中には、正和2年(1313)の銘があるそうだ。

  • さらにその上の最上段には、歌人として知られる冷泉為相の墓があった。冷泉為相は、冷泉家の祖であり、祖父は藤原定家である。母は、『十六夜日記』の作者である阿仏尼。墓所の後の柵の外側にもやぐらがあり、多くの石塔があったが、かなり不気味な感じであった。

    さらにその上の最上段には、歌人として知られる冷泉為相の墓があった。冷泉為相は、冷泉家の祖であり、祖父は藤原定家である。母は、『十六夜日記』の作者である阿仏尼。墓所の後の柵の外側にもやぐらがあり、多くの石塔があったが、かなり不気味な感じであった。

  • その墓の前からは、鎌倉の街が木々の間から望めた。その向こうに海も見えている。訪れる人も少ないし、ここは良い所である。

    その墓の前からは、鎌倉の街が木々の間から望めた。その向こうに海も見えている。訪れる人も少ないし、ここは良い所である。

  • 浄光明寺の寺域に建つ稲荷社にも立ち寄ってみる。その参道にも、紫陽花が咲いていた。参道は、浄光明寺の境内ではなく住宅街の中にある。観光客とは無縁の場所に咲く紫陽花である。

    浄光明寺の寺域に建つ稲荷社にも立ち寄ってみる。その参道にも、紫陽花が咲いていた。参道は、浄光明寺の境内ではなく住宅街の中にある。観光客とは無縁の場所に咲く紫陽花である。

  • 浄光明寺を後にして、岩船地蔵堂へと向かう。この辺りも扇ガ谷の静かな住宅街の中。住宅の前には水路が流れ、家々には花も多い。出来ることなら、この辺りに住みたいものであるが、夢のまた夢である。

    浄光明寺を後にして、岩船地蔵堂へと向かう。この辺りも扇ガ谷の静かな住宅街の中。住宅の前には水路が流れ、家々には花も多い。出来ることなら、この辺りに住みたいものであるが、夢のまた夢である。

  • 紫陽花の花も至るところに咲いている。鎌倉は、有名どころへ行かなくても、たくさんの紫陽花に出会えるところが嬉しい。

    紫陽花の花も至るところに咲いている。鎌倉は、有名どころへ行かなくても、たくさんの紫陽花に出会えるところが嬉しい。

  • 亀ヶ谷辻に建つ岩船地蔵堂に着いた。この御堂は、許婚との仲を裂かれ悲嘆のうちに亡くなった源頼朝の娘大姫を供養するために建立されたと伝わるものである。その旨を記した銘札を胎内に持つ木造地蔵尊と、江戸時代に造立された石造地蔵尊の二体が安置されているそうだ。

    亀ヶ谷辻に建つ岩船地蔵堂に着いた。この御堂は、許婚との仲を裂かれ悲嘆のうちに亡くなった源頼朝の娘大姫を供養するために建立されたと伝わるものである。その旨を記した銘札を胎内に持つ木造地蔵尊と、江戸時代に造立された石造地蔵尊の二体が安置されているそうだ。

  • 亀ヶ谷辻を直進して横須賀線の線路を潜り、海蔵寺へと歩いて行く。この季節、参道脇の底脱ノ井も紫陽花に彩られていた。

    亀ヶ谷辻を直進して横須賀線の線路を潜り、海蔵寺へと歩いて行く。この季節、参道脇の底脱ノ井も紫陽花に彩られていた。

  • 山門前の石段では、萩の花がもう咲いていた。

    山門前の石段では、萩の花がもう咲いていた。

  • そして、山門を潜るとすぐに艶やかな紫陽花が出迎えてくれた。紅顎の園芸品種のようだ。微妙な色合いがとても美しい。

    そして、山門を潜るとすぐに艶やかな紫陽花が出迎えてくれた。紅顎の園芸品種のようだ。微妙な色合いがとても美しい。

  • 海蔵寺の境内は思ったよりも人が少なかった。この季節、観光客は長谷寺や明月院へ押し寄せているのだろう。おかげで、静かに花を楽しむことができる。

    海蔵寺の境内は思ったよりも人が少なかった。この季節、観光客は長谷寺や明月院へ押し寄せているのだろう。おかげで、静かに花を楽しむことができる。

  • 境内では、紫陽花以外の花も咲き競う。花菖蒲と松葉菊も見頃であった。

    境内では、紫陽花以外の花も咲き競う。花菖蒲と松葉菊も見頃であった。

  • 京鹿子(キョウガノコ)も満開である。その奥に仏殿である薬師堂が建っている。その御堂は、安永5年(1776)に浄智寺から移築されたものと云われる。建立されたのは天正5年(1577)とされている。本尊の薬師如来像は胎内仏を持ち、御開帳は61年ごとだそうだ。

    京鹿子(キョウガノコ)も満開である。その奥に仏殿である薬師堂が建っている。その御堂は、安永5年(1776)に浄智寺から移築されたものと云われる。建立されたのは天正5年(1577)とされている。本尊の薬師如来像は胎内仏を持ち、御開帳は61年ごとだそうだ。

  • 海蔵寺の境内でも、イワタバコを見つけた。小さな花だからか、この時、参拝客でこの花に気付く人はいなかった。

    海蔵寺の境内でも、イワタバコを見つけた。小さな花だからか、この時、参拝客でこの花に気付く人はいなかった。

  • 境内から少し離れた場所にある十六の井を見学。その名のとおり、丸い小さな井戸が16も並んでいる。今でも、僅かに水が湧き出していた。

    境内から少し離れた場所にある十六の井を見学。その名のとおり、丸い小さな井戸が16も並んでいる。今でも、僅かに水が湧き出していた。

  • 海蔵寺から戻る途中で、またタイワンリスに遭遇した。困った奴である。

    海蔵寺から戻る途中で、またタイワンリスに遭遇した。困った奴である。

  • 亀ヶ谷辻まで戻り、左折して亀ヶ谷坂へと入る。亀ヶ谷坂は、鎌倉七口のひとつ。鎌倉時代には、亀がひっくり返るほどの急坂だったそうだが、その後今のようになだらかな坂へ改良されたようだ。北鎌倉へ抜けるには便利な道である。

    亀ヶ谷辻まで戻り、左折して亀ヶ谷坂へと入る。亀ヶ谷坂は、鎌倉七口のひとつ。鎌倉時代には、亀がひっくり返るほどの急坂だったそうだが、その後今のようになだらかな坂へ改良されたようだ。北鎌倉へ抜けるには便利な道である。

    亀ヶ谷坂切通し 名所・史跡

  • 坂の途中にの民家の石垣には、イワタバコがびっしりと咲いていた。東慶寺にも劣らないかもしれない。

    坂の途中にの民家の石垣には、イワタバコがびっしりと咲いていた。東慶寺にも劣らないかもしれない。

  • 坂を下りきると鎌倉街道に突き当たる。その角に建っていた長寿寺に立ち寄ることにする。その寺は、鎌倉でも、静かに時を過ごせる場所である。庭を観ながら、しばし休息する。

    坂を下りきると鎌倉街道に突き当たる。その角に建っていた長寿寺に立ち寄ることにする。その寺は、鎌倉でも、静かに時を過ごせる場所である。庭を観ながら、しばし休息する。

  • 庭は枯山水である。趣はいまひとつだが、綺麗に手入れがしてある。

    庭は枯山水である。趣はいまひとつだが、綺麗に手入れがしてある。

  • 境内には観音堂が建っている。美しい苔が生える庭園に佇む姿は美しい。この御堂は、奈良の円成寺より大正時代に移築されたものだそうだが、室町時代に建立された多宝塔を改築したもので、屋根との釣り合いが微妙であった。

    境内には観音堂が建っている。美しい苔が生える庭園に佇む姿は美しい。この御堂は、奈良の円成寺より大正時代に移築されたものだそうだが、室町時代に建立された多宝塔を改築したもので、屋根との釣り合いが微妙であった。

  • 庭園には、足利尊氏の供養塔があった。長寿寺は、足利尊氏の関東での法名で、子の関東管領足利基氏により、菩提寺として尊氏の邸宅跡に建立されたものなのだ。その供養塔には、尊氏の遺髪が納められているそうだ。

    庭園には、足利尊氏の供養塔があった。長寿寺は、足利尊氏の関東での法名で、子の関東管領足利基氏により、菩提寺として尊氏の邸宅跡に建立されたものなのだ。その供養塔には、尊氏の遺髪が納められているそうだ。

  • のんびりと庭園を散策する。散策路は、紫陽花と竹林に彩られている。長寿寺の前は、歩くのもままならないほどの観光客の波が続いているのに、ここは静かそのものであった。

    のんびりと庭園を散策する。散策路は、紫陽花と竹林に彩られている。長寿寺の前は、歩くのもままならないほどの観光客の波が続いているのに、ここは静かそのものであった。

  • 庭には、多くの日本の紫陽花が咲いていた。西洋紫陽花が溢れる昨今、繊細で儚げな紫陽花が咲き競う姿はとても嬉しい。

    庭には、多くの日本の紫陽花が咲いていた。西洋紫陽花が溢れる昨今、繊細で儚げな紫陽花が咲き競う姿はとても嬉しい。

  • そのひとつ、紅山紫陽花(くれないやまあじさい)は、御霊神社の境内でも見かける国産種である。その美しさは、とても魅力的である。

    そのひとつ、紅山紫陽花(くれないやまあじさい)は、御霊神社の境内でも見かける国産種である。その美しさは、とても魅力的である。

  • 長寿寺から、人の波に乗り、北鎌倉方面へと移動する。途中の踏切の手前で、紫陽花の名所である明月院へ向かう道と別れるが、物凄い人の波である。こちらはそのまま進み、東慶寺へと向かう。案の定、こちらはいつもどおりの賑わいである。参道脇の紫陽花も、ゆっくりと鑑賞出来る。

    長寿寺から、人の波に乗り、北鎌倉方面へと移動する。途中の踏切の手前で、紫陽花の名所である明月院へ向かう道と別れるが、物凄い人の波である。こちらはそのまま進み、東慶寺へと向かう。案の定、こちらはいつもどおりの賑わいである。参道脇の紫陽花も、ゆっくりと鑑賞出来る。

    東慶寺 寺・神社・教会

  • 境内では、紫陽花がちょうど見頃である。しっとりとした落ち着いた雰囲気の中、紫陽花の花を楽しむ。

    境内では、紫陽花がちょうど見頃である。しっとりとした落ち着いた雰囲気の中、紫陽花の花を楽しむ。

  • 奥では、花菖蒲も咲いていた。まだ緑も柔らかく、初夏の趣である。

    奥では、花菖蒲も咲いていた。まだ緑も柔らかく、初夏の趣である。

  • ホタルブクロもちょうど見ごろである。本堂近くで多く咲いていた。

    ホタルブクロもちょうど見ごろである。本堂近くで多く咲いていた。

  • そして、小さな紫陽花が一輪だけ咲いている。山紫陽花系だが、品種が分からない。とても可愛く、気に入った。

    そして、小さな紫陽花が一輪だけ咲いている。山紫陽花系だが、品種が分からない。とても可愛く、気に入った。

  • 東慶寺と言えばイワタバコである。盛りは過ぎていたが、まだたくさん咲いていた。傍らに立つ石仏も、この季節だけは花に囲まれている。

    東慶寺と言えばイワタバコである。盛りは過ぎていたが、まだたくさん咲いていた。傍らに立つ石仏も、この季節だけは花に囲まれている。

  • その石仏の佇む崖には、イワタバコが群生している。花はとても小さく、近寄らないと良く見えないほどである。

    その石仏の佇む崖には、イワタバコが群生している。花はとても小さく、近寄らないと良く見えないほどである。

  • この日は陽射しが強く、気温も30度近くまで上がっていたのだが、境内は崖に囲まれた湿気の多い場所であり、緑も多いため、涼し気な空気に包まれている。

    この日は陽射しが強く、気温も30度近くまで上がっていたのだが、境内は崖に囲まれた湿気の多い場所であり、緑も多いため、涼し気な空気に包まれている。

  • 訪れる人も増えて来たので、そろそろ帰ることにする。この季節は、早目に帰るのが鉄則なのである。今年も、鎌倉の紫陽花を十分に堪能したので満足した。来年もまた、綺麗な景色を楽しみたいものである。

    訪れる人も増えて来たので、そろそろ帰ることにする。この季節は、早目に帰るのが鉄則なのである。今年も、鎌倉の紫陽花を十分に堪能したので満足した。来年もまた、綺麗な景色を楽しみたいものである。

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この旅行記へのコメント (16)

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  • rokoさん 2014/07/19 20:16:20
    鎌倉の紫陽花
    旅猫さん  こんばんは


    初夏の鎌倉は紫陽花のオンパレード
    何処を歩いても紫陽花の花が迎えてくれるんですね〜♪

    珍しいウズアジサイ
    タチアオイ=夏休み のイメージです(^^♪

    カシワバアジサイもこちら醒ヶ井の茶店の入口に見事に咲いていて、それ以来好きになりました。

    山百合も自生の花は存在感大
    昨年の東北旅行で道路沿いに見かけて、感激

    イワタバコ 水気のある湿った場所に自生
    あちこちで見かけられたんですね、小さな花だけど色・形とも可愛いですね。

    あ、メインの紫陽花、鎌倉の紫陽花も素敵です!
    堪能させていただきました。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/07/19 20:33:03
    RE: 鎌倉の紫陽花
    rokoさん、こんばんは。
    鎌倉の旅を読んでいただきありがとうございます!

    6月の鎌倉は、どこへ行っても紫陽花だらけですよ。
    有名な場所だけではなく、民家の庭先でも咲いています。
    鎌倉の花と言っても過言じゃないです。

    タチアオイは夏ですよね!
    蝉の声と白い雲、虫かごを持った子供。
    日本の夏休みですね。

    醒ヶ井にも柏葉が咲いていますか。
    そうだ、梅花藻を観に行かないと。

    山百合も綺麗ですよね。
    鎌倉は、山に囲まれているので、お寺の境内でも見られますよ。
    イワタバコも、鎌倉ではいろいろな場所で出会えます。
    鎌倉は、岩と清水が多いので、イワタバコが好む場所のようです。

    鎌倉、大好きな街です。
    旅猫
  • ottoさん 2014/07/07 20:28:33
    紅山紫陽花を白川郷のお寺でも見ましたよ
    旅猫さん 今晩は!

    いつも気にかけて頂きありがとうございます。
    東慶寺の色々な紫陽花を観賞させて頂きました。とってもいい雰囲気ですね。
    白川郷では紅萼と呼ぶそうですが、初めて見ました。

    6月末のスイス旅から帰ってすぐに白川郷の一里野温泉に出掛けましたので、さすがに疲れが溜まって暫くダウンしていました。
    どちらも好天に恵まれ充足の旅でしたが、blogにまとめるのはまだ先になりそうです。

    これからも宜しくお願い致します。

    Otto

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/07/12 17:08:27
    RE: 紅山紫陽花を白川郷のお寺でも見ましたよ
    Ottoさん、こんにちは。
    こちらこそ、いつもありがとうございます。

    鎌倉のお寺さんは、紫陽花が多くて好きです。
    種類もたくさんあるので、面白いですよね。

    スイスへ行かれていたのですね。
    帰られてすぐ白山の懐へ行かれるとは。
    それはお疲れのことでしょう。
    私など、飛行機に乗っただけでダウンしてしまいます(^^;

    旅猫
  • rupannさん 2014/06/23 00:08:18
    紫陽花と鎌倉♪
    関西の私は、憧れちゃう時節ですねぇ

    人混みを避けての紫陽花散歩〜

    静かな時を過ごせるお庭

    よいですねぇ

    あの海岸を見下ろす紫陽花の坂道は
    混みあっているんでしょうねぇ

    又鎌倉に行きたくなりました〜(*^_^*)

    by rupann♪

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/06/28 07:44:09
    RE: 紫陽花と鎌倉♪
    rupannさん、おはようございます。

    お返事が遅くなりすみません。

    紫陽花の季節はいいですよね。

    関西でも、紫陽花の名所は結構ありますよね。

    鎌倉は、この時期物凄く混みますが、場所を選べば結構ゆっくりできます。
    あの成就院の参道も、平日の早朝ならなんとかなるようですが。

    ぜひ、鎌倉へ♪

    旅猫
  • 前日光さん 2012/08/04 09:13:30
    鎌倉の紫陽花。。。
    旅猫さん、おはようございます。

    毎日暑いですね。

    鎌倉も夏は暑いんですよね。
    でも写真を眺めている分には、とても落ち着いた静謐な気分になれます。

    旅猫さんの訪れる鎌倉は、静かで心癒されます。
    (今回は鎌倉猫さんが登場しませんでしたが(^_-))

    冷泉為相は、遠くに海を望む所にひっそりと佇んでいるのですね。
    阿仏尼さんも、安心されているのではないでしょうか。

    タチアオイも、夏を演出する花ですね。
    通勤路に毎年見かけて、いつも心和んでおります。

    今回も旅猫風鎌倉すてき旅、とてもよかったです。

      前日光

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/08/04 11:10:54
    RE: 鎌倉の紫陽花。。。
    前日光さん、こんにちは。
    いつもありがとうございます。
    ほんと、暑いですね。
    今日は、ちょっと過ごしやすいですが。

    鎌倉は暑いですけど、海がありますからね!
    街歩きには酷な季節ですけど(^^;

    > 旅猫さんの訪れる鎌倉は、静かで心癒されます。
    ありがとうございます!
    暑い夏は、猫さんもどこか日影で休んでいるのかも(^^)

    タチアオイは好きな花のひとつです。
    夏が来たって感じですよね。
    結構派手目な花ですが、この季節だから違和感が無い。
    他の季節に咲く花だったら好きじゃなかったかも(笑)

    旅猫
  • hot chocolateさん 2012/07/22 12:10:49
    紫陽花咲く、初夏の鎌倉歩き♪
    旅猫さま、こんにちは。

    ここのところ、涼しくなって、過ごしやすいですね。

    旅猫さんが、鎌倉で最初に出会った紫陽花、縁がくるっと丸まったあの可愛い姿が大好きです。
    ウズアジサイというのですね。
    もちろん、しっとりとした梅雨の時期に咲く紫陽花は、すべて好きですが・・・

    この初夏の鎌倉の旅行記は、緑が濃く、静かな印象ですが、やはり表通りは
    人ごみで混雑しているのですね。
    そんなことも感じさせない、涼やかで落ち着いた雰囲気が伝わってくる旅行記でした。
    やはり旅猫さんならではの旅行記ですね♪

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/07/22 23:14:23
    RE: 紫陽花咲く、初夏の鎌倉歩き♪
    hot chocoさん、こんばんは〜
    いつもありがとうございます。

    今日も涼しくて、鎌倉散策にはちょうどよかったです。
    でも、明日からは、本格的な夏にいよいよ突入のようですね!
    暑いの苦手なんだよな(^^;

    ウズアジサイは、結構は可愛いですよね。
    あまり目立たないのですが、近付いてよく見ると芸術品です。

    この日は、紫陽花がちょうど見ごろの週末だったので、長谷寺や明月院は物凄い混雑だったようです。
    もちろん、成就院の参道も。
    でも、他のお寺さんや路地は、いつもとあまり変わらなかったですよ。
    今日は、紫陽花が終わった直後なので、観光客もかなり少なめでした。
    江ノ電に座れましたからね。

    旅猫
  • akicさん 2012/07/19 10:31:55
    涼やかです
    こんにちは。
    お久しぶりです。
    毎日暑いですね〜〜〜〜
    湿度がホント恨めしい!!

    久々時間が出来たので4トラ閲覧♪
    紫陽花の旅行記に心癒されました。
    海蔵寺大好きですが、この時期、綺麗な花が咲いてるんですね。
    行ってみたいわ〜

    ぶらりと散歩するには
    過酷な季節になってしまいましたので
    またチャンス伺います。

    ありがとうございました☆
    また来ます〜

    akic


    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/07/19 21:16:25
    RE: 涼やかです
    akicさん、こんばんは!
    お久しぶりです〜

    今年の夏も暑いですね!
    朝6時半には家を出ているのですが、すでにギラギラで。。。

    5月から6月にかけての鎌倉は、花も多くて良いですよ。
    爽やかですしね。
    ぜひ、来年は鎌倉へ。

    鎌倉四季物語も、ついに真夏に突入。
    夏の鎌倉は、歩くのがちょっとつらい(^^;
    どうなることやら。

    旅猫
  • たらよろさん 2012/07/13 21:14:54
    曇り空がいいのよねーーー
    こんばんは、旅猫さん。

    紫陽花って、なぜに曇っている方が綺麗に見えるのでしょう。。。
    普通、晴れて太陽が照らし出した青空と一緒に見る方が綺麗なはずなのに。。。
    紫陽花だけは、こういうお天気がいいわーーー

    北鎌倉の侘び寂び、、、素敵ですね。
    竹が凛と伸びているのも素敵♪

    人混みでも紫陽花の鎌倉!!
    わかるわ〜(笑)


    たらよろ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/07/19 20:47:14
    RE: 曇り空がいいのよねーーー
    たらよろさん、こんばんは〜
    お返事が遅くなりすみませんでした。

    花曇りって言うから、曇りのほうが花の色って綺麗に見えるのではないでしょうか?
    向日葵みたいに、ぎんぎんに晴れているほうが綺麗な花もたくさんありますけど(笑)

    北鎌倉も、有名どころを外せばのんびりできますね。
    この季節の明月院なんて近寄れません(^^;
    でも、鎌倉には足が向いてしまいますね。

    旅猫
  • ガブリエラさん 2012/07/13 10:24:14
    心が洗われます(*^_^*)
    旅猫さん☆

    おはようございます♪

    私、タチアオイのお花、大好きですヽ(^o^)丿
    家の近くに咲いてる所があって、ワンコのお散歩の時、そちらを回って歩いたりしました(^O^)

    鎌倉は、アジサイが多いんですね♪
    とっても綺麗で、旅猫さんのお写真が綺麗で、暑〜い奈良でも、涼しさを届けていただきました(*^_^*)

    ホットドッグ、おいしそうですね♪
    パンが、カリっとしてそうです〜ヽ(^o^)丿

    ガブ(^_^)v

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/07/13 10:39:30
    RE: 心が洗われます(*^_^*)
    ガブさま、こんにちは!
    いつもありがとうございます。

    奈良も暑いですか!
    こちらも暑くなってきました。
    もうすぐ、本格的な夏の到来ですね。

    タチアオイは、何となく好きです。
    季節を知らせてくれる花って感じで。
    たくさん咲いていると綺麗ですしね!

    鎌倉と言えば紫陽花ですからね。
    紫陽花だらけと言っても過言ではありませんよ。
    この季節、鎌倉は大混雑です(^^;

    ホットドッグは、偶然見つけましたが、美味しかったですよ♪
    旅猫

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