2016/05/29 - 2016/05/31
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ken-kenさん
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今回はゴーザウ湖のほとりのガストハウスに泊まることにしました。
このガストハウス・・・・最高でした。
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ザルツブルク駅のコインロッカーに重たい荷物を預け、リュックサック一つでゴーザウ湖に向かいました。
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ゴーザウ湖に2泊したので時系列は無視します。
朝のゴーザウ湖
光線状態は逆光でいまいちいい写真が撮れないのですが、逆さダッハシュタインが現れるのは湖面が静かな朝だけです。 -
ゴーザウ湖と言えばなんといってもダッハシュタインでしょう。
またダッハシュタインが一番美しく見えるのもゴーザウ湖のほとりからでしょう。 -
ゴーザウ湖のほとりを歩きます。
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ゴーザウカムの姿も美しいのですが、ダッハシュタインと比べるとやはり脇役の感があります。
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ゴーザウ湖に映るゴーザウカム。
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美しいゴーザウ湖
ただし湖畔はすでに結構にぎやかです。 -
ダッハシュタインのアップ。
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あっという間に風が出てきて湖面が波立ってきました。
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仕方がないのでいったんゴーザウ村に降りることにしました。
ゴーザウ村に降りる道からのゴーザウカム。 -
ゴーザウ村にある池からのゴーザウカム。
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アップです。
池の水はあまりきれいではありません。 -
昔、あるテレビ番組でこの池をゴーザウ湖と紹介していてびっくりしたことがあります。
さすがに今ではそんなミスはないでしょうけど。 -
ゴーザウ村の草原から見たゴーザウカム。
ここまでくると主役はゴーザウカムになります。 -
ゴーザウカムと草原。
まるでフネス村から見たガイスラー山群のようです。 -
ガイスラー山群に比べるとやや丸みを帯びている気もしますが、勝るとも劣らぬ風景だと思います。
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黄色い花々が咲き乱れ天国のような風景です。
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天気が良くなったので、もう一度ゴーザウ湖まで登りました。
湖にダッハシュタインは映っていませんが、青空の上に光線状態もよくなっています。 -
ダッハシュタインのアップです。
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素晴らしい風景です。
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ここで湖畔にあるガストホフ・ゴーザウゼーにチェックインしました。
(これは2日目、あまり天気の良くない日の朝に撮影しました)
特にフロントがあるわけでなく、レストランの調理場に声をかけるとチェックインの手続きをしてくれます。
部屋は3階ですが、エレベーターがなく階段を登っていきます。
荷物をロッカーに預けておいてよかったと思いました。 -
シングルルームでしたので部屋は狭いです。
もちろんシャワーのみでセーフティボックスもついていません。
でもシャワー、トイレともに部屋についているし、清潔でなかなか快適でした。 -
しかもベランダもついています。
ベランダから見たゴーザウ湖です。 -
ロープウェイでツヴィーゼルアルムに行こうかとも思いましたが、まずは秘境と言われるヒンターゴーザウ湖にハイキングに行くことにしました。
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湖畔の道を奥に向かいます。
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奥まで行くと上り坂の山道になります。
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ダッハシュタインは森越しに見えるようになります。
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こんな草原もあらわれます。
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登るにつれダッハシュタインは下部が見えなくなってきます。
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ゴーザウ湖がだいぶ下に見えるようになった頃・・・・
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ヒンターゴーザウ湖が現れます。
およそ200m登ったことになります。 -
ここまでくると人はあまりいなくなります。
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我々がゴーザウ湖と呼んでいる湖は本当はフォルダー・ゴーザウ湖と呼ぶそうです。
日本語に訳すと、フォルダー・ゴーザウ湖が前ゴーザウ湖。
ヒンター・ゴーザウ湖が奥ゴーザウ湖だそうです。 -
美しさという点ではダッハシュタインが全部見えている点でフォルダー・ゴーザウ湖に軍配が上がりますが、ヒンター・ゴーザウ湖に関してはなにより静かなのがいいです。
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200mを登って汗だくになりましたが、急にさーっと気持ちの良い風が吹いてきました。
もしかすると雨になるかもしれません。
早く下山したほうがいいかもしれません。 -
予想が当たりました。
宿に戻ってしばらくするの急に篠突くような激しい雨が降って来ました。
雷も鳴り始め、ヒンター・ゴーザウ湖でゆっくりしていた人たちがびしょぬれになって帰って来ました。
本当に山の天気は変わりやすくて気まぐれですね。 -
その日の夕食はフォレレ(鱒)のバター焼きをいただきました。
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本当においしい鱒でした。
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翌朝は今にも泣き出しそうな空です。
それでもダッハシュタインはゴーザウ湖に姿を映してくれています。 -
ガストホフでの朝食ビュッフェ。
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ガストホフで朝食付き60ユーロのわりに充実していました。
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部屋もいかにも山のホテルという感じです。
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こちらからはゴーザウ湖が見えます。
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なにより良かったのが、ビュッフェのほかにゆで卵をゆでてくれたことです。
一通りビュッフェを取って席に戻ると、サーブしてくれる女性が「ゆで卵どうします?」と聞いてくれて、「もちろん!お願いします!」と言ってゆでてもらいました。
ああ!一見何の変哲もないのに、口に入れるとねっとりとして芳醇な味が広がるあの卵の黄身!
これだけは他所では食べられません。
オーストリアやバイエルンの山のホテルではどうしてこんなにも美味しい卵が食べられるんでしょうか?
このゆで卵を食べに行くという目的だけでもまた行ってみたいホテルです。 -
この日、8時45分の始発ロープウェイでツヴィーゼルアルムに登ったのですが、雲が湧き出てほとんど景色を見ることができませんでした。
仕方なくバスでいったんバート・イシュルに降り、午前中はトラウン湖(ザルツカンマーグートの旅行記に乗せました)、
午後はバード・イシュルに行くことにしました。
バード・イシュルと言えば、フランツ・ヨーゼフ皇帝の別荘があり、皇后エリザベートと出会った場所です。
もともとは湯治場で温泉施設としゃれたお店が並んでいます。
写真はバード・イシュルのザルツカン・マーグート・テルメ(かつてのカイザー・テルメ)です。
温泉施設で温水プールがあります。 -
バート・イシュルにあるカイザー・ヴィラ。
1854年に皇帝フランツ・ヨーゼフと皇后エリザベートの結婚記念として建てられました。
フランツ・ヨーゼフはその生涯のほとんどの夏をここで過ごしたそうです。 -
内部には入りませんでしたが、皇帝の別邸にしては質素な外観です。
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庭園を上がったところにある小さな館。
皇妃エリザベートがティーハウスとして使ったそうです。
現在は写真博物館になっています。
このあたりから雨が降って来ました。 -
丘の上から見たカイザー・ヴィラ。
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バート・イシュルの町に戻りました。
トリンク・ハレ。飲水館のことです。
ヨーロッパで温泉治療と言えば浸かることよりも飲むことのほうが中心でした。
現在はインフォメーションセンターが入っているそうです。 -
トリンク・ハレと後ろには郵便局があります。
郵便局も実にクラシックです。 -
バート・イシュルは優雅な観光地なので町中を馬車が走っています。
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バート・イシュルのメインストリートと言っていいプファールガッセです。
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昔は皇室御用達の高級店が並んでいたのでしょうが、大分庶民的な店が増えたような気がします。
19世紀は遠すぎて海にいけない国の上流階級の人が温泉地を目指しました。
また医療も発達していなかったので温泉を飲むということが今とは比較にならないくらいに重要なことでした。
が、どんな海辺のリーゾトにも簡単に行けるようになった今、バーデン・バーデンといいかつての内陸の高級温泉地は生き残るためにいろいろなことをしなければならないのでしょう。 -
プファールガッセで未だに昔の皇室御用達の誉れを掲げている、カフェ・ツァウナー。
ただし内部は観光客でわさわさしています。 -
プファールガッゼの突き当りにある噴水。
日本人のように温泉に浸かることが「癒し」であり「娯楽」でもあるという考えをヨーロッパ人が持っていたなら、温泉地の姿もまた変わっていたかもしれません。 -
さらに行くと公園の中にクーア・ハウス(劇場)が建っています。
温泉地でひと夏の長期逗留をするのですから、娯楽は欠かせません。
ここでオペラ・演劇・コンサートが開かれるのでしょう。 -
非常に豪華な建物です。
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クーア・ハウスの近くに建っていたお屋敷。
かつては貴族のお屋敷だったのでしょうが、現在はギャラリーと喫茶店になっています。 -
トラウン川の向こうに建つレハール・ヴィラ(一番左の建物)。
オペレッタ「メリー・ウィドウ」やワルツ「金と銀」で有名なフランツ・レハールが暮らした屋敷です。
レハールは78歳まで長生きしたので、フランツ・ヨーゼフ時代もナチスの時代にも有名人であり続けました。
レハールの奥さんはユダヤ人でしたが、ヒトラーが「メリー・ウィドウ」が大好きであったこと、ヒトラーに「メリー・ウィドウ」の楽譜をプレゼントしたことなどでナチスから庇護を受けたそうです。
友人のユダヤ人が強制収容所に入れされそうになった時、ナチスに顔の聞くレハールを頼ってきました。
が、夫人のことの弱みもあって結局レハールは友人を守ることができませんでした。
結果、戦後はナチス協力者の汚名を着ることになります。 -
トラウン川にかかるエリザベート橋。
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雨でトラウン川もかなりの濁流となって流れています。
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天気が良ければ日光浴をする人もいるのでしょうが、ベンチには誰も座っていません。
この後、最終バスでゴーザウ湖に帰ることにします。 -
再びホテルで夕食です。
ニンニクのスープ。
大変おいしかったです。 -
鹿肉のステーキ。
臭みも全くなく、塩だけでも十分美味しかったです。
でもラズベリーの甘いソースをつけるとまた違った風味になってこれも美味しいです。
付け合わせのポテトコロッケもまた美味しゅうございました。
小さなガストホフですが、メニューは豊富で一週間くらい泊まっても飽きることはないという感じです。 -
翌朝の風景。
今日も雲が多く残念な一日になりそうです。 -
早朝の散歩。
この日中国人の方が2組泊まられていました。
一組は本土からみえた新婚夫婦。
一組は香港からみえた一人旅の男性。(後でラムサウの村で再会することになります)
散歩していると新婚の女性がかっこいいジョギング姿で走って来て、「モーニン」と挨拶をして去っていきました。
あまりのカッコよさにちょっと見とれました。
わずかの期間で中国ってほんと変わりましたね。
ただ旦那さんはいかにも中国人って感じでしたが・・・・
中国人の若い女性に関してはなかなか日本人と区別するのが難しくなりましたね。(中年女性は薔薇柄の洋服を着ているのですぐわかりますが・・・)
ただ男性に関してはすぐわかります。
中国人の男性はおしゃれに関しては、やらな過ぎか、やり過ぎにはっきり分かれます。
ゴーザウ湖も中国人観光客が多いのですが、トレンチコート姿でハイキングをしている中国人男性を見た時はやはり異様な感じがしました。 -
朝食の時、二泊したせいか眺めのいい6人掛けのテーブルに案内してくれました。
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再び美味しい半熟ゆで卵をいただき、バート・イシュルでバスを乗り継いでザルツブルクに帰ることにします。
ただ、朝は降っていなかったのですが、時間がたつにつれだんだんと雨が強くなってきました。
途中フシュル湖でも観光しようかと思ったのですが、この雨ではどうすることも出来ません。
ザルツブルクまで直行することにしました。
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