2011/11/03 - 2011/11/06
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たびたびさん
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京都の紅葉にはちょっと早いし、天気もイマイチ。こういう時は、グルメに目線を変えて、あちこち歩き回ります。いつも気になっていて、なかなか行けなかったところ。ふと目に付いたところ。さまざまですが、そこは京都。それぞれに息づいている伝統を感じさせてくれるものが揃いました。
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伊丹空港に到着して、京都を目指しますが、まずは、長岡天神駅で途中下車。
乙訓寺に向かう途中。うお寿という大きなビルの料理屋さんがありました。看板に大きく、「竹の子姿寿司」と書いてありまして、そういえば、長岡天神のあたりは、京都でも指折りの竹の子の産地です。 -
朝まだ早くてお店は閉まっていたのですが、厨房の方を覗くと板前さんがいて、尋ねると持ち帰りなら出来ますとのこと。それではと、姿寿司を注文しました。バラ寿司に竹の子が入っているのは普通です。柔らかな竹の子の歯ごたえと木の芽・柚子のかおりはさすがですが、結局、味の方はそれと基本同じ。癖のないさっぱりとしたおいしさです。いいものを見つけました。
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さて、乙訓寺。
ここは、推古天皇の勅命により聖徳太子が建立したと言われている古刹です。平安京に遷都した桓武天皇は、その前にこの地に長岡京を造営しますが、その造営に尽力した藤原種継の暗殺事件が起き、嫌疑をかけられた早良親王が幽閉された場所でもあるとされます。ただ、長岡天神の霧島つつじの時期に、ここの牡丹を見るというのが一番ポピュラー。境内いたるところに牡丹苑が整備されています。 -
今の時期。秋だと何もないかなあと思ったら、弘法大師が嵯峨天皇に献上したという蜜柑がたわわに実っていました。
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乙訓寺から光明寺へ。光明寺は、長岡天神駅からバスがあるのですが、乙訓寺からだと歩けなくはない。
ここは、熊谷直実が法然上人を荼毘にふした場所。 -
法然上人にゆかりの寺は京都市内に20ヶ所以上あるのですが、この寺もそのうちの一つ。というか、かなり縁の濃い寺でしょう。
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この参道が紅葉の季節には大人気。色づきはまだまだでしたが、それでも紅葉が重なり合って、枝を伸ばす姿はさすがの雰囲気です。
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本堂の奥に方丈前庭園があって、山と塀に囲まれた独特の構造です。しかし、これは紅葉の季節だけの期間限定拝観。今回は拝観できませんでした。10年前に来た時はそんなことなかったのですが、最近、観光客のマナーが悪くなって、そうしたのだとか。気をつけましょう。
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次は大原野神社へ向かいます。
今回、光明寺から歩いてみました。歩けなくはないですが、けっこう遠い。それなりの覚悟が必要です。長い参道は、紅葉のトンネルのような感じ by たびたびさん大原野神社 寺・神社・教会
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やっとたどり着いたので、境内の春日乃茶屋へ。
名物という草団子(@200円)をいただきました。名物という草団子 by たびたびさん春日乃茶屋 グルメ・レストラン
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イチオシ
器と器に盛られた団子、葉っぱに乗せた赤いフォークもついて、その姿がとてもきれいです。団子はお餅ではなくて、米粉を丸めたもの。その中には、餡子がぎっしり。その餡子は、塩味がけっこうきついのですが、不思議なことにその違和感はまったくない。むしろ、餡子の味は本来こうだったのではないかと感じてしまうくらい自然な味わいでした。お店は、境内の庭に面していて開放感いっぱい。一角では、お琴の演奏が行われていました。
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さて、この神社は、奈良の春日大社から勧請を受けたもの。桓武天皇が長岡京へ遷都するのですが、桓武天皇の后は藤原氏の出身で、春日大社は藤原氏の氏神なのです。そのような神社なので、藤原氏の家では、女の子が生まれると、その子が皇后・中宮になれるように、当社に祈願したのだそうです。今は、紅葉の名所として有名。長い参道は、紅葉のトンネルのような感じです。写真は本殿辺り。七五三の女の子が家族に連れられてお参りしていました。
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勝持寺へは、歩いてすぐ。
西行がここで出家したというゆかりの寺です。 -
境内には、髪を剃った剃刀を磨いだとされる石もありました。また、古くから桜の名所として知られ、花の寺と呼ばれます。西行が植えたとされる西行桜も、何代目かですが、残っています。そういう意味だと、観光シーズンは春と思われていますが、秋の紅葉も実はすばらしい。桜の木ともみじは同じくらいあって、今は、桜の紅葉が楽しめました。
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本堂奥の瑠璃光殿に安置された
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イチオシ
鎌倉時代作の薬師如来、金剛力士像、十二神将像など。重要文化財の仏像も必見です。
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勝持寺の隣りの願徳寺です。
持統天皇が夢でお告げを受け、薬師如来を本尊としてこの地に創建されたというのですが、今の本尊は知る人ぞ知る国宝、如意輪観音菩薩半跏像です。写真の鉄筋コンクリートの建物に安置されています。門を入るのに、インターホンで拝観を申し込むと仏像だけですがの返事。いや、その仏像を見に来てます。何か、勘違いして来る観光客も多いのかもしれません。前にも来ているので、確か説明してもらえるんでしたよねと声を掛けたら、まじめな顔をして「気分次第!」。これには、噴出してしまいました。面白い住職さんです。
さて、如意輪観音菩はまず衣紋がすばらしい。美しく、鮮明な流れがあります。顔立ちも整っていて、ブロンズ増のような雰囲気。実は博物館で背中も見たことがあります。生きているかのようなリアル感がありました。これまでの2回の対面では厳しい仏像のイメージがありましたが、今回はやや優しそう。見るたびに違う印象になるのは、やはり、気高い仏像ならではだと思います。 -
勝持寺の山門を下ります。
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同じく大原野の正法寺。
これは、「しょうぼうじ」と読みます。住職が戦争から命からがら引き上げてきて、四国を巡礼したことが縁で、いろんな石の寄贈を受けたのだそうです。その石を使って作ったのが、鳥獣の石庭。客殿から眺めると、象、かえる、ライオン、ウサギ、亀ほか、動物に見立てた石をが平庭いっぱいに配されています。その向こうは、東山の山並み。ということは、京都の市街を挟んで西から東に対峙していることになります。これ以上ない雄大な借景といえます。なお、写真は、本堂前庭。シンプルな中にも力強さがあって、これも気に入りました。
これで、大原野はおしまい。京都市内に向かいます。正法寺 寺・神社・教会
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またまた、スイーツということで、パティスリーオ・グルニエ・ドールへ。
錦市場から堺町通りをすこし上ったところ。店先に、若い女性やカップルがたくさんいて、順番待ちをしていました。我々も名前を記入して待つことに。祝日の夕方4時くらいでしたが、30分以上待つことになってしまいました。時間が近づくと呼ばれて、ショーケースの中から、お菓子を選びます。錦市場 名所・史跡
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だんだん品数が少なくなっていくので、やはり、早めに行った方がいいかもしれません。私も狙っていたモンブランが直前に売り切れて、残念でした。店内は路地庭を挟んで、ずいぶん奥の方まで席があります。やはり、京都の雰囲気がある造りです。人気店ですが、店員さんのちょっと素人っぽい対応が逆に和みました。いいお店です。
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今度は和菓子。松寿軒です。ここは、花見小路から建仁寺の裏手に回ったあたり。しかし、思ったよりちょっと遠い感じ。最近人気が出てきたお店と聞いて訪ねました。店構えは、小ぶりでちょっと地味。街中の普通のお菓子屋さんといった雰囲気です。
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前日に、予約をして、お店の方に4品選んでおいてもらいましたが、一つ一つ名前やいわれを説明してくれました。ただ、気に入ったのは「猪子」。茶色の牛皮に餡子が詰まったお菓子です。この牛皮のもちもち感がすばらしい。弾力があって粘りがある。これは印象に残りました。
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白川を経由して、菱岩へ。
菱岩 ジェイアール京都伊勢丹店 グルメ・レストラン
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菱岩は、仕出し弁当の専門店。昔は、料亭とかもやっていたようですが、業態転換をして、今では京都でも多分、一番有名なお弁当屋さんだと思います。祇園白川の路地を入ったあたりで予約した弁当を取りに行きましたが、厨房の傍らで受け取ります。老舗なのですが、これはあっさりしたものです。
菱岩 ジェイアール京都伊勢丹店 グルメ・レストラン
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イチオシ
写真は、3500円の一番安いランク。宿に帰っていただきましたが、どの品もおいしいの一言。京都の食文化をぎゅっと詰め込んだような品ばかりです。少し量が多くて、どうかと思いましたが、すとんと胃袋に収まりました。これはお値打ちです。
これで一日目は終了。 -
二日目は、朝早くから宿を出発。
白峯神宮は、堀川今出川のすぐそば。今出川通り沿いにあって、配流されその地で没した崇徳天皇・淳仁天皇を祀る神社です。ちなみに、崇徳上皇は保元の乱に敗れて讃岐に流された天皇。明治になって、明治天皇が現在地に社殿を造営しました。それまで、この地は蹴鞠の宗家であった公家・飛鳥井家の屋敷の跡地。地主社として祀られた精大明神が蹴鞠の守護神だったため、そちらの関係で有名。現在ではサッカーのほか、球技全般およびスポーツの守護神とされています。バス停からは近いので、待ち合わせ時間にちょこっと寄ってもいいでしょう。球技全般およびスポーツの守護神 by たびたびさん白峯神宮 寺・神社・教会
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北野天満宮も、ちょっと立ち寄り。土井の紅葉が公開中ですが、開園の時間が遅いので、パス。
北野天満宮 (天神さん) 寺・神社・教会
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八背に移動して。瑠璃光院。
「八瀬」は、「矢背」とも記されるようで、壬申の乱で背中に矢傷を負われた大海人皇子が「八瀬の釜風呂」で傷を癒されたという由緒ある場所。 -
やすらぎの郷とされ、明治の元勲三条実美公も度々訪れ、この庵に「喜鶴亭」と名付け、直筆の額が玄関に掛かっていました。
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通常非公開なのですが、新緑と紅葉の時期にだけ一般公開されます。
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写真は、瑠璃の庭。二階から見下ろしたもの。せり出したもみじと背景となる濃い緑の苔が、えもいわれぬ景色となっています。
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建物は、京数寄屋造りの名人中村外二、庭は、佐野藤右衛門一統の作。大正から昭和にかけて作られた傑作です。
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ここは蒸し風呂。
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仏画の展示も
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見事です。
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ルイ・イカール美術館 KYOTOは、瑠璃光院の帰り。
モダンな建物が印象的です。 -
ルイ・イカールは、1888年、南フランスの古都、トゥールーズに生まれ、父親は銀行家。第一次世界大戦と第二次世界大戦の間のつかの間の平和を彩ったアール・デコを代表するフランスの銅版画家です。華やかな女性たちを繊細で優雅なタッチで表現した作品とともに、展示された各部屋の取り合わせがすばらしい。瑠璃光院の管主が20代の頃から集めた作品を展示しているのですが、管主の作品にこめる思いと美的センスが光ります。お勧め。瑠璃光院の拝観の後で、どうぞ。
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比叡山ケーブル。駅だけ見て、次は蓮華寺へ。
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蓮華寺は、叡山電車の三宅八幡駅が最寄。大原に向かうバス道路脇です。少し一般の観光ルートからは外れるので観光客は少なめ。逆に、観光タクシーのお客さんが多いように思います。
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ちなみに、ここは江戸初期に造営された池泉鑑賞式庭園が有名。蓮華寺の造営にあたっては、詩仙堂を造った石川丈山、朱子学者の木下順庵、狩野派画家の狩野探幽、黄檗宗の開祖である隠元禅師などが協力したようで、こちらのレベルが上がれば鑑賞の幅も広がるといった庭だと思います。右手前には舟石もその一つ。浄土を此岸に見出す入舟形式とのことで、珍しいもののようです。
こちらのレベルが上がれば鑑賞の幅も広がるといった庭 by たびたびさん蓮華寺 寺・神社・教会
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見落としてならないのは、書院の柱の配置。ある地点から見ると三つの柱が一直線に重なって、景色の邪魔をしないように工夫されています。
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三宅八幡神社は、蓮華寺から歩いて。
こちらのレベルが上がれば鑑賞の幅も広がるといった庭 by たびたびさん蓮華寺 寺・神社・教会
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この神社は、推古天皇の時代、小野妹子が遣隋使として隋へ赴く途中、九州の筑紫を過ぎた辺りで病気になったことから、宇佐八幡宮に参詣。
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イチオシ
祈ったところ完治したことから、妹子は、帰国後に、報恩のため宇佐八幡を勧請し、一族の守護を祈願するため祀ったのが起源だそうです。また、「虫八幡」と呼ばれ、子供の疳の虫封じの神としても信仰を集めているとか。ところで、写真は三宅八幡神社の鳥居。よく見ると、狛犬の代わりに「狛鳩」。これは珍しいでしょう。八幡神の使いとされているようで、境内の茶店にも「鳩餅」という名物がありました。
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叡山電車で、市内に戻ります。
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出町柳のふたば。いつも行列です。
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近くの満寿形屋。
名物のにしんそば by たびたびさん満寿形屋 グルメ・レストラン
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写真は、名物のにしんそば。身欠きにしんのりっぱなこと。程よく、身がほぐれて、味も染みています。京都は海から遠いので、こうした保存食の加工技術が発達しています。板さんがこの戻し方が難しい。柔らかすぎると台無しになってしまうんだと説明してくれました。なるほど。900円の値段の価値は十分ありますね。もう一つの名物は、鯖寿司。この辺りは、日本海から鯖を運んだ鯖街道の終点。この鯖寿司も京都を代表する食べ物です。うどんと鯖寿司のセットで、1000円ほど。これも人気のメニューのようでした
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茶寮宝泉にも。ここはわらび餅が絶品です。お餅の写真はありません。
宝泉 JR新幹線京都駅店 グルメ・レストラン
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嘯月は、堀川鳥田町からあるいて5分。完全予約制のお店です。それでも、行ったら何かは買えるのではと訪ねたのですが、やはりだめ。その日は、翌日の注文をして帰りました。
完全予約制のお店 by たびたびさん嘯月 グルメ・レストラン
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イチオシ
で、やっと買えたのがこの二品。左が有名な栗きんとんです。「きんとんって、芋ですよね」といったら、「いや、栗です。お正月料理ではそういうかもしれませんが、この業界では栗を使っているから、栗きんとんです。」の答え。栗は剥いたり、何だかんだの手間がかかる。その手間賃が値段になるのだそうで。いろいろ主人に質問していたら、原料として、一番高価なものはわらび粉、その次が葛だとか。お菓子談義にも花が咲きました。
なお、お菓子のほうは、ふわふわで、不思議な感触。自分の感性ではまだちょっと追いつかない深さを感じました。 -
塩芳軒は、堀川中立売から歩いて10分くらい。ここは京都でも指折りの和菓子の老舗です。
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ここの一番のお勧めは何ですかと聞こうとしたのですが、それは野暮というもの。お勧めじゃない品なんかないでしょう。
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ということで、季節のお菓子を聞いたら、この「錦秋」。きんとんの和菓子です。このきんとんは、さつまいもかなあと思ったら、「つくねいも」だそうでして。「つくねいも」は、山芋の一種。栽培しているので、形はまあるいのですが、じねんしょのように、粘りがあるのだそうです。上品な甘さの中に、ほんのり確かに芋の香り。
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イチオシ
深い色合いの美しさもあって、味わい深い一品でした。さすがです。
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鳳飛は、堀川通り、下鳥田町のバス停すぐそば。店は地味で目立たない感じなのですが、ちょっとした行列が出来ていて、人気のよう。聞くと近所のものです。おいしいので、ちょくちょくきてますとの返事。地元に愛されるお店とは?写真は、中華丼。何の変哲もないようなのですが、これは確かにうまい。野菜や肉のうまみをあんが優しく包み込んで、たまりません。
いろんなところに、名店が隠れています by たびたびさん廣東餐館 鳳飛 グルメ・レストラン
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何か、持ち帰りの客も多いようで。そちらの方も、次々、注文が入っています。あとは餃子に。日を変えて、ラーメンもいただきました。どれも、すばらしいです。京都は、いろんなところに、名店が隠れています。
これで、二日目は終了。 -
翌朝、これも朝早く。三日目は、瓢亭本店からです。
ミシュラン3つ星を獲得した京都を代表する名料亭です。南禅寺の門前すぐです。 -
そして、この朝粥も、その瓢亭を代表する名物料理。
奥深い芸術作品 by たびたびさん瓢亭 本店 グルメ・レストラン
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朝、8時の予約をして訪ねました。最初は、ウメ茶で、その後出てきたのが、写真の小鉢。
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イチオシ
こうした料理は、見た目と食べた味のギャップがあって推理しながら食べると面白いです。
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舞茸のにつけかなあとか思った一品は、鯖の白身。普通の出汁に、モズク酢が少し絡まって、これはちょっと思いつかない組み合わせです。
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ごまあえの香りもすごい。口いっぱいにゴマの香りで、どんな工夫があるとこうなるのでしょうか。
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奥深い芸術作品といっていいでしょう。
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近くを散策。
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畑野軒老舗は、錦市場の一角です。
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店頭には、ガラスケースに並んで、大福餅を焼いた焼き餅。つぶあんが入った焼き餅で、白餅とよもぎ餅の2種類。どうしようかと迷っていたら、よもぎが人気ですとよもぎを勧められました。焼き餅のような餅菓子系のほかには、団子系、蒸し饅頭系、枠蒸し系の生菓子もあって、一通りのお菓子が揃っています。京都には老舗のお菓子屋さんが多くありますが、ここもその一つ。ただ、値段が安めなので、気軽にあれこれ選べるところもいいと思います。
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京都文化博物館は、高倉通三条上ルにある博物館。京都市内のど真ん中ではあるのですが、四条通りからは少し歩くので、ちょっと観光ルートからは外れるかも。
南丹市立文化博物館 美術館・博物館
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しかし、京都の歴史と文化の紹介を目的として平安建都1200年記念事業として創立されたというだけに、その施設の充実度はかなり高いです。別館は、旧日本銀行京都支店の建物。日本で、東京大阪に次いで建設されたという赤レンガの威容は想像以上。美しくもあり、大きさもあります。写真は、本館の並びにある「ろうじ店舗」。実際の路地を再現し、京都町家の構造、格子の種類や構えなどを解説しています。傍らでは、西陣織の職人さんの実演もありました。楽しいです。
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イチオシ
亀末廣は、京都和菓子の老舗中の老舗。初代・亀屋源助は、伏見醍醐の釜師。文化元年(1804)に、京に移り、この亀末廣を創業しました。「御菓子司亀末廣」の看板をかけた、風格ある店構えはそれだけで一見の価値がるかも。
長い歴史を感じさせる雰囲気 by たびたびさん亀末廣 グルメ・レストラン
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しかし、内部もこの通り、長い歴史を感じさせる雰囲気が漂います。声を掛けて、店員さんが奥から出てきて応対してくれました。
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チョイスしたのは、最中。これから餡を詰めますので、待っててくださいとのこと。パリッとした食感が楽しめるようにということでしょう。こんな応対の中にも丁寧な職人気質がさりげなく現れて。ちょっと暖かな気持ちになりました。
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茶洛は、京都でもわらびもちの有名店。バス停堀川鞍馬口から歩きますが、少し距離があります。つまり、けっこう不便な場所にあるのですが、お客さんは多い。11時の開店で、お昼過ぎには売り切れていることもあるようです。
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お店は持ち帰りだけなので、帰っていただきましたが、帰りの京都駅で、おみやげ物屋の店員さんに、しっかり、この店の包みを見つけられてしまい、「ここのはおいしいですよ」と声を掛けられてしまいました。わらびもちはプルプルとして、すごく柔らか。口に入れて解けてしまうような感触が独特です。なお、あんみつやところてんもあるようです。
京都駅 駅
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わらびもちの茶洛を訪ねたら、隣にも行列。これはテレビでも見たことあるような。
わらびもちはプルプルとして、すごく柔らか by たびたびさん茶洛 グルメ・レストラン
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cafe SARASA NISHIJINは、銭湯を改造して出来たという変わった喫茶店です。
銭湯を改造して出来たという変わった喫茶店 by たびたびさんさらさ西陣 グルメ・レストラン
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奥の一段高い部分が浴室だったようで、男女の仕切りが半分残っています。天井にも、湯気が抜ける吹き抜け。なるほど。しかし、周囲のタイルが何とも、モダンでおしゃれです。サンドイッチを注文しましたが、ボリューム満点でハワイ並み。若い人が多くて、人気の秘密はここにもあるようです。
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一方で、木のいすとふかふかソファーの席もあって、ふかふかソファーはかなり寛げます。年配の連れがいたので、食事の後、席を替わってもらって、ソファ席に移ったのですが、気持ちよくて寝てしまいそうでした。
この日は、疲れていたので、早めに宿へ。三日目が終了。 -
最終日は、北山通りから。
陶板名画の庭は、京都植物園の隣です。写真は、ミケランジェロの「最後の審判」。建物は地下1階地上1階の実質二階建てですが、地下からその建物よりも高くなるほどの大壁画。イエスキリストを中心に、マリアや弟子たち。下辺には、地獄をさまよう悪鬼のような群れも。細部を見ると荒さが目だってしまうのですが、全体の構成の巧みさを鑑賞するには、十分です。 -
ほか、通路に沿っての、鳥獣戯画も面白い。ウサギとかえるだけではない。猿に象やキリンのような大型動物。想像上の竜の類も見ごたえがありました。入場料は100円です。
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表千家北山会館は、京都植物園の北側、北山通り沿い。平成6年に開館した近代的な建物です。この日は、特別展「茶の湯 家元の四季」を訪ねましたが、団体客もいて、けっこうな賑わい。茶席に掛ける掛け軸や茶碗、釜、水差しなどなど。私の目に付いたのは、楽焼き12代の弘入作。白平茶碗。白い釉薬の上品さと平茶碗の形が涼しげで、全体として、とてもモダン。聞くと、平茶碗は夏用のもの。弘入は明治の初期のころの方で、西洋の文化が急激に入ってきた時代の空気を受けているのではないかとのことでした。館内の係りの方も、こうしたことをわざわざ調べてくれてなかなか研究熱心です。
あと、抹茶券が付いていて、二階の応接スペースでいただきます。この茶碗は三島ですが、京都で焼かれたものだとか。これも姿がすっきりしていました。表千家北山会館 美術館・博物館
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おうすもいただきまして、ちょっと一息。
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マールブランシュ北山本店は、北山通りの並び。
マールブランシュ 京都北山本店 グルメ・レストラン
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京都のお土産で高い人気を誇る、お濃茶ラングドシャというお菓子「茶の菓」を限定販売しています。お店の人によると、類似商品が出てきたのですが、どうしてもこの商品のような味が出ないんだとか。私も5個入り630円の袋を買いまして、家に帰っていただきましたが、バターの香りの奥にに広がる濃い抹茶の香りはすばらしい。しっかり焼き上げても、ちゃんと抹茶が活きています。なお、店の中には喫茶コーナーもあって、こちらも午前中から賑わっていました。
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さらに、北山通り沿いを歩いていたら、北山駅降りてすぐの場所に「くげいも」の看板。はて?と思ったら、これは、公家芋だそうで。加茂公家芋本舗 北山本店の名物です。小さなお店なのですが、何か、老舗の雰囲気もあって、試しに買ってみることに。芋本来のうまさをそのまま活かした、優しい味わい。京都の技で作るとこうなるんだよといった逸品。周囲を包むのは何でしょうか。これを基準にすると、クレープのような感覚もありますね。なお、買う時、鉄板でちょっと暖めてくれますが、少しでもおいしくといったお店の心遣いもうれしいです。
お店の心遣いもうれしいです by たびたびさん加茂公家芋本舗 北山本店 グルメ・レストラン
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一気に妙満寺まで歩きます。
妙満寺 寺・神社・教会
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ここは、会津出身の僧で、比叡山で天台を学び学頭となった後、
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法華経の重要性に目覚め日蓮宗に改宗した日什上人の創建。
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写真は、有名な雪の庭。俳諧の祖と仰がれる松永貞徳の造営で、「雪・月・花」三名園の一つ。妙満寺はもともと、寺町二条にあった際に塔頭成就院の庭として造られたものを移転したもの。石組の見事さと借景の取り合わせがさすがです。
妙満寺 寺・神社・教会
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イチオシ
この日は、雨模様。濡れた庭石が風情を誘います。
あとは、安珍・清姫の鐘。紀州に伝わる伝説ばぼですが、思いを寄せた僧・安珍に裏切られた清姫が激怒のあまり蛇身に変化し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すといった呪いの鐘。 -
今は清姫は成仏して、害はありません。
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次は赤山禅院へ。
この道もけっこう遠い。
これは「せきざんぜんいん」と読みます。叡山電鉄修学院駅から徒歩20分で、だらだらとした坂道をしばらく登っていきます。 -
延暦寺の塔頭の一つだということですが、延暦寺の塔頭が多く集まった坂本と反対側になります。ただ、ここは、なんと言っても、京都御所から見て表鬼門の方角(東北)に当たるため、方除けの神として、古来信仰を集めたところ。本殿の屋根の中央には、御幣と神楽鈴を持った猿が安置されています。
京都御所 名所・史跡
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外敵が近づくと、この猿が御所の猿と一緒に騒ぎ出して知らせるのですが、御所の猿は追い払う役目、ここの猿はやっつける役目なのだそうです。坂本の日吉神社から、連れてこられたとされています。
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終盤になってきました。
東本願寺は、真宗大谷派と呼ばれる浄土真宗の1つの本山。というか、本願寺が、一向一揆を恐れる徳川家康によって二分され、西本願寺と東本願寺の二つになったのは有名な話です。 -
象徴は約100億円をかけて修復された御影堂。重層入母屋造の一層式建築で、世界最大の木造建築といわれますが、ただいま修復中。
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かなりへとへとですが、最後の力を振り絞って角屋もてなしの文化美術館へ。
このあたりは、かつての京都5花街の一つ「島原」に残る揚屋の建物を保存したもの。島原はJR丹波口が最寄ですが、この花街は、元は本願寺近くにあったものを引越し命令が下され、大騒ぎでここに越してきた。その引越しが島原の乱のように大騒動だったので、島原とされたのだとか。 -
ここから上がって、内部へ。
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この写真は、一階奥の大広間に続く間。鳳凰の襖絵がとても豪華です。
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イチオシ
納屋にしまってあったようで、この襖絵だけは、生き生きとした姿を止めています。
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なお、大広間は、新撰組の大事件、芹沢鴨の粛清のため、大宴会をやって、酔いつぶさせた部屋。
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芹沢はここから、屯所に帰って、寝静まったところに襲撃を受け、惨殺されることとなります。
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島原の街歩きをして、JR丹波口から帰る途中。夕刻に、何やら、自家用車が何台も乗りつける料理屋さんがありました。聞くと、ここは両国というちゃんこ屋さんで、予約をしていた持ち帰りのちゃんこを取りに来たのだそうで。次々と受け取って帰っていきます。1人前1890円とか値段の割りに量も多いですね。多分、味もいいのでしょう。私は、「夜のお弁当」というのが気になって、「ポンカラ」という鳥のから揚げをポン酢に漬けたお弁当500円を買いました。ご飯のパックとポンカラのパックが二つのシンプルな組み合わせでしたが、量も多いし、おいしいし、これは人気のはずです。帰りの新幹線がとても楽しいものになりました。
丹波口駅 駅
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