2012/05/30 - 2012/06/12
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ken-kenさん
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ウィーンと言えば、5月、6月の初夏が一番いい時期ではないでしょうか。
天気もこの時期は比較的安定していますし、暑くもなく寒くもなく過ごしやすい時期でもあります。
街の規模も丁度良く、公共の乗り物も便利。
本当にウィーンと言う街は何度来ても楽しい都ですね。
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ウィーン、王宮前広場。
中央に立つのはオイゲン公の像だそうです。
オイゲン公はフランス人でありましたが、出世の見込みのないフランスを捨てて帰国のオーストリアに仕官しました。
オスマン帝国がウィーンを包囲した時に活躍し、その後もフランスとの戦いで功績をあげた英雄です。
広場には客待ちのフィアカー(馬車)が沢山います。 -
やはり王宮広場。
建物はホーフブルク宮殿です。 -
王宮の中庭。
真ん中に建っているのはフランツ2世像。
最後の神聖ローマ皇帝でマリア・テレジアの孫、マリー・アントワネットの甥にあたります。 -
王族の彫像と言えば忘れてならないのがこの人。
フランツ・ヨーゼフ皇帝の皇妃、シシーことエリザベートです。
ミュージカル「エリザベート」で日本でも一躍有名になりました。
王宮の横、フォルクス庭園に建っています。
堅苦しいオーストリアの宮廷に反抗し自由に生き、最後はアナーキストに暗殺される悲劇の王妃です。
もっとも、伝記をよく読めば、いつも旅行ばかりして、(しかも豪華なヨットで!)あちこちに豪華な別荘を建てるなど結構贅沢で金遣いも荒かったみたいですね。
ギリシアのコルフ島に宮殿のような別荘を建てています。 -
ホーフブルク王宮。
広場で何か催し物をやっているようです。 -
下まで映すとこの通り。
王宮には全然似合わないロックバンドが演奏していて、かなり萎えました(笑)。 -
王宮の壁に造られた噴水です。
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王宮付属のプルンクザール(国立図書館)に入ります。
世界一美しい図書館と言われています。
王宮の諸施設は写真撮影禁止の場所が多いのですが、ここは写真撮影可です。
バロック様式の装飾に目もくらみそうです。
天井画です。 -
プルンクザールの真ん中にあるホール。
中心に立っている像はカール6世だそうです。
カール6世はマリア・テレジアのお父さんだそうです。 -
ともかく天井画が凄いです。
設計に携わったのはフィッシャー・フォン・エルラッハ親子です。
エルラッハはシェーンブルン宮殿の設計にも携わっています。 -
とにかく絢爛たる装飾です。
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カール6世と天井画。
このアングルを探すのに結構苦労しました。 -
もう少し天井画を大きくしました。
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王宮を後にしてザンクト・シュテファン寺院に向かいます。
おととしも修復工事をしていましたが、未だ進んでいないみたいです。 -
シュテファン寺院です。
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シュテファン寺院の屋根に描かれたハプスブルク家のシンボル双頭の鷲です。
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シュテファン寺院の内部です。
素晴らしい色彩です。
朝7時過ぎに行ったので、ミサが終わったばかりで人もいなく荘厳な雰囲気でした。 -
ステンドグラスの色が堂内に素晴らしい影を落としています。
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ちょっとピンボケになってしまいましたが、夢のような景観です。
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グラーベンと言う大通りに建つペスト記念柱。
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シュテファン寺院前から伸びるグラーベンに建っているペスト記念柱。
1679年ヨーロッパに蔓延したペストが治まったのを記念してレオポルト1世が立てたバロック様式の建築物。 -
グラーベンのそばにあるペーター教会。
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ペーター教会の天井画です。
ウィーンはバロックの都です。 -
ペーター教会の内部です。
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ウィーンで一番好きな広場、ユーデン広場です。
ユーデンということでユダヤ人の居住区みたいです。
真ん中に建っている像はレッシング。 -
ホーエマルクト広場にあるアンカー時計。
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ホーエマルクト広場も好きな広場なのですが、残念ながら修復中でした。
その修復の壁面に描かれたポスター(汗)。
流石に進んでいますね。 -
あまりの美しさにどこかの教会かと思って写真に撮りましたが、普通の建物のようです。
こんな美しい建物が普通に建っているのがウィーンの良さですね。 -
リンクの外にあるカールス教会。
マリア・テレジアの父のカール6世がペストの鎮静を祈念して建てた教会だそうです。
設計はやはりフィッシャー・フォン・エルラッハ親子です。
オーストリアにはあちこちにペスト関連の建物が多く、いかにペストが恐ろしかったのかがわかりますね。 -
カールス教会です。
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ウィーンにカフェは沢山ありますが、ケーキの味はどこも日本人にはちょっと甘すぎです。
そんな日本人の間で評価が高いと言うカフェ・スルッカ。
国会議事堂の裏にあります。
木イチゴのタルトを頼みましたが、確かに非常に美味しかったです。 -
ウィーンの郊外にあるシェーンブルン宮殿です。
西のベルサイユ、東のシェーンブルンがヨーロッパの2大横綱宮殿でしょうね。 -
正面をアップで撮りました。
残念ながら内部撮影は禁止です。
バロックの精華でしょうね。 -
シェーンブルン宮殿を横から撮りました。
薔薇がとても綺麗です。 -
庭園から見たシェーンブルン宮殿です。
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同じく庭園から見たシェーンブルン宮殿です。
庭の花が刺繍模様のように見えます。 -
やはり何か催し物があるみたいですが、これはあんまりでしょう(笑)。
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せっかくのシェーンブルン庭園が・・・・(涙)
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シェーンブルン宮殿、ネプチューンの噴水。
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グロリエッテまで登って全体像を写しました。
本当だったらもっと写しているところなんですが、完全にふててますね(笑)。 -
シェーンブルン宮殿の一番上にそびえ立つグロリエッテ。
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グロリエッテから見るシェーンブルン宮殿とウィーン市街。
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リンクそばに建っているオイゲン公の夏の離宮ベルヴェデーレ宮殿。
ウィーンでもかなり好きな宮殿です。
上宮と下宮に分かれていてどちらも美術館になっています。 -
この写真に写っている上宮は19世紀から20世紀のオーストリア絵画が飾られています。
クリムト、エゴン・シーレ、ココシュカ等の世紀末の傑作が並びます。(ただし写真撮影は不可) -
庭園の雰囲気はシェーンブルンよりずっと好きです。
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上宮の庭から見た下宮とウィーン。
下宮は中世美術が飾られているようです。 -
噴水と上宮です。
シェーンブルン宮殿の庭もベルベデーレ宮の庭も朝方はジョギングをする人が一杯います。 -
上宮の庭にはスフィンクスが何体も飾られています。
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ジョギングをしているの人の姿が写っています。
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スフィンクスとウィーンの街並み。
こちらから見えるウィーンはシェーンブルンと違って、まさしくウィーンの中心街です。 -
ベルヴェデーレ宮殿を出た所にあるシュヴァルツェンベルク広場。
多分ウィーンで一番醜い建築物です。
第2次大戦中オーストリアはナチスドイツに併合されドイツと共に闘いました。
そしてウィーンに最初に侵入してきたのはソ連の赤軍だったのです。
戦後オーストリアとウィーンはソ連、アメリカ、イギリス、フランスに支配され、この地区はソ連の支配下に置かれたのです。
ソ連はオーストリア解放記念として、ここに赤軍の英雄記念碑を建てたのです。塔の上に旗を持って鎮座しているのはソ連兵です。
オーストリアはせめてもの抵抗として噴水を高く上げソ連兵を見えなくしたそうです。
1955年にオーストリアは独立を果たしますが、その時に結ばれた条約の中に、この像を撤去しないという文句が入っていたそうです。
そのためにソ連崩壊の今でもこの建築物は残っています。
しかし、「コミュニズム?なにそれ?新しくできたクラブ?へー、クールじゃん!」とでも言いそうな真っ赤に髪を染めた白人の女の子が嬉々として写真を撮っている姿を見ると、冷戦時代も遠くなったなぁと感じざるを得ません(笑)。 -
シュタットパーク(市立公園)の中にあるヨハン・シュトラウス像。
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ブルグ公園にあるモーツアルトの像。
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観光客ばかりでつまらないとか、なんだかんだ言われていますが、やっぱり夕食はグリンツィンのホイリゲで食べたいものです。
地下鉄のショッテントーア駅から市電38番に乗りかえて終点のグリンツィンに向かいます。
ウィーンでは地下鉄はほとんどの駅で、市電も大きな駅では電光掲示板があって次の電車までの時間を表示してくれるのでせっかちな日本人にとってはありがたいですね。
写真はグリンツィンの街並み。 -
グリンツィンの教会。
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グリンツィンの家並み。
大抵の家がホイリゲになっています。 -
グリンツィンのホイリゲ「ツム・マルティン・セップ」。
グリンツィンではこの店を勧めている人が多いですね。
看板にシュパーゲル(アスパラガス)のマークが出ています。
勿論シュパーゲル(白アスパラガス)を注文しました。
この時期にドイツ、オーストリアに行くと必ず白アスパラガスを注文します。
この店はその豊かな味もさることながら値段の安さにびっくりしました。
あまりの美味しさ安さに次の晩も続けて通いました。
シュパーゲルはメニューからの注文でしたが、カウンターに並べられている料理もとても美味。
特に野菜全般がめちゃくちゃ美味しかったです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 旅こそ自由さん 2019/05/27 06:13:02
- シュテファン寺院の堂内写真に感動
- ken-kenさま、旅こそ自由です。先のベルヒテスガーデン方面の旅行記の書き込みでは、コメントをどうも有り難うございました。何度も恐縮ながら、こちらも拝見致しまして。シュテファン寺院の堂内写真は本当に圧巻ですね。ステンドグラスには全く詳しくないのですが、この様な虹色のグラデーションはこれまで見たことがないので信じ難い驚きです。
天候による光の加減にも左右されるかと存じますが、季節や時間帯にもよるのでしょうか。あるいはフォトテクニック的な面もあるのでしょうか。シュテファン寺院は今回の旅でも、フィナーレ(7月中旬)での訪問を予定しておりまして。前回は外観を見ただけで中に入っていないので、今回は存分に堪能したいです。この近くに泊まることになっているし。
- ken-kenさん からの返信 2019/05/27 07:56:11
- RE: シュテファン寺院の堂内写真に感動
- 旅こそ自由さん、おはようございます。
再びのコメントありがとうございます。
旅行記にも書いてありますがこれは朝の7時に撮った写真です。
昔、お昼に入ったことがあったのですが、その時にはこれほどまでの印象はありませんでした。
今改めてグーグルマップで調べたのですがステンドグラスは南と北に配されています。
なのに東からの光線でなんでこんなにも美しい色を落としたのか・・・・・(ただし、実際より写真のほうがよりよく映っているような気もいたします。)
自分でも不思議です(笑)。
ただ人がいないということが一つの理由になっているのかもという気もいたします。
是非、朝方にいらしてお確かめになっていただきたいです。
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