2011/05/01 - 2011/05/01
5位(同エリア13件中)
ショコラさん
この日、エメッツ・ガーデンのほかに訪れた場所が、A.A.ミルン作『クマのプーさん』&『プー横丁にたった家』のゆかりの地、ハートフィールド村(Hartfield Village)とアッシュダウンの森(Ashdown Forest)です。
ハートフィールドは「クマのプーさん」の作者ミルンや息子クリストファー・ロビンたち家族が暮らした村で、その村の南に広がるアッシュダウンの森を舞台に2つの作品は描かれたとのことです。作中に登場する場所が実在するそうなので、それを見てみたくてプーさんのふるさと、プー・カントリーへと向かいました。
【旅程】
□4/29 成田 ⇒ ロンドン(LHR)
レンタカー・ピックアップ後、ホテルへ(ホーリー泊)
□4/30 シェフィールド・パーク・ガーデン ⇒ ブルーベル鉄道 蒸気機関車(アフタヌーン・ティー・ラウンジ・カー)乗車(ホーリー泊)
■5/01 ⇒ エメッツ・ガーデン ⇒ プー・カントリー(ハートフィールド/アッシュダウンの森) ⇒ ライ(ライ泊)
□5/02 ライ散策(ライ泊)
□5/03 ⇒ ベイトマンズ(ラドヤード・キプリングの邸宅) ⇒ アルフリストン(アルフリストン泊)
□5/04 ロングマンの丘絵(ウィルミントン)⇒ 白馬の丘絵(リトリントン)⇒ セブン・シスターズでウォーキング(アルフリストン泊)
□5/05 ⇒ ルイス ⇒ バーファム(アランデル近郊)へ 着後、ブルーベルの森(バーファム泊)
□5/06 ⇒ アランデル ⇒ ロンドン(LHR)へ レンタカー返却 ロンドン(LHR)⇒(機中泊)
□5/07 ⇒ 成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ハートフィールド村に到着!
村の入り口に立てられていたタウン・ポスト。
村の名「hart(雄鹿)」にちなんだ鹿が誇らしげにてっぺんに。 -
まわりの緑にとけんだ、ハイストリート(メインストリート)のサイン。
-
村はとってもこじんまりとしていて、ハイストリートはほんの数百メートルくらいしかありません。ちょっと歩けば村の外に出ちゃいます。
-
この村で立ち寄りたかったのがこの「プー・コーナー(POOH CORNER)」!
そしてぜひ写真に撮りたかったのが、プーさんとコブタ(ピグレット)が透かし彫りになったこの看板!
ついにゲット〜♪♪ -
←こちらが「プー・コーナー(プー横丁)」。
ここはプーさんグッズを集めたお店で、ティー・ルームも併設しています。
お店のドアの上にはクリストファー・ロビンとプーさんが描かれた看板が。
作者ミルンとクリストファー・ロビン親子が暮らしていた当時、ここは雑貨屋さんで、クリストファーは乳母に連れられて毎週ここへキャンディを買いに来ていたんだそうです。 -
(プー・コーナーで買ったもの1)
・「クマのプーさん」の挿絵を手がけたE・H・シェパードのイラストによる切手シート2枚(合計10種の切手)。
これは2010年に児童文学をテーマに催された「The European postal authorities」に英国郵政公社が参加し、そのときに発行された切手シートだそうです。全部で300シート発行されたとのことで、今回購入したこのシートを見るとシリアルナンバーが入れられていました。
切手シートには「POOH CORNER」の記念スタンプが押されていて、シートの台紙は1つがプー・カントリーの地図(E・H・シェパード挿絵)、もう1つは「プーの棒投げ橋」の写真になっています。 -
(プー・コーナーで買ったもの2)
・『クマのプーさん』『プー横丁にたった家』の物語に登場する実在の場所などについて解説したブックレット
・革製のブックマーク2つ
ところで、ショップもティー・ルームもお客さんがいっぱいで、そのうちの半分近くは日本人だったかも。日本人のプーさん人気はやはりすごい。ディズニーの影響も大きいかもしれないけど。 -
さて、お買い物のあとは、物語ゆかりの場所へ!
ゆかりの場所は国道2026号線に沿うように点在しています。駐車場もこの道沿いに何ヵ所か設けられていました。
最初に車を停めたのは「Gill's Lap(ギルズ・ラップ)」と名づけられた駐車場。
この駐車場付近はビュー・ポイントになっていて、「百町森/100エーカーの森」が一望できます。ちなみに物語では100エーカーですが、実際には500エーカーの森という名だそう。
プーさんたちが“てんけん”に出かけた北極(ノース・ポール)はどのあたりかなぁ。
ところで、この森、本で読んだときのイメージとなんかちょっとちがう気が……。もっと木がいっぱい立ちこんだ森を想像していたけれど、目の前の森は妙にすっきりしていて、木がまばらにしか生えてない。
あとでわかりましたが、30年くらい前にこのあたりは大嵐に見舞われ、森の木々がなぎ倒されてしまい、いまだに完全な姿にもどっていないんだそうです。 -
駐車場の近くに大きな四角い石があり、それをのぞきこんでいる人たちがいました。
近づいて見てみると、石の上にプレートが張りつけられていて、「Gill's Lap(ギルズ・ラップ)」(物語の中で「ギャレオン凹地」として登場する魔法の場所)のタイトルの下に、作中で使われたギャレオン凹地の挿絵が描かれていました。
ここは『プー横丁にたった家』でプーとクリストファー・ロビンが、最後に訪れた場所でした。
ギルズ・ラップ(ギャレオン凹地)はアッシュダウンの森で一番高い場所だそうです。この写真に写っている丘のてっぺんあたり? -
風雨にさらされ、ほとんど判読不能になってしまっているのが残念。
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「ギャレオン凹地」近くから見た眺め。
プーとクリストファー・ロビンが見た「全世界が、空といっしょになるところまで、目のまえにひろがっていた」風景はこれだったんだなぁ。 -
↑上の場所から5分ほど歩いた所に、作者ミルンと画家シェパードの功績を称えた「メモリアル・プレート」がありました。木立に隠れていて見えにくく、ちょっと探してしまった。
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メモリアル・プレートはとても眺めのいい場所にありました。
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メモリアル・プレートには『プー横丁にたった家』の作中の一節 “and by-and-by they came to an enchanted place on the very top of the Forest called Galleon's Lap” が刻まれていました。
この近くには、カンガルーの坊やのルーがジャンプの練習をした「ルーの砂場」があるそうなのですが、残念ながら見つけることができませんでした。現在は水がたまって小さな池みたいになっているらしい。 -
さて、プー・カントリー訪問のしめくくりは「プーの棒投げ橋(Poohstick's Bridge)」です。
メモリアル・プレートの場所からちょっと離れているので車で移動しました。
「プーの棒投げ橋」最寄の駐車場は、その名も「POOH」。
このゲートの先にのびているフットパスを通って棒投げ橋へ。 -
パスの途中途中に案内のサインがたっているので迷うことはありません。
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パスを歩いていると、森の木の足元一面にブルーベルが!
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うわ〜っ♪
先ほど訪れたエメッツ・ガーデンでは枯れ始めていたけれど、ここのはまだ元気いっぱいに咲いています! -
アッシュダウンの森にも咲いているとは思わなかった!
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うれし〜〜♪♪♪
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この森のブルーベルもイングリッシュ・ブルーベルでした。
棒投げ橋へ行くのもそっちのけで写真を撮りまくってしまった。 -
気がすむまで写真を撮り、再びパスを歩き始めました。
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これが棒投げ橋?と思ったらちがいました。
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パスのつきあたりに広々とした牧草地が広がっています。
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棒投げ橋は「右」だって。
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1956年にこの世を去った作者ミルンは、ここアッシュダウンの森の秘密の場所に眠っているそうで、お墓の場所は公表されていません。
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あれが「プーの棒投げ橋」!
プーたちが橋から下の川へ枝を投げて誰のが一番早く橋をくぐって流れてくるかを競った場所。 -
ついに来られた〜♪
みんなプーたちと同じように枝を投げて流れてくるのを待っているようです。 -
でも川は動きをとめたかのようにわずかにしか流れてなくて、投げた枝は落ちたまんま流れてくれないみたいです。
←橋から見た眺め(川上側) -
川底には今までにみんなが投げてきた枝がいっぱい沈んでました。
←こちらは川下側 -
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イチオシ
一心に橋の下を見つめていた女の子。投げた枝を見つめているのかな?
かわいかった〜。 -
さてそろそろ戻ろうとしていたとき、数人の子どもたちとすれ違いました。
えっ、まさかそのでっかい枝を投げるつもり??
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ippuniさん 2012/11/21 00:36:17
- こんなカテゴリーが…
- ショコラさん、こんにちは。
イギリス行きたいなぁ〜と思いながらボーっと旅行記検索していたら、
プー・カントリーとかいうカテゴリーを発見して、
こんなのあるんだなぁ〜と思って見ていたらなんとショコラさんの旅行記も(笑)
緑いっぱいでいいですね。
しかもブルーベルの花も咲いているんですね。
やっぱり行くなら冬より春かな〜
今イースターホリデーの予定を計画しようとしていたんですけど、
色々な国が候補に浮上していて、でも調べていくうちに、こういう感じで、
「やっぱり冬より春だよな〜」とか「ここは夏がいいな〜」とかになって、
結局どうしていいのかわからない状態に陥っています^^;
ippuni
- ショコラさん からの返信 2012/11/22 17:09:14
- RE: こんなカテゴリーが…
- ippuniさん、こんにちは。
プー・カントリーの旅行記を見つけてくださってありがとうございます(笑) そうなんです、去年の南イングランドの旅のときに立ち寄りました。南イングランドはたぶん5月の新緑から6月のバラの季節にかけてが一番美しいんじゃないかなぁ。5月はブルーベルや菜の花、シャクナゲ、アザレアがこぼれんばかりに咲いていました。
来年のイースターは3月末でしょうか。そのくらいの時期だと、南仏あたりはすでに春まっさかりの頃ですね。旅の計画を立てていると、心が浮き浮きして、冬本番はこれからでも、気分だけは一足先に春って感じになりますね(^.^)
ippuniさんご夫妻の春旅はどこになるのかな〜? なんだかわたしまで楽しみです。
ショコラ
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